







12日午前10時半すぎ、口永良部島にある九州電力の火力発電所の1号機の定期点検中に、作業員が間違って2号機の燃料タンクから発電機に燃料を送るための弁を閉じた。
この発電所は口永良部島にある唯一の発電所で、1号機と2号機があるが、点検のためすでに運転を停止していた1号機だけでなく、燃料の供給が止まった2号機でも運転が停止したため、島内の149戸すべてが2時間近くにわたって停電した。
2号機の発電機に燃料を送る弁と1号機の弁は同じ建物のなかにあるということで、九州電力鹿児島支社は、作業員がどうして2号機の弁を閉じたのか原因を調べている。
九州電力鹿児島支社では「今後、このようなことがないよう再発防止に万全を期します」としている。
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(ブログ者コメント)
ヒューマンエラーを誘発するようなバルブ配列だったのだろうか?
他に情報がないか、九州電力HPなどを調べてみたが、上記以外の情報は見つからなかった。
身近な暮らしに関わる事故の再発を防ごうと、消費者庁に昨年10月に消費者安全調査委員会(消費者事故調)が発足して7カ月。
最初の報告書がようやく6月にまとまる見通しだが、なかなか進まぬ調査に事故の遺族らからはいらだちの声が上がる。
事故調が直面する課題も浮かんできた。
「同じ事故が2度と起きないよう、早急に対策を取ってほしい」。
2011年7月、神奈川県大和市の幼稚園のプール事故で長男(当時3)を亡くした会社員(38)は、夏が近づくにつれ危機感を募らせている。
消費者事故調は昨年11月、調査や評価をする5件を選定。このプール事故も対象になった。
その後、元園長らが業務上過失致死容疑で書類送検され、刑事責任の追及は始まったが、事故の教訓はいまだ生かされていないと感じる。
「事故調の調査は何がどう進んでいるのか見えない。夏に間に合うのだろうか」
調査を求める申し出は、事故の被害者や遺族に限らず誰でもでき、事故調が公共性や多発性などの要件に照らして採否を決める。
3月末までに調査の申し出は計73件。33件は対象としないことを決めたが、残り35件の扱いは決まらないまま。発足7カ月でまとまった報告書はゼロだ。
4月26日の第7回会合で09年に起きた東京都港区のエスカレーター死亡事故の報告書を6月末に公表する方針が固まった。
会合後の会見で松岡猛委員長代理は釈明した。「皆さんから遅いと言われているが、(最初の報告書を)十分しっかりしたものにしたいということでやっている。いたずらに時間を過ごしたわけではない」
なぜ調査に時間がかかるのか。一つに、態勢が整わないまま見切り発車で発足した経緯がある。
消費者庁は、事故調設置の法改正案を昨年2月に国会に提出したが審議が遅れ、成立が8月末にずれ込んだ。
事務局の職員も今年5月にようやく定員の21人を満たした。
事故調の委員は大学教授や弁護士ら7人で、委員長は「失敗学」で知られる畑村洋太郎・東大名誉教授。実際の調査は、研究員や医師ら34人の専門委員があたる。
調査対象は、国交省の運輸安全委員会が担う航空、鉄道、船舶の事故以外の全ての分野。申し出があった事故以外にも、様々なルートからの事故情報を精査する。
関係者からは「あらゆる事故が対象なのに、事務局の人手が足りない」との声も上がる。
運輸安全委と違い、まだ手法の蓄積がなく、「素人の集まり」という指摘もある。
さらに、調査の壁になるのが裁判だ。刑事、民事裁判になった事故が調査対象の場合、被告らに話を聞けないケースが多いという。
先月の会合では、事故調からの情報発信も議題になった。
シンドラーエレベータ製エレベーター事故の民事裁判で遺族の代理人を務める弁護士は「調査の経過報告がなく、今どの段階にあるのかが分からない。情報を公開し、国民の目が届くことで態勢が育っていくものだ」と注文をつける。
<消費者安全調査委員会(消費者事故調)>
こんにゃくゼリーによる窒息やパロマのガス湯沸かし器による中毒など、既存の省庁が対応できなかった消費者事故をきっかけに2009年に消費者庁が発足。
刑事責任の追及とは別に、事故原因を調べ再発防止につなげる機関として昨年10月、同庁に消費者事故調が設置された。
