







2023年9月29日18時55分にYAHOOニュース(福島テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
<事故から一日 園は臨時休業>
9月28日、東北サファリパークでは、飼育員がライオンに襲われ、その後、死亡する事故が発生。
事故から一日、事故を受けて臨時休業となった園に、労働基準監督署が入り調査を行った。
<園の説明から見えた”違い”>
「ライオンの飼育」という安全管理に細心の注意が払われているはずの場所で、事故はどうしておきてしまったのか?
東北サファリパークの説明から、普段との状況の違いが見えてきた。
東北サファリパーク・熊久保B副社長:
「通常であれば、人間側の扉を開けて夜のエサをあげて扉を閉めて、動物側の扉を開けて動物が中に入ってくるという手順」
<通常の手順>
2017年に福島テレビが取材した映像に、事故がおきた檻と同じタイプものが撮影されていた。
東北サファリパークは、扉を開け閉めして飼育員と動物が接触しないよう対応してきたという。
エサやりや掃除を行う場合、ライオンを檻の外に出し、戻ってこないよう扉を閉め、それから飼育員の作業スペースとの間にある扉を開けて飼育員が檻の中に入り作業を行う。
作業を終えて飼育員が檻の外に出たら、作業スペースに通じる扉を閉めてから、ライオンを檻の中に入れるという手順。
<閉めるべき扉が開いたまま>
しかし事故があった日は、飼育員の作業スペースとの間にある扉が開いた状態のままライオンを檻の中に入れてしまい、檻の入口付近で加藤さんが襲われたという。
熊久保B副社長によると、「何かの手違いで閉まっていなかったか、閉めていなかった。開けた状態ではライオンが当然入ってくる。カメラで見ると、入ってきた瞬間に扉が閉まっていないことに本人が気付いたようだった。本人はすぐに閉めに行ったようだが、ライオンの方が速くて、そのまま中に」と状況を説明した。
<閉め忘れた可能性>
警察は、監視カメラの映像や従業員への聞き取りなどから、飼育員が扉を閉め忘れた可能性があると見て捜査を進めている。
熊久保B副社長は、「このような事故が二度とおこらないように、会社としても全力を挙げて、調査とそして今後の改善をしていきたい」と話した。
<原因究明が事故防止に>
29日の午後には、ライオンなどの飼育について許認可権を持つ福島県の動物愛護センターも現場に入り、施設に問題は無かったか確認を行った。
事故の再発防止へ、原因の解明が進められる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/61b01b8dd4597731392ee8b248eae777fbee0aaa
10月1日9時27分に毎日新聞からは、ライオンを檻7の扉から檻6に収納しようとしていたなど、下記趣旨の記事が檻ナンバー記載の解説図付きでネット配信されていた。
同園によると、9月28日午後3時22分、ライオン担当の加藤さんは八つあるオリのうち、「檻(おり)6」にエサを入れていた。
この時、何らかの理由で「檻6」の飼育員用の扉が閉められていなかった。
同23分に隣の「檻7」の展示場側の扉からライオンを「檻6」に収容しようとした際、加藤さんは「檻6」の飼育員用の扉が開いていることに気が付き、閉めようとしたが、間に合わずに襲われた。
https://mainichi.jp/articles/20231001/k00/00m/040/036000c
9月30日18時15分にYAHOOニュース(福島中央テレビ)からは、扉を閉め忘れたことに1分40秒後に気付いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
サファリパークが発表した経過報告によりますと、加藤さんは午後3時22分にライオンの檻にエサを置き、ライオンと飼育員を隔てる扉を閉めずに別の檻に移りました。
その1分40秒後、開いたままになっていた扉に気付き、閉めに戻るとライオンに引きずり込まれたということです。
また他の飼育員が異変に気付きましたが、その檻に入ることができず、加藤さんとライオンを引き離すのに10分余りかかったこともわかりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b907cc440782e3923d929ef08fc4f788bb46ddbc
9月30日12時5分にYAHOOニュース(福島テレビ)からは、マニュアルに反し閉めたことの指さし確認をしていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
立ち入り調査をした福島県によると、施設のマニュアルでは飼育員側の鉄格子の扉が閉められていることを「指さし」で確認することが明記されていた。
警察では監視カメラの映像などから、加藤さんが扉を閉め忘れたうえ、安全確認をしていなかったとみて詳しく調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1049434b3b8d60fdb443a2056d1dda23105cdca4
9月29日9時43分にYAHOOニュース(FNN PRIME;福島テレビ)からは、現場には監視役もいたが襲われるまで気付いていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時は監視役として、別の従業員1人も飼育員の作業スペースにいたが、加藤さんが襲われて声をあげるまで異変に気付いていなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c6e672486153f608ba4c710fb55bac128780fd5
9月29日21時46分にYAHOOニュース(朝日新聞)からは、別の飼育員と2人で誘導用の餌をやっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊久保副社長によると、加藤さんは入社27年のベテラン飼育員。
ライオンなど猛獣の担当で、事故時は放し飼いのライオンを寝床のおりの中に入れる閉園作業の最中だった。
別の飼育員と2人で誘導用のえさをやっていたという。
監視カメラの映像には、おりの外にいた加藤さんが飼育員用の鉄格子の扉が開いていることに気づき、急いで閉めようとしたが間に合わず、ライオンにおりの中に引きずり込まれる様子が映っていたという。
扉は飼育員がロープを引っ張って手動で開閉する仕組みだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a047fc8b1e96c475b32120ad477ed373b3615463
10月1日11時7分に読売新聞からは、補助監視役の飼育員は獣舎の出入り口にいたなど、下記趣旨の記事が補助監視役などの位置関係解説図付きでネット配信されていた。
獣舎内にはライオンのおりが八つ並んでおり、加藤さんは奥から3番目のおりにえさを入れて通路に出た。
その際、通路とおりの間の落とし戸が閉まっていなかったのが、監視カメラの映像で確認できたという。
ライオンのいる展示スペースとおりの間の戸が開けられ、ライオンがおりに入った。
その後すぐ、加藤さんは落とし戸が閉まっていないと気づいたのか、問題のおりに近づいた。
その瞬間、ライオンに引きずり込まれ、おりの中で襲われた。
作業開始から3分ほどの間の出来事だった。
獣舎には加藤さんの作業を補助監視する飼育員もいたが、獣舎の出入り口付近におり、落とし戸が開いているのに気づいたのとほぼ同時に、加藤さんが襲われたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230930-OYT1T50198/
9月29日6時15分にYAHOOニュース(NEWSポストSEVEN)からは、東北サファリは那須サファリと運営会社が同じであり、同グループでの同種事故は5回目など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
実は過去に「東北サファリパーク」および同じ会社が運営する「那須サファリパーク」でも、同様の事故が複数回発生している。
動物専門学校の関係者が語る。
「『東北サファリパーク』さんは那須や岩手でもサファリパークを運営していますが、那須では1997年と2000年に飼育員がライオンに襲われ負傷する事故が発生しています。
また、直近ですと2022年1月に収容し忘れたトラが従業員3人を襲い、重傷を負わせる事故が起きています。
また『東北サファリ』では1989年に、同園の当時19歳の女性飼育員がトラに右腕を噛まれ、肘から先を食いちぎられる事故が発生しています。
今回の件で、同グループで起きた事故は5回目ということになります」
『那須サファリ』では、1997年の事故を教訓に「マニュアル」が制定されているが、2000年の事故でその「マニュアル」に基づく教育が徹底されていなかったことが発覚し、問題となっていた。
さらに2022年の事故では、再発防止のため現地調査にあたった「日本動物園水族館協会」によって、従業員らが業務マニュアルの手順にない時間外労働を強いられていたことも判明している。
前出の関係者が続ける。
「これまでのケースを見ると、同グループで起きた事故で被害にあった方の多くが10代や20代の若い飼育員たちです。
キャリアの浅い飼育員にじゅうぶんな安全教育を行わないまま、そして時間外労働を強いるなどの劣悪な労働環境なども事故が起きる本質的な要因になっているのではないかと、関係者のあいだでは指摘されてきました」
地元紙記者は“同園ならでは”の事情を明かす。
「現在、『東北サファリ』は創業家の熊久保A氏が二代目社長として運営にあたっています。
ご自身はレーシングドライバーとしても有名な方で、『東北サファリ』の真横で『エビスサーキット』という自動車レース場も経営しています。
というのも、創業者である彼の父親が多角経営を進めた結果、事業を複数抱えており、熊久保A氏はそれらの多くを引き継ぎました。
彼は『サファリパーク』事業のほか、さまざまな施設のオーナーでもあるのです。
安全管理の点で、こうした運営体制にも問題点がなかったのか、再検証するタイミングなのかもしれません」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bb8e9a39e42320104c64f01a84df74e91547a26?page=1
(ブログ者コメント)
本ブログでは2022年1月、那須サファリでの同種事故に関し、京都市動物園では過去の事故の反省からダブルチェックなどの対策をとっているという報道を紹介している。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12219/
(2023年11月1日 修正1 ;追記)
2023年10月29日9時49分にYAHOOニュース(福島民報)からは、エサは格子の隙間から与える、落とし戸に色を塗って開閉状況を確認しやすくするなどの対策をとり、10月28日に営業を再開したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
動物園「東北サファリパーク」は28日、営業を再開した。
同園によると、県に提出した再発防止計画で餌を格子の隙間から差し入れるようにするなど作業手順を改善した。
おりと飼育員通路の間にある落とし戸に色を塗って開閉の状況を確認しやすくした。
扉の開閉を確認するチェックシートを作り、従業員に確実に施錠するよう指導した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5610e1f11d8aec027aac1bef147c607667bcb0c6
