







2013年11月29日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正1として掲載します。
(2013年12月18日 修正1 ;追記)
2013年12月12日付で読売新聞秋田版から、市が再発防止に乗り出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は、市発注の工事に適用する独自の安全基準「公共工事安全推進計画」の策定に着手した。
長谷部市長が11日、市議会の一般質問に答えた。
再発防止の取り組みを問われた長谷部市長は、第三者による「土砂崩落技術調査委員会(仮称)」を設置して原因を究明する考えを改めて示した上で、「安全対策を組織的に推進するため、(工事を行うか中止するかなどの)基準づくりに着手した」と答弁した。
市建設管理課によると、計画は、市の公共工事を施工する業者に守らせる独自の安全基準。
現在、詳細を検討中だが、今回の工事を請け負ったY建設の施工計画書で、長雨時の作業に関する項目が設けられていなかった点などを踏まえ、降雨時間や雨量、降雪について、工事をするか否かの判断基準を設けるという。
市は「県や国土交通省に指導を仰ぎながら、なるべく早く内容を固め、文書化したい」としている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20131211-OYT8T01295.htm
(2015年4月7日 修正2 ;追記)
2015年3月26日23時50分に秋田魁新報から、最初に工区内で土砂崩れが起きたなどとする調査報告書が市に提出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
土砂崩れの要因を調べてきた専門家による市の「土砂崩落技術調査委員会」(委員長・及川洋秋田大工学資源学部教授)は26日、市長に調査報告書を提出した。
報告書は、現場の状況などから、工事区域外から土砂崩落が起きたとした市の見解を否定。最初に工区内で土砂が崩れ、工区外の崩落が続いたと指摘した。
崩落原因について報告書は、「11日前からの降雪の雪解け水と、3日間続いた強い降雨により、盛り土内の地下水位が急速に上昇し、一気に崩落したと推測される」としたが、地盤や盛り土の状況などとの関係、発生のメカニズムを特定するには至らなかった。
調査委は、崩落発生後に撮影された現場の写真や動画などを収集して分析。
工区内はかなりぬかるみ、土砂が多量の水を含んでいたとし、「初期の崩落は工事区域内で発生、それに引きずられる形で区域外の土砂が崩落したと推察される」との見方を示した。
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20150326n
本件、ほぼ1ケ月前に3月3日付で秋田朝日放送から、報告書案がまとまったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月3日付で読売新聞秋田版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
調査委員会が報告書をまとめた。
会見した委員長は、土砂崩れが起きた直接的な原因は、事故の数日前から降った雪と雨が地下に浸透したためと述べた。
調査委員会によると、土砂崩れが発生する10日前の11月11日から雪が降り始め、2日後には最大40cmの積雪があり、その雪が解けだして豪雨のように地下に浸透したのに加え、事故発生の3日前からは大雨警報や洪水警報が出るほどの豪雨となり、地下水が溜まって急激に上昇したことで地盤が強度を失い、一気に土砂が崩落したのではないかという。
さらに、水が集まりやすい谷間だったことや、地質がもろく、滑りやすい火山灰だった点などを、間接要因として指摘した。
ただし、その後の雨や雪で現場が原形をとどめておらず、崩落の具体的メカニズムの解明には至らなかったとした。
このため、委員会は復旧対策の提言に踏み込まず、留意点5点を指摘。
調査設計では「現場の情報の掌握と共有」、施工では「リスクコミュニケーションの徹底」、行政の対応では「技術系職員の確保と技術の継承」などを挙げた。
2日の協議を経てまとめた報告書は今月下旬に市長に答申され、その後、市のホームページに掲載されるという。
出典URL
http://www.aab-tv.co.jp/news/aab_shownews.php
