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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2014814日付で朝日新聞滋賀全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県は13日、県立長浜農業高校の地中タンクから暖房用の灯油が最大600ℓ漏れ出したと発表した。大部分は地中に浸透したとみられる。校外への流出は確認されていないという。

 

県建築課によると、校舎の耐震工事中だった7月21日、高島市の建設会社がタンクと校舎をつなぐ配管を誤って切断したという。業者は不要な配管と判断し、工事を続けたという。

 

9日から降り始めた台風11号の雨で配管からタンクに雨水が流入。タンクが満杯状態になり、灯油が流出した。

 

県や業者は吸着マットなどで漏れ出した灯油を除去している。

 

 

811日付で滋賀県HPに、流出発見時の状況などが下記趣旨で掲載されていた。

 

耐震改修工事を行っている現場付近で灯油らしき異臭がするのを、登校してきた教員が発見した。

周辺を調べたところ、耐震改修工事の基礎掘削個所と校舎横の側溝の水面で油膜が浮いていることを確認した。

 

出典URL

http://www.pref.shiga.lg.jp/hodo/e-shinbun/hb01/20140811.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

誤って配管を切断したのなら、その旨、学校側に連絡するのがスジ。

工事している側が勝手に不要配管だと判断するなど、ちょっと信じ難い。

 

 

 

 

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2014813730分に毎日新聞から、「コンクリ劣化:鉄道で落下相次ぐ 人に当たったケースも」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

トンネルや橋、駅などの鉄道施設で、劣化したコンクリート片などが落下する事案が相次いでいる。

 

東日本にある11の主な鉄道事業者によると、昨年度以降で計32件あり、このうち15件は駅構内など職員以外の一般客らが出入りする場所で、重さ約8.5kgのコンクリート片が落ちたこともある。

幸い、人的被害はないが、専門家は「頭を直撃すれば命を奪われる可能性もある」と指摘する。

防止にはハンマーでたたき、音で異常を確かめる「打音検査」が有効だが、ほとんど実施していないのが実情だ。

 

毎日新聞がJR東日本、東日本の大手私鉄9社、都営地下鉄の11事業者に取材し、結果をまとめた。

落ちたのはコンクリート片、モルタル片などで2013年度に27件、今年度も5件あった。

原因は、雨水や鉄筋の腐食、経年などによる劣化が17件で、寒冷地でコンクリートの内部で水が凍って膨張する「凍結融解」の10件が続く。

 

今年度の5件のうち4件は一般客らの出入りする場所で発生した。

東京都江戸川区臨海町6では6月21日、JR京葉線の高架橋からコンクリート片が約10.5m下の駐輪場に落ちているのが見つかった。1984年に建設された高架橋の経年劣化が原因とみられる。

コンクリート片は複数あり、最も大きなものは縦横各約20cm、厚さ約9cmで、重さ約4.2kg。自転車の車輪に衝突した形跡があったが、けが人はなかった。

日本大大学院の櫛英彦教授(救急医学)は、「10mの高さから4kgのコンクリート片が落ち、頭にぶつかったら、即死する可能性が高い。体の他の部位に当たっても死に直結する危険性がある」と指摘する。

 

6月8日には、東京都足立区の東武スカイツリーライン北千住駅で、重さ約5.8kgの天井板が落下した。

乗降客が行き交う駅の地下通路で、天井板を留めるネジの緩みが原因とされる。

 

5月1日にも、東京都東大和市の西武拝島線東大和市駅で、高架橋から重さ約8.5kgのコンクリート片が剥がれ落ち、コンコースの天井を直撃。天井板の一部とともに約5m下の階段わきに落下しているのが見つかった。

80年建設の高架橋の施工不良が原因とみられる。

 

利用者に当たったこともある。

4月30日には東京都世田谷区の京王線下高井戸駅で、雨水によって劣化した重さ約3.6kgの天井板が落下した。乗降客の肩に当たったが、けがはなかった。

 

これら4件について、JR東は13年6月、東武は今年5月、西武は12年3月、京王は13年2月に目視点検をしたが、いずれも異常は見抜けなかった。


国交省によると、鉄道施設のうちトンネルの一部については、中央自動車道笹子トンネルの天井板落下事故(12年12月)を受け、13年3月までに打音などによる緊急点検を実施した。

しかし、トンネル以外の場所の打音検査は、目視で異常が見つかった場合に限られている。

 

出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140813k0000m040165000c.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

コンクリート片などの落下は、鉄道に限らず、道路橋などでもしばしば起きており、本ブログでも、目についたものは紹介してきた。

高度成長期に数多く作られた橋やトンネルなどが一斉に寿命を迎え始めると言われている現状、今後とも起き続けることだろう。

 

そういった事故・トラブルに関し、今回の報道では、原因面を含め、よくまとめられており、これで事例紹介としては一区切りした感がある。

よって、今後は特段のものでない限り、この種の事故・トラブルの事例掲載は、省略することにする。

 

 

 

 

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2014814日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

市原市五井南海岸の宇部興産千葉石油化学工場から12日午後11時50分ごろ出火、同工場内の合成ゴム製造設備などを焼いた。けが人はなかった。警察は出火原因を調べている。

 

警察によると、焼失したのは不良品の合成ゴムを砕く「ラバーチョッパー」と呼ばれる装置などで、砕いた合成ゴムを再び製造装置に戻す際、タンクから漏れ出たガスに何らかの原因で引火したとみられる。

計器室の担当者が爆発音を聞き、119番通報した。

 