10月29日9時29分に読売新聞からは、再開前日には県動物愛護センターの調査を受けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設では事故を受け、ライオンにえさをやる際には、おりの中に入らず、通路から鉄格子の隙間を通してえさを入れるように手順を見直した。
27日には県動物愛護センターが同施設を調査。
えさのやり方を実演してもらい、作業時間が大幅に増えるなどの問題が生じないかを確認した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231028-OYT1T50173/
2023年9月27日12時30分にYAHOOニュース(毎日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年3月、三重県亀山市辺法寺町の東名阪自動車道でトラックなど5台が絡み、3人が死亡した多重事故で、119番を受信した亀山市消防本部は、通報した男性が通信指令員と通話中、後続車にはねられて死亡したとして、事故現場にいる通報者の安全確認を対応の手順書に明記したと発表した。
通報中の事故防止策の一環として、桜井義之亀山市長が26日の記者会見で明らかにした。
事故は3月27日午前2時25分ごろ発生した。
この男性は中型トラックの運転手で、軽ワゴン車に追突事故を起こしたとして車外で119番していたところ、後続の大型トラックにはねられた。
亀山市消防本部によると、通信指令員は事故の状況などを聞き取り、軽ワゴンに乗っていた2人の救護を依頼した。
一方、背後で大きな音がするなどの異常を察知しなかったためとして、男性に避難や安全確保を促すことはなかった。
桜井市長は26日の記者会見で、「対応に問題はなかった」としつつ、「3人が事故で死亡したことは遺憾。教訓を踏まえ業務を充実・強化する」と述べた。
再発防止策として、手順書に安全確認を盛り込み、対応訓練や研修でも周知する。
ただ、確認の義務付けはしないといい、亀山市消防本部は「対応手順をマニュアル化すると、指令員が想定外の事態に対応できないおそれがあるため」とした。
総務省消防庁によると、119番の通報者に対して、安全確認を指示する規定はなく、県内の各消防の対応もさまざまだ。
伊勢道が通る津市消防本部は、二次被害防止のため、通報者の安全確認を対応マニュアルに以前から明記している。
松阪市と伊勢市の消防本部は明文化はしていないが、一般道からの通報も含めて、まず通報者の安全確認を行うよう通信指令員に指導しているという。
消防庁は通報者の安全確保に関する全国調査を行い、今年度中に再発防止策をまとめる。
関西大の永田尚三教授(消防行政)は、「消防は地域間格差が激しく、対応に差が出やすい側面がある。全国で明文化すべきだ」と指摘した。
事故を巡っては、県警が事故現場で実況見分を行い、男性を含む4台の運転手4人が前方への注意義務を怠った可能性があるとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの容疑で捜査している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f72883429dd93da9dd91cc293efdc8a87c3a506
9月23日8時40分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、8分間にわたる消防との通話中、消防は一度も安全な場所への退避を促していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【応急手当て・確認を次々要請】
三重県亀山市で3月に起きた東名阪道多重事故で、119番した男性が8分間に及ぶ消防との通話中、後続車にはねられ死亡した。
遺族に今夏、開示された通信記録によると、消防の通信指令員はこの間、高速道路上にいる男性に負傷者の応急手当てなどを次々と要請。
路肩など安全な場所への退避は促していなかった。
【全国調査実施】
総務省消防庁によると、119番の通報者に対し、安全確保を必ず指示すると定めた統一ルールはない。
同庁は、この事故を重くみて、8月下旬、全国の消防本部を通じて同種事例の有無を確認する調査に乗り出した。
「通信指令員が安全確保指示をしなかったことにより、通報者が後続車にひかれた」ケースについて、事故になりかねなかったヒヤリ・ハット事例を含めて収集し、今年度中に共有して再発防止を図る考えだ。
事故で亡くなったのは大阪市平野区の運転手角田さん(当時53歳)。
走行車線で中型トラックを運転中、前方を時速約30キロで走り、さらに減速した軽ワゴン車に追突し、車を降りて携帯電話で119番した。
亀山市が遺族に開示した通信記録によると、市消防本部の通信指令員は角田さんの無事を確認後、軽ワゴン車に乗っていた2人の様子を見るよう求めた。
2人が頭から出血していると聞くと、「止血してほしいんですけど」と要請。
2人の氏名の聞き取りやガソリン漏れのチェック、車種や色の確認など、次々と指示や質問をしていた。
【通話8分間】
8分間の通話中、指令員が角田さんに車線上からの退避を促すことはなかった。
通話の終盤、角田さんが負傷者2人に「(車を)出たら危ないです」と注意する場面でも、指令員は車のナンバーを質問。
その直後、通話は「もしもし。もしもし」という指令員の呼びかけで途切れた。
三重県警は、この時点で、後続の大型トラックに角田さんがはねられたとみている。
通信記録を情報公開請求した角田さんの妻(51)は、「亀山消防には『通話中の口調は冷静そうだった』と説明されたが、動転していたはず。『あなたは安全な場所にいますか』の一言があれば、あの人は生きていたかもしれない」と訴えた。
関西大の永田尚三教授(消防行政)は、「事故を起こした以上、救護義務を果たす必要があるが、今回は通報者は119番した時点で最低限の義務は果たしている」と指摘している。
亀山市消防本部は事故後、通信指令業務のマニュアルに、通報者自身の安全確認を追記したとしている。
◆東名阪道多重事故
3月27日午前2時過ぎ、上り線の走行車線で、停止寸前だった軽ワゴン車に中型トラックが追突、さらに大型トラックが突っ込んだ。
中型トラックを降りて、119番していた角田さんが死亡し、軽ワゴンの2人が負傷。
大型トラックの積み荷が散乱した下り線でも追突事故が起き、2人が死亡、3人が負傷した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/381b73abe61f73e6a87a8f91a5fd1d69f4969595
9月28日8時0分にYAHOOニュース(伊勢新聞)からは、三重県の全消防本部は現場通報者の安全確保を促すよう手順書に明記するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
一見勝之三重県知事は27日の定例記者会見で、亀山市の東名阪自動車道で通報者を含む3人が死亡した多重事故を受け、通報者の安全確保に関する規定を手順書に明記するよう、市町の消防に求める考えを示した。
県によると、県内では9つの消防本部が、現場で119番をした人の安全を確認したり、安全の確保を促したりする項目を手順書に記載している。
残る6つの消防本部では、同様の項目を盛り込んでいない。
一見知事の指示を受けた防災対策部は、消防に指導や助言ができると定めた消防組織法に基づき、全ての消防本部に明文化を求める方針。
県消防学校には、カリキュラムに盛り込むよう、既に指示した。
一見知事は会見で、手順書に具体的な対応が記されていないことによる「現場への負担」に懸念を示した上で、「明文化することで、通信司令員が対応に迷わないようにすることが大事」と述べた。
一方、亀山市消防本部による通報者への対応が適切だったかどうかを問われた一見知事は、「詳細については警察が捜査している。私の方から具体的なコメントは控えたい」と述べるにとどめた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/50de4f025a2ad24fcf59a10244e5bbad65a47e48
2023年9月27日16時23分にTBS NEWS(東北放送)から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
27日午後0時20分頃、丸森町内の鉄塔の建設工事現場で、岩盤を砕く発破作業を行なっていたところ、爆風で飛ばされた石が、27歳の男性作業員の額に当たりました。
男性はドクターヘリで仙台市内の病院に運ばれましたが、消防によりますと、救急隊員の問いかけに対し答えないなど、意識がはっきりとしない状態だということです。
工事を発注した東北電力ネットワークによりますと、現場では、送電線の鉄塔を建設するため、基礎の掘削作業を行っていたということです。
また、警察によりますと、当時、現場では7~8人が作業にあたっていたということです。
警察では、爆風が想定より大きかったとみて調べています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/745510?display=1
9月27日19時27分にYAHOOニュース(仙台放送)からは、岩盤を爆破し地面に穴を開ける作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岩盤爆破の作業中に、男性作業員がけがをした。
27日午後0時20分ごろ、宮城・丸森町で、鉄塔を建てるため、岩盤を爆発させ地面に穴を開ける作業をしていた20代の男性作業員に、爆風で飛んできた石がぶつかり、けがをした。
消防によると、男性作業員は意識がもうろうとして、会話ができない状態で、仙台市内の病院にドクターヘリで運ばれたという。
事故当時、現場ではこの男性を含む7~8人が作業をしていたが、想定よりも大きな爆風が生じ、男性が飛ばされた石に当たったという。
警察は、現場の安全管理に問題がなかったかなど、事故当時の状況を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f50a09803c8a3cc1ad6043f778a5c455fe398908
9月27日15時25分にYAHOOニュース(ミヤギテレビ)からは、作業員は避難していたが想定より大きかった爆風で吹き飛ばされたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察と消防によると、27日午後0時20分ころ、現場作業員から「発破作業をしていた人が吹き飛ばされた」と119番通報がありました。
鉄塔の建設に伴う岩盤を爆破する作業で、発破作業の際に飛んできたものが27歳の男性作業員に直撃し、病院に搬送された。
警察によると、作業員は避難していたものの、想定より爆風が大きかったとみられている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf2dea4606f040eb96c81a1959ec9c647d01dab8
2023年9月26日20時22分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2022年9月、台風15号で停電した排水処理施設で男性が死亡した事故をめぐり、静岡市が責任を認め、遺族1人に約2200万円の賠償金を支払う方針を固めたことがわかりました。