現場保全や資料収集、関係者への聞き取りなどの権限があり、拒めば罰則もある。再発防止策を関係省庁に提言する。年間100件程度の調査が目標。
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また5月13日20時20分に毎日新聞からも、以下のような同趣旨の記事がネット配信されていた。
身近な暮らしにかかわる事故の原因調査にあたる「消費者安全調査委員会」(消費者事故調)は、09年に東京都港区で起きたエスカレーター事故について、6月下旬に報告書を公表する方針を固めた。報告書の公表は、昨年10月の事故調設置後初めて。「消費者目線での調査」を掲げる事故調がどんな評価をするのか、注目される。
消費者事故調は、電化製品による欠陥事故や食品による健康被害、エレベーターや遊具による事故など、消費者事故全般について原因を調査するため、昨年10月に消費者庁内に設置された。
今回の報告書の対象は、09年4月に港区のビルで、会社員の男性(当時45歳)が、下りエスカレーターの手すりに背中が接触。そのまま手すりに巻き込まれる形で体が後ろ向きに手すりに乗り上げ、吹き抜け部に転落して死亡した事故。
国交省の「昇降機等事故調査部会」は、事故はエスカレーターの構造や管理に起因していないとの結論を出している。
消費者事故調は、国交省の結論が適切だったかどうかを評価する。
男性の父(79)は「大いに期待している」と話す。
一方、消費者庁内にも「プロ集団である国交省の結論を覆せるとは思えない」などと、いったん国交省が結論を出した事故を、事故調がどこまで調べられるのかを疑問視する声も上がっている。
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ちなみに2013年5月18日付で朝日新聞(聞蔵)からは、遺族らからの申し出がない立体駐車場事故も調査対象にするという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者事故調は17日、機械式立体駐車場での事故を新たに調査することに決めた。
昨年10月の発足以来、遺族らの申し出を受けてエレベーターの事故など5件を調査対象としてきたが、今回初めて、申し出のない事故を選定する。
(ブログ者コメント)
港区のエレベーター事故については、既に国交省から報告書が出ている由。
福島原発事故もそうだったが、複数の公的報告書が出て、その内容や結論が違っていれば混乱も生じる。
事故の再発防止のため、違う切り口で原因を調査するのは大切なことだが、後発報告書では先行した報告書との関連を明らかにしておいてほしいものだ。
この点、今回は、国交省の結論を評価するという位置付けらしいが、情報量の違い、また省庁間の縄張り意識や面子などを考えると、どこまで評価できるだろうか?お手並み拝見というところだ。
11日午後7時ごろ、西海市大島町のO造船所の船の部品を作る作業棟で、屋根の張り替え工事をしていた板金業の男性(49)が10m下の床に転落した。
男性は病院に運ばれて手当てを受けたが、全身を強く打っていて、およそ3時間半後に死亡した。
当時、屋根の上では、男性を含め4人が作業をしていたということで、警察では、関係者から話しを聴いて、事故の原因や、転落防止対策など作業中の安全管理の態勢について調べることにしている。
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http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034514231.html?t=1368391612818
11日午後3時半ごろ、茨城県笠間市の製紙原料製造会社で、水戸市の運搬業「M産業」の作業員の男性(55)がおがくずに埋まり、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、当時、サイロ内のおがくずを大型ダンプの荷台に移し入れるため、荷台の上で作業中だった。
