2017年3月16日14時26分に時事ドットコムから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
マンションでガスを無理やり開栓し、爆発火災を引き起こし2人に重軽傷を負わせたとして、警視庁捜査1課は16日、業務上過失傷害容疑で、「N瓦斯」(東京都渋谷区)の男性作業員(42)を書類送検した。
「ハンドルを強引に開いた」などと供述している。
送検容疑は2015年11月17日、東京都日野市のマンション7階に住む男性(24)宅で、ガス栓がロックされた状態だったのに無理やりこじ開け、ハンドルを破損。
16年6月19日午前10時ごろ、ガスが漏出して爆発し、男性と、廊下を歩いていた女性(24)に重軽傷を負わせた疑い。
同課によると、爆発で約60m2が燃えた。
開栓工事後、壊れたハンドルが地震などで脱落してバルブが抜け落ち、ガスが漏出したとみられる。
このマンションのガス器具は、以前導入していた都市ガス用のままだった。
作業員はプロパンガスの開栓方法しか知らなかったのに、調べずに強引にこじ開けたという。
出典
『ガス開栓で爆発、作業員送検=2人重軽傷、業過容疑-警視庁』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017031600843&g=soc
3月16日17時8分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁によると、現場の部屋では爆発の約7か月前に入居時のガスの開栓作業があり、その際、プロパンガス会社の社員の男が専用の工具を使わずに強引に開栓し、ガス栓のハンドルを破損したという。
その結果、ハンドルやバルブが徐々に緩んで脱落し、ガスが漏れて爆発につながったとして、警視庁は16日、この社員の男を業務上過失致傷の疑いで書類送検した。
調べに対し社員の男は、「開栓のために強引に開いたが、その後の操作は間違っていない」と、容疑を一部否認している。
出典
『日野市ガス爆発 ガス会社社員を書類送検』
http://www.news24.jp/articles/2017/03/16/07356642.html
3月17日付で朝日新聞東京四域版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
専用の工具を使わずに開栓し、栓のロック部分を破損して強引に開栓。
このため栓のハンドルが緩んで、落ちやすい状態となった。
警視庁は、火災発生時、ガス栓のハンドルとバルブが落ちていたためガスが漏れて部屋に充満。
室内の空気清浄機がガスに引火して爆発が起きたと断定した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。