2022年9月24日、静岡市葵区平野にある市の排水処理施設で、管理を委託されていた70代の男性が水に浮かんだ状態で見つかり、病院で死亡が確認されました。
当時、この施設は台風15号で停電し、自家発電機を使って排水処理をしていて、男性は静岡市から頼まれ、燃料を補充しようとしていました。
関係者によりますと、その後の調査で、男性の死因は一酸化炭素中毒で、発電機の老朽化が燃料の不完全燃焼につながり施設内に一酸化炭素が充満していたことがわかりました。
市は施設の維持管理を怠った責任があるとして、法律に基づき、遺族側と協議を行なった結果、遺族1人に賠償金2200万円あまりを支払うことで合意しました。
市は賠償金の支払いに関する議案を、市議会9月定例会に提出する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/95879e4967f8db07fee4db9292c40362323c6563
※事故当時、2022年9月25日14時32分に読売新聞からは、冠水した地下室内に浮かんでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後7時半頃、静岡市葵区平野の農業集落排水処理施設で、近くの農業男性(71)が膝くらいの高さまで冠水した地下室でうつぶせで浮かんでいるのが見つかり、死亡が確認された。
静岡中央署の発表によると、男性は台風15号の影響で施設が停電したため、自家発電用の燃料を補給しようと施設に入り、何らかの原因で倒れたとみられ、同署が詳しい状況を調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220925-OYT1T50132/
(2023年10月12日 修正1 ;追記)
2023年10月10日19時48分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、マフラーに腐食で穴が開いていた、マフラーの腐食有無は点検項目に入っていなかった、CO中毒で倒れ顔が水に浸かって溺死したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
静岡市は責任を認め、遺族側に約3,250万円の賠償金を支払うと発表しました。
市の説明によりますと、この施設の非常用ポンプのマフラーには、腐食によって穴が開いていました。
ここから漏れ出した一酸化炭素が地下室に充満、男性は一酸化炭素中毒で倒れた際に部屋にたまった水に顔が浸かり、溺死したということです。
<難波市長> :
「マフラーの腐食については(点検の)項目として書かれておりません」
難波市長は、市が施設の維持管理を怠ったとして、男性の遺族2人に対し、賠償金あわせて3,250万円あまりを支払うことで合意し、議案を9月定例会に上程すると発表しました。
静岡市は、市内にある同様の排水処理施設11のうち、5か所でポンプの腐食を確認していて、今後は業者による点検の項目を増やすなど、再発防止に努めるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f92b23581ea4531cf06f26de4dc7aa1f3feaee35
10月10日16時43分にNHK静岡からは、点検でマフラーの穴を見つけられなかったことが死亡につながったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が詳しく調べた結果、排水ポンプのエンジンのマフラーに老朽化で穴が開いていたことから一酸化炭素が漏れて、男性が中毒を起こし、冠水した床に倒れ溺れたということです。
このため市は、点検でマフラーの穴を見つけられず、施設の管理の不備が男性の死亡につながったとして、遺族側と協議した結果、3252万円あまりの賠償金を支払うことで合意したということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20231010/3030021810.html
2023年9月26日8時26分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
NITE(=製品評価技術基盤機構)が、バランスボールの破裂による事故に注意を呼びかけました。
バランスボールの破裂による事故を再現した映像では、カッターナイフで傷をつけたバランスボールに人形を何度もバウンドさせると、およそ1時間後、大きな音を立てて破裂しました。
2021年に滋賀県で起きた事故では、50代の男性が背骨を折る大ケガをしたということです。
原因は、バランスボールの表面についた傷が、空気の入れすぎや使用する際の圧力によって徐々に拡大したこととみられています。
NITEによりますと、過去3年間でバランスボールの破裂による重傷事故は4件発生しているということです。
NITEは、説明書に書かれている最大空気圧を超えないようにしたり、傷やヒビがある状態で使ったりしないように注意を呼びかけています。
https://news.ntv.co.jp/category/society/4e120cc55204485d9b218ad70829a69d
9月26日15時2分にTBS NEWSからは、過度な負荷がかかると破裂することがある、空気を抜いて保管中に表面が劣化し破裂の恐れが強まるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大きな音を立てて破裂するバランスボール。
過度な負荷がかかると破裂することがあるとして、NITE=製品評価技術基盤機構が注意を呼びかけています。
NITEによりますと、亀裂が入ったボールが破裂して重傷を負った事故が、2021年以降、4件報告されているということです。
また、空気を抜いて保管している間に表面が劣化し、破裂の恐れが高まることから、NITEは、久しぶりに使う際は傷がないかなど表面の状態を確かめてから使うよう、注意を呼び掛けています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/743165?display=1
9月26日16時57分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、体重160kgの番組スタッフが乗っても全く破れそうになかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バランスボールでの事故に、注意を呼びかけている。
予期せぬ事故に注意を呼びかけるために、26日に公開された動画。
成人男性に見立てた人形がバランスボールの上で体を弾ませていると、突然、バランスボールが破裂。
ボールは、下から割れ目が広がるように破れた。
腹筋や体幹など全身の筋肉を鍛えられるバランスボール。
ボールに全体重をかけることも可能で、体重160kgの番組スタッフが乗っても、まったく破れそうにない。
しかし、実験を行ったNITE(製品評価技術基盤機構)によると、2021年、50代の男性がバランスボールで運動をしていたところ、突然ボールが破裂し、体が落下。
背骨を圧迫骨折する重傷を負ったという。
ボールに小さな傷がついていることに気づかず使用していた場合、このように破裂してしまうこともあるという。
NITEは、このような事故を防ぐため、バランスボールを使用する際には、傷やひびなどがないか確認すること、また、空気の入れすぎによる破裂を防ぐため、説明書などに書かれた直径になっているかを確認するよう呼びかけている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f67256224f45b0d1fef8d86d40aa26cd345e632f
2023年9月26日7時0分にYAHOOニュース(withnews)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
飲食店で漂白剤の入った水が提供され、客が中毒を起こしたことがニュースになりました。
誤って中毒を起こす物質を食べたり飲んだりしてしまったとき、どのように対応をするべきでしょうか。
専門家を取材しました。
【イラスト解説】食べたり飲んだり以外の危険な“中毒” 命にかかわる一酸化炭素、対処法は?
【漂白剤の入った水が客に…】
9月初旬、東京都内の飲食店で、漂白剤の入った水を客に提供、飲んだ客が中毒を起こしたことがニュースになりました。
飲食店の運営会社の発表によれば、水に入っていたのは次亜塩素酸ナトリウムという化学物質でした。
中毒の原因になるような物質を摂取してしまったとき、どのように対応をするべきでしょうか。
主に家庭などで事故が起きた場合、公益財団法人日本中毒情報センターは、公式サイトの「中毒事故が起こったら(家庭でできること、やってはいけないこと)」で、「まず、何を飲んだのか、何を吸ったのか、中毒の原因物質を確認」するべきとしています。
これは、医療機関を受診する場合や同センターの運営する「中毒110番」(※)に相談する場合にも、必要な情報です。
※一般(非医療関係者)専用、電話で365日24時間対応。
利用料は無料。
化学物質や動植物の毒などによって起こる急性中毒について、実際に事故が発生している場合に限り情報提供。
大阪中毒110番 :072-727-2499
つくば中毒110番:029-852-9999
中毒事故が発生するところを見ていなかった場合、「散らかっている空き瓶や空き箱など、周囲の状況から原因物質を特定しなければならないこともあります」、「残っている量から飲んだ量を推定することも重要なポイントです」。
意識があり、呼吸も脈拍も異常がない場合に、応急処置を行います。
もし意識がない、けいれんを起こしているなど、重篤な症状がある場合は、「直ちに救急車を呼びます」と呼びかけています。
【吐かせてはいけないものも】
食べたり、飲んだりした場合の応急処置は、摂取した物質によってその方法が異なります。
同センターは、「中毒110番にご相談ください」とした上で、次のように説明しています。
まず、「慌てずに、口の中に残っているものがあれば取り除き、口をすすいで、うがいをします」
「難しい場合は濡れガーゼで拭き取ります」。
なお、「家庭で吐かせることは勧められていません」と注意喚起しています。
「吐物が気管に入ってしまうことがあり危険」だからです。
「特に吐かせることで症状が悪化する危険性のあるものの場合は絶対に吐かせてはいけません」とします。
吐かせることで症状が悪化する危険性のあるものとは、
「石油製品(灯油、マニキュア、除光液、液体の殺虫剤など)」
「容器に『酸性』または『アルカリ性』と書かれている製品(漂白剤、トイレ用洗浄剤、換気扇用洗浄剤など)」
「防虫剤の樟脳(しょうのう)、なめくじ駆除剤など」
が挙げられています。
石油製品は、もし気管に入れば肺炎を起こし、酸・アルカリは食道から胃にかけての損傷をよりひどくしてしまうことがあり、防虫剤等はけいれんを起こす可能性がある、ということです。
【何も飲ませてはいけない場合】
「刺激性があったり、炎症を起こしたりする危険性があるものの場合は、牛乳または水を飲ませます」と同センター。
これは、「誤飲したものを薄めて、粘膜への刺激を和らげる」ため。
「飲ませる量が多いと吐いてしまうので、無理なく飲める量にとどめます。
(多くても小児では120mL、成人では240mLを超えない)」
同センターが牛乳または水を飲ませた方がいいものの例として挙げるのは、
「容器に『酸性』または『アルカリ性』と書かれている製品(漂白剤、トイレ用洗浄剤、換気扇用洗浄剤など)」