同工場では5月にも合成ゴム製造設備のタンクを焼く火災があり、従業員男性が軽傷を負っている。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ブログ者の知る範囲では、砕いた合成ゴムを製造装置に戻す際、溶剤に溶かしてから戻すところがあった。

今回の設備も同様だったとすれば、その溶剤を入れたタンクから漏れた蒸気に火が着いたのかもしれない。

着火源としては、電気設備は防爆仕様になっている筈なので、切り刻まれたゴムに生じた静電気の可能性も考えられる。

 

5月の火災は下記参照。

 http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3914/

 

 

 

 

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201481286分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

京都府八幡市の金属鋼板加工会社の工場で昨年10月に男性社員(当時33)が鉄くずの貯留槽に全身が埋まって死亡した労災事故で、八幡市消防本部の救助活動に不注意があったとして、京都府警捜査1課と八幡署が業務上過失致死の疑いで、救助を指揮した市消防署の男性課長を近く書類送検する方針を固めたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。


消防の救助業務の過失を刑事事件で立件するのは異例。


事故は昨年10月19日午後4時ごろ、K社(八幡市川口)の京都工場で起きた。

男性社員が鉄くずや鉄粉をためる槽を清掃中に誤って転落し、首から下の全身が埋まった。
八幡市消防本部によると、課長の指揮で市消防署員が男性の上半身まで鉄くずを掘り下げ、引っ張り上げるための安全ベルトを胸部に取り付けた。

鉄くずを排出するため貯留槽の底を開けたが、男性は引きずり込まれるように頭まで埋まったという。

署員が再び掘り下げて顔を露出させたが既に心肺停止状態で、救出後に死亡が確認された。


捜査関係者によると、課長はベルトの装着確認などの注意を怠った疑いがあるという。

 

長村消防長は「危険を伴う前例のない救助だったが最善を尽くした。人命が失われたことは残念で、訓練の積み重ねで信頼を回復したい」と話した。

 

出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140812000013

 

 

8121922分にNHK京都からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察は、救助活動の際に安全確認を怠ったなどとして、当時、指揮していた消防署の課長を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、八幡市消防本部の55歳の男性課長。


警察や消防によると、去年10月、八幡市の金属加工会社の工場で男性従業員が鉄くずなどをためる深さ4mほどの設備に誤って転落した。
救助に駆けつけた消防が男性の体に救助ベルトをつけたうえで鉄くずを取り除くため設備の底を開けたところ、ベルトが外れて男性は鉄くずなどの中に埋まり、窒息死した。


この事故で警察は、救急活動を指揮していた課長がベルトの装着をきちんと確認しないまま設備の底を開けるよう指示を出したことなどが死亡につながったとして12日、業務上過失致死の疑いで課長を書類送検した。


警察によると課長は、「安全確認をしないまま指示を出してしまった。大変申し訳ない」と話しているという。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013748361.html?t=1407880238434

 

 

20148121153分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市消防署によると、救助に駆けつけた時、男性は首まで埋まり、「痛い」など受け答えできる状態だった。

約1時間かけて鉄粉を掘って上半身を出し、引き上げ用の安全ベルトを胸に着けたが、貯留槽の底を開けて鉄粉を排出した際、鉄粉に引き込まれて全身が埋まった。

 

出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140812k0000e040195000c.html

 

 

 

 

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20148111049分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

8101856分に時事ドットコムから、812日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

10日午前11時15分ごろ、愛知県碧南市玉津浦町のトヨタ自動車衣浦工場で、クレーンワイヤでつり上げられた機械の鉄製の扉(約300kg)が落下し、真下で補修作業をしていた下請け工事会社社長の男性(51)が頭を挟まれた。

男性は病院に搬送されたが、脳挫傷で約1時間後に死亡が確認された。


警察によると、扉をつるしていた1本のワイヤが切れていた。

補助ワイヤは使用しておらず、男性は70~80cmの高さにつり上げられた上下に開く機械の扉の下に潜り込み、あおむけに寝て扉の縁の防じんゴム(パッキン)を取り換える作業をしていた。

クレーンを操作していた男性の部下にけがはなかった。

 

工場は盆休みで操業しておらず、機械のメンテナンスが行われていた。

出典URL

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014081190104923.html

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014081000112

 

 

 

 

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201489239分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

集中豪雨や台風により冠水した道路で水没した車両から脱出する実験を日本自動車連盟(JAF)が実施し、脱出が難しくなっても浸水が進んで車内外の水圧差が小さくなれば、かえってドアが開きやすくなるという結果を公表した。


高架下を通る掘り下げられた道路が冠水し、車が下り斜面で停止した場面を想定し、車内に空気が残っている状態と、車内に浸水し車内外の水位が一致した状態を比較。

セダンの前席ドアとミニバンのスライドドアを開ける実験をした。


両車種とも、水深が30cmから120cmまでは、車内に空気が残っている場合は水深にかかわらず、車外の水圧でドアが開かなかった。

一方、両車種とも、車内に浸水した後は車内外の水圧差が小さくなり、水深120cmでもドアを開けられた。


車の窓ガラスをスマートフォン、ビニール傘、脱出用ハンマーなどで割る実験では、実際に割れたのはハンマーだけ。JAFは「ハンマーを運転席から手が届く範囲に置いてほしい」としている。

 

パワーウインドーは両車種とも、水深90cm以上だと電気系統の故障などで作動しなかった。


車両の救援件数は関東地方に猛烈な雨が降った6月25日に関東1都5県で計55件あった。

台風8号が九州を横断した際の7月11~16日には、九州7県で計366件に上った。

 

