







2016年12月8日15時32分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後0時40分ごろ、大阪市中央区南船場の美容皮膚科診療所「T」の女性従業員から「ガス漏れで気分が悪くなった人がいる」と119番があった。
警察や消防によると、医師や看護師など20~40代の女性従業員7人が吐き気や頭痛の体調不良を訴えて搬送されたが、いずれも軽症という。
警察などによると、同日午前11時ごろ、診療所内の医療器具を滅菌させる「酸化エチレン」がガスボンベから漏れ出たとみられる。
診療所内には、当時、従業員ら15人と患者1人がいた。
ガスボンベは納入業者が回収する予定で、警察などが詳しい原因を調べている。
出典
『診療所からガス漏れ? 7人が体調不良で救急搬送 大阪・南船場』
http://www.sankei.com/west/news/161208/wst1612080052-n1.html
2016年12月8日18時51分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前11時5分ごろ、まんのう町にある合成樹脂の製造工場で、電気設備の会社から仕事を請け負っていた愛媛県四国中央市に住む31歳の男性が、倉庫の改修工事をしていたところ、天井裏からおよそ11m下の床に転落した。
男性はろっ骨や腰の骨を折るなどの大けがをして、善通寺市内の病院で手当てを受けている。
警察によると、男性は倉庫の天井裏で電気の配線を確認していて、天井の板を誤って踏み抜いたということで、ヘルメットは着用していたものの、安全ベルトは着用していなかったという。
警察は、電気設備の会社などの関係者から話を聞くなどして、事故の状況や安全管理に問題がなかったか調べている。
出典
『倉庫天井裏から男性転落大けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8035099211.html?t=1481236422067
2016年12月9日11時48分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月9日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県内は、7日夜から8日未明にかけて大気の状態が不安定となり、各地で落雷が原因とみられる火災や停電が相次いだ。
8日午前0時35分ごろ、長岡市今井2にある自民党の長島忠美衆院議員の後援会事務所で火が出ていると、近所の住民から119番があった。
この火事で、木造一部3階建て同事務所延べ約320m2を全焼。
出火当時、事務所は無人で、けが人はなかった。
警察などによると、屋根裏から出火したとみられ、落雷が原因の可能性が高いという。
事務所の向かいに住む男性は、「雷鳴と稲光がすごかった。家が揺れるほどだった」と話した。
長島氏は取材に、「事務所内の物を何も持ち出せなかった。周囲の皆さんにはご迷惑をおかけしたが、けが人や類焼がなくて良かった」と話した。
当面は、プレハブで事務所を再開させるという。
警察によると、長岡市内では、7日深夜から8日未明にかけて、変電所の変圧器やマンションの配電盤から発煙する被害もあった。
また、同日午前0時40分ごろ、長岡市から西に約20km離れた刈羽村の無職男性(68)方で、「屋根から火が出ている」と家族から119番があった。
この火事で、木造2階建て住宅の2階部分、約108m2を焼いた。
当時、住宅には家族5人がいたが、いずれも逃げてけがはなかった。
警察などによると、屋根裏から出火したとみられ、落雷の可能性があるという。
東北電力によると、7日深夜から8日未明にかけて、長岡市や柏崎市など7市町村計8217戸で落雷が原因とみられる停電が発生。
いずれも、同日午前10時過ぎまでに復旧した。
出典
『新潟・長岡 落雷直撃か 長島衆院議員の事務所全焼』
http://mainichi.jp/articles/20161209/k00/00e/040/211000c
2016年12月9日8時3分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後8時すぎ、新千歳空港に到着した日本航空機が駐機場に向かう途中でタイヤが滑り、前の車輪が誘導路を外れて動けなくなるトラブルがあった。
国交省新千歳空港事務所では、滑走路や誘導路の滑りやすさを定期的に調べてパイロットに伝えているが、当時、伝えていた情報は4時間半前のもので、国交省が定める6段階のレベルのうち、3番目に滑りやすい状態というものだった。
しかし、トラブル後に調べたところ、6段階で最も滑りやすい状態だったことが、国交省への取材でわかった。
また、トラブルが起きた当時の気温は、最後に路面を計測した時から5℃以上下がって、氷点下10℃を下回っていたという。
国交省は、「定められた時間以外の計測は、雪が降ったり航空会社から要請されたりした時に行うが、当時はそういう状況ではなかった。路面状況が悪くなっていたことは事実で、今回のケースをよく分析したい」としている。
出典
『誘導路逸脱 最も滑り易い状態』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161209/5102061.html
2016年12月8日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後5時5分ごろ、三芳町の産業廃棄物処理会社「I社」のリサイクル工場集塵機内で、同社社員とみられる男性が死亡しているのを別の社員が発見し、同社が「社員がスクリューに挟まれ、意識がない」と119番した。
救急隊が駆け付けたところ、男性は同機内のスクリューに巻き込まれていた。
警察は、男性は20代の社員とみて、身元の確認と死因を調べている。
警察によると、男性は同日午前6時半ごろから、同社の廃コンクリートリサイクルプラント内で粉砕したがれき類の仕分け作業を行っており、事故当時も同様の作業をしていた。
男性が何らかの事情でスクリューに挟まれたとみて、警察で原因を調べている。
出典
『スクリューに巻き込まれ男性死亡 三芳のリサイクル工場、社員か確認』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/12/09/05.html