「界面活性剤を含んでいる製品(洗濯用洗剤、台所用洗剤、シャンプー、石けんなど)」
「石灰乾燥剤、除湿剤」
など。
その他のものの場合は、「飲ませることで症状を悪化させる恐れがあるものもありますので、何も飲ませないようにします」。
牛乳や水を飲ませることで症状を悪化させる恐れがあるものの例は、
「石油製品(灯油、マニキュア、除光液、液体の殺虫剤など)」。
「吐きやすくなり、吐いたものが気管に入ると肺炎を起こす」
「牛乳に含まれる脂肪に溶けて、体内に吸収されやすくなる」
ため。
「たばこ、たばこの吸殻」も、「たばこ葉からニコチンが水分に溶け出し、体内に吸収されやすくなる」ためNG。
「防虫剤(パラジクロルベンゼン、ナフタリン、樟脳(しょうのう))」も、「牛乳に含まれる脂肪に溶けて、体内に吸収されやすくなる」ため、牛乳はNG。
水はどちらでもないということでした。
【外食時にできることはある?】
では、外食など家庭の外で、このような異変を感じた場合、どう対応すればいいのでしょうか。
中毒を専門にする、国際医療福祉大学成田病院救急科講師で医師の千葉拓世さんを取材しました。
千葉さんは、家庭のように原因を検索することが難しいシーンで起きた以上、「あまりできることはないというのが正直なところ」だとします。
「『おかしい』と思ったら、それ以上は食べたり飲んだりしない、口をすすぐ、無理に吐こうとするなどしない、ぐらいかと思います。
中毒情報センターの情報発信からもわかるように、原因物質によって対応は異なりますし、何が原因かわからない場合には対応は難しいです。
症状があれば、病院を受診するようにしてください」
家庭の中で中毒を防ぐための対策としては、
「何が毒になるのかを認識する」
「危険なものは子供の手の届かない鍵のかかる棚にしまう」
「もともとの容器にしまう(農薬を飲料用ペットボトルに入れたりしない)」
「食べ物と食べ物でないものを同じ棚に片づけない」
「子どもの前で薬を飲むことを避ける」
ことを紹介します。
また、中毒センターについて、その存在や電話番号を知っておくことも大事だとしました。
ちなみに牛乳については、飲ませるとかえって状態を悪化させる原因物質もあるため、千葉さんとしては「あまり積極的に勧めるものではない」とのこと。
原因も対策もさまざまであるため、あらかじめ相談先などの知識を身につけておくことが、一番の予防になりそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a48783eb87badd676efbbab77b0745c82075ded9
2023年9月26日21時32分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日、北海道栗山町の馬鈴しょ集出荷貯蔵センターで、作業をしていたアルバイト従業員の男性(64)が死亡する事故がありました。
午後1時ごろ、男性がジャガイモを移動させるアームとベルトコンベアに上半身を挟まれている状態を同僚が見つけて、消防に通報しました。
男性は心肺停止の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、アームは袋詰めされたジャガイモをベルトコンベアに移動させる構造で、センサーでジャガイモに反応する仕組みだということです。
男性は当時、ジャガイモを搬送する作業をしていて、警察はアームのセンサーが誤って男性に反応した可能性もあるみて、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed605e898b59c86a3e7e0b41197abd55fa841aa6
2023年9月27日6時7分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・国分寺市のイタリアンレストランで、ランチタイム中にガス爆発が起き、客と店員がケガをしました。
なぜ、爆発は起きたのか。
店長が語った“理由”は…。
26日、東京・国分寺市のレストランで爆発事故が起きました。
大きな窓が全て割れ、白いカーテンが風で揺れていました。
そばにはガラスの破片も落ちていて、入り口のガラス戸にもヒビが入り、テープで補強されていました。
ランチ営業中に起きた爆発事故。
食事をしていた男性客と女性店員の2人がケガをする事態となりました。
事故が起きる前のレストランの外観の画像では、大きなガラス窓がありましたが、窓ガラスはなくなってしまい、建物の周りにも規制線が張られ、そのすぐ横にはガラスの破片が集められていました。
爆発事故があった現場は、国分寺市にあるJR西国分寺駅のすぐそば。
飲食店などが並ぶエリアにあるイタリアンレストランです。
近隣の店は、そのときの“音”を聞いていました。
近隣の店の店長 :
「爆風というか爆音というか、すごい『ドン!』という低音で鈍い音だった。
いつもと違う音がしたので。聞いたことがないような」
「ぱっと見たときに『あれ違うな?』『あれ?どうしたんだ?』ってなって。
窓ガラスが全部ない状態で、『あれっ?』って」
爆発から約30分後に撮影された写真には、割れた窓から消防隊員が頭を出しているところが写り、見下ろす先には、粉々になってしまった窓ガラスが散乱していました。
――消防隊の方も何人かいた?
写真を撮影した人 :
「そうですね、結構いらした」
「脇のほうにずっと緊急車両が止まってて、ガラスがぐちゃぐちゃの状態で落ちていた。
かなり細かく割れていたので、水がまいてありますけど、ここの辺りずっと破片が飛び散っていた」
「けっこう年配のおじいさんが、救急車のストレッチャーに、寝ていたというか、座っていたというか」
写真を撮影した人も、過去に訪れたことがあるというレストラン。
近所でも評判が良かったといいます。
なぜランチタイム中に、爆発が起きたのでしょうか?
警視庁によると、厨房でカセットボンベのガス抜きをしていたという50代の店長。
カセットボンベ1本に小さな穴を開け、処分していたとみられています。
警視庁に対し店長は、「ガス抜きをしていて10秒後くらいに、麺をゆでる機械の種火から、胸のあたりまで炎があがって、直後にガラスが割れた」と話しているといいます。
換気扇は回っていたといいますが、ガスがたまり、厨房の火に引火して爆発したとみられています。
当時、店には店長、店員、客のあわせて3人がいて、男性客は手に軽いケガ、女性店員は体の痛みを訴え、全身打撲と診断されました。
『news zero』の取材に対し、レストランの店長は「ガスボンベ1本で、ここまでの爆発になるとは思わなかった」と話しています。
ガスボンベの“ガス抜き”について専門家はどう見るのか。
元東京消防庁・坂口隆夫氏 :
「まず原則は、ガス抜きは極力しない。
最後までガスを使い切るというのが原則なんです。
ガス抜きというのは、危険性が伴うので、推奨はしていません。
使い切るということが一番重要なんです」
(9月26日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cf02e2fd4076e2e8ce4a357037768332558a433
2023年9月26日付で赤穂民報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月26日午前10時ごろ、赤穂市鷏和の三菱電機系統変電システム製作所赤穂工場で、クレーンで吊り上げていた重さ約240キロの鉄製タンク(縦横約140センチ、高さ約60センチ)が落下し、真下にいた同市加里屋の会社員男性(58)に接触。
男性は約2時間後、搬送先の病院で死亡が確認された。
赤穂署によると、男性は協力会社の社員で、事故発生時は同僚2人とタンクのさびを除去する作業に従事していた。
タンクをクレーンで吊り上げていたナイロン製ベルト(幅2・5センチ)が切れて約2~3メートル下の作業台に落下。
台上の鉄粉を拭き取っていた男性に当たったとみられるという。
同署が、関係者から事情を聞くなどして事故の原因を調べている。
https://www.ako-minpo.jp/news/17784.html
9月26日20時30分にYAHOOニュース(サンテレビ)からは、箱形タンクにベルトを巻き付けてクレーンで吊っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前10時ごろ、赤穂市にある「三菱電機系統変電システム製作所」の工場で、従業員から、「ワイヤーが切れて作業員の頭に部品が当たった。 意識がない」と消防に通報がありました。
警察によりますと、当時、工場では電車に設置する変圧タンクについたさびを取る作業をしていて、タンクはベルトを巻きつけた状態でクレーンでつり上げられていました。
その際、作業員の男性(58)が、タンク下の床に落ちた鉄粉を清掃していたところ、ベルトが切れて2~3メートルの高さからタンクが落下し、男性に直撃したということです。
男性は首の左側を負傷し、搬送先の病院で死亡が確認されました。
タンクは縦横約140センチ、厚さ60センチの箱型で、重さは約240キロだったということです。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に、当時の安全管理体制などを調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f858d6feda9bd02e6e9cc0e3cecd29755ca6f1d
2023年9月25日14時48分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
創業から130年を超える青森の老舗「Y屋」の弁当を食べた人が、腹痛や嘔吐などの症状を訴えている問題。
青森・八戸市保健所は、弁当から食中毒の原因となる菌が検出されたことなどから、食中毒と断定し、23日付で期限を設けず営業のすべてを禁止処分としました。
被害は全国に波及。
9月21日までに、八戸市保健所には21都県270人の被害が報告されており、他にも被害を訴えている人がいるため、今後さらに増えると見られています。
老舗店で起きた、食中毒問題。
一体、何があったのでしょうか?
【専門家「あり得ない話」食中毒の原因は?】
Y屋の弁当や、体調不良を訴える人から発見されたのは、黄色ブドウ球菌と、セレウス菌。
食品安全教育研究所代表の河岸宏和氏によると、この二つの菌が発見されることは、通常なら「あり得ないこと」だといいます。
河岸宏和氏:
「ブドウ球菌というのは、髪の毛、鼻の周り、手のケガとか爪の中に入っているのです。
弁当工場では、必ず帽子をかぶって、マスクをして手袋をしていますから、ブドウ球菌がお弁当の中に入るというのはあり得ないんですよ。
普通の工場だと、入りません。
それに反して、セレウス菌というのは、どうしてもお米を炊いたときには残ってしまうので、それを制御するというのが大事になります。
ご飯を炊いてからすぐに冷やす、盛り付けまでの時間、また販売までの時間。消費期限のうちにセレウス菌によってご飯が納豆のように糸を引くというのは、これもまたあり得ない話です。」
行政処分を受け、Y屋は、ホームページ上で原因について発表。
「当社は連休を前にして、注文に対応するべく、一部の食材(具体的には、米飯)を県外の委託業者より仕入れ、当該食材を用いて一部の弁当を製造いたしました。
その際、当社において、当該食材の受入れに当たって必要とされる作業を十分に行いませんでした。
その結果、当該食材に付着していた菌が増殖するなどして、製造された商品に含まれることとなったと考えております。」
――十分に作業をしていなかったとはどういう事が考えられますか?