出典URL
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG0903S_Z00C14A8CC1000/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

本件、これまでに何回かテレビで同種実験の映像が放映されており、なんでいまさらJAFが?という感もあるが、まずはご参考まで。

 

 

 

 

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2014881446分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

88日付で朝日新聞島根版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

広島高裁松江支部・地裁の新庁舎建設現場で6月に作業員男性(57)が高さ2.5mの足場から転落して死亡する事故があり、松江労基署は7日、鳥取県米子市花園町の建設業「Y社」の男性社長(71)と男性現場責任者(46)を労安法違反(墜落防止措置義務違反)の疑いで書類送検した。

 

発表によると、足場は幅40cm以上必要であるにもかかわらず、社長と現場責任者は幅25cmの足場で作業させた疑い。

作業員は6月11日、工具落下を防ぐ板の上で型枠を解体中に転落して胸を強打、3日後に死亡した。

 

2人とも容疑を認め、現場責任者は「墜落しても足をくじく程度だと考えていた」と話しているという。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140808-OYT1T50070.html

 

 

 

 

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2014872121分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

89日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年、伊達市で、除染で出た土をクレーンで降ろす作業をしていた男性が、倒れてきたクレーンの下敷きになって死亡した事故で、福島労基署は、クレーンが倒れたのは、基準を超える重さをつり上げていたためなどとして、男性が勤務する会社などを労安法違反の疑いで書類送検した。


書類送検されたのは、県から委託を受けた伊達市の建設会社とその安全管理の責任者、それに死亡した男性が勤務していた東京・江戸川区の下請けの建設会社と、この会社の福島支店長。


この事故は去年11月19日、伊達市月館町御代田にある、除染で出た土を保管する仮置き場で、クレーン付きのトラック(ユニック車)が横転して、土をつめたフレコンをクレーンで降ろす作業をしていた46歳の男性が下敷きになって死亡したもの。


同署によると、男性が勤務していた下請けの会社は、クレーンの転倒を防ぐ対策を事前に決めていなかったうえ、クレーンの定格荷重(0.35トン)の約4倍の重量約1.3トンのフレコンをつり上げさせていたという。
また、県から除染の委託を受けた伊達市の会社も、男性に対して、転倒防止の方法などを知らせていなかったという。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053621091.html?t=1407447638738

 

 

 

 

(2014年8月25日 修正1 ;追記)

 

201488日付の福島民友紙面に、より解りやすい表現の記事が、下記趣旨で掲載されていた。

 

福島労基署は7日、労安法違反の疑いで、M社(伊達市)と同社などでつくる共同企業体の安全責任者(44)、E社(東京都)と同社福島支店長(62)を書類送検した。

 

容疑は、M社は、県から請け負った伊達市月館町の国道349号の除染で、リースした移動式クレーンをE社の男性作業員(46)に使わせる際、クレーンの転倒防止などの必要な事項を通知しなかった疑い。

 

また同支店長は、クレーンの転倒など危険防止の作業方法を定めていなかったほか、クレーンの定格荷重を超える重さの土壌を入れた袋をクレーンで吊り上げる作業を、男性作業員に行わせた疑い。

 

 

 

 

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2014871152分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

岐阜県大垣市上石津町の「市かみいしづ緑の村公園」で2012年、森林体験講座に参加していた同市の小学1年の女児(当時6歳)が、落ちてきた枝で頭を打って死亡した事故で、県警は7日、公園の指定管理者で講座を主催した社団法人「かみいしづ緑の村公社」の理事長(70)と、当時の事務局長(41)を業務上過失致死の疑いで書類送検した。

 

送検容疑は12年11月18日、強風などで枝の落下が予測できたのに樹木の点検やヘルメット着用など安全対策を行わず、参加していた女児の頭に枝が落下する事故を引き起こし、8日後に死亡させたとしている。

枝は樹齢約110年のスギの高さ約23mの地点から落ちた。2人は容疑を認めているという。

 

県警によると、現場周辺では当日午前7時ごろから断続的に強い風が吹き、事故が起きた同11時までに最大瞬間風速14.9mを観測。

枝は長さ約3.4m、直径約5cm、重さ約5.35kgで、風にあおられ、重さに耐え切れず落下したとみている。

 

出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140807k0000e040239000c.html

 

86193分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

県警などによると、女児は、家族4人で同公園で開かれた森林体験講座に参加。

指導員から間伐作業の説明を受けていた際に、落下してきたスギの木の枝が頭を直撃し、脳挫傷のため8日後に死亡した。

参加者はいずれもヘルメットはかぶっていなかったという。

 

県警は事故後、公社側の安全管理に問題がなかったか捜査を始めた。

事故当時、付近で風速約10mのやや強い風が吹き、強風にあおられた枝が落下したとみられることが分かった。

さらに、日ごろから森林の手入れをしていなかったほか、講座開始前に付近に枝が落下しており、枝が落下する危険性を予測できたのに安全対策を講じなかった疑いがあると判断した。

 

理事長は毎日新聞の取材に「森林イベントに関するノウハウはなく、危険な場所という認識はなかった。枝が落ちてくることは考えなかった」と話した。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20140807k0000m040037000c.html

 

 

201486日付で朝日新聞夕刊(聞蔵)からは、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。

 

この事故を受け、林野庁が同様のイベントでヘルメット着用を求めるなど、安全対策が求められている。

 