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130512/dst13051200530001-n1.htm
11日午前9時半すぎ、伊勢崎市境伊与久にあるプラスチック容器の製造会社「Lパック」の工場で、シート状のプラスチックにシリコンを吹きつける、重さ700kg、高さ1.8mの機械が倒れた。
この事故で社員の男性(40)が機械の下敷きになり、病院に運ばれて手当を受けたが、およそ3時間後に死亡した。
警察によると、事故当時、男性を含む3人が機械の交換作業を行っていたということで、警察が当時の状況を詳しく調べている。
警察は12日、死因は大動脈が切れたことによる失血と判明した、と発表した。
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10日午前0時25分ごろ、港区東新橋1丁目の下水道工事現場で、地中の鋼管の中で作業をしていた建設会社社員の男性(33)が地下の水中に落ち、病院に運ばれたが、同日午後9時ごろ死亡した。
警察によると、現場では直径80cmの鋼管を地中に垂直に埋め込み、下水道と接続する作業をしていた。
(ブログ者コメント)
硫化水素中毒、酸欠、あるいは病気といったことが原因として考えられる。
(2014年8月5日 修正1 ;追記)
厚労省が発表した2013年度の硫化水素中毒事故のまとめによると、原因は硫化水素中毒だった。
(資料中の事例1)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei35/h25_01.html
9日午後5時頃、目黒区鷹番の家具店で、業務用リフトの床が突然、傾き、リフトに乗っていた店の従業員など男女3人が、ビルの2階付近から地下1階まで滑り落ちて、乗っていた従業員と出入り業者の男女3人がケガをした。ケガの程度はいずれも軽いという。
警察によると、当時従業員らがリフトにソファーなどを載せて、2階から1階に降ろす作業をしていたところ、突然リフトが動かなくなり、上の階に戻そうとしたら床が傾いたという。
3人のうちの1人は「リフトの動きが悪かったので、上げ下げするボタンを押したら落下した」と話しているという。
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また、2013年5月9日23時14分に毎日新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、家具搬入に使う業務用の昇降機の金属の床(幅約5m、奥行き約2m)が外れ、乗っていた店員と取引先業者の男女3人が数m下の地下1階に落下した。
昇降機は、天井やドアがない簡易タイプ。
2階と1階の間で突然停止した後、床が外れたという。
床を固定していた溶接部分が破損しており、警察が詳しい原因を調べている。
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http://mainichi.jp/select/news/20130510k0000m040095000c.html
9日午前、倉敷市の水島コンビナートの路上で運搬作業をしていた30代の作業員の男性が倒れ、熱中症の疑いで病院に搬送されたが、症状は軽いという。
9日午前11時ごろ、倉敷市の水島コンビナートの「JX日鉱日石エネルギー水島製油所B工場」の正面の入り口付近の道路上で工場の作業員が数人で運搬作業をしていたところ、このうちの30代の作業員の男性が倒れた。
消防によると、この男性は「手がけいれんしている」と訴え、熱中症の疑いで病院に搬送されたが、症状は軽いという。
倉敷市では11時の気温が23℃で、午後には26℃まであがって夏日になった。
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(ブログ者コメント)
○さほど高くない気温でも熱中症になる可能性がある、そんな事例として紹介する。
○一方、5月14日には、長野県と兵庫県で複数の人が熱中症で搬送されていた。
5月、それも中旬にこんなにも多発するのは、珍しいことではないだろうか?