河岸氏:
「お弁当にとって、ご飯というのは非常に大切な食材になります。
そのご飯を仕入れるにあたって、どんなところで作っているかという監査をまずすること。
次は細菌検査、保存検査、消費期限までの検査をしていく必要があります。
その検査さえ行われていれば、起きなかったと思います。
私は防げた事故だと思います。」
【自社の能力を超え、外部発注か】
実際に当該の弁当を食べた人によると、「弁当のご飯が納豆のように糸を引いていた」といいます。
河岸氏は、仕入れ業者とY屋それぞれ単体では問題が起きていない事から、業者からY屋へ運搬する際の、温度と時間に問題があったのではないかといいます。
【今回、Y屋が外部に委託したご飯は700㎏以上】
運搬時は、発砲スチロールの箱に袋を入れ、袋の中に10㎏ずつ米飯を詰めてトラックで運搬していました。
Y屋は、この際、30℃以下での運搬を依頼していましたが、河岸氏によると、一般的な弁当工場ではご飯を炊いたら真空冷却器で冷却してすぐ盛り付けるため、今回、炊飯から盛り付けるまでの保管温度が高く、時間も長すぎることが、問題につながった可能性も。
さらに、Y屋は普段、平日1日約6000個を製造していましたが、連休前日の15日はその約3倍の1万8816個が製造・納品されており、河岸氏は、「自社の能力を超えた発注を受け、生産管理のできない工場がいいかげんに作った結果ではないか」と指摘します。
【弁当59種中 回収したのは12種のみ】
食中毒の疑いが発生し、16日には流通を停止。
17日には弁当の製造を自粛していたY屋ですが、回収対象としたのは59種類ある弁当の内、12種類のみでした。
――調査結果が出る前から、Y屋は原因がご飯にあると分かっていたのでしょうか?
河岸氏:
「これだけ大きなトラブルというのは、いきなり起きないと思います。
というのは、今まで炊飯能力を超えたときに、同じように仕入れたご飯を使っていた経験があると思うんですね。
そのときに、何か例えば糸を引くとか、異臭がするというクレームを受けていたはずなんですよ。
そうすると、今回もこういうクレームが来たときに、外から仕入れたご飯が危ないというのは、その瞬間に気づいたと思うんです。
ご飯が糸を引くというのは、温度と時間のかけ算なんです。
700㎏たまるまで、仕入れ業者で炊く時間がある。
トラックの時間がある。
盛り付ける時間がある。
普通の弁当工場では、ご飯を仕入れるというのがあり得ないんです。
炊いたご飯をすぐ冷却して、すぐもりつける。
それで消費期限ギリギリまで持たせる。
これが基本ですから、注文があるからといって、一番大切なご飯・酢飯・炊き込みご飯を仕入れるというのは、私は違うのではないかと思います。」
(めざまし8 9月25日放送)
https://www.fnn.jp/articles/-/591024
2023年10月17日7時56分に読売新聞からは、岩手の業者から27~28℃で納品予定のところ45℃で納品された、配送外箱を殺菌せず盛り付け室に搬入した、製造記録や臨時従業員の健康記録を残していなかったため原因は断定できなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
Y屋の駅弁を原因とする集団食中毒は、市保健所が16日、「推定」と位置づけた原因を明らかにし、一つの節目を迎えた。
Y屋が岩手県の業者に製造を委託した米飯が、注文時の指示より高い温度で搬入されたにもかかわらず受け入れ、冷却までに菌が増殖した可能性がある――などとする「推定される主な原因」は、5点に及んだ。
市保健所によると、Y屋に9月14、15日、製造を委託していた岩手県の業者から計約1・5トンの米飯が搬入された。
事前の指示書では、茶飯27度、酢飯28度で納品予定だったが、14日は、搬入から3時間後の時点で45度と、15度以上も上回っていた。
翌日も搬入時点で約10度上回っていたが、自社で冷却し、弁当に使用した。
さらに、委託業者が配送で使った発泡スチロール製の外箱を、Y田屋が殺菌せずに盛り付け室に搬入したため、米飯や具材に菌が付着した可能性もあるとしている。
Y屋は、この米飯と自社炊飯分の冷却を同時に行った際の製造記録や、臨時従業員に対する健康状態の確認についての記録を残しておらず、手指の消毒や手袋の交換が適切に行われなかったり、衛生管理が徹底されていなかったりした可能性があるという。
市保健所は、同社から一部の販売店へ回収の連絡が届かず、16日製造分の一部が販売されたことも、患者増につながった要因の一つと指摘した。
事前に回収時の販売店への連絡方法を定めていなかった。
市保健所は、Y屋への聞き取りや検体の検査結果などを分析してきた。
16日に記者会見した市保健所の石井副所長は、菌が増殖した原因の断定にまで至らなかった理由について、記録が残っていないことや、原因菌が検出されていないことが、菌が付着していない理由にはならないことなどを挙げた。
9月23日から命じられている営業禁止は、今後、Y屋が改善報告書を保健所に提出し、立ち入り検査で改善が確認された後、解除される見通し。
Y屋は10月16日時点で、読売新聞の取材に応じていない。
市保健所は9月17日、福島県内の保健所から「Y屋の弁当を食べて体調不良を訴えている人がいる」との連絡を受けて調査を開始。
症状を訴えた人の便や未開封の弁当から、黄色ブドウ球菌とセレウス菌が検出され、弁当を原因とする食中毒と断定した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231016-OYT1T50257/
2023年9月25日8時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県岩倉市消防本部で3年前のコロナ禍の夏、複数の隊員が救急車のドアを閉めたままオゾン発生器で車内を消毒し、体調不良を訴えるトラブルが相次いでいたことがわかった。
発生器の取り扱い説明書では、原則として無人状態での使用を求めている。
消防本部の伊藤署長は当初、取材に「(隊員の)命にかかわることで、あり得ない」と否定したが、後に「コロナ対応を模索中で、試験的にやった」と一転して事実関係を認めた。
消防本部は今年8月下旬~9月中旬に内部調査を実施。
オゾンを浴びた隊員は計14人だったことを明らかにした。
発生器を使った期間は「不明」としつつ、現在は隊員を乗せての使用はしていないと説明した。
オゾンは新型コロナや新型インフルなどのウイルスを不活化させる効果があるとされるが、濃度によっては人体に悪影響がある。
このため販売業者は、緊急時など無人状態にするのが難しい場合は、専用の防護マスクを必ず着用することも求めている。
消防関係者によると、トラブルが起きたのは2020年7月ごろ。
岩倉市消防本部では救急搬送の現場から戻った救急車について、コロナ対策のためにオゾン発生器を持ち込んで車内を消毒。
この際、複数の隊員が車内に残ったまま約30分間、発生器を使っていた。
こうしたケースは複数回あったという。
消毒時に隊員らが身につけていたのは、販売業者が求めるオゾン専用の防護マスクではなく、コロナ対策として有効性が知られるN95マスク。
発生器の使用後、複数の隊員が一時的にせきや涙が止まらなくなったという。
岩倉市消防本部が取り扱っていた発生器の販売業者は、全国の多数の消防署にも納入する。
販売業者は、隊員ごと車内消毒したことについて、「高濃度のオゾンを発生させるため、無人での使用が基本だ。有人の場合は専用の防護マスクなどの着用が必須だが、これは強毒性のウイルスのパンデミックでとる方法。コロナ禍でそんな使い方をした消防署は他にない」と指摘する。
総務省消防庁は、発生器の導入は各署の判断としたうえで、説明書に従って使用しているとみており、これまでに注意喚起などの通知は出していないという。
【オゾンの人体への影響(成人の場合)】
0.01~0.02ppm →臭気を感じるようになる
0.1ppm以上 →鼻やのどに刺激
1~2ppmで暴露時間が2時間以上 →頭痛などの症状
5~10ppm →呼吸困難などの症状
50ppm以上で暴露時間が1時間以上→生命に危険な影響が生じる
※ppmはオゾンの暴露濃度。1999年、国会・政府答弁書から
https://www.asahi.com/articles/ASR9S5W4JR96OBJB001.html
(ブログ者コメント)
オゾンが毒ガスにも匹敵するほどの強い毒性を持つことは、消防関係者なら分かっていたと思うのだが・・・?