枝の自然落下事故は続いており、青森県の奥入瀬渓流で03年にブナの枝が当たった女性が足や胸を骨折。

06年には福島県の国立公園でブナの枝が折れ、直撃を受けた男性(当時68)が死亡した。

奥入瀬の事故では女性と夫が国と青森県を相手に損害賠償請求訴訟を起こし、09年に1億9300万円の判決が確定した。

 

これを受け、林野庁は09年、不特定多数の人が出入りする場所で立木の点検などを促す文書を各都道府県に出した。

しかし12年に大垣で今回の事故が発生。

今年4月には川崎市で街路樹のケヤキの枝が突然落ちて、幼稚園年長の女児の頭にぶつかり、女児は頭の骨を折っている。

 

公園や街路樹の枝が自然落下した事故で刑事責任を問う場合、

⑴管理者らが枝の落下を予測できたか

⑵枝の直撃を回避させることは可能だったか

を立証することが必要になる。

 

今回の事故現場を調査した岐阜大学の石田仁准教授(山地管理学)は、当時の風に注目。

大垣の気象観測で最大瞬間風速約10mを記録していたが、枝が折れるほどの強風とされる値より弱い。

折れた枝はこぶ病に感染し、これも落下原因になった可能性があるという。

 

公園を管理する公社は、イベント開催前に現場付近で多数の枝の散乱を確認していたが、職員は「枝が落ちてくるとは思わなかった」と話している。

石田准教授は、「事故を防ぐきっかけはあったが、大きな事故になるとは思っていなかったかもしれない」と語った。

 

元東京地検刑事部副部長の若狭勝弁護士は、「森林体験イベントを開いた以上、ヘルメットを着用させるなどの安全配慮義務があった」と指摘。「公的イベントを開く際の安全配慮義務は重くなっている。検察が起訴するにはハードルがいくつかあるが、警察が送検することで問題提起になり、安全対策が進むならば意義深い」と話した。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

樹木落下などによる同種トラブルは、毎年、一定件数発生していると思われるが、今年は、この記事を含め、報道されることが多いように感じている。

 

ただ、これまでの報道で大体の様子は分かった。

産業安全とは少々異なる分野の事例ということもあり、今後は、特段のものでない限り、掲載しないこととする。

 

 

 

(2015年8月25日 修正1 ;追記)

 

2015824192分にNHK岐阜から、不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

元理事長ら2人について、岐阜地方検察庁大垣支部は、当日の風の強さなどを考えても事故を予測することは難しく「起訴するだけの証拠がなかった」として、24日までに不起訴にした。


これについて大垣市の「かみいしづ緑の村公社」は、「事故をきっかけにマニュアルを見直すなどして安全管理を第一に取り組んでいます」というコメントを出した。

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20150824/4368761.html

 

 

 

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2014881018分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

佐賀市役所本庁舎で7日午前11時10分ごろ、7階の外壁の改修工事をしていた男性作業員が電動ドライバーを誤って落とし、1階ホールのガラス製の天窓を突き破った。

割れたガラス片が、ホールにいた市内の男性2人の背中や足先に当たった。


市管財課によると、本庁舎の大規模改修の下請け作業員が7階(高さ24m)の外壁で窓枠関連の工事をしていたところ、枠から突き出た部分(奥行き50cm)に置いていた電動ドライバーが、外壁と足場の隙間から落下。窓を割ってガラス片とともにホールに落ちた。


作業員や工事用具の落下を防ぐための足場外側を覆うシートは当時、台風11号の接近に備え、風の影響を受けないように開けていた。

ガラス片が当たった男性はそれぞれ背中が赤くなったり、足先に痛みを感じたりしているという。

 

改修を請け負っている松尾・大洋特定建設工事共同企業体は市に対して、今後、シートを張っていない時には作業を行わず、工具は身に着けるなど安全対策を徹底すると報告した。

市管財課は「被害を受けた方には申し訳ない。工事完了まで再び事故が起きないようにしたい」と話している。

 

出典URL
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10102/91912

 

 

 

89日付で朝日新聞佐賀全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7階の外壁部分の窓サッシ付近で幅約60cmの平らな部分に立って作業していた作業員が、足元に置いていた電動ドライバーに触れ、落下させたという。

 

 

 

 

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201489日付で朝日新聞東京都心版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7日午前9時前、東京モノレールのモノレール浜松町駅の南口付近で、同社の高さ約20mの作業スペースから、金属製ボルト1個(長さ約7cm、重さ約360g)が車道上に落下していたことがわかった。けが人はいなかった。

 

同社によると、夜間に作業員が作業スペースにボルト1個を置き忘れ、走行するモノレールの振動で落ちたとみられるという。

 

 

 

 

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201488713分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

88日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7日午前8時50分頃、熊本県南関町肥猪町の国道443号で、男性運転手(50)のタンクローリー(10トン)が横転し、積み荷のベンゼンが流出した。

 

警察の発表によると、タンク4個のうち2個からベンゼン44.6ℓが漏れたため、道路を全面通行止めにしたが、約5時間後に解除された。

現場はカーブが続く片側1車線。付近に民家はなく、けが人もいなかった。

 

タンクローリーは、大分市から福岡県大牟田市に向かう途中だった。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140807-OYT1T50139.html

 

 

 

 

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201487日付でテレビ大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

88日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7日朝早く、臼杵市の国道で走行中のトラックの荷台からポリタンクが落下し、中に入っていた消毒用の過酸化水素水が道路に流れ出る事故があった。けが人はいなかった。


