2017年6月7日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7190/
(2017年7月16日 修正1 ;追記)
2017年7月7日付で毎日新聞愛知版から、九州北部豪雨対応で日田市に初派遣されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月6日12時56分にNHK東海からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
九州北部の記録的な大雨で、岡崎市消防本部に全国で唯一配備されている全地形対応の消防車両(レッドサラマンダー)が5日夜、専用のトラックに積まれて大分県に向けて出動した。
2013年3月の配備以降、総務省消防庁の出動要請を受けての本格的な出動は初めて。
出典
『九州豪雨 レッドサラマンダー出動 岡崎消防から大分へ /愛知』
http://mainichi.jp/articles/20170707/ddl/k23/040/166000c
『水陸両用特殊車両が救助活動へ』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170706/4914611.html
7月8日10時19分に読売新聞からは、日田市で救助活動に入ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「レッドサラマンダー」は7日、甚大な被害が発生している大分県日田市で活動を開始した。
多くの住民の安否が分からなくなっているとされる上宮、鶴城2地区へ入り、家々を訪ねて安否確認などにあたった。
この日は逃げ遅れた人などは発見できなかった。
岡崎市からの派遣隊員は16人。
このうち4人が、佐賀県、名古屋市の派遣隊員らとともにレッドサラマンダーに乗り、各地からの消防隊の集結基地となっている日田市総合体育館を、この日午前6時過ぎに出発。
約150人と連絡が取れず、孤立している両地区を目指した。
途中の道路は土砂崩れなどで寸断されていたが、無限軌道で乗り越えるなど、期待された能力を発揮している。
ただ、土砂の上に倒れた電柱を越えられず、引き返す場面もあったという。
出典
『九州豪雨、「レッドサラマンダー」が活動開始』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170707-OYT1T50128.html
7月13日8時41分に産経新聞westからは、任務を終え13日に帰還したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「レッドサラマンダー」が任務を終え、13日、岡崎市に帰還した。
出典
『「レッドサラマンダー」が帰還…初の災害現場での活動終え』
http://www.sankei.com/west/news/170713/wst1707130032-n1.html
(ブログ者コメント)
九州北部豪雨に関し、本ブログでは、これまでJR久大線の鉄橋流出原因だけを紹介している。
(2017年7月21日 修正2 ;追記)
2017年7月20日付で中日新聞から、レッドサラマンダーの今後の課題が見えてきたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州北部の豪雨災害に伴い、現地へ派遣された岡崎市消防本部の全地形対応消防車両「レッドサラマンダー」。
災害現場での初めての出動を終えたが、遠方への派遣で生じる移動時間の問題など、課題も見えてきた。
走行用ベルトを備えたレッドサラマンダーは、通常の消防車両が通れない悪路でも走行できるのが最大の特徴。
土砂崩れなどで壊滅状態となった現場に派遣され、負傷者の生死が分かれる災害初期での活躍が期待されている。
そのため、現場にいかに早くたどり着き、活動を始められるかが問われる。
今回は、5日午後9時20分に消防庁から派遣要請があり、10時55分に岡崎市を出発した。
現地で活動した同本部消防課の半田副課長(53)は、大雨が降り始めた5日のうちに消防庁から派遣要請があったため「今回は、時間のロスがない状態で出動できた」。
ただ、現場が遠方の九州だったため、目的地の大分県日田市に到着したのは、約20時間後の6日午後6時40分。
孤立集落の安否確認の作業は7日朝からとなり、活動は8日いっぱいまで。
現場復旧が進んだ9日以降は、出番がなかった。
即応性をいかに高めるか。
レッドサラマンダーの配備を決める消防庁の広域応援室の担当者は、「車両の数を増やし、全国各地に配備した方が良いという声もある」と指摘。
一方で、価格が一台一億円以上で、維持費もかかるため、「費用対効果も考慮しなくてはならない」と悩ましげだ。
平時の訓練に加え、運転には大型特殊免許を取得する必要があり、全国的な配備となると、現場の隊員への負担も大きい。
担当者は、「今回の出動を踏まえ、聞き取りをした上で、配備のあり方を検証していく」と述べた。
また、二次災害の恐れがある災害の初期段階では、隊員らの安全を確保しつつ、車両を素早く投入する判断も必要となる。
同本部の大竹消防長(60)は、被害実態の把握から出動決定、現地での活動開始に至るまでの判断をより早くする「ソフト面での仕組みづくりが喫緊の課題だ」と話した。
出典
『レッドサラマンダー、見えてきた課題 九州豪雨で災害現場初出動』
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20170720/CK2017072002000049.html?ref=hourly
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。