http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20150302-OYTNT50271.html
(ブログ者コメント)
市のHPで報告書を探してみたが、見つからなかった。
(2015年7月9日 修正3 ;追記)
2015年7月9日付で読売新聞秋田版から、関係者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
本荘労基署は8日、施工した建設会社「Y建設」と同社の男性工事長(56)、男性副工事長(39)を労安法違反の疑いで書類送検した。
県警も業務上過失致死の疑いがあるとみて捜査しているが、立件の具体的な動きはまだない。
発表によると、工事長は施工にあたり、この工事が土砂崩れにより発注されたもので、掘削作業で斜面が崩壊して労働者に危険を及ぼす恐れがあると認識していたにもかかわらず、掘削開始前にボーリングなどの必要な調査をしなかった疑い。
副工事長は13年10月16日、現場の切土面から水が流れ出し、一部崩落しているのを確認したにもかかわらず、土中に排水パイプを打ち込むなどの措置を取らなかった疑い。
2人は容疑を認めているという。
同署の聴取などの結果、工事長はボーリングなどの調査が必要だと認識していたが、発注元の市が既にボーリング調査をしていたことから、あえて行わなかった。
副工事長は、工期が厳しかったため、必要な措置を取らなかったという。
Y建設は、「特にコメントすることはありません」としている。
同署は8日、秋田労働局で記者会見を開き、事故の状況について独立行政法人・労働安全衛生総合研究所(東京)の調査結果を基に説明した。
現場は沢を埋めた盛土で水が集まりやすく、当時は降水と降雪で地下水位が上昇していたとした。
崩落は高さ約18m、幅約40m、奥行き約28mにわたって起き、約3200m3の土砂が流れ出たという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20150708-OYTNT50413.html
2013年12月12日付で読売新聞から、12月11日23時6分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米沢市は11日の市議会産業建設委員会で、同市八幡原の八幡原中核工業団地の事業所に、上水に誤って工業用水を供給していたことを明らかにした。
2つの事業所へ水道を引く際、担当職員が工業用水の水道管を上水用の管と取り違えたことが原因。
事業所側は飲料用に利用しておらず、従業員に健康被害はなかった。
市施設課によると、誤って供給していた期間は2011年4月~13年11月。
11年2月に職員が誤って接続したのが直接の原因だが、1993年に市が上水と工業用水の水道管を敷く際、工業用水道の仕切り弁に上水道用の蓋をしていたため、勘違いしたという。
米沢市は通常、上水道と工業用水を区別するため、市のマークの入った蓋を上水道の水道管のバルブにつけている。
市の工業用水は、水窪ダムから取水後、塩素などで消毒せず、そのまま流している。
事業所側は、水に濁りがあるので飲まないよう従業員に指示していたが、今年11月13日に「濁りがあまりにもひどい」と市に通報。同課職員が残留塩素を測定したが、全く検知されなかったため、水道管の接続状態を確認したところ、誤接続が判明した。
市は事業所側に謝罪し、すでに上水道管への接続工事を終えている。
同課の佐藤課長は、「市民の安全に関わる重大な事案で、健康被害がなかったのが不幸中の幸い。これからは給水開始時に残留塩素測定を行い、取り違えのないようにしたい」と話した。
出典ULR
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20131211-OYT8T01536.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6023744481.html?t=1386801508119
(ブログ者コメント)
濁りがあるので飲まないよう指示していた件、指示した時点で異常と感じ、市などに連絡しなかったのだろうか?
最初の1~2日であれば、工事の影響などで濁っていると思って不思議ではないが、それが何日も続くようなら、異常と感じると思うのだが・・・?
そのうち澄んでくるだろうと思っているうち、いつの間にか濁っているのが当たり前になってしまった・・・そういうことだったのだろうか?