2016年12月8日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月8日付で毎日新聞大分版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大分市の新日鉄住金大分製鉄所の構内で、6日午後11時35分ごろ、同社社員の男性(28)が倒れているのを、連絡が取れなくなったため捜していた同僚が見つけ、同社を通じて119番通報した。
約1時間後、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察などによると、男性は同製鉄所の設備部所属。
製鋼工場内の7階の電気機器のある部屋で、1人で電気設備の点検をしていたという。
同製鉄所では、1~2月、高所から転落したり、溶けた高温の鉄に接触したりし、作業中に3件の死亡事故が起きている。
出典
『新日鉄住金 工場内で社員死亡 /大分』
http://mainichi.jp/articles/20161208/ddl/k44/040/342000c
12月9日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日、司法解剖の結果、死因は一酸化炭素中毒と判明した。
男性は、製鋼工場内の排ガス濃度を計測する部屋で、設備の点検を1人でしていたという。
(ブログ者コメント)
〇COを含んだ排ガスを部屋まで配管で引っ張っていて、その配管から排ガスが漏れていた・・・といった可能性も考えられる。
〇他3件の死亡事故は、本ブログ別記事参照。
2016年12月6日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後0時55分ごろ、川口市芝1丁目の工場解体現場で、作業していた東京都昭島市の解体業Kさん(男性、48歳)がトラックにひかれ、死亡した。
警察によると、敷地内の地面で昼寝休憩していたKさんを、バックで現場に入ってきたトラックがひいた。
警察で詳しい事故原因を調べている。
出典
『地面で昼寝の作業員、バックのトラックにひかれ死亡 川口の解体現場』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/12/07/01.html
(ブログ者コメント)
車が通る場所で寝ていて轢かれた事例としては、下記がある。
2016年8月6日掲載
2016年7月31日 兵庫県神戸市の飲食店駐車場で夜間に仮眠していた高校生が勤務を終えた女性従業員の車に轢かれて重傷、車の通らない場所で寝ていたが寝返りをうって移動した模様
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6153/
2016年12月7日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「無事でよかった」―。
佐伯市宇目で行方不明となり、6日午前、21時間ぶりに無事保護された女児(2)。
父親の会社員(28)は、「元気な状態で会えないのではないかと不安だった」と話し、最悪の事態が頭をよぎったという。
冷え込む山中で2歳児が一夜を過ごせたのは幸運が重なったとみられ、親族や捜索隊からは「驚いた」「よく頑張った」との声が聞かれた。
女児が見つかった場所は、行方不明となった曽祖父母方から南側に約2kmの山中。
高さ10m以上はある斜面の途中に、中腰でうずくまっていた。
大人でも手を使うほどの急斜面だった。
捜索隊によると、斜面の上から滑り落ちた可能性もある。
地面には、落ち葉がじゅうたんのように積み重なっていた。
市消防団宇目方面隊の市川隊長(58)は、「もし転落したとすれば、落ち葉がクッションとなったのではないか。林の中で過ごしたことで夜露から身を守ることができ、体温の低下を防いだかもしれない」と指摘した。
また、6日の天候も幸いしたとみられる。
大分地方気象台によると、宇目の最低気温は午前1時4分の6.7℃。
前日より1.2℃、平年より6.1℃高かった。
別の消防団男性(43)は、「この時季は霜が降りることもある。今朝はいつもより暖かかったのがよかったと思う」。
雨も降らなかったことから、警察犬は臭気をたどり、女児の見つかった方向へ進んだ。
その周囲を捜した父親の同僚が見つけた。
父親によると、市内の病院に運ばれた女児は診察を受け、足に低体温症とみられる腫れがあった。
唇や顔に擦り傷があるものの、病院から出されたスパゲティを食べるなど、元気という。
念のため、2~3日、入院する。
父親は、「無事に見つかったのは捜索に協力してくれた多くの人のおかげ。本当にありがとうございました」と頭を下げた。
出典
『幸運重なった夜 女児無事保護』
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/12/07/JD005526583
12月7日10時22分に西日本新聞から、12月13日18時50分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
佐伯市宇目の畑で行方が分からなくなり、約21時間後に無事発見、保護された女児(2)の捜索には、市民の姿も目立った。
6日午前0時に警察と消防が捜索を中断した後も、懐中電灯などの明かりを頼りに活動。
結果的に女児が発見されたのは、捜索隊が捜していたのとは別のエリア。
市民も加わった大がかりな捜索が小さな命を救った。
「暗闇の中に光るホタルのように見えた」。
菅地区の林業男性(70)は言う。
6日午前0時に警察などが捜索をいったん打ち切った後も捜索を続ける人々が手にするライトだったとみられる。
女児の両親や親族が続ける捜索に、佐伯市の会社員播磨さん(40)ら2人も加わった。
播磨さんは、両親と知り合いではない。
ただ、同じ2歳の娘を持つ親として「いてもたってもいられなくなり」、捜索に加わることにした。
仕事を終えて現地に着いたのが6日午前1時すぎ。
宇目出身の高校の先輩と共に、警察や消防の捜索が再開される早朝まで現地にとどまり、女児の無事を願った。
ボランティアは他にもいた。
日出町の尾畠さん(77)もその1人。
各地で、行方不明者の捜索に加わったことがあるという。
宇目地域の消防団員は総動員で、89人が捜索にあたった。
県警も50人以上を動員し、女児がいなくなった地区の集落内や周辺の川沿いなどを捜した。
5日の捜索では見つからず、6日朝からは、集落から周辺の山林にまでエリアを広げていった。
警察犬が女児が身につけていた物の匂いをたどると、南の山中へ向かっており、捜索隊もこれに続いた。
女児を見つけた平山さん(29)は機転を利かせ、「捜索隊があえて考えにくい場所を捜そう」と判断。
別行動で山に入り、石に何度もつまづきながら約1時間歩いた。