事故があったのは、臼杵市野津町宮原の国道10号。

警察によると、7日午前5時40分頃、福岡県から佐伯市蒲江に向かっていた大型トラックの荷台から20ℓ入りのポリタンク20本が落下した。

ポリタンクには、いけすの網を洗浄・消毒するための過酸化水素水が入っていたが、衝撃でポリタンクの一部が破損したり蓋が緩んだりして、およそ100ℓが道路上に流れ出た。

 

60%以上の濃度の過酸化水素水に触れた場合、皮膚がただれたりすることがある。

今回の濃度は35%で、消防が水を撒いて中和し、体調不良を訴える人はいなかったという。


警察では、積み荷の固定が十分でなかったとみているほか、トラックが危険物を運ぶ際に義務付けられている表示をしておらず、毒劇物取締法違反の疑いでも調べている。

 

出典URL

http://www.tostv.jp/news/backnum.php

 

 

20148830分に大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大型トラックが荷崩れを起こし、オキシドール(過酸化水素水)の入った20ℓ入りのポリタンク20本が道路に落下、うち3本が破損し、約80mにわたりオキシドールが飛散した。

 

警察によると、トラックは福岡県内の運送会社の男性従業員(46)が運転。ポリタンク400本を積み、魚網洗浄用のオキシドールを運送会社から佐伯市に運ぶ途中だった。

右カーブに入った際に荷が崩れたとみている。

 

オキシドールは、消防法で危険物に指定されている。

大型トラックは運ぶのに必要となる危険物の表示をしておらず、警察は毒劇物法違反(表示義務違反)の疑いで調べている。

 

出典URL

https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2014/08/07/131535298

 

 

 

 

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201486356分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

新日鉄住金名古屋製鉄所(愛知県東海市)で停電事故による黒煙噴出が今年に入り4回起きた問題で、酒本所長は5日、複数の社外有識者を加えた検証チームを立ち上げる考えを示した。

総点検する所内設備の改善点についても、有識者らに意見を求める。

 

所長が県公館で大村知事から原因究明と再発防止の要請書を受け取った後、記者団に語った。「全社の総力を結集し、有識者の協力も得ながら、万全で迅速な再発防止対策につなげる」と説明。検証チームの早期発足に向け、受配電設備に詳しい専門家や実務経験者を人選中だという。

 

知事は4日の記者会見で黒煙問題について「会社だけではなく、客観的に検証して住民、県民に十分に説明していただくという意味で第三者の検証委員会を作ってもらいたいと強く申し上げたい」と強調。新日鉄住金がこれに応じた。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASG853JD5G85OIPE004.html

 

 

 

(2014年11月28日 修正1 ;追記)

 

201411251352分に朝日新聞から、4回の黒煙発生事故に関する報告書が検証委員会から発表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

新日鉄住金は25日、名古屋製鉄所のコークス炉から大量の黒煙が噴き出す事故を1~7月に4回繰り返した問題について、原因究明の報告書を発表した。

いずれも発端は電源トラブルで、炉内にたまったガスを燃やして放出するための黒煙だと断定。

現場作業員の認識不足や対策の不備も指摘した。

 

新日鉄住金は8月、一連の事故原因を調べるため有識者を交えた「停電事故対策委員会」を設置。

9月にコークス炉の火災で15人の重軽傷者を出したが、今回の調査対象としていない。


1月17日の黒煙噴出について対策委は、ブレーカーの除湿が十分でなかったため、ブレーカーがショートしたと断定。

製鉄所では技術スタッフから現場従業員への説明が十分でなかったため、除湿機能が低く設定されていたという。


この事故の3日後、再稼働の作業中に再び起きた黒煙トラブルについては、一部の変圧器で、上限設定を超えた電流が流れたことが発端だった。


6月の黒煙噴出をめぐっては、中部電力から受ける電気を過って遮断したところ、自家発電機の電力を自動調整する装置の機能不備が重なった。

 

7月の事故では、ケーブルに周囲の金属製部品が触れ、異常発熱したため停電になったという。


名古屋製鉄所は、いずれのトラブルでも電源が復旧次第、コークス炉を再稼働させていた。

詳細な事故原因の説明は今回が初めて。


新日鉄住金の進藤社長は25日午前、東海市役所を訪れ鈴木市長に面会し、「ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。


新日鉄住金は相次ぐトラブルにより、2015年3月期に320億円の損失が出る見込み。

10月には、名古屋製鉄所の所長を解任する人事を発表していた。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASGCT2RGHGCTOIPE002.html

 

 

11251922分にNHK東海NEWS WEBからも、若干異なる表現の記事がネット配信されていた。

 

会社側は、現場の危機管理意識が不十分だったことなどが背景にあるとした上で、社内教育を強化することなどを盛り込んだ再発防止策を、地元の東海市に報告した。

 

この中で会社側は、4件起きた停電事故について、それぞれの原因は異なるとしながらも、作業員の危機管理意識が不十分だったことなどが事故につながった背景にあると説明した。

その上で、製鉄所のリスク管理を担当する「防災推進部」を新たに設置し、過去の失敗事例をまとめたマニュアルを作るなどして、社内教育を強化するなどとする、再発防止策をまとめたことを伝えた。


一方、設備面での対策としては、万一停電が起きても対処できるよう、製鉄所内の電源を2系統化することや、コークス炉に非常用発電機や蒸気タンクを備え付けて、停電が起きてもガスの不完全燃焼による黒煙が排出されないようにするとしている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20141125/3364082.html

 

 

