2017年3月16日13時32分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし1月31日、越前市と南越前町、池田町を管轄する南越消防組合で、命に関わる急病や火災などに対応する119番通報が50分間、受信できなかった。
これを受けて、システムの保守点検を担当する東京の電気通信工事会社が詳しく調べた結果、119番通報を受け付ける回線と通報した人の位置を特定するシステムとをつなぐ電子回路が正常に作動しなかったことが原因だとわかった。
南越消防組合では、緊急用のバックアップシステムも配備していたが、トラブルが起きた電子回路はバックアップシステムともつながっていたため、119番通報をまったく受信できなかったという。
しかし、電子回路でなぜトラブルが起きたのか、詳しい原因は特定できなかったという。
南越消防組合消防本部は、「今後、二度と同じようなトラブルが起きないよう、再発防止を徹底したい」とコメントしている。
出典
『119番不通は電子回路トラブル』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054774141.html
(ブログ者コメント)
詳細原因が不明な状態で、再発防止の徹底はできないような気もするが・・・。
それはともかく、以下はトラブル発生当時の状況が報じられた記事。
(2017年2月1日7時10分 福井新聞)
南越消防組合(福井県)は31日、管内の越前市、南越前町、池田町からの119番が同日午前10時38分から50分間、受信できないトラブルが発生したと発表した。
緊急通報受信システム(指令制御装置)に不具合が生じたのが原因。
119番がつながらず、同組合の代表番号に救急搬送を要請する電話が1件あった。
同組合によると、同システムの異常を知らせるアラームが鳴り、同11時28分に仮復旧した。
この50分間は、119番の受信障害を知らせる音声ガイダンスが流れていたという。
代表番号への搬送要請は越前市内の民家からで、80代男性が呼吸不全を訴えているとして、家族が電話した。
男性は市内の病院に搬送され入院したが、重症ではないという。
ほかに119番通報があったかどうかは不明。
この時間帯の前後に、同市内の5救急指定病院に直接来院した救急患者はいなかったという。
指令制御装置内の回線の電子基板と予備基板が、同時に故障した。
同装置は、昨年2月に入れ替えたばかりだった。
同時に故障するケースはほとんど例がなく、同組合は、製造したNECに原因究明を要請した。
同組合消防本部の北川消防長は、「住民の皆さま、関係者の皆さまに対し深くおわびを申し上げます。再発防止に万全を期したいと考えております」とのコメントを発表した。
出典
『南越消防119番が50分間不通 代表番号へ救急搬送要請1件』
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/114245.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。