午前9時50分ごろ、急斜面でうずくまる女児を見つけ、「大丈夫」「良かったね」と声をかけると、女児は「おかあさん」と突然泣き出したという。
結果として、捜索範囲として想定した区域外で女児は発見された。
関係者によると、「目を離して5分の間」という意識があり、捜索範囲が比較的近場になってしまったことは否めないという。
「捜索方法について勉強したい」。
そんな声も消防関係者からは聞かれた。
平山さんには、佐伯市から感謝状が贈られた。
出典
『佐伯2歳児発見 市民捜索 小さな命救う 未明もライト頼りに 「いてもたってもいられず」 [大分県]』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/oita/article/294101
『女児不明 「捜索隊が捜さない場所を」 父同僚、機転実る』
http://mainichi.jp/articles/20161213/k00/00e/040/200000c
(ブログ者コメント)
何かを行う場合、想定が必要なこともある。
今回も、そのようなケースだったのかもしれない。
しかし、いかんせん、想定した内容が先入観にとらわれ過ぎてしまった・・・そんな事例だったのではないかと感じた。
2016年12月5日16時54分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ダウンジャケットのフードに付いているゴムひもの先端の留め具が左目に当たり、白内障になったとして、東京都の男性が製造元のメーカーに約1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が、2日、東京地裁であった。
沢野裁判長は、「留め具が直撃したのは、製品の構造上の欠陥が原因だ」として、メーカーに約4000万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
訴えられたのは、ファーストリテイリングの子会社で、「セオリー」などのブランドを展開する「リンク・セオリー・ジャパン」(山口市)。
判決によると、男性は2010年末ごろにダウンジャケットを購入。
12年1月、男性が携帯電話を右ポケットから取り出す際に、ゴムひもが携帯電話か右腕に引っかかり、外れたはずみで留め具が左目に当たった。
男性は外傷性白内障になり、視力が低下した。
判決は、「ゴムひもが長く、着用者が意図せず顔や目を負傷するおそれがある」と、構造上の欠陥を認定。
男性が製品を購入する約2年前に、ジャケットのゴムひもの留め具が目を直撃する危険性を警告する論文が出ていたことなどから、「メーカーは安全性を欠いていると認識できた」と、賠償責任を認めた。
その上で、男性が一方のゴムひもを伸ばした状態で着ていた不注意があったとして、約6000万円とした損害額から4割減額。弁護士費用を加算して、約4000万円の支払いを命じた。
判決を受け、ファーストリテイリングは、「判決内容を精査し、適切に対応致します」とコメントした。
出典
『ダウンの留め具で目を負傷、ファストリ子会社に賠償命令』
http://www.asahi.com/articles/ASJD54QRGJD5UTIL01Q.html
12月5日21時40分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
判決によると、男性は2012年1月、同社が製造・販売したダウンジャケットを着用中に右腕を下に伸ばしたところ、フードのゴムひもがどこかに引っかかって引っ張られた後に外れ、反動で留め具が左目を直撃。外傷性白内障になった。
判決は、「ゴムひもを短くしたり、留め具の使用をやめたりすれば、容易に防止できた」として、ダウンジャケットの構造上の欠陥を認定した。
出典
『フードのひも留め具で目を負傷、4千万賠償命令』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161205-OYT1T50093.html
(ブログ者コメント)
1週間ほど前、防滑に取り組む企業が出てきているという情報を紹介したが、それと軌を一にする情報。
ひと昔前であれば客の不注意として片づけられていたであろう事案が損害賠償対象になる・・・そんな時代になったようだ。
2016年12月5日12時0分にNHK福岡NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州大学などの研究グループは、鹿児島県内の風力発電所で地形による気流の乱れが風車に与える影響をシミュレーションで詳細に再現することに成功したと発表した。
今後、風車が破損する事態を予測し、未然に防ぐ手法の開発につながるとしている。
春日市の九州大学応用力学研究所の内田孝紀准教授や九電工の関連会社などのグループは、鹿児島県いちき串木野市の風力発電所に設置された11基のうち、風車がうまく回転しないケースが目立つ1基を選び、原因を探った。
具体的には、3枚ある羽根にセンサーを取り付け、ゆがみを測定するとともに、周囲の風向きや風速を計測し、シミュレーションで詳細に再現した。
その結果、風車の300m東にある標高およそ500mの山の影響で気流の乱れが大きくなる東風の時に、羽根がゆがむなどして風車がうまく回転しないことが分かったという。
研究グループは、さらに詳細な観測をもとに計測を繰り返し、シミュレーションの精度を高めることで風車が破損する事態を予測し、未然に防ぐ手法の開発につながるとしている。
内田准教授は、「日本は地形の影響で気流の乱れが起きやすいため、今後、予測の手法を確立したい」と話している。
出典
『風車ゆがみは気流の乱れ 再現』
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20161205/4819521.html
2016年12月5日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
冬本番。
空気が乾燥するため火の用心を心がけたいが、思いもよらないものが火事を引き起こすこともある。
金属製のボウルやペットボトル、虫眼鏡(拡大鏡)などだ。
消防署は、「収れん火災」に注意を呼びかけている。
甲府市で11月25日午後0時半ごろ、アパート3階の女性宅のベランダから出火、室内にも燃え広がり、約20m2が焼けた。
消防の調べでは、ベランダに置かれたステンレス製のボウルによる収れん火災とみられる。
当時は晴天だった。
ボウルの内面で反射した太陽光が近くに干してあった洗濯物に集まり、出火。
虫眼鏡で太陽光を一点に集めると紙が焦げる原理と同じだ。
その後、ベランダに置いてあった灯油タンクに引火し、燃え広がったとみられる。