(2013年5月14日14時23分 朝日新聞)
暑さに体が慣れない今こそ熱中症にご用心。
ここ数日、早くも最高気温が30℃を超える真夏日を記録したところもあり、熱中症とみられる症状で搬送されたケースも出ている。
環境省は、各地の「暑さ指数」を表示するサイトを開設。救急の専門家は「学校行事などで無理をしないように」と注意を呼びかけている。
5月に入り、各地で熱中症とみられる症状で救急搬送される人が相次いだ。
国立環境研究所や各地の消防への取材によると、5月に入ってから少なくとも42人が熱中症で搬送された。
埼玉県で10日、滑川町でマラソン大会に参加していた男子高校生6人が体調不良を訴え、3人が搬送された。
群馬県でも同日、明和町の80代の男性が自宅から救急搬送され、病院で軽度の熱中症と診断された。
長野県では9日、いずれも畑仕事をしていた80代の男女ら2人がそれぞれ熱中症の疑いで病院に運ばれた。
栃木県消防防災課の青木副主幹は、「普段であれば5月下旬以降に救急搬送の情報が寄せられるが、今年は例年よりも早く注意を呼びかけたい」と話す。
消防庁によると、熱中症による救急搬送は毎年、梅雨明け時期が最多となることが多い。昨年は7月末の1週間に全国で9千人余りが搬送された。5月28日~6月3日の週にも297人が運ばれた。
一般的に熱中症の患者は高齢者が多いが、「この時期は、屋外で学校行事やスポーツを行う若い人こそ、注意が必要。急に気温が上がるため、体が慣れていない」と昭和大学の三宅康史教授(救急医学)は話す。「調子が悪くなっても子どもは言い出しにくい。指導者側は子どもたちが訴え出やすい環境をつくり、無理をさせないことが大事だ」としている。
環境省は熱中症の予防のために、外出や運動を控えたりするなど日常生活の指針となる「暑さ指数」の予測値(全国841地点)の発表を始めた。
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5月14日に長野、兵庫で起きた発症事例は下記。
(5月14日19時54分 NHK長野)
14日の県内は日中、各地で気温が上がり松本市や飯田市などで最高気温が30℃以上となる真夏日となり、県内では4人が熱中症の疑いで病院に運ばれ、このうち1人が意識不明の重体となっている。
このうち小諸市大久保では14日午後2時40分ごろ、88歳の男性が散歩中に倒れたと家族から消防に通報があり、佐久市内の病院に搬送された。
消防によると、男性は熱中症の疑いと見られ、意識不明の重体という。
このほか、大町市では午後1時ごろ80代の男性が自宅前で倒れて病院に搬送されたほか、松川村で50代の男性が、駒ヶ根市でも60代の女性が病院に運ばれた。
消防によると3人はいずれも体温が上昇するなど熱中症の疑いがあるということだが、命に別状はないという。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1014570891.html?t=1368566266865
(5月14日20時40分 神戸新聞)
兵庫県内では14日、熱中症とみられる症状による救急搬送が相次いだ。神戸新聞社のまとめでは、県内で計9人。
小野市内の小学校では午後3時ごろ、運動会の練習中に5年と6年の女子児童2人が搬送。いずれも軽症という。同市教育委員会は、熱中症に注意するよう各学校に通知文を出し、予防のためのリーフレットを配った。
また、豊岡市では午後0時半ごろ、商業施設で80代の買い物客の女性が気分が悪くなり、熱中症の疑いで搬送された。
このほか、神戸市内で屋外にいた20代男性ら3人、上郡町で80代女性1人、三木市と加東市でも各1人が搬送された。
環境省などは、こまめな水分補給と適切な休憩を呼び掛けている。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201305/0005988446.shtml
2013年5月8日18時50分にmsn産経ニュースwestから、同日21時49分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後5時ごろ、滋賀県湖南市の工業用化学薬品製造販売「N社」滋賀工場で、硝酸入りのステンレス製タンク(縦1.7m、横2m、高さ2m、容量1トン)が爆発し、近くにいた従業員の男性(34)が硝酸を浴びるなどして、顔や上下の右半身にやけどを負って重傷。
病院に搬送されたが、命に別条はないという。
警察などによると、男性が半導体の製造装置を洗浄するため、天井から吊るしたステンレス製のかごに装置を入れてタンク内の硝酸に浸していた際、何らかの原因で爆発が起こったという。
男性は保護服などを装着し、1人で作業に当たっていた。
爆発に伴ってタンクが横に傾き、火災も発生したが、約40分後に鎮火。
水槽の真上にある工場の天井部分には、爆発によるとみられる直径約2mの穴があいた。
警察などが、事故の状況や爆発の原因などを詳しく調べている。
