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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017761820分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

道警本部がことし5月、全道で1万3000基余りある信号機について、一定の交通量に満たないなどの基準に該当するものは撤去を進めるよう求める通達を出していたことがわかった。

なぜ今、信号機の撤去なのか。

背景にあるのは「交通モラルの維持」と「お金」だ。


道内の1万3000か所余りの交差点に設置されている信号機。 しかし、広い道内で、車や人の通りがまばらなところも少なくない。


この夏、道内では、信号機の撤去に向けた動きが出始めている。 交差点では、警察官が車や歩行者の数などを、1か所ずつ確認している。


きっかけは、ことし5月に道警本部が出した通達だ。

「1時間の交通量が300台未満」や「通学路ではなくなった場所」など、8つの基準で撤去の対象を選んだうえで、優先順位をつけることなどを指示。
これだけ具体的な通達は、今回が初めてだ。


国内では、交通事故による死者数が増え続ける「交通戦争」が社会問題となった昭和30年代から40年代以降、信号機が増え続けてきた。
こうした中で出された今回の通達。
なぜ、今、信号機の撤去なのか。


道警は、地方の過疎化などが進む中、社会の実情に合わなくなった信号機は、かえって信号無視を誘発してしまい、事故の原因になりかねないという。

道警本部交通規制課・中村調査官は、「交通量が少ないところで信号機を設置していることで、歩行者がつい渡ってしまうことがある。 そのような場合には信号無視で歩行者が渡っているので、車との事故が懸念されます」と話している。


さらに、厳しい財政状況も大きな理由だ。

実は、信号機の更新作業は、全国的に遅れている。
道内でも、信号機全体の3割は更新時期を過ぎているという。

道外では、信号機の老朽化が原因の事故も起きている。
去年8月、滋賀県で青だった信号が突然赤にかわり、車どうしが衝突。1人が軽いけがをした。
交通政策に詳しい専門家は、信号機を含む社会インフラの見直しは、日本では避けては通れないという。


筑波大学の社会工学域・大澤義明教授は、「わが国では人口減少が進んでいる、財政も厳しくなっているという状況を鑑みますと、信号機の見直しは必須だと思っています」と話している。


今回の動きは警察庁の通達を受けたものだということで、撤去に向けた動きは全国で始まっているという。

 


【どれくらいの信号機が撤去?】

 

撤去に向けた調査はまさに始まったばかりで、どれくらいの数が撤去されるかはわからないという。
道警は、近くに学校や福祉施設、大型の店舗があるかなども考慮して撤去を進める方針だ。


【撤去による財政的な効果は?】

 

具体的な試算は出ていないが、道警によると、信号を制御する機械の更新には120万円程度、信号機の柱の更新には70万円程度かかるという。
交通安全に関わる設備全体の維持管理は年間40億円に上るということで、削減効果がたとえ1割だったとしても、大きな効果が見込まれる。


【事故は増えないか?】


京都市中京区では、おととし、住民グループが警察と話し合って、地区にある4か所の交差点で信号機を撤去した。
代わりに、最高速度を20kmにするなどの措置を取った結果、撤去前は毎年のように起きていた交通事故が、撤去後はゼロになったという。
住民グループの事務局長の西村さんは、「信号があると、青信号で車はやはりスピードを緩めずに交差点に入ってきます。今みたいに信号機がなくなると、必ずみんなここで一旦停止しますから、かえって安全になったのではないかと感じます」と話している。

 


安全を守る身近な存在である信号機をどうしていくか、具体的な検討はこれから、各地で進められることになる。

 

出典

“信号機を撤去”道警が通達

http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170706/4661051.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○去年8月に滋賀県で起きた事例というのは、おそらくは下記。

2017426日掲載

[昔の事例] 2016825日 滋賀県大津市の踏切と連動した交差点で信号が異常な速さで変わったため車が衝突、制御機を交換したが、その後も信号が点滅に変わる不具合が相次いでいる

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7038/

 

○現状のルールを変更するにあたっては、なぜ、そのようなルールが制定されたか、原点に立ち戻って確認することが必要な場合がある。

 

今回、「通学路ではなくなった場所」という撤去対象選定基準があるようだが、そのようなケースであれば、設置時の目的と現状がマッチしなくなっているので、撤去しても問題はなさそうだ。

 

ただ、こんなケースがあるかどうかは不明だが、仮に、以下のような田園型交通事故防止のために設置された信号機であれば、交通量が少ないからというだけの理由で撤去するのは、早計かもしれない。

20151017日掲載

2015108日報道 田園型交通事故の発生原因と対策』

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5291/

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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