総務省消防庁のまとめによると、収れん火災とみられる火事は、昨年、全国で23件あった。
甲府市内では、今年に入って、ウォーターサーバー用のペットボトルが原因とみられる火災もあり、車庫などが燃えたという。
室内でも注意が必要だ。
部屋の中の花瓶などを通して太陽光が集まり、火災が起きた例もある。
中央消防署によると、甲府市でこたつの上に置いた拡大鏡が、座椅子の背もたれを焼いた火災もあった。
この家は留守宅で火の気はなく、30cmほど開いた障子から差し込んだ太陽光が拡大鏡を通して集まり、出火したとみられるという。
特に、冬は太陽の高度が低いため、部屋の奥まで太陽光が届く。
総務省消防庁の担当者は、「思いもよらないものが出火原因になることもある。窓際や直射日光の当たるところに、レンズとなりそうなものを置かないようにするだけでなく、外出時はカーテンを閉めて、日光を遮断することが有効です」と注意を呼びかける
出典
『山梨)冬本番、収れん火災にご注意 甲府でも先月発生』
http://www.asahi.com/articles/ASJD172D5JD1UZOB011.html
当時の状況と思われる記事が、2016年11月25日18時55分にgooニュース(テレビ山梨)から、下記趣旨でネット配信されていた。
甲府市の中心部で、アパートの1部屋を全焼する火事があった。
午後0時40分頃、甲府市相生2丁目でアパートから火が出ていると、通行人から通報があった。
火はすぐに消し止められたが、この火事で4階建てアパートの3階の1室を全焼した。
火事によるけが人はいなかった。
警察によると、この部屋には2人が住んでいたが、出火当時、外出中だったという。
現場は平和通りの相生歩道橋からおよそ300m南東の、住宅やアパート、飲食店などが立ち並ぶ地域。
警察と消防で、詳しい出火の原因を調べている。
出典
『甲府市の中心でアパート1部屋全焼』
http://news.goo.ne.jp/article/uty/region/uty-NS001001125185502-2016.html
(ブログ者コメント)
収斂火災については、本ブログでも何件か事例などを紹介している。
2016年12月5日21時45分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後2時40分頃、大阪・枚方市交北の市道で、街路灯の保全作業をしていたアーム車の作業台に、走行していたトラックの荷台が接触した。
この事故でアーム車は横転し、作業台の上にいた男性(42)が病院に運ばれたが、頭などを強く打っていて、意識不明の重体。
警察は、トラックを運転していた京都府宇治市の運転手K容疑者(男性、56歳)を、過失運転傷害の疑いで、その場で逮捕した。
調べに対し、容疑を認めているという。
事故当時、歩道に停車していたアーム車は、車道側に作業台を伸ばしていたということで、警察が事故の原因を調べている。
出典
『トラック接触 作業員が重体』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161205/4994321.html
12月5日22時56分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
停車中の高所作業車にトラックが衝突。
作業車は横転し、アーム先端のゴンドラにいた会社員の男性(42)が地面に投げ出された。
警察によると、男性はゴンドラで街灯の点検をしており、ほかに3人の作業員が、路上で警備などを行っていた。
ほかの作業員や通行人らに、けがはなかった。
出典
『高所作業車にトラック衝突、街灯点検中の作業員投げ出され重体 大阪・枚方』
http://www.sankei.com/west/news/161205/wst1612050109-n1.html
2016年12月5日13時47分にTBS News iから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前11時ごろ、札幌市南区の住宅街で、「40代の男性作業員が高所作業車と乗用車に挟まれた」と、消防に通報があった。
「見に行ったときは心臓マッサージをされていた。ほとんど動かない状態」(近所の人)
男性は病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
現場は住宅街の下り坂で、男性は新築住宅の工事のため、高所作業車から降りてジャッキで車両を動かないように固定させていた最中だった。
警察は、男性が作業車のサイドブレーキを引き忘れた可能性もあるとみて、原因を調べている。
出典
『作業車と乗用車に挟まれ男性死亡、サイドブレーキ引き忘れたか』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2930827.html
12月5日16時0分に北海道新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月5日16時25分に北海道文化放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
下り坂を後退してきた高所作業車と乗用車の間に挟まれ、胸などを強く打ち、間もなく死亡した。
警察によると、高所作業車には誰も乗っておらず、駐車していた地点から10mほど後退したという。
サイドブレーキはかけた状態で、ギアはニュートラルという。
男性は住宅の新築工事のため、作業車の後方で作業中だった。
路面は濡れていたが、凍結はしていなかった。
警察は、作業車の固定やブレーキが不十分だったとみて調べている。
出典
『車に挟まれ作業員死亡』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0345328.html
『坂道の現場で・・・ギアは‘ニュートラル‘ 高所作業車と乗用車に挟まれ男性死
亡』
http://www.uhb.jp/news/?id=719
12月5日17時40分にNHK札幌からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、男性は、車体の外側に張り出した装置で持ち上げていた作業車を1人で路面に戻す作業をしていて、事故に巻き込まれたという。
警察は、現場の状況などから、サイドブレーキのかけ方が不十分だったことから作業車が動き出したのではないかとみて、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『車に挟まれ男性作業員が死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161205/4971772.html