11251941分に日本経済新聞からも、若干異なる表現の記事がネット配信されていた

 

停電時にコークス炉ガスを燃焼させた際に黒煙が発生した問題については、電源の2系統化など「3重の対策」(進藤社長)を早期に実施する。

設備更新後の作業手順の見直しなどに不備があったことが事故の背景だったと指摘した。


黒煙対策では、まずコークス炉から発電所などにガスを送る送風機の電力供給源を来年6月までに2系統化する。

停電でガスを燃焼させる措置を取る場合も、今後は同時に大量の空気と蒸気を送り込むことで完全燃焼させ、黒煙の発生を防ぐという。


事故の背景に挙げた作業手順の不備について、進藤社長は「特に頻度の低い作業で危険予知の準備が不十分だった」と語った。

 

出典URL

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ25HLE_V21C14A1TJ1000/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

該社HPに報告書が掲載されていた。

http://www.nssmc.com/news/20141125_200.html

 

当該報告書によれば、それぞれの事故の原因は下記。

7月27日 変圧器のケーブル端末と支持金物の間が狭く、周囲の金属製部品が触れてショート

6月22日 受電装置更新中、作業者が誤って盤内のリレーに触れた

1月20日 復旧作業中、電力供給系統への負荷を集中させすぎて過負荷

1月17日 遮断器の更新作業中、動作用空気の除湿が不十分でショート

 

 

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2014861724分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

87日付で毎日新聞大阪版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6日午後3時40分ごろ、大阪府吹田市山手町3丁目の関西大学千里山キャンパスで、校舎1階の通路兼休憩スペースのつり天井が幅3m、長さ16mにわたって崩落し、校舎の耐震補強工事にあたっていた38歳~59歳の作業員3人が下敷きとなった。

3人はすぐに救出されたが、重傷とみられる。全員意識はあるという。

 

天井はモルタルコンクリート製とみられ、総重量は約4.4トンあった。

作業員3人は、ほかの場所で出たがれきを搬出するために通り、下敷きになったとみられる。

消防などによると、現場付近は工事関係者以外立ち入り禁止としており、学生らへの被害はなかった。

 

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASG865RGSG86PTIL01M.html

http://mainichi.jp/area/osaka/news/20140807ddlk27040454000c.html

 

 

 

 

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201487日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

87126分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6日午後1時15分ごろ、愛知県扶桑町の私立誠信高校から、グラウンドで試合中だった同高野球部投手の2年男子生徒が「マウンド上で落雷を受けた」と119番があった。

男子生徒は病院に搬送されたが、7午前0時35分ごろ、多臓器不全で死亡した。

ほかの部員らにけがはなかった。


同校によると、野球部は旭丘高と練習試合をしていた。

1試合目の後、昼食を挟んで午後0時40分ごろに2試合目を開始した。
大粒の雨が降ってきたため、2回表の誠信高の攻撃中の0時50分ごろ、5分ほど試合を中断。雨がやみ、晴れ間が出たため再開したが、2回裏の旭丘高の攻撃で男子生徒が最初の打者に3球目を投げた直後、マウンド上で雷に打たれた。


この日は愛知県全域に午前中から雷注意報が出ていたが、学校は発令を把握していなかった。

名古屋地方気象台によると、落雷当時、扶桑町付近は大気の状態が不安定で、急速に雷雲が発達していた。


高野連は落雷防止策として、全国の高校野球部に「天気情報を気象台や民間の天気情報会社から入手し、把握に努める」、「注意喚起は落雷地点が試合会場から40km以内に近づいた時をめどとする」などと通達している。


バックネット裏で試合を見守っていた野球部の部長(51)は「雷には敏感に対応しないといけないと日ごろから思ってきたが、当時は青空が見え、雷が落ちるとは想像できなかった」と話した。

誠信高ではグラウンドのバックネットの支柱の上に避雷針計12本を設置して備えていたが、マウンドまでの距離があったためか、事故を防げなかった。

雷に詳しい中部大学(愛知県)の角紳一教授(高電圧工学)によると、周囲に避雷針があっても、グラウンドのような広い場所では落雷の危険性があるという。「避雷針の高さにもよるが、避雷針から30m離れると雷が落ちる可能性は高くなる」と指摘する。

さらに雷の音は12~13kmの距離までしか届かないといわれ、「ゴロゴロと聞こえたら近くに来ていると思った方がいい。すぐに安全な場所に避難することが大原則」と言う。

 

角教授は「後で非難されようとも、学校側や主催者は中止を決断することが何よりも大切。再開するとしても、気象庁などのデータから雷が遠ざかったことを確認することが必要だ」と話している。

 

出典URL

http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2014080702000096.html

http://www.asahi.com/articles/ASG865X2MG86OIPE02F.html

 

 

88510分に朝日新聞からは、1967年からの主な落雷事故を含めた下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。

 

雷による事故は、過去にもたびたび起きている。


1967年8月には、北アルプスで集団登山中だった長野県立高校の生徒ら46人の近くに雷が落ち、11人が死亡、13人が重軽傷を負った。

87年8月には高知県でサーフィンをしていた高校生ら6人が死亡した。

今年も青森県で6月、漁船で作業をしていた男性が落雷を受けて亡くなった。
警察白書によると、2005年からの5年間で、落雷による死者・行方不明者は全国で計14人いる。

 

落雷から身を守るにはどうすればいいのか。
雷に詳しい中部大学の角紳一教授(高電圧工学)は「避雷針がついた建物のなかに避難するのが最も効果的。自動車や電車など金属で囲まれた物の中も比較的安全」と話す。