もしそうなら、慣れによって異常を異常と感じなくなる、一種のヒューマンエラーと言えるかもしれない。
2013年12月11日23時4分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
大きな振幅でゆったりと揺れる「長周期地震動」に超高層ビルはどこまで耐えられるか。
実際に壊れるまで揺らして確かめる初の実験が11日、防災科学技術研究所の施設「Eディフェンス」(兵庫県三木市)で行われた。
高さ約25mの試験体は、東海、東南海、南海の3連動地震で想定される長周期地震動の3.8倍の強さで揺らすまで倒れなかった。
試験体は、高さ約80mのビルを模した18層の鉄骨造り。
3連動地震の想定の3.1倍の地震動を加えると、低層階がゆがみ、全体が傾く倒壊状態になった。
その後、震動台の能力上限の3.8倍を3回加えたところで、低層階の柱が潰れて上層階が大きく傾き、脇に設置された防護フレームに倒れかかった。
長周期地震動は、高層建築が揺れやすい周期1秒以上の揺れが長く続く。
東日本大震災で東京や大阪の超高層ビルが大きく揺れ、関心が高まっている。
実験を計画した大手ゼネコン鹿島の高橋元美・上席研究員は「実際の高層建築がどこまで耐えられるかを実証した貴重なデータだ。耐震性の評価法を作ることができる」と話した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/OSK201312110094.html
2013年12月11日15時14分に読売新聞から、下記趣旨の記事が図解と写真付きでネット配信されていた。
JR加古川線西脇市駅(兵庫県西脇市)で、台風18号が接近中の9月16日未明、営業運転後にとめていた電車(2両)が無人で動き、約2km走るトラブルがあった。
当初、JR西日本内には「強風で動いたのでは」との見方もあったが、現在は「2両で約80トンの電車が風で動くはずがない」と否定的だ。
装着していたという車輪止めがなぜ外れたのかが「最大の謎」で、JR西は、鉄道技術の研究機関と原因究明を進める。
JR西によると、同日午前4時前、輸送指令員がモニターで、同駅3番線から電車が動き出したことに気づいた。
約1時間後、施設係員が1.9km先で止まっている電車を発見した。
神戸地方気象台によると、西脇市は同日午前2時頃から北寄りの風が吹き、午前4時には最大瞬間風速14.9mを記録した。
3番線は緩い下り勾配で、走った区間は単線だった。
停止地点まで計5か所の踏切があり、4か所は列車接近を検知して正常に作動したが、駅を出た直後の1か所は仕組みが異なるため、遮断機が下りずに通過した。
近畿運輸局は、事故につながる恐れのある「インシデント」として、原因特定を求めている。
JR西の調査に対し、電車をとめた男性運転士は「規定通り先頭車両の台車2か所に車輪止めを差し込んだ」と説明した。
車輪止めは鉄製で、横から見ると三角形をしている。最大高さ約15cm、底辺約40cm、重さ4kg。底部の金具でレールを挟みこんで、ずれにくくする仕組みだ。車輪止めは同駅に置いていた。
また、3番線のレールには、何かを引きずったような傷(長さ数10cm)が残り、車輪止めは近くのレール外側に転がっていた。
担当者は「傷が残っているので装着していたはずだが、差し込み方が甘かった可能性はある。ただ、詳しい原因はわからない」と話す。
ブレーキなど車両の不具合は見つからなかった。
再発防止策として、JR西は9月16日以降、車輪止めは先頭車両の4か所に取り付けるよう指示。
車輪止めの構造的な問題を調べるため、鉄道総合技術研究所(JR総研、東京都国分寺市)の協力を求める。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131211-OYT1T00623.htm
(ブログ者コメント)
○風速の一つの目安として、以下の情報がある。
http://www.kyuden.co.jp/effort_renewable_windpower_class
それによると、14.9mなら「樹木全体が揺れる。風に向かっては歩きにくい」程度。
かなり強い風ではあるが、電車が動き出すほどではないような気がする。
単に、車輪止めが外れ下り勾配だったので動き出した、ということではないのだろうか?