12月6日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住宅2階の換気口取り付け工事の作業を終え、坂道に停めていた作業車後部の固定装置を解除したところ、無人の作業車が約10m後退したという。
2016年12月5日21時23分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月5日18時49分に毎日新聞から、12月5日19時53分にNHK福島から、12月6日付で毎日新聞福島版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は、5日、福島第1原発3号機の原子炉に注水するポンプのうち、1つが同日午前10時2分ごろ停止し、約1時間も原子炉を冷却できないトラブルがあったと発表した。
東電は、別のポンプを使った注水に切り替え、約1時間後に冷却を再開した。
東電は、作業員が誤ってポンプのスイッチに触れたのが原因だと説明している。
普段は人がほとんど入らない、幅約85cmの狭いスペースだという。
東電によると、同日午前10時59分に別のポンプを起動させ、1分後に必要な注水量を満たしていることを確認したという。
3号機の原子炉建屋内や周辺のモニタリングポストで計測される放射線量に、目立った変化はなかった。
東電の説明では、午前10時2分ごろ、協力企業の作業員が別の作業員とすれ違う際によろめき、そのはずみで左肘が注水ポンプのスイッチを覆うカバーに接触し、衝撃でカバーが破損。
スイッチのレバーが動き、運転から停止に切り替わった。
同時刻に、ポンプ停止を知らせる警報が鳴ったという。
福島第一原発では、4日夜も、使用済み燃料プールを共用で冷却するシステムで、装置の弁の1か所が何らかの理由で開いていたため、1号機から3号機の使用済み燃料プールの冷却が一時、停止している。
東京電力は、「重要度の高い設備で人為的なミスが起きたことを重く受け止め、再発防止に取り組みます」としている。
出典
『原子炉注水ポンプが停止 福島第1原発3号機』
http://www.sankei.com/affairs/news/161205/afr1612050025-n1.html
『福島第一 3号機で注水ポンプ停止 東電「人為的ミス」』
http://mainichi.jp/articles/20161205/k00/00e/040/207000c
『第一原発3号機で注水一時停止』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054973601.html?t=1480972640512
『福島第1原発 3号機冷却停止 県、東電に対策要請』
http://mainichi.jp/articles/20161206/ddl/k07/040/019000c
(ブログ者コメント)
東電HPに3枚の写真が掲載されているが、現場は確かに狭い。
また、透明なプラスチックのカバーは、スイッチレバーを箱のように囲むタイプではなく、前面のみ囲い、側面は開いているタイプ。
それが接着剤で配電盤に取り付けられていて、接着部分が剥がれた・・・そのように見える。
『福島第一原子力発電所 3号機原子炉注水停止に伴う運転上の制限からの逸脱ならびに復帰について』
http://photo.tepco.co.jp/date/2016/201612-j/161205-02j.html
(2016年12月18日 修正1 ;追記)
2016年12月16日21時26分に朝日新聞から、警報点検中に警報が鳴ったため点検中の警報だと誤認していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
水を送るポンプが停止したのを知らせる警報が鳴ったのに、作業員が、点検で鳴ったものと誤認して対応をとっていなかったことがわかった。
東電が16日発表した。
ポンプ停止の把握が遅れ、別のポンプを動かして注水が再開するまで、1時間近くかかった。
注水の停止は、5日午前10時ごろ発生した。
幅85cmほどの狭い通路で作業をしていた作業員の服がスイッチレバーにひっかかり、レバーが動いてポンプが停止。
警報が鳴った。
一方、東電によると、この日は、原発内の各種の計器類の警報の点検が行われており、建屋では警報が何度も鳴っていた。
点検担当の作業員は、ポンプ停止の警報が鳴った際、点検かどうかの確認をしないまま、「点検による警報」と判断したという。
レバーが動いたことに気づいた作業員が東電の責任者に連絡し、注水の停止が確認されたのは、警報が鳴ってから約30分後だった。
別のポンプを起動したものの、結果的に、注水が約1時間にわたって止まった。
出典
『ポンプ停止の警報、作業員が点検と誤認 福島第一3号機』
http://www.asahi.com/articles/ASJDJ5CXPJDJULBJ00P.html
(ブログ者コメント)
〇スイッチがOFFとなった経緯、明確には報道されていないが、肘が当たってカバーが壊れ、その後スイッチレバーに服がひっかかって・・・ということだったのかもしれない。
〇似たようなトラブルは、前日にも起きていた。
東電HPによれば、状況は下記。
12月4日、午後10時39分頃、SFP二次冷却系循環ポンプ(A)の吸込圧力低の警報が発生しました。
現場状況を確認したところ、一次冷却系ポンプ(A)の軸受け冷却水(共用の二次冷却系により供給)配管のベント弁が「開」状態であることを確認しました。
これにより、共用の二次冷却系の圧力が低下し、SFP二次冷却系循環ポンプの吸い込み圧力が低下したものと推定しました。
再発防止対策として、一次系冷却ポンプ(A)軸受冷却水配管に設置されているベント弁(当該弁を含めて8個)を結束バンド等で固定しております。
http://www.tepco.co.jp/press/mail/2016/1344001_8708.html
http://www.tepco.co.jp/press/mail/2016/1344702_8708.html
〇一方、警報点検中に本当の警報が鳴った件だが、ブログ者が勤務していた工場では、点検で警報を鳴らす際は、担当者同士が「これから〇〇の警報を鳴らします」と、事前に連絡を取り合っていた。
今回、『点検かどうかの確認をしないまま・・・』と報道されているが、それは、事前に連絡があった警報が鳴ったのかどうかを確認しなかった、ということだろうか?
