2017年3月23日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6503/
第2報は下記参照
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6918/
(2017年3月26日 修正3 ;追記)
2017年3月18日付で山口新聞から、現場責任者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月17日13時46分にNHK山口から、3月18日付で中国新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
下松署は17日、換気装置の点検など安全確認をせず、換気が不十分なまま作業をさせたとして、事故当時の現場責任者だった元請け会社「S社」の男性社員(60)を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
同署によると、容疑を認めているという。
容疑は、換気装置の作動状況の点検やトンネル内のCO濃度の測定などを怠り、換気が不十分な状態で作業員に作業をさせた疑い。
同署によると、事故当時、坑内にはエンジン式発電機やコンプレッサー、水中ポンプなど計21台の機材が持ち込まれ、うちガソリンが燃料の発電機4台と水中ポンプ1台、軽油で動くコンプレッサー5台の計10台を稼働させていた。
出入り口に換気用の送風機を2台設置していたが、動かしていたのは1台だけで、男性は、装置を点検していなかったうえ、CO測定器や酸素マスクを持ち込まず、濃度やトンネル内の風量を一度も測定していなかった。
男性は、作業現場が約1.5kmと出入り口から近かったため、「半分程度の換気で十分だろう」と判断。
「工期に間に合わせることで頭がいっぱいで、安全管理がおろそかになっていた。換気装置さえ稼働していれば、事故になることはないだろうと、軽く考えていた」と供述しているという。
病院に搬送された9人に後遺症などはなく、昨年11月27日までに全員退院した。
工事を発注した県企業局は、今月14日に事故検証報告書を公表した。
県は17日、S社に対し、3月21日から4月20日まで1カ月間の指名停止とすることを決めた。
出典
『元請け社員を書類送検 下松トンネルCO中毒事故』
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2017/0318/10.html
『下松トンネル事故で書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4064803241.html
『業過傷害疑いで男性書類送検 下松CO中毒事故』
(2017年11月16日 修正4 ;追記)
2017年11月13日19時29分にNHK山口から、対策を取って1年ぶりに工事が再開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月13日20時0分にYAHOOニュース(テレビ山口)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故からおよそ1年となる13日に、施工業者を変えて工事が再開された。
作業員たちはトンネルへの入り口で一酸化炭素濃度を測定して安全を確認したうえで、マスクなどを携えてはしごで中に入っていった。
今回の工事から、一酸化炭素の発生を抑える対策として、中に入る作業用の軽トラックを10台から3台に減らしたほか、一部の発電機の使用をやめてリチウム電池を使った蓄電器で動く発電機に切り替えたという。
出典
『事故のトンネルで工事再開』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065575311.html
『下松・トンネルCO事故工事再開』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171113-00000003-tysv-l35
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。