当時、同工場敷地内で別の作業をしていた男性従業員は、「ドーンという大きな音が聞こえ、何が起こったのかと思った」と話していた。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130508/waf13050818510026-n1.htm
http://mainichi.jp/select/news/20130509k0000m040090000c.html
また5月9日23時41分にmsn産経ニュースwestから、同日18時59分にNHK大津から、事故原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、男性従業員は半導体の製造装置の部品に付着した化学物質の汚れを、硝酸をためたタンクの中に入れて洗浄する作業を1人でしていた。
この際、汚れの中にチタンなどの物質が一定量より多く含まれていた場合、硝酸と急激な化学反応を起こし「突沸」が発生する。
その弾みでタンクが倒れて中に入っていた硝酸が漏れ出した可能性が高いという。
また、水素などのガスが大規模に生成され、タンクの爆発につながった可能性が考えられるという。
現場の工場では、タンクで洗浄する部品に付着した物質を確認し、急激な化学反応を防ぐように作業していたという。
この突沸と呼ばれる現象は、埼玉県にあるN社の工場で3年前に起きていて、この時は硝酸が作業員の目にかかり、視力が低下する被害が出たという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130509/waf13050923420042-n1.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064440951.html?t=1368133395441
(2014年10月24日 修正1 ;追記)
2014年10月21日19時52分にNHK大津から、所長はタンクの定期点検や警報装置設置義務があることを認識していなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東近江労基署は、21日、タンクの定期検査を怠っていたなどとして、この工場を運営する会社と工場の所長を、労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、神戸市中央区にある化学薬品などの製造販売会社「N社」と、工場を運営していた事業所の58歳の所長の男。
同署によると、事故があったタンクは法律で2年に1度の定期検査が義務づけられているが、会社と所長は、平成8年にタンクを設置してから一度も検査を行っていなかったほか、タンクの異常を知らせる自動警報装置や温度計などの計測装置を付けていなかったとして、労安法違反の疑いがもたれている。
調べに対し、所長は容疑を認め、「定期検査や装置の設置が必要だという認識がなかった」と話しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2065567511.html?t=1413925849177
10月21日17時39分に産経新聞WESTからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
送検容疑は、労安法で定められたタンクの定期自主検査や自動警報装置の設置などを怠った疑い。
事業所長は「法律をよく分かっていなかった」と説明している。
事故は昨年5月8日午後5時ごろ発生。
従業員は全身に硝酸を浴び、頭や足をやけどする重傷を負った。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/141021/wst1410210051-n1.html
中国電力の三隅火力発電所1号機で8日、不具合を知らせる警報がなり、発電を緊急に止めて原因を調べたところ、発電用タービンの動きを制御するための油が、配管の接続部分から漏れ出ているのが見つかった。
中国電力の調査で、この接続部分にある直径およそ3cm、厚さ3mmのゴム製Oリングの1か所に亀裂があることがわかった。
このため、亀裂のあったOリングを新しく取り替え、10日午前3時から運転を再開した。
中国電力によると、去年行われた定期点検の際、このOリングも新しいものに取り替えたが、リングをはめ込む金属製の板の浅い溝にきちんとはまっておらず、圧力がかかって切れたと見られるということで、念のためにほかに3か所ある同じ作りの接続部分のリングも今回、交換したという。
三隅発電所では、需要が高まる夏を前に先月末から1週間あまりにわたって発電設備の点検を行っていたが、不具合が見つかった場所は点検の対象となっていなかったという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034477411.html?t=1368222146769