2016年12月3日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
Q.地震や暴風などで家屋が被害を受けた時、応急処置として屋根にブルーシートを使用していますが、なぜ一般的にブルーシートなのですか?
イエロー、ブラックなどのシートではいけないのですか。
A.今年4月に震度7の地震があった熊本県では、ブルーシートで屋根を覆う家屋が目立ちました。
シート製造大手の「萩原工業」(本社・岡山県倉敷市)によると、同社のブルーシートは、ポリエチレンを主原料とする合成樹脂繊維を加工してつくられています。
農業向けなどに銀色や迷彩色のシートもありますが、定番は青色です。
同社によると、1960年代まではオレンジ色が主流でした。
トラックの荷台にかぶせる用途で作ったシートがオレンジ色で、その後、一般向けに売られるようになったからだそうです。
ただ、その顔料に有害な成分が含まれているという話が業界内に広がり、70年代にシートメーカーや顔料メーカーで話し合って、業界として青色に統一したそうです。
青が選ばれたのは、紫外線による劣化が進みにくいことや、顔料の値段の安さ、さわやかなイメージなどが理由でした。
災害時に見かけるブルーシートですが、自治体ごとに備蓄状況は様々です。
住宅の罹災証明書約11万2千件(11月末現在)を交付した熊本市の場合、備蓄は約400枚。
他の自治体からの救援物資などで補充しながら、被災者に配りました。
東京23区で人口が最も多い世田谷区は、約2万7千枚を備蓄しています。
「避難所に敷いたり、屋外の物資にかけたり、多用途に使えるので多く持っておきたい」と話しています。
出典
『(Re:お答えします)災害時、なぜ「ブルー」シート?』
http://www.asahi.com/articles/DA3S12688063.html
(ブログ者コメント)
〇本件、他に情報がないか調べたところ、以下が見つかった。
(2014年1月28日付 杉田エースHP)
災害時や工事現場などで活躍しているブルーシートですが、名前の通り、ほとんどが青色をしています。
青色でなければいけないのでしょうか。
合成樹脂が出てくる前は綿布や帆布が使われており、オレンジ色が主流でした。
その名残で、合成樹脂製に変わった直後もオレンジ色が主流だったのですが、1965年頃に「オレンジ色の顔料に人体に悪影響を及ぼす重金属のカドミウムが含まれている」という話が広まり、次第に青色に変わっていきました。
ちなみにその後の調査で、オレンジ色の顔料にはカドミウムは含まれていなかったそうです。
オレンジ色の代わりに青色が選ばれた理由は、空や海の色に近く、景観を損ねないことや青色の顔料が一番安かったことなどいろいろあるそうですが、「青はさわやかな色」というのが一番の理由だそうです。
現在のブルーシートは、ポリエチレンの糸を織ってシートにし、ラミネートコーティングしたものがほとんどで、「ポリエチレンラミクロスシート」とも呼ばれます。
青以外にも茶色や銀色、迷彩色などがあり、茶色のシートは周りの景観を損ねないという理由で、奈良県内の遺跡発掘現場などで使われているそうです。
銀色のシートは山形県のさくらんぼ畑で使われており、地面に銀色のシートを敷いておくと太陽光をよく反射し、サクランボの実全体を赤くするのに効果があるそうです。
迷彩色のシートを使っているのは、皆さんのご想像どおり、自衛隊です。
杉田エースでは、一般的に広く使用されている中期使用型のスタンダードなブルーシートや薄くて軽量な短期使用型のブルーシートを取り扱っております。
出典
『ブルーシートはなぜ青いのか?』
http://www.sugita-ace.co.jp/column/2014/entry752.html
〇熊本地震後、ブログ者は行政ばかりに頼れないと、大判ブルーシート2枚と土嚢袋10枚を購入した。
無駄金に終わることを祈るばかりだ。
2016年12月3日23時42分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後5時ごろ、福岡市博多区の病院にタクシーが突っ込み、病院内にいたとみられる人が相次いではねられた。
警察によると、男性2人と女性1人の計3人が頭などを強く打って死亡し、女性1人が意識不明。他に男女6人がけがを負ったが、意識はあるという。
運転手にけがはなかった。
警察は、運転していた個人タクシー運転手のM容疑者(64)を、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。
呼気からアルコールは検出されなかった。
病院は、JR博多駅の北西約2kmの博多港近くにある。
出典
『病院に車突っ込み3人死亡 1人意識不明6人けが 福岡』
http://www.asahi.com/articles/ASJD36CTBJD3TIPE024.html
12月7日10時34分に毎日新聞からは、事故当時の詳しい状況が付近の地図付きで下記趣旨でネット配信されていた。
タクシーが病院前の市道右側の縁石に車体の右半分を乗り上げて走行していたことが、捜査関係者らへの取材で分かった。
警察は、M容疑者が車を止めるための操作に気を取られてパニック状態になっていたとみて、調べている。
捜査関係者らによると、M容疑者のタクシーは、病院の手前約60mの交差点を一時停止せずに通過した後、市道左側に路上駐車していた2台の車両をよけるように右側に寄って走行した。