○「ブレーキなどの不具合は見つからなかった」という記述が気になる。
自動車の場合は、サイドブレーキをかけていれば下り坂でも動くことはないが、電車の場合はどうなのだろう?
2013年12月11日23時56分に大分放送から、また12月12日付で大分朝日放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後8時前、大分市佐賀関のパンパシフィック・カッパー佐賀関製錬所の硫酸工場で、タンクの取替え工事のために組まれた高さ20mの木製の足場から出火した。
化学消防車も出動し、火は2時間後に消し止められた。
この火事で足場の一部が燃えたが、けが人はいなかった。
タンクは工場で発生した亜硫酸ガスを温度調整するもので、老朽化のため10日まで取替え工事をしていたという。
警察と消防は、会社の関係者から当時の状況を聞くなど出火原因を調べている。
製錬所では、先月8日に溶接の火花がブルーシートに引火する火事が発生し、消防への報告が遅れたと注意を受けていた。
出典URL
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=12110025128&day=20131211
http://www.oab.co.jp/news/?id=2013-12-12&news_id=5325
2013年12月11日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前9時35分ごろ、関市小屋名のH木工所で、経営者の男性(71)と一緒にベニヤ板や合板を手動リフトで運んでいた妻(69)が倒れてきた板の下敷きになり、頭を強く打って死亡した。
警察によると、2人は当時、縦約1.8m、横約0.9mのベニヤ板と合板約43枚を手動リフトに立てかけて運んでいた。
妻が後ろ向きに引いていたところ、板が倒れたという。
(2013年12月27日 修正1 ;追記)
2013年12月11日付の岐阜新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
夫が操作する手動リフトで運搬していた。
リフトが段差に引っかかったため、リフトの支柱に立てかけてあった全ての板が倒れ、リフトの前方にいた妻が下敷きになったという。
2013年12月10日11時8分に山形新聞から、12月10日17時31に読売新聞から、また12月11日付で朝日新聞山形版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市道の側溝にふたを設置していなかったため、母親が転落死したとして、山形市を相手に市内に住む次女(70)が9日までに、慰謝料など2695万円の損害賠償を求める訴訟を山形地裁に起こした。
訴状によると、原告の母親=当時(89)=は2011年10月27日午前10時半ごろ、草や葉を入れたごみ袋を持ち、同市富の中の自宅近くにある集積所に市道を歩いて向かう途中、よろけて幅約0.5m、深さ約1.1mの側溝に転落した。
母親は落ちた際、頸椎を損傷。その後死亡した。
原告側は、女性に一部過失があったことを認めた上で、「足を踏み外すことは予想され、側溝の深さからして負傷を回避することは極めて困難。市は危険回避のために上蓋を設置しておくべきだった」としている。。
市道路維持課によると、町内会から要望を受けて側溝に上ぶたを設置している所もあるが、現場の町内会からは要望がなかったという。
同課は、「訴状の中身については確認中だ」としている。
出典URL
http://yamagata-np.jp/news/201312/10/kj_2013121000195.php
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131209-OYT1T01202.htm
2013年12月9日19時20分にNHK大分から、12月10日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前11時前、大分市の大分流通業務団地の鉄板加工会社「M社」の工場で、住宅などの屋根の材料として使う鉄板を加工する作業をしていた派遣社員の男性(29)が、機械から出てきた鉄板と積み上げられていた資材との間に挟まれた。
男性は胸を強く打っていて、大分市内の病院に運ばれたが、およそ1時間半後に亡くなった。
警察によると、男性は午前9時半ごろから鉄板を機械で切断して曲げる作業をしていて、当時は、長さが10mほどで重さがおよそ100kgある加工済の鉄板が機械から出てくるのを受け取り、運び出す作業を2人でしていた。
鉄板が出てくる場所に立っていたため、体が鉄板に押し出され、近くにあった加工前の鉄板との間に挟まれたらしい。