8日午前10時すぎ、名古屋市瑞穂区岳見町の市道で、電線の工事中に作業用のトラックが突然、動きだし、近くで作業をしていた会社員の男性(54)が車の固定装置と道路脇の溝との間に挟まれた。
この事故で男性は胸などを強く圧迫され、まもなく死亡した。
警察によると現場は住宅街の坂道で、当時、男性は同僚と工事を始めようとしたところ、トラックのゴンドラがうまく作動しなかったため、車の外で装置の点検をしていたという。
トラックには、車体と地面を固定する装置のほかにタイヤに車止めも置かれていたが、エンジンをかけたままギアをニュートラルに入れていたという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20130508/4423892.html
一方、5月9日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、男性が作業車を道路に固定するジャッキを動かしていたところ、車が輪留めを乗り越え、下り坂を後退した。この弾みで男性は側溝に落ちた。
作業は2人でやっていて、もう1人はゴンドラに乗っていたという。
8日午前9時40分ごろ、横浜市の東京電力横浜火力発電所から、「けが人が出ている」と消防に通報があった。
消防などによると、男性作業員(21)が足にけがをし、病院に運ばれた。
警察などによると、窒素ガスを注入して圧力をかける点検作業中にタンクの配管が飛び、近くにいた作業員の足に当たったという。
(ブログ者コメント)
○耐圧テストであれば水を使うはず。よってタイトルには「気密テスト中?に」と書いた。
○もしそうだとすれば、気密テスト中に配管が飛んだ事例など、ブログ者の記憶にはない。どのような状況だったのだろうか?気になって東電HPなどを調べたが、上記以外の情報は得られなかった。
松山市消防局では、平成24年度からシルバー人材センターの職員を啓発員として採用し、住宅用火災警報器の設置を呼びかけている。
8日は今年度新たに採用された12人が出席して、松山市消防局の庁舎で業務の開始式が行われた。
はじめに木下消防局長が、「市内のすべての家庭に警報器が取り付けられるよう協力をお願いします」と挨拶したあと、1人1人に啓発員を証明する名札などを手渡した。
続いて啓発員の代表者が、「火災による死者をなくすため全力で業務に取り組みたい」と決意を述べた。
このあと啓発員は消防局の担当者から、住宅の中のどこに警報器を設置すべきかなど、取り付けを呼びかける際の注意点などを聞いていた。
住宅用火災警報器は松山市の場合、条例で平成23年5月末までに設置が義務づけられていたが、罰則がないことなどから、設置率は平成24年6月の時点で松山市は71.7%、愛媛県全体でも69.8%と、全国平均の77.5%を下回っている。
啓発員は9日から松山市内のおよそ7万7000世帯を回って、警報器の設置を呼びかけることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8004190961.html?t=1368044487375
7日午前8時ごろ、栃木市宮町の自動車解体工場から火が出ていると近くに住む人から消防に通報があった。
消防が現場に駆けつけ、火はおよそ20分後に消し止められたが、工場の内壁24m2が焼けたほか、そばにいた45歳の従業員の男性がドクターヘリで病院に搬送され、男性は全身にやけどをして意識不明の重体だという。
警察によると、火が出たとき、男性は別の作業員と2人で、解体処理をしていた車から抜き取ったガソリンのゴミを取り除いたあと、ポリタンクに移す作業をしていたという。
警察は、男性が作業中に何らかの原因で発火し、ガソリンに引火して燃え移ったのではないかと見て、現場検証などを行って当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1094397851.html?t=1367957859023
(ブログ者コメント)
着火源としては静電気や裸火などが考えられる。
5日午前7時半ごろ、JR函館線を走行中の旭川発札幌行き特急「スーパーカムイ6号」(5両編成)の乗客から、「車内がこげくさい」と車掌に通報があった。
列車を茶志内駅に臨時停車させて確認したところ、最後尾の1号車床下の車軸から白煙と約10cmくらいの火が出ており、運転士が消火器で消し止めた。乗客62人にけがはなかった。
JR北海道では、3月24日と4月8日にも特急の床下から火が出るトラブルが起きている。
JR北海道によると、今回は車軸を支える「車軸軸受け」の上部にあるゴム製の「防雪カバー」(直径23cm、高さ25cm、厚さ1.5mm)が燃えて垂れ下がっていた。
車軸の回転をよくするために軸の周囲に複数取り付けた「コロ」の潤滑油が漏れ出しており、軸受けが発熱しカバーに熱が伝わり、溶けて燃えたとみられる。カバーは120~150℃で溶けるという。