2023年9月25日13時1分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月24日、富山高岡市の製紙工場で、50歳の男性従業員が製造工程で使うコンベアの修理作業中に顔を挟まれ、あごの骨を折る事故がありました。
警察によりますと、9月24日午後5時15分ごろ、富山県高岡市の印刷用紙などを製造する工場で、50歳の男性従業員が製造工程で使うコンベアの動きがにぶいことに気づきました。
エアー漏れがあることがわかり、コンベアの下にもぐりこんで修理作業にあたっていたところ、コンベアに顔を挟まれました。
一緒に修理作業をしていた同僚が、事故に気付いて消防に通報。
男性は、すぐに病院に運ばれましたが、あごの骨を折る重傷です。
警察によりますと、このコンベアは工場の半分を埋めつくすほど大きな金属製の機械だということです。
また、修理作業はコンベアを完全に停止しないまま行われ、男性はコンベアのストッパー部分とフレーム部分に誤って巻き込まれたものとみられています。
警察は事故の原因について、引き続き詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2e5083d2d4e80611d7f72dade3c788ee3951c3c
2023年9月22日18時17分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月8日の記録的大雨から22日で2週間。
浸水した住宅は千葉県茂原市でおよそ2000棟に達し、現在も増えています。
その一方で、住宅や商業施設で「止水板」を設置していち早い復旧につながった事例が相次いでいたことがわかってきました。
千葉県茂原市の八千代地区に住む吉田さん(83)は、記録的な大雨で氾濫した一宮川の近くに自宅があり、4年前の大雨では自宅が床上まで水に浸かり、車庫にあった車2台も水没しました。
この教訓から、自宅の門や車庫、裏口の3か所に水の侵入を食い止める止水板を購入し、今月8日、雨が強まった午前10時ごろに家族と設置を済ませました。
その後、川の水位はぐんぐん上昇し、家の門のすぐ近くで最大80センチほど浸水しましたが、止水板によって敷地内の浸水は最大でも30センチほどに抑えられ、床上は浸水せずにすみました。
4年前は2週間ほど2階で暮らし、元の生活に戻るまで5か月ほどかかりましたが、今回はすぐにふだんどおりの暮らしができたということです。
吉田さんは、「4年前は1階の畳をすべて替えるなど大変だったので、今回も川の水位が上がってきた時にはどうなることかと心配していました。床上まで水が来ず、設置してよかったと思います」と話していました。
吉田さんの住宅に設置された防犯カメラには、一宮川の水位が上昇する様子や一帯が浸水する一部始終が記録されていました。
午前11時前には川沿いの道路に水があふれ出し始め、正午前には道路の大半は冠水し、すねほどまでつかりながら人が歩いている様子が分かります。
午後1時前に雨はいったん弱まったものの、車庫の前まで完全に水に覆われました。
このあと浸水のスピードが速くなり、午後2時ごろまでの1時間で40センチほど急上昇し、成人が太ももほどまで水につかりながら歩いているのがわかります。
その後も水位は上昇を続け、ピークとなった午後4時ごろには、道路からは1メートル20センチ、住宅周辺では80センチほど浸水しました。
一方、別の場所に設置されたカメラの映像では、止水板の効果で住宅の敷地内は午後1時ごろまで冠水しておらず、その後も浸水するスピードは遅く、水位も低いことが確認できます。
4年前を教訓に、止水板を設置することで被害を防ぎ、速やかに営業を再開した商業施設もありました。
茂原市高師のショッピングモールは、4年前の大雨の際に床上50センチ以上浸水してエスカレーターも被害を受け、被害額は2億円以上にのぼり、10日ほどの休業を余儀なくされたといいます。
このため、よくとし、およそ3500万円をかけて高さ60センチほどの止水板を100枚ほど購入しました。
今月8日の大雨の際には朝から準備を始め、午後1時に閉店した際には設置を終えました。
その結果、床上への浸水を免れ、大半の店舗で翌日から営業できたということです。
「茂原ショッピングプラザアスモ」を運営する茂原商業開発の秋葉取締役は、「設置費用は高額でしたが、店舗の中を守って通常通り営業ができています。利用者に迷惑をかけずにすみよかったです」と話していました。
大雨による冠水や浸水の被害が相次ぐなか、関東の自治体のなかには、個人や企業が止水板を設置する場合に補助するところもあります。
このうち東京・品川区は、昭和57年や60年の大雨で目黒川があふれるなどして浸水被害が発生したことから、昭和62年度から止水板の設置費用を補助する取り組みを行っています。
平成2年度には、補助の割合を4分の3まで、金額も最大100万円に引き上げました。
品川区によりますと、これまでの助成件数は個人と企業あわせて170件ほどで、工事費は個人では50万円程度、企業では200万円程度かかるケースが多いということです。
止水板の設置に対する補助は、東京では板橋区、足立区、三鷹市などで行われていて、千葉県でも千葉市のほか今年度から柏市でも始まるなど広がりをみせています。
茂原市では、昨年度、補助金の導入が検討されましたが、まだ実施には至っていません。
茂原市はNHKの取材に対し、「今後、補助を実施している他の自治体の状況を調査・研究し、検討していきたい」としています。
浸水を防ぐため止水板を設置する対策について、水害対策に詳しい東京大学大学院の松尾一郎客員教授は、「今回被災した地域は土地が平たんで、浸水が頻繁に起きている。こうした地域ではすぐに設置できる止水板は個人の対策として有用な取り組みだと思う。ただ、川の流れが速い地域では家ごと流される可能性もあるので、止水板に頼りすぎることなく、自宅や企業の状況を考慮しながら活用してほしい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230922/1000097471.html
9月11日付でNHK首都圏からは、茂原市の中心街は4つの川が合流して勾配も緩やか、また地下からのガス採取で地盤沈下しているため氾濫が起きやすい、今回は降雨時間に満潮が重なってしまった、学校や老人ホームでも事前の対策が功を奏していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
茂原市の中心部がある地域は、「一宮川」の4つの支流、三途川、豊田川、阿久川、鶴枝川が合流し、さらに勾配が緩やかになるため、氾濫が起きやすくなっています。
平成に入ってからは、4回にわたって氾濫しています。
▼ 平成元年の「台風12号」
▼ 平成8年の「台風17号」
▼ 平成25年の「台風26号」
▼ 4年前の令和元年の豪雨
4年前は、およそ1760ヘクタールが浸水して7人が犠牲となりました。
記録的な大雨で、茂原市には、10日午前10時までに、住民から床上浸水105件、床下浸水43件の情報が寄せられ、その後も件数は増えているということです。
情報が寄せられた場所と、4年前の大雨で浸水した場所を比較すると、一宮川や支流の周辺などで重なる部分が多く、広い範囲で床上や床下の浸水が起きていたとみられることが分かります。
赤い丸が床上浸水、青い丸が床下浸水について住民から情報が寄せられた場所です。
紫色のエリアが4年前の大雨で浸水した地域です。
4年前は、市内のあわせて約3700棟で床上や床下浸水が発生していて、市では、前回と同じ程度の浸水被害が出ている可能性もあるとみて、各地に職員を派遣して被害の実態を調べています。
過去の教訓をいかした早め早めの対応が功を奏し、被害を最小限にとどめることができた小学校があります。
・・・
茂原市早野にある有料老人ホーム「時の村 早野館」は、今回は早めに、午前中から2階へ避難させる対応をとりました。
・・・
茂原市に住む八代さんは、1階に置く家具のほとんどをスチール製の棚やプラスチックのケースなど、水で洗える材質のものに替えました。
今回、冷蔵庫や洗濯機は水につかって壊れてしまいましたが、再び使うことができる家財道具は、前回の被災時より多くなったということです。
東京大学大学院の松尾一郎客員教授は、茂原市で浸水被害が相次いだことについて、次のように述べています。
「もともと一宮川は川の勾配が緩いうえ、地下からガスを採取することで地盤沈下しており、水害が起きやすい地形だ。
そこに広い範囲で300ミリから400ミリという記録的な大雨になった。
さらに、雨が降った時間帯が満潮に重なっていたことも一因だ。」
・・・
https://www.nhk.or.jp/shutoken/chiba/article/015/75/
9月16日11時30分にYAHOOニュース(毎日新聞)からは、水害対策として一部区間だけをかさ上げすると、工事していない下流域に被害が以降するので、中流域を優先して工事するのは難しいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市内では度々、水害が発生していた。
13年の水害後にも堤防を一部拡幅する改修工事が施されたが、工事が完了する前に襲った19年の台風21号の影響で被害が広がった。
その後始まった県の特別緊急事業では、川の水が流れる道筋の拡幅や堤防整備、調節池の増設などを実施し、現在も進行中だ。
中下流域の整備は24年度末までの完成を目指している。
19年と同規模の降雨量でも流域の家屋や主要施設の浸水ゼロを目標にしており、29年度までに実現したいとしている。
具体的には、市内にある第2調節池は元々の70万立方メートルの貯水機能に加え、新たに40万立方メートルの増設を進めており、同市の市街地付近を流れる4キロの区間は、護岸ののり面を整備して流れる水量が増えても対応できるようにしていく。
これらを既に暫定供用している部分もあり、同事務所は今回の大雨でも「一定の効果があった」としている。
一方で、県としては急ピッチで工事を進めることができない理由がある。
同事務所は、「一部区間だけをかさ上げすると、工事をしていない下流域に被害が移行してしまう。河川全体を管理する立場として(中流域を優先して工事をするのは)難しい」と説明する。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/76964a25d57c7eca59e86e461f3b218358067d88
9月29日22時31分に産経新聞からは、護岸工事中の仮設堤防5カ所で業者が土嚢を勝手に撤去していたため高さ不足になっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県は29日、護岸工事を進めている茂原市内の一宮川の仮設堤防で、必要な高さを確保していない場所が5カ所あったと発表した。
このうち4カ所では、増水した水が川からあふれ出すのを防ぐ土嚢(どのう)を、護岸工事の受注業者が県に報告せずに撤去していた。
県は来月中にも有識者でつくる第三者委員会を設置し、高さ不足が台風13号の接近に伴う大雨による浸水被害に影響を与えたかなどを検証する。
高さ不足の5カ所は、県が茂原市内の一宮川の約4キロの区間で進めている護岸工事に含まれる。
工事を受注したのは大手ゼネコン清水建設などの共同企業体で、工事契約上は仮設堤防では大型の土嚢を設置するなどして一定の高さを確保することになっていた。
大雨被害から2日後の今月10日、茂原市から県に対し仮設堤防の状況を調べるよう申し入れがあり、県が調査したところ、1カ所で仮設堤防の高さが120センチ足りないことが判明。
業者は県に対し「護岸のひび割れを補修するために土嚢を解体したが、その後に土嚢を再び設置するのを忘れていた」と説明したという。
その後の調査で、茂原市内の他の4カ所でも仮設堤防で必要な高さが確保されていなかったことが判明。
うち3カ所では、業者が工事を進める上で支障となるとの理由から、県に報告せずに土嚢を撤去していた。
県の県土整備部の担当者は29日に県庁で記者会見を開き、「仮設堤防とはいえ、契約通りに施工されていない事態が発生したことについて、県民におわび申し上げます」と陳謝した。
https://www.sankei.com/article/20230929-I7TXGSB34NKATA4MFNXZS2GVMA/