市道右側の縁石の2カ所にタイヤが接触した跡が残っており、タクシーの右前輪と右後輪が乗り上げたとみられるという。
タクシーは、そのまま病院東館1階前にいた3人をはね、東館1階のラウンジに突っ込んで奥の壁に衝突した。
タクシーの前部は壁を突き破って奥の調理室の棚やシンクなど設備の一部を壊しており、かなりのスピードが出ていたとみられる。
また、交差点に進入する前の市道でも中央線をまたぐように走行しているのが、近くの住民に目撃されていた。
M容疑者は、「ブレーキを踏んだが停車せず、エンジンブレーキをかけようとしたが、減速しなかった」と供述しており、警察は、事故直前にシフトレバーなどの操作に気を取られて前方を注視していなかったとみている。
出典
『福岡タクシー暴走 縁石乗って走行、事故直前混乱か』
http://mainichi.jp/articles/20161207/k00/00m/040/144000c
12月10日2時0分に産経新聞からは、二重に敷かれていたマットが原因かもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月11日7時0分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故車両の運転席で足下のフロアマットが二重に敷かれていたことが、9日、捜査関係者への取材で分かった。
警察は、上部のマットがずれてアクセルペダルを押さえ込む形となった結果、タクシーが暴走した可能性もあるとみて、慎重に捜査している。
捜査関係者によると、タクシーの運転席の足下には、備え付けのマットの上に別のマットが重ねて敷かれていた。
2枚はメーカーの純正品と市販の社外品で、上に敷かれたマットは特に固定されていなかったという。
国交省などによると、マットを二重で敷くと、上のマットがずれてアクセルペダルにかぶさり急加速することがあるが、M容疑者のタクシーと同型車には、アクセルとブレーキを同時に踏むとブレーキが優先されるシステムが導入されている。
M容疑者は、「ブレーキを踏んだが、車が止まらなかった」と供述しているという。
一方で、タクシーが事故直前に急加速したという目撃情報もあり、車両の不具合やペダルの踏み間違いなど、運転ミスの可能性もある。
警察は、タクシーから事故直前のペダルの操作状況や車速などを記録する「イベント・データ・レコーダー」を回収しており、走行記録の解析などを進めながら、詳しい事故原因を調べる方針だ。
出典
『タクシー暴走事故 運転席のマットが二重 ずれてアクセルが押された可能性』
http://www.sankei.com/affairs/news/161210/afr1612100005-n1.html
『博多タクシー暴走 運転席、二重に床マット ずれた可能性』
http://mainichi.jp/articles/20161211/k00/00m/040/088000c
12月10日2時0分に産経新聞からは、マット二重敷きに関する下記趣旨の解説的記事もネット配信されていた。
暴走したタクシーによる事故は、「二重敷き」のフロアマットがずれたことで車の制御が効かなくなった可能性が浮上した。
マットが原因となったとみられる事故は米国でも起きており、国内でも複数報告がある。
事故は10日で発生から1週間。
事故原因の特定には至っていないが、専門家は、「固定しないマットが思わぬ事態を招く可能性もある」と注意喚起している。
関係者によると、米国での事故は2009年に発生。
トヨタの高級セダン「レクサス」が暴走して4人が死亡した。
二重敷きではなかったが、運転席の床に置かれたゴム製のマットがずれてアクセルペダルに引っかかり、ペダルが戻らなくなったことで車が暴走したとされる。
事故を受けてトヨタは、米国で約711万台に及ぶ大規模なリコールを行った。
国交省は、事故後、国内の各自動車メーカーへの調査を実施。
その結果、平成20年12月~21年9月までに、マットの不具合による事故が13件起きていたことが判明した。
13件のうち9件は、純正品のマットの上に市販のマットを重ねて敷いていたという。
また、国交省が公表している事故・火災報告によると、27年1月にトヨタ「プリウス」で二重敷きのマットによる物損事故が報告されている。
事故を起こしたタクシーが加盟する「博多個人タクシー協同組合」にも、ドライバーから二重敷きのマットがアクセルペダルに引っかかるトラブルが複数件報告されていたという。
国交省によると、現在でも、マットに関する保安基準はない。
日本交通事故調査機構の佐々木代表は、「マットはきちんと固定しないと滑りやすくなる。特に二重敷きは思わぬ事故の原因にもなる。適切な使い方を心掛けてほしい」と呼びかけている。
出典
『過去にもマットがずれる事故 「思わぬ事態招く可能性も」』
http://www.sankei.com/affairs/news/161210/afr1612100006-n1.html
2016年12月3日10時40分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月3日21時14分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県高山市のトンネル工事現場で、3日未明、岩盤を取り除く作業中、作業員1人が崩れてきた岩の下敷きになり、死亡した。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に、捜査を進める方針。