 

雷は高いところに落ちる傾向がある。

グラウンドやゴルフ場など開けた場所では人に落ちやすく、できるだけ早く安全な建物や車の中に避難するか、逃げ込む空間がないところでは、しゃがんで出来るだけ背を低くする。その場合も、付近に落雷があれば電流が地面を流れるため、足はそろえて地面との接触面を小さくしたほうがいいという。


屋内に逃げた場合でも、電線を通じて電流が流れ込むことがあるため、電化製品に触ったり、固定電話を使ったりするのは控えた方がいいとする。


一般に、電柱や煙突など高さが5m以上の物体があれば、その頂点を45°以上の角度で見上げる範囲が安全とされる。

ただしその場合にも、電柱などに落ちた雷は柱の側面から横に放電するため、この「側撃」から身を守るには4m以上離れなければならない。
特に、木の近くは非常に危険だ。水分の多い人間の体は木よりも電気を通しやすく、幹を流れる電流を引き寄せてしまう恐れがある。


また、昔から言われている「金属を身につけていると雷が落ちやすい」という説は近年は誤りとされている。角教授は「装飾品程度では気にする必要はない。むしろ姿勢を低くする努力をした方がいい」と話す。

 

出典URL

http://digital.asahi.com/articles/ASG875J3JG87OIPE021.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG875J3JG87OIPE021

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

字数制限の関係で出典などは省略するが、当時、雷鳴は聞こえていなかったという報道と、遠くで鳴っていたという報道の、2通りの報道がある。

 

 

 

 

 

 

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201485828分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

鏡川は大丈夫か? 高知県内で記録的な大雨が降った3日、高知市民にそんな不安が広がった。

豪雨と満潮が重なり、水位がどんどん上昇する。氾濫危険水位を超え、「あわや」という状況が続いた。

ぎりぎりでそれを免れた背景には、上流の鏡ダム(高知市鏡)で水量をコントロールする高知県職員がいた。

 

3日朝、鏡ダム管理事務所の町田チーフ(57)は、祈るような気持ちで出勤した。
「これ以上、降らんとってくれ!」


1日から断続的に降り続けた雨は、3日午前に激しくなった。

鏡ダム上流域にある高知県の雨量計は、午前9時までの1時間で82.5ミリを記録。ダムへの流入量も一気に増えた。


このころ、西原所長(59)は、ダムを望む鏡ダム管理事務所で前例のない決断を下す。
「ただし書き操作をやろう」


鏡ダムは普段、流入量に応じてゲートの開閉をコンピューターで管理している。

「ただし書き操作」は、マニュアルによる例外的な手動操作。高知県が30年ほど前に定めた。

ダムの貯水量が8割を超えた場合に適用し、流入量に合わせて放流量を増やす措置だ。判断はすべて人間。これまで誰も経験したことがない。


午前10時15分。
鏡ダムは毎秒1422トンの流入量を記録した。67年のダム完成以降、最大の流入量だ。
前例のない操作に入る事務所に対し、担当課を通じて尾﨑知事から要請が入った。
「鏡川の水位が上がるのを遅らせてもらえないか?」
満潮とほぼ同時刻の出来事だった。

 

高知県都の中心部付近では、鏡川の濁流が土手の車をのみ込む。ポリタンクや流木が流されていく。川沿いの住民が、その様子を心配そうに見守っていた。
3日正午前、高知市東石立町のマンションに住む橋本さん(69)は「どんどん水位が上がっていく。台風でもこんなことはなかった。これ以上、増水したら危ない」。


高知県河川課によると、3日午前11時半、鏡川は東石立町で今回の最大水位の4.84mに達し、氾濫危険水位を0.24m上回った。2日前の同時刻の水位は0.18m。この間の急激な水位上昇を物語る。


西原所長は「ただし書き操作」を指示し、職員に声を掛けた。
「ダムとしてできる、精いっぱいのことをやろう!」

水位計、雨量計、レーダー。それらを注意深く目視しながら、町田チーフが放流ゲートを操作する機器の前に座った。5~10分間隔で、ゲートの開き具合を変えていく。
それも数cm単位で。

西原所長が言った「精いっぱいのこと」とは、満潮時の放流量を極力抑え、ダムの水位を上げていくことだった。毎秒1422トンを記録した最大流入量に対し、放流量はその半分近い毎秒798トンに抑えた。
鏡ダムの水位は77mを超えると、あふれる。3日正午すぎには76mに迫っていた。あと、約1mだった。


高知県は4日、鏡ダム下流の宗安寺水位観測所が記録した「洪水調節の効果」を発表した。

「ただし書き操作」にどの程度の効果があったのか。

発表によると、宗安寺での最高水位は推定0.91m低減したという。


97年から鏡ダム管理事務所に勤める町田チーフは「想像以上に雨が降って、どきどきした。レーダーの赤色がなかなか変わらなくて」。西原所長も「越流したらどうしようかと不安だった。いっぱいいっぱいだったが、雨が収まって良かった」。


今度は台風11号が接近している。西原所長は「まだまだ終わってない」と気を引き締めている。

 

出典URL

http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=323973&nwIW=1&nwVt=knd

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

こういった安全確保のための見えないところでの努力が表に出ることは珍しいと思い、紹介する。

 

 

 

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2014852331分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午後8時30分ごろ、青森県弘前市北瓦ケ町の路上で、弘前ねぷたまつりの運行直前の大型ねぷたに参加者の男性(49)が頭を挟まれ、死亡した。