警察は、一緒に作業していた従業員などから話を聞くなどして、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5073680021.html?t=1386631520930
2013年12月9日19時29分にNHK北九州から、12月10日3時0分に西日本新聞から、また12月10日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前10時ごろ、北九州市八幡西区にある三菱化学黒崎事業所の貯蔵タンクから硫酸が漏れ出しているのを関連会社の従業員が見つけた。
同社によると、搬入した硫酸を中に移し替える作業中に、壁面から漏れ出したという。
貯蔵していた硫酸5000トンのうちおよそ13トンが漏れ出し、硫酸を隣のタンクに移す作業を行った結果、およそ3時間後に流出が止まったという。
従業員などにけがはなかった。
硫酸は法律で「劇物」に指定され、強い酸性のため、直接触れるとやけどのように皮膚がただれたりするおそれがある。
同社では、揮発性がないことや、漏れ出した硫酸はすべてタンクの周りの防護壁でせき止められ外部への流出はないこと、薬剤で中和したことなどから、周辺の環境にも影響はないとしている。
このタンクは、高さ15m、直径14mの円柱形。およそ40年前に設置されたもので、去年2月に法令に基づき目視と超音波でタンクの壁を点検した際には異常はなかったものの、今回、高さ7m50cmほどのところの側面に1ケ所、穴が開いていたということで、同社が原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5023682091.html?t=1386624110120
http://qbiz.jp/article/28736/1/
2013年12月7日19時16分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前11時すぎ、岩出市岡田の水路の工事現場で、作業車を運転していた土木作業員の男性(54)が水路にかかる橋と車体の間に頭を挟まれているのを別の作業員が見つけ、消防に通報した。
男性は病院に運ばれたが、頭を強く打っていて、およそ1時間後に死亡が確認された。
警察によると、現場は、国道24号線沿いにある深さ1m60cm、幅3mの水路の工事現場で、男性は、7日朝から1人で作業車を運転して資材を運ぶ作業をしていたという。
警察は、現場の状況から、男性が作業車を後退させていて、誤って頭とほぼ同じ高さにある水路にかかる橋に衝突し、車体との間に挟まれたのではないかみて、事故の状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2043658971.html?t=1386450868541
2013年12月8日付で朝日新聞和歌山版(聞蔵)からは、以下の補足的記事がネット配信されていた。
資材運搬車を運転中に後頭部を橋桁に打ちつけ、病院で死亡が確認された。
男性は、運搬車を方向転換しようと後退して、運転を誤ったらしい。
2013年12月7日付で毎日新聞岡山版から、12月6日21時0分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三菱自動車は6日、水島製作所(倉敷市)でポリ塩化ビフェニール(PCB)を含む絶縁油や油の付いた容器などを誤って一般の産廃物として処分していた、と発表した。
PCBは850℃以上の高温で分解するため、同社は再生油の燃焼や焼却処理でPCBは無害化され、埋め立てされた容器の付着油もごく微量だったことから、「環境への影響はないと考えられる」としている。
変圧器の劣化状況を調べるため少量採取する油で、2004年5月〜12年7月の間に抜き取った計約26ℓと、油を入れたガラスや鉄の容器計105個、作業で使用した手袋や布切れなど。
油のPCB濃度は0.6〜50ppmで、基準値(0.5ppm)を超えていた
廃棄した油のPCB含有量は計約0.25g。
一定基準を超えるPCBを含む油は事業者が管理・保管したり、国が指定する業者で処理することが法で定められている。
同社の追跡調査では、油は処理を依頼したリサイクル業者が他の廃油と混合して希釈・精製後、再生燃料となって既に利用されたらしい。
また、油がごく少量付着したと見られる鉄製容器は溶かされて再生材料に、ガラス容器は埋め立て処分されたと見られる。
布切れや手袋などは焼却処分になったという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20131207ddlk33020561000c.html
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013120620392632/