9月29日17時16分にNHK首都圏からは、護岸工事に土を利用するため土嚢を解体したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茂原市を流れる「一宮川」では、度重なる水害を受けて、千葉県がおよそ4キロの区間で堤防や護岸の改修工事を進めていて、工事が終わるまで、堤防が低い部分などに大型の土のうを設置することになっていました。
しかし、茂原市から「土のうが一部設置されていなかったり高さが足りなかったりした場所がある」という指摘で千葉県が調べたところ、不備があわせて5か所見つかりました。
このうち、「明光橋」の下流付近では、高さ1メートル20センチの土のう6袋が、去年12月から撤去された状態になっていたということです。
この周辺では広い範囲で浸水していました。
施工業者が、護岸工事に土を利用しようと土のうを解体したあと、再び設置するのを怠っていたことが原因で、すでに土のうは本来の形で設置されているということです。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230929/1000097667.html
(2023年10月7日 修正1 ;追記)
2023年9月30日16時8分に毎日新聞からは、土嚢の中身を抜いた後、元に戻さず遮水シートを密閉していた、台風接近7日前に県が土嚢設置状況を確認したが気付かなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
調査の結果、川幅を広げる県の特別緊急事業の施工業者が、工事の便宜上、一度、土のうの中身を抜いた後、元に戻さず空のまま遮水シートを密封していたことが判明。
このため、2・5メートルの護岸の高さが、計画より1・2メートル足りない状態になっていた。
さらに、別の4カ所でも、計約125メートルにわたり、必要な土のうの高さが足りない部分が見つかった。
この状態は最長で半年前から続き、最大で80センチ不足していた部分もあった。
県は、台風13号が接近する前の7日に、仮設の土のうが置かれているか、現場を目視で点検したが、不備に気付かなかったという。
担当者は「土のうの中身が空になっていたり、必要な高さがなかったりしたのは想像していなかった」と釈明した上で、「問題があったと考える」と謝罪した。
・・・
https://mainichi.jp/articles/20230930/k00/00m/040/069000c
2023年11月27日17時40分にNHK千葉からは、市の推計によると土嚢未設置により八千代地区の浸水深さは64cm増えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
土のうが設置されていなかった八千代地区の1か所について、市は、大雨の日に付近で計測された一宮川の水位などをもとに、流れ込んだ水の量などを推計しました。
それによりますと、午前10時から午後8時までの間に、土のうが設置されていなかった部分から流れ込んだ水の量は16万7400立方メートルあまりで、これにより八千代地区では平均でおよそ64センチ、浸水の深さが増したとしています。
この地区では282世帯からり災証明が提出されていて、27日記者会見した茂原市の田中豊彦市長は、「土のうが十分に設置されていれば床上浸水は防げたのではないか」としたうえで、「あまりにもずさんすぎる工事だ。県は繰り返し浸水被害を受けてきた現場の状況が分かっていない。きちんと検証し管理してほしい」と話しています。
この問題については県も第三者委員会を設置し、川の氾濫への影響などについて検証を進めています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20231127/1080022279.html
(2024年7月7日 修正3 ;追記)
2024年7月6日8時15分にNHK千葉からは、土嚢未設置の影響は少なかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、工事中の堤防の代わりとなる土のうの一部が十分に設置されておらず、千葉県が有識者会議でその影響などを検証していました。
5日の会議で結果が公表され、それによりますと当時、川の防災対策の基準の1.7倍以上もの大雨が降り、川の水位が上昇して堤防を越えたほか、雨水の排水も追いつかずに内水氾濫が起きて浸水が大きく広がったと結論づけました。
そのうえで、地形などを踏まえシミュレーションした結果、土のうが十分に設置されていたとしてもあふれた水の量は1割程度しか変わらず、影響は少なかったとする分析結果をまとめました。
座長の東京大学生産技術研究所の加藤孝明教授は「今後、流域全体で川に流れ込む水の量を減らす対策を考える必要がある」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20240706/1080023546.html
2023年9月22日15時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
石川県産の高級ブドウ「ルビーロマン」が、開発当初の2007年から日本国内で商標登録できず、名称を誰でも使える状態になっている。
登録制度に関する県職員の理解不足などが原因。
同様の問題は他品種でも起きており、国は農産物に関する制度の啓発に力を入れる考えだ。
農産物には、種苗法の「品種登録」と、商標法の「商標登録」がある。
品種登録は、第三者の無断による生産・販売を規制する制度で、農林水産省によると、石川県は05年3月に「ルビーロマン」の名称で出願し、07年3月に登録された。
これに対し、商標法は、品種登録された名称では商標登録はできないと定めている。
品種登録をした開発・生産者とは別の人物が同名で商標登録することを認めれば、商標権を持ったその人物に利益が集中し、開発者や生産者の権利が守られない状況になる恐れもあるためだ。
このルールにより、ルビーロマンは品種登録された時点で同名での商標登録ができなくなった一方、第三者が別のブドウをルビーロマンの名称で売っても、商標権に基づく差し止めはできない状況となっている。
石川県では品種登録と商標登録を違う部署が担当しており、馳浩知事は「縦割りの弊害で、県庁内で制度への理解が乏しかった」とミスを認めている。
ルビーロマンと同様に、高級ブドウの「シャインマスカット」やイチゴの「とちおとめ」も、この名称で品種登録したため、同名で商標登録できずにいる。
一方、福岡県開発のイチゴ「あまおう」は「福岡S6号」の名称で品種登録し、「あまおう」で商標登録した。
農林水産省は、農産物の知的財産保護のノウハウ不足が課題とみており、特許庁と石川県の3者で4月、生産者らを含めた研修会開催に向けた連携協定を、全国で初めて結んだ。
知的財産保護に詳しい富山大の神山智美教授(環境・行政法)は、「日本は知財保護の後進国。こうした取り組みを全国に広げ、底上げを図るべきだ」と指摘している。
◆ルビーロマン
石川県が14年かけて開発した品種で、2008年に初出荷された。
鮮やかな赤色と甘みが特徴。
1粒20グラム以上、糖度18度以上などの出荷基準があり、許諾契約を結ぶ県内の生産者限定で栽培されている。
今夏の初競りでは、過去最高の1房160万円で落札された。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230922-OYT1T50134/
※関連情報として、ルビーロマンはすでに韓国で商標登録されているなど、下記趣旨の記事が昨年にネット配信されていた。
(2022年9月8日8時22分 読売新聞)
石川県産の最高級ブドウ「ルビーロマン」と、韓国でルビーロマンと称して売られているブドウの遺伝子型が一致したことが判明した。
県が14年をかけて開発し、生産者らが厳しい出荷基準を設けて価値を守ってきたブランド果実。
県は生産者に苗木管理の徹底を指導し、再発防止を図っている。
ルビーロマンは、苗木の第三者への譲渡などを禁じる契約を結んだ県内の生産者だけが栽培している。
韓国で販売されているという情報に基づき、県が現地で購入したブドウを国の検査機関でDNA鑑定した結果、遺伝子型が一致していると判明した。
昨年4月に施行された改正種苗法で、苗木の海外への持ち出しは禁止されているが、苗木を接ぎ木してから収穫までにかかる期間から、流出は5年以上前とみられる。
韓国では、別の業者が名称と品種を登録済みで、韓国で品種と商標を登録していなかった県は、販売差し止めができない。
韓国産は、1粒の重さが20グラム以上、糖度18度以上など、日本での出荷基準を満たしていない。
県は韓国産が第三国へ輸出されることによるブランドイメージ低下を防ぐため、シンガポール、香港、台湾など、海外での商標登録を進めている。
馳知事は、「韓国産は県産とは似て非なるものであり、正直者が馬鹿を見る事態は看過できない」とし、国にも対策強化を求めた。
生産者でつくるルビーロマン研究会の大田会長は、「DNAが一致したと聞き、がっかりした。我々の栽培技術は、なかなかまねできないと思うが、苗木がこれ以上出回らないよう、県にも対策をしてほしい」と求めた。
青果店「堀他」香林坊大和店の直江店長(49)は、「流通しているのは厳正な審査に合格したものだけ。韓国産が日本の店頭に紛れ込むことはないので安心してほしい」と話していた。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220907-OYT1T50215/
(ブログ者コメント)
同種事例としては、5年前に開かれた平昌五輪でのカーリング競技時、選手が韓国のイチゴはおいしいと話し、調べてみれば日本のイチゴが流出していた・・・・ということもあった。
2023年9月22日21時19分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前10時ごろ、那珂川市今光のドラッグストアの建設現場で、30代の男性作業員が崩れたコンクリートの下敷きになったと消防に通報がありました。
警察によりますと、この事故で那珂川市五郎丸の中村さん(38)が意識不明の状態で福岡市内の病院に搬送されましたが、およそ2時間半後に死亡が確認されました。
中村さんは当時、建物の地下にあたる場所で地面を掘り下げる作業をしていたところ、頭上から建物の一階の床に使われているコンクリートが長さ10メートル、幅1メートルほどにわたって崩れてきたということです。
警察が、工事関係者から話を聞くなどして、当時の状況を調べています。
現場はJR博多南駅から北西におよそ800メートルの、住宅や商業施設が建ち並ぶ地域です。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20230922/5010021963.html
9月22日18時15分にYAHOOニュース(九州朝日放送)からは、床下部分を補強していたコンクリートが折れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前10時ごろ、那珂川市今光で、ドラッグストアのオープンに向けた工事をしていたところ、床下部分を補強していたコンクリートが折れて崩落しました。
コンクリートは幅約1m、厚さ60cmほど、長さは10m以上あったということです。
この事故で、地下で作業をしていた那珂川市五郎丸の中村さん(38)が下敷きになり、病院に搬送されましたが、約2時間後に死亡が確認されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/24253471a5c3b89053b766ed0455f5873fc045c1
9月22日14時20分にYAHOOニュース(rkb)からは、建物を支えるコンクリートの一部が崩れた、コンクリートは3m下まで崩れ落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前10時ごろ、福岡県那珂川市今光のドラックストアの建設現場で、建物を支えるコンクリートの一部が崩れました。
この事故で、地下で作業をしていた会社員・中村さん(38)が崩落したコンクリートの下敷きになり、病院に運ばれましたが、死亡しました。
警察によりますと、崩落したコンクリートは、縦15メートル横1メートルで厚さが50センチほどあり、作業員がいた約3メートル下まで崩れ落ちたとみられています。