事故があったのは、高山市一之宮町の宮峠トンネルの工事現場。
警察によると、3日午前3時半ごろ、入り口から約200m掘り進んだ地点で、作業員5人がダイナマイトで岩盤を発破したあと、岩を取り除こうとしたところ、岩盤の一部が崩れ、高山市の会社員Yさん(男性、34歳)が下敷きになった。
Yさんは病院に運ばれたが、頭部損傷などで、約1時間後に死亡が確認されたという。
他の4人にけがはなかった。
宮峠トンネルは、急カーブ・急こう配が多い国道を回避する幹線道路として整備中の石浦バイパスにあり、全長約1.9km、高さ約7m、幅約11m。
今年6月から掘削工事が始まり、2020年度に開通予定だった。
警察は、安全対策は適切に行われていたかなど、業務上過失致死の疑いも視野に捜査を進める方針。
出典
『トンネル工事で落盤、1人死亡 高山市』
http://www.news24.jp/articles/2016/12/03/07348121.html
『トンネル掘削工事 落石で作業員死亡…岐阜・高山』
http://mainichi.jp/articles/20161204/k00/00m/040/058000c
(2017年1月14日 修正1 ;追記)
2016年12月4日付の岐阜新聞紙面に、事故時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。(この情報のほうが正確なような感じがしたため、タイトルも若干変更した)
崩落した岩は直径2mほどとみられる。
当時、Yさんは、ほかの作業員と5人でダイナマイトによる発破で崩れなかった岩を機械で取り除く作業をしていた。
機械で取り除いた後の状況を確認していたところ、岩盤が崩落したという。
2016年12月2日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本労基署は、1日、宇城市の造船会社と同社の男性社長(79)と部長を、労安法違反の疑いで書類送検したと発表した。
部長は8月8日、社内で船の建造作業中、クレーンを無免許で運転した疑い。
鉄骨(長さ約10m)を吊っていた布製ベルトが切れ、落下した部材が手すりに落ち、曲がった手すりが当たった60代の男性社員が胸の骨が折れるけがをした。
社長と部長は共謀し、9月、労基署の調査に対し、クレーンを運転していたのは免許を持つ別の社員だったと虚偽の報告をした疑いがある。
(ブログ者コメント)
この造船会社は、2013年にも人身事故で書類送検されている。
その時は、「これまでに大きな事故がなく・・・」と報道されていたのだが・・・。
2013年7月30日掲載
[昔の事例の顛末] 2013年5月 熊本県宇城市の造船所でタンカー清掃中の作業員が甲板から転落死した事故で安全対策を怠っていたとして書類送検
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3085/
2016年12月2日付で神戸新聞から、下記趣旨の記事が現場状況等の写真付きでネット配信されていた。
駅ホームからの転落事故が後を絶たない中、JR西日本は、2日、酔客の蛇行などを自動検知する「遠隔セキュリティカメラ」を、三ノ宮駅(神戸市中央区)のホームとコンコースに導入した。
検知し、危険と判断すれば、駅係員が現地へ向かい対応する。
京橋、新今宮(いずれも大阪市)に続き3駅目で、兵庫県内では初めて。
国交省によると、ホームから転落し列車に接触するか、ホーム上で接触する事故は、2014年度、全国で227件(自殺を除く)あり、うち6割強の142件を酔客が占める。
同社は、ホームでの事故防止やテロへの警戒を目的に、昨年8月に京橋駅、今年5月には新今宮駅に同カメラを設置した。
カメラは、
▽著しい蛇行
▽ホーム端からの線路内侵入
▽長時間の座り込み
▽不審物の置き去り
▽うろつき
などを画像解析装置で自動的に検知し、センターの担当係員に知らせる。
係員が危険と判断すれば、駅に連絡し、現地対応を依頼する。
同カメラでの検知件数は、1駅当たり1日平均200~250回あり、うち現地対応に至るのは2~3日に1回程度という。
来春には、西明石、天王寺、鶴橋の3駅にも導入を予定している。
三ノ宮駅では、この日、上下線ホームやコンコースで、同カメラ計54台の運用を始めた。
防犯カメラに新たな機能を加えたもので、カメラ側面に「作動中」のシールを貼っている。
JR西は、「今後も、ホーム柵やカメラなどのハード対策と、利用客への啓発活動を含むソフト対策の両面から、ホームの安全性向上に努めたい」としている。
同社はホーム柵の設置も進めており、在来線では六甲道駅(上りホーム)など5駅に整備済み。
三ノ宮、神戸、明石、西明石、姫路の県内5駅を含む15駅にも設ける方針を明らかにしている。
出典
『転落防げ!JR三ノ宮駅に‘千鳥足発見‘カメラ』
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201612/0009717131.shtml
(ブログ者コメント)
蛇行する人を捉えた映像写真では、フラフラしている軌跡が黄色い線で表示されている。
説明用かもしれないが・・・。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。