同社HPに2013年12月6日付で、詳細状況の説明ならびに、今回のトラブルは昨年度に発生した微量PCB含有機器誤処分問題の横展開調査で判明したものである旨、プレスリリースとして掲載されていた。
http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/corporate/2013/news/detaildc06.html
昨年度、加熱炉撤去工事に伴い微量PCB含有変圧器1台を誤ってスクラップ処分した状況も、同社HPに掲載されていた。
工事部門担当者が、微量PCB含有を確認すべき機器であることに気がつかなかった由。
http://www.mitsubishi-motors.com/publish/pressrelease_jp/corporate/2012/news/detailc926.html
(ブログ者コメント)
絶縁油が入っている機器を処分する際には、PCBあるいは微量PCB入りの油が入っていないか、メーカーに問い合わせるなどして確認しておく必要がある。
2013年12月7日付で読売新聞岡山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡山労働局が建設、製造など一定規模以上の事業所を対象にしたアンケートを行ったところ、回答した事業所の25%強が「安全担当部署の知識・経験不足」を、安全管理体制の懸念材料に挙げたことがわかった。
「安全担当者の人員不足」も2割近くあり、同局は「作業マニュアルの徹底や安全知識の共有を事業所内で進め、災害防止に努めてほしい」と呼びかけている。
アンケートは9月下旬、県内での労働死亡災害の増加を受け、従業員300人超の製造業や同100人超の建設業など103社に、安全管理体制や活動状況など59項目について尋ねる「自主点検票」を送付して実施。
締め切りの10月末までに、96社(回答率93%)から回答があった。
「安全担当者に権限を与えているか」「安全教育は実施しているか」といった15ある大問では、いずれもほぼ9割以上の事業所が実施しているとした。
一方、細かな質問になると、安全管理活動計画は全事業所で作成されているものの、「現場の意見が計画に反映されていない」が15%、「緊急時の対応マニュアルはあるが、訓練などを実施していない」が14%、「安全に関する再教育(5~10年に1度)を行っていない」は37%に上る結果が出た。
安全担当部署の体制については、「知識・経験の不足」が27%、「担当者の人員不足」が17%、「予算の不足」も13%あった。
また、現場や工場内に協力会社員がいるケースでは、「危険性に係る情報を知らせていない」が11%、「安全教育の指導援助を行っていない」が15%だった。
労働死亡者数は、昨年も倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所海底トンネル事故で作業員5人が犠牲になるなどして急増したが、今年は5日現在ですでに34人と、2005年に並んだ。
岡山労働局が緊急自主点検を求めた9月以降でも、9月2人、10月6人、11月3人と増え、今月もすでに1人が犠牲になっている。
同局によると、今年の労働死亡災害の多くが、事前に方法を決めないで行う「非定常作業」による事故。
アンケートでも同作業のマニュアル作成は、「その都度作成」を含め、75%にとどまっている。
高祖・健康安全課長は「作業前に今一度、作業の手順や方法が安全なのか注意深く確認し、『安全』を念頭に置いた行動を心掛けてほしい」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20131205-OYT8T01336.htm
2013年12月6日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
木更津労基署は5日、労安法違反の疑いで建設会社「Y産業」の部長男性(53)と法人としての同社を書類送検した。
容疑は5月8日午後1時50分ごろ、木更津市内の養鶏会社「Tエッグ」の鶏舎改造工事現場で、高さ約3mの作業場に安全帯を設置するなど墜落防止措置を講じなかった疑い。
作業を請け負っていた別の建設会社の社員の男性(68)が作業場から転落し、脳挫傷や骨盤骨折の重傷を負った。
警察によると、部長男性が現場監督をしていた。
Y産業側は、「作業場から落ちないよう作業台を設置する安全対策を行っていたが、作業効率のため、すべての場所に設置できず、隙間から落ちてしまった」と供述している。