軸受け部品の走行可能距離は300万kmだが、今回の部品は2012年3月に交換されて走行はまだ38万kmだった。軸受けの過熱によるトラブルは,北海道では例がないという。
このトラブルで特急など62本が運休し、連休のUターンラッシュと重なって約1万3000人に影響した。
難波車両部長は「1カ月もたたないうちに発火を起こして申し訳ない。利用者の信頼を損なう事象で、反省している」と陳謝した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130506k0000m040075000c.html
また、2013年5月10日10時55分に北海道新聞から、原因に関する更に詳細な下記趣旨の記事が、イメージ図付きでネット配信されていた。
JR北海道は9日、ベアリングが大きく破損していたことを明らかにした。ただ、破損に至った原因は不明とした。
JRによると、ベアリングは車軸を支える軸受けの内部に組み込まれており、ベアリングなどが発熱し、上部にある防振ゴムやゴム製防雪カバーの出火につながったとみて、分解調査を進めていた。
その結果、ベアリングのほぼ半分が大破。回転する「コロ」と呼ばれる円柱形の鉄製部品などが原形をとどめないほど変形したり、ばらばらになったりしていた。
このためベアリングがスムーズに回転できなくなり、摩擦で少なくとも200℃以上に発熱したと考えられるという。
ベアリングは300万kmの走行に耐えられるが、出火した車両は昨年3月の定期点検時に交換後、38万kmしか走行しておらず、JRは「部品に異常があったか、交換の方法に問題があったかなども含めて破損原因は不明」と説明。
近く鉄道総合技術研究所(東京)にベアリングを送り、詳しく分析してもらう。
出典URL
(ブログ者コメント)
4月8日に起きたトラブルは、本ブログに掲載済。
3日午前10時ごろ、神奈川県茅ヶ崎市のガソリンスタンド「T石油茅ヶ崎SS」で、31歳のアルバイト男性が客の乗用車を洗車作業中に自動洗車機の中で機械に挟まれているのを、ほかの店員が見つけた。
男性は病院に運ばれたが、胸などを強く打ち、意識不明の重体。
警察によると、ほかの店員が叫び声に気付いたときには体を挟まれていたという。
警察によると、自動洗車機は高さがおよそ2m70cm、幅がおよそ3m20cmの門型で、男性は、外側の枠と内側にあるブラシの付いた動く機械の間に挟まれていたという。
このガソリンスタンドでは、店員が手作業で洗車する場合でも、車に水をかけるため自動洗車機を使っているが、作動中は中に入らないよう指導していたという。
男性は、同スタンドのマニュアルで、洗車作業中に立ち入ってはならないとされた場所にいたという。
警察は、ガソリンスタンドの関係者から話を聞くなどして、状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130503/e06503a639a3bb705ffa633a4f5463d8.html
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130503/kng13050321520004-n1.htm
愛知県半田市の半田消防署は2日、コンクリートミキサー車の車輪に足を挟まれた男性(65)を救助中、車体を持ち上げていたゴム製の空気ジャッキが外れ、男性が再び足を挟まれるミスがあったと発表した。男性は右足骨折の重傷を負った。
同署によると、1日午後0時20分頃、半田市岩滑高山町の坂道で、中型コンクリートミキサー車(4トン)の男性運転手がミキサー車を止めて降りた際、ミキサー車が坂道を下るように動き出し、男性は右後輪に右足太もも辺りを挟まれた。
同消防署員12人が駆けつけ、マット型の空気ジャッキを2枚重ねて空気で膨らまし、車体を持ち上げて救助しようとしたところ、上のジャッキ(約40cm四方)が外れ、男性は再び足をタイヤに挟まれたという。
出典URL
(2013年5月12日 修正1 ;追記)
2013年5月3日付の中日新聞紙面に、事故当時の詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。
消防によると、工事現場の坂道で駐車中の無人の中型コンクリートミキサー車(4トン)が何らかの理由で後退し、後ろにいた男性運転手の右脚を右後輪で轢いたまま止まった。
通報で最初に駆け付けた半田消防署の消防隊員3人が空気式ジャッキを後輪の下に入れて、ボンベで空気を入れて膨らませていたところ、ジャッキが外れて男性の脚に落ちた。
後で到着した救助隊員3人が油圧ジャッキでタイヤを上げ、男性を救出した。
消防によると、消防隊は救助用の油圧式ジャッキを持っていなかった。
空気式ジャッキを使う訓練もしていたが、現場で使うことはほとんどなかった。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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