事故当時、現場にはほかにも複数の作業員がいましたが、けがはありませんでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca125a1638f31b1c7c6d2e72902a933c067a4d4
2023年9月21日18時55分に東日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日夕方、東北大学青葉山キャンパスの理学部研究棟で実験器具が破裂し、学生3人が手を切るなどけがをしました。
消防などによりますと、21日午後5時ごろ、東北大学の青葉山キャンパスにある理学部の研究棟で、化学実験をしていた学生から「実験器具が爆発した」と消防に通報がありました。
酸素を使用した実験中にガラス器具が割れたとみられ、20代の男子学生3人が破片でけがをして病院に搬送されたということです。
命に別状はないということです。
警察などが事故の原因を調べています。
https://www.khb-tv.co.jp/news/15010907
9月22日11時22フンにYAHOOニュース(東北放送)からは、気化したガスで破裂したらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後5時頃、仙台市青葉区荒巻の東北大学青葉山キャンパスの理学部の研究棟で「ガラス器具が爆発した」と、大学の関係者から消防に通報がありました。
東北大学によりますと、実験中にガラス製の器具が破裂したということです。
この事故で、実験に参加していた20代の男子大学生と男子大学院生合わせて3人が顔や腕にけがをして仙台市内の病院に運ばれました。
3人とも意識はあり、命に別状はないということです。
ガラス製の器具は、実験中、気化したガスによって破裂したと見られていて、警察と消防が当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/91d5f6966271331bc8fe53f86cf5373f9ee44125
2023年9月21日18時46分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日11時半すぎ、市原市五井海岸にある化学製品を作る工場の『AGC千葉工場』から「硫酸の入った配管を洗浄していたところ、硫酸が漏れて作業員にかかった」と消防に通報がありました。
消防や会社によりますと、4人はこの工場や取引先の40代から50代の男性作業員で、背中や手のひらなどに硫酸がかかり軽いけがをしていて、病院で治療を受けているということです。
会社によりますと、4人が船で運ばれてきた硫酸を工場内のタンクに受け入れるための配管を洗浄作業をしていた際に硫酸が漏れたとみられ、敷地外への影響はないということです。
この工場では天然ガスなどを用いて化学製品を製造してるということで、警察と消防が詳しい状況を調べています。
AGCは、「多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。今後、速やかに本件の原因を究明し、再発防止に努める所存です」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20230921/1080021894.html
2023年9月20日7時37分にYAHOOニュース(静岡新聞)から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
19日午前11時ごろ、静岡市清水区布沢の治山ダム工事現場で、男性作業員から「足場から数メートル下に同僚が転落した。けがをしている」と119番があった。
清水署と静岡市消防局によると、落下したのは同市葵区の52歳、67歳、61歳の男性建設作業員と同市清水区の男性建設作業員(56)の計4人。
このうち1人が重傷を負った。
足場が沢の上流側に地上約7メートルの高さまで組まれていて、何らかの理由で崩れたという。
現場は昨年9月の台風15号で土砂や流木が流出し、下流の家屋十数軒に被害を及ぼした場所。
今年3月中旬に県中部農林事務所治山課が発注者となり、同区の建設会社とその下請け業者が堤体の長さ34・5メートル、高さ9・3メートルの治山ダムを工事中だった。
事故当時は堤体の型枠に沿ってコンクリートを流し込む作業中だったという。
事故に遭ったのは、いずれも下請け業者の作業員だった。
付近に住む70代男性は「(7月に国道1号静清バイパス清水立体工事の橋桁崩落事故が清水区であったことから)くれぐれも気をつけてほしい、と監督に話していたところだったのに」と話し、表情を曇らせた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d7b9ce0c31a1cf5018fb2b6fb9817c85096c957
9月19日18時2分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、足場は作業用の通路だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察と消防によりますと、9月19日午前11時すぎ、静岡市清水区布沢の治山工事の現場で足場が崩れ、作業員4人が約7m下に転落しました。
転落したのは、いずれも静岡市内に住む50代から60代の男性4人で、このうち3人が病院に搬送されましたが意識はあるということです。
静岡県中部農林事務所によりますと、この地区は2022年の台風15号による大雨被害を受けた地域で、事故があった現場は2023年3月から治山工事を行っていました。
崩れた足場は、コンクリートを流し込むための作業用の通路として設置したものだということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/34d040e78affa5422ba7bcf8b568f51f113bebeb
2023年9月22日12時8分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日行われたJアラート=全国瞬時警報システムの情報伝達訓練の前日、茨城県が、訓練を周知する緊急速報メールを送信し、消防庁が携帯各社の規約に反しているとして、ルールを順守して対応するよう指摘していたことが分かりました。
茨城県は「情報を受け取った人をびっくりさせてしまい、申し訳ない」としています。
茨城県は、全国でJアラートの情報伝達訓練が行われた前日の9月19日午前9時半に、訓練を周知する緊急速報メールを送信し、「びっくりした」などといった問い合わせが十数件寄せられたということです。
緊急速報メールについて携帯各社では、利用規約や手引きで、訓練の周知目的で送信しないよう求めています。
理由については、受信者が設定をオフにしてしまうことで、実際の災害時にメールを届けられず、利用者を命の危険にさらしてしまうおそれがあるためだとしています。
このため、訓練を所管する消防庁が茨城県に、送信した経緯や理由を確認したうえで、規約に反しているとして、ルールを順守して対応するよう指摘していたことが分かりました。
また、最大手のNTTドコモは「利用規約や手引きにのっとって運用してほしい」としています。
茨城県はメールを正常に送れるか確認する目的もあったとしていて、「情報を受け取った人をびっくりさせてしまい、申し訳ない。携帯各社と今後の情報発信の方法について相談していきたい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20230922/1070022366.html
2023年9月20日19時8分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が事故現場の写真付きでネット配信されていた。
JR東京駅八重洲中央口近くのビル建設現場で19日、鉄骨が落下して作業員5人が死傷した事故で、鉄骨1本をつり上げていたクレーンのワイヤを外した直後、別の4本と共に落下していたことが警視庁への取材でわかった。
鉄骨同士が十分に固定されていなかった可能性があり、警視庁は22日にも現場検証を行い、原因を調べる。
捜査1課によると、事故は19日午前9時20分ごろ、東京都中央区八重洲1丁目の再開発地区の7階建てビル建設現場で発生。
7階付近で鉄骨をタワークレーンでつり上げ、先に設置された別の4本の鉄骨の一部に、つった1本をボルトなどで接合する作業中だった。
鉄骨5本は、ビルの梁(はり)として地面と平行に固定される予定だった。
4本は互いにボルトなどで仮留めされ、一部では仮留め部分を下から支える「支保工(しほこう)」という構造物も使われていた。
最後の5本目を留める作業中に事故が起きたという。
死傷した5人は当時、つり上げられた5本目の鉄骨の上にいて、この鉄骨と命綱で結ばれていたことも判明した。
5人が、ワイヤを鉄骨から外す作業を始めた直後に落下したとみられる。
最終的に、5本の鉄骨と支保工の全てが3階部分まで約20メートル落下したという。
現場付近を映した事故当時のライブカメラ映像には、地面と平行だった棒状の物体が落下し、クレーンの支柱が揺れる様子が映っていた。
工事は大林組と大成建設の共同企業体が担当している。
事故では2人が死亡、3人が負傷し、この5人はいずれも同じ2次下請け会社の社員だった。
死亡した2人のほか、40代男性も一時意識不明になったが、命に別条はないとみられる。
https://www.asahi.com/articles/ASR9N65SNR9NUTIL00F.html
9月20日17時25分に産経新聞からは、ワイヤは切れていなかったなど、下記趣旨の記事が事故時のイメージ図付きでネット配信されていた。
・・・
事故は19日午前9時20分ごろ、劇場棟の建設現場で、3階部分にあった鉄骨の梁(はり)(約10トン)を7階に設置する作業中に起きた。
男性作業員5人は、7階部分でクレーンのワイヤでつり上げた梁をボルトで仮止めしていたといい、ワイヤを外した直後に、その梁が落下。
すでに設置されていた4本の梁とともに、20メートル下の3階の床部分に落ちた。
落下した計5本の梁の重量は計48トンだったという。
梁をつり上げていたワイヤは切れるなどしておらず、警視庁は、仮止めしていたボルトの破損状況などを調べ、強度や作業手順の適切性などを調べる。
https://www.sankei.com/article/20230920-5MBRXRK33BOEND6O4NN3KKF6CY/
2024年2月11日6時0分にYAHOOニュース(朝日新聞)からは、鉄骨を支える支保工の強度計算ミスで想定以上の荷重がかかり崩落した、強度計算に関し外部機関のチェックはなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施工した大林組が「鉄骨の重さの計算に誤りがあった」と警視庁に伝えたことが、捜査関係者への取材で分かった。
鉄骨を下から支える「支保工(しほこう)」という仮設の構造物に、想定以上の荷重がかかって崩落した可能性がある。
警視庁は業務上過失致死容疑で調べている。
捜査1課によると、事故は昨年9月19日午前9時15分ごろ、東京都中央区八重洲1丁目の7階建てビル建設現場の7階付近で起きた。
事故当時は梁(はり)となる鉄骨をクレーンでつり上げ、別の4本の鉄骨に接合する作業中だった。
4本の鉄骨の継ぎ目の一部には支保工が設置され、下から支えていた。
支保工は鉄のパイプなどで造られ、やぐらのように3階から7階付近まで組まれていた。
捜査関係者によると、大林組は警視庁に、鉄骨5本などにより支保工にかかる重さについて「計算ミスがあった」と説明したという。
支保工の構造は支える鉄骨などの重さによって決まるが、その前提から誤っていた可能性があることになる。
支保工は埼玉県内の下請け会社が造ったという。
この計算は大林組の社員が担当し、ミスは社内で改善されなかった。
支保工など仮設構造物の強度などの計算について、外部機関のチェックはなかったといい、計算ミスが見過ごされたまま工事が進んだとみられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0dca56fb2a2e61d676bae09c4a64f3eb23d994e


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。