2013年12月5日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日立労基署は4日、労働者の危険防止措置を怠ったとして、日立市留町のプレス機械加工業「M社」と同社の専務(51)を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、6月10日、男性作業員(49)が金型に左手を挟まれて指4本を失う事故が起きた。
同社は、金型の間に手が入るのを防ぐ囲いを設置しておらず、また、もし手が入っても急停止する安全装置があるのに、作動させていなかった疑いがある。
(2013年12月28日 修正1 ;追記)
2013年12月5日付の茨城新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
容疑は、男性従業員がプレス機械で建築金物の加工作業中、労安法などで義務付けられている安全措置を講じなかった疑い。
同社では2011年7月にも、プレス機械による事故が発生し、同署が安全措置を講じるよう指導していた。
2013年12月6日付で朝日新聞ちば首都圏版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、12月6日付の千葉日報紙面にも、同主旨の記事が掲載されていた。
5日午後2時すぎ、市川市南八幡2丁目の県企業庁葛南工業用水道事務所で、点検作業をしていた会社員の男性(55)が誤って処理施設のタンクに落下し、1時間半後に死亡した。
警察は、窒息死したものとみて調べている。
警察などによると、男性は5日午前から工業用水の浄水施設を検査していた。
男性は、汚泥の水と土を分離する、高さ2.8m、横5.1m、縦3.1mのタンクの上部で検査していたという。
タンク内を確認する穴から転落したという。
警察によると、穴は直径60cmの円形。穴を覆っていたベニヤ板の上に誤って乗ったところ、板がしなり、その隙間から落下した。
県企業庁によると、本来の蓋があるものの、重いために数年前からベニヤ板で代用していた。
同庁は、「これまで運用で問題なかったため、容認していた。事実関係を確認の上、今後の対応を考えたい」としている。
2013年12月6日9時19分にNHK横浜から、12月6日17時53分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後、横浜市港北区の大曽根小学校で、6年生の理科の時間に金属繊維を塩酸で溶かして反応を観察する実験を行っていたところ、複数の児童が「気分が悪い」などと訴えた。
担当していた40代の女性教諭が児童を教室から出すなどしたが、このうち、男子5人と女子1人のあわせて6人の児童が体調不良を訴え、1人が嘔吐。学校近くの病院で治療を受けた。
横浜市教委によると、いずれも塩酸による軽い中毒とみられ、全員回復し自宅に戻ったという。
同教委によると、授業の終了時刻が近づいていたため、実験を早く進めようと塩酸を通常より2倍近い濃さにしたため、強い臭いが発生したとみられるということで、学校は児童の保護者に電話で謝罪した。
校長は「安全な実験の指導が徹底できずに大変申し訳ない。職員の研修を徹底し、このようなことが2度と起きないようにしたい」とコメントしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056694831.html?t=1386364740224
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131206-OYT1T00431.htm
2013年12月6日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
塩酸にスチールウールを入れて、溶ける様子を観察していた。
一部の児童が「変な臭いがする」と訴え、このうち6人は保健室で吐き気を訴えた。
担任教諭は「塩酸を濃くして、早く反応を見せてあげたかった」と話しているという。
(ブログ者コメント)
時間的余裕がなくなり、通常と違う操作をしたことによるトラブル事例として紹介する。
2013年12月6日付で朝日新聞丹後版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前8時ごろ、京丹波町下山のK化学研究所丹波工場で重油が漏れているのを、出勤してきた従業員が見つけ、警察に届け出た。
警察によると、約2300ℓが漏れ、側溝を伝って近くの調整池に流れ込んだ。
同社の委託業者が回収に当たっており、2、3日中に作業を終える予定。
警察によると、ボイラー用の重油貯蔵施設から小型タンクに自動的に継ぎ足す装置が壊れ、排出弁などから漏出したらしい。
貯蔵施設には、約3000ℓの重油が入っていた。
同社によると、4日午後9時ごろに従業員が帰宅した際には、異常なかったという。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。