消防などによると、ねぷた内には、ねぷたを上下させる電動式の昇降機がついており、中にいた男性は降りてきた昇降機に頭を挟まれた。

男性は、ねぷたを引っ張る役割だったという。


市観光政策課によると、事故を受け、祭りは途中で中止になった。


今年の弘前ねぷたまつりは1日に開幕し、7日までの予定。ねぷた82台が参加している。

 

出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG857JF4G85UBNB00Y.html

 

 

87日付で読売新聞青森版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

合同運行の出発準備をしていた扇ねぷた(高さ7.7m、幅7.1m)の中で、男性が挟まれた。

 

市などによると、ねぷたは台車の上に鏡絵を描いた扇を載せ、街中を練り歩く。

電線の下をくぐる時などに扇が上下して伸縮する。

今回は何らかの原因で昇降機が上下した際、骨組みの鉄骨に挟まれたとみられる。

 

このねぷたは3日の合同運行の際、解散場所近くで昇降機の不具合が起き、約30分立ち往生。後続ねぷたが渋滞し主催者は「他団体に迷惑をかけないように」と注意した。

このねぷた団体は5日、主催者側に「不具合は直った」と答えていた。

 

運行の改善点について、参加団体側からは「骨組みの知識をもたずに運行すると事故になる」「町内運行を山車の点検と訓練に充ててから合同運行に臨んでいる」などの意見が出た。

 

参加団体協議会の会長は「安全のために、昇降機などは熟練者がきちんと扱うようにしなければならない」と話した。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20140806-OYTNT50543.html?from=ycont_top_txt

 

 

862322分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

事故の直前、誰かが「油圧を上げろ」と指示したのを合図に昇降機が動き始めたとみられることが、市の調査で分かった。

警察は、業務上過失致死の疑いで関係者から事情を聴いている。


まつりを主催する市や弘前商工会議所などは6日と7日のまつりを中止した。

市によると、事故による中止は1958年にねぷたの合同運行が始まって以来初めて。

 

主催者と参加団体の会合が6日に開かれ、再発防止のための安全マニュアルを作ることを決めた。


警察などによると、男性が参加するねぷたの昇降機の点検口(45cm四方)から内部に頭を入れていたところ、ねぶたの高さを調節する昇降機が動いて頭部をはさまれた。


まつり関係者によると、事故のあったねぷたは3日夜の運行の際、昇降機の不具合でねぷたの高さを下げられず、電線をくぐれずに約30分立ち往生した。

警察は、死亡事故との関連の有無を調べる。
 


出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140807k0000m040127000c.html

 

 

861941分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

主催団体の一つの弘前市は6日、昇降機の不具合を点検中に誤って機械が作動し、挟まれた可能性があると明らかにした。

昇降機は3日にも不具合があり、直したばかりだったという。

 

市によると、男性は昇降機の油圧ジャッキを点検しようと、ねぷた内部に入って点検口から頭や腕を乗り出し、作業をしていたとみられる。

 

出典URL

http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014080601001558.html

 

 

87日付で東奥日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同愛好会のねぷたの高さを調節する昇降機や骨組みは今年更新され、事故2日前の3日夜には昇降機が一時作動しなくなるトラブルが起きていたことが6日、分かった。

 

男性は今年初めて愛好会に参加し、昇降機の操作や点検をほぼ一人で担当していたことも、まつり関係者らの話で分かった。

 

出典URL

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20140807083808.asp

 

 

 

(2014年8月25日 修正1 ;追記)

 

201487日付の東奥日報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。

 

昇降機の種類は、油圧式やチェーン式など、さまざま。

今回のねぷたは、昇降機の老朽化に伴い、今年からチェーンで扇を上下させるタイプに更新していた。

同じチェーン式でも、古いタイプのものには、今回のねぷたに設置されていた点検口はない。

ねぷた参加団体協議会の会長は、「2003年にもねぷた内の昇降機で腕を切断する事故があったことから、昇降機そのものの扱いについて、今後の課題として考えないといけない」と話した。

 

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201486日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

5日午後1時半ごろ、横浜市港南区港南1丁目の工事現場で会社員の女性(55)が作業車2台の間に全身を挟まれ、まもなく死亡した。

 

警察によると、女性は運転してきたコンクリートミキサー車から降り、車の後方に回ったところ、無人の車が後退してきたという。

現場はやや傾斜しており、車止めは置いていたが、何らかの原因で乗り越えたとみられるという。

 

 

 

 

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201484197分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ことし2月、弘前公園で桜の剪定をしていた作業員の男性が木から転落し死亡した事故で、弘前労基署は、安全対策を怠ったとして、公園を管理する団体と安全管理の責任者を4日、労安法違反の疑いで書類送検した。


この事故は、ことし2月、弘前市の弘前公園で桜の木の剪定をするため木に登っていた42歳のアルバイト作業員の男性が、9mほどの高さから転落し死亡したもの。


労安法では、高さ1.5mを超える場所での作業には、安全を確保するための設備を設けることが義務づけられているが、同署によると、事故当時、現場にはしごは設置されておらず、男性は木につかまって登っていたという。


同署は、安全対策を怠ったことが事故につながったとして、弘前市みどりの協会と安全管理の責任者だった50歳の男性主査を4日、書類送検した。


弘前市みどりの協会の木村事務局長は、「同じような事故を二度と起こさないよう対策を講じていきたい」と話している。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/aomori/6083533131.html?t=1407186784382

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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