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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017428141分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日正午前、岡山県笠岡市の「伏越フェリー乗り場」で、笠岡市のフェリー会社「瀬戸内クルージング」が運航する「第二十一金風呂丸」が着岸しようとしたところ、船体の一部が岸壁に衝突した。


消防によると、この事故で、60代から90代の男性1人と女性6人の乗客、合わせて7人が船内で転倒するなどし、顔や足などに軽いけがをして病院で手当てを受けているという。

 

このフェリーは、笠岡市中心部にあるフェリー乗り場と、笠岡市沖にある瀬戸内海の北木島を結んでいる。


消防によると、車や乗客を乗り降りさせるため、橋を渡すように開閉する船首部分を岸壁に降ろしていたところ、コンクリート製のスロープに衝突したという。


海保によると、当時、フェリーには乗客21人と船員2人が乗っていて、フェリーの右舷側にこすれた傷のような跡が残っているほか、岸壁には長さが80cmほどの削られたような跡があるという。


気象台によると、28日の岡山県沿岸は波や風が穏やかだということで、警察などが事故の詳しい状況を調べている。

 

北木島から笠岡市内の病院に行くためフェリーに乗っていたという女性は、「急ブレーキみたいで、立っていられないほどの衝撃だった。階段を降りていた人が、フェリーが止まった瞬間に将棋倒しみたいにばたばたと倒れていた」と話していた。

 

瀬戸内クルージングのホームページよると、「第二十一金風呂丸」は定員が93人、全長34m50cm、幅10m30cmで、総トン数196トンのフェリー。

昭和61年に進水し、現在は、主に笠岡市の港と沖合の北木島を結ぶ定期航路の運航に利用されているという。

 

出典

フェリーが岸壁に衝突 乗客7人けが 岡山

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170428/k10010964831000.html 

 

 

4282148分に毎日新聞新聞からは、海に浮いていたロープがスクリューに絡まっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

運航するフェリー会社は、「着岸の際にスクリューを逆回転してブレーキを掛けようとしたが、止まらなかった」と説明。


海に浮いていたロープ(長さ約3m)がスクリューに絡まっていたという。

 

出典

岡山・フェリー事故 下船直前、階段の乗客転倒 7人負傷

http://mainichi.jp/articles/20170429/k00/00m/040/097000c 

 

 

429日付で毎日新聞岡山版からは、下記趣旨の詳細な記事がネット配信されていた。

 

降船するため階段にいた乗客らは体を投げ出され、折り重なるように倒れた。

「一瞬の出来事で、手すりをつかむこともできなかった」。負傷者は青ざめた表情で語った。

海保が、業務上過失致傷の疑いを視野に調べている。

 

フェリーは沖合の北木島(笠岡市)と伏越港を結ぶ定期船で、白石島(同市)を経由する。

島民にとって欠かせない地域の足だ。

 

この日、フェリーは午前10時半ごろに北木島を出港した。

 

事故が起きたのは午前11時45分ごろ。

当時、船内には乗客21人と船員2人がいた。

フェリーは2階部分が客室、1階部分が車や自転車用のスペースで、多くの客が降船のため1階に向かっていた。

 

同市北木島町に住む市嘱託職員の女性(76)は、階段の踊り場にいたところ、体に衝撃を受けた。「前に投げ出され、顔や胸をこすりながら約2m下まで落ちた」と振り返る。

別の階段の下にも、何人もの人がうずくまっているのが見えた。

女性は額から出血し、胸に痛みを覚えた。

救急搬送され、肋骨が折れていると診断された。

週1、2回はフェリーを使うといい、「私たちには欠かせない船。原因をはっきりさせ、安全運航をお願いしたい」と訴えた。

 

通夜に出席するために乗船していた同市北木島町の佐藤さん(84)は衝撃で頭を打ちつけたといい、左耳に貼られた白い医療用テープから血がにじんでいた。

「2階から1階に下りたところで、ドンという大きな音がして頭を打った。怖いというより何より、突然のことだった」と話した。

 

海保によると、負傷した7人は60~90代で女性6人、男性1人。

前歯が折れたり、足を打って内出血したりした人もいた。

 

また、フェリーの船首には約10cmの傷ができ、岸壁の一部が約80cm脱落した。

当時の天気は晴れで、南南西の風6mが吹いていたが、海上は平穏だったという。

 

瀬戸内クルージングの藤井会長(74)は、「ご迷惑をかけて大変申し訳ない。着岸まで着席してもらえるよう船内誘導を徹底したい」と話した。

 

出典

笠岡のフェリー衝突 「一瞬の出来事だった」 負傷者「原因究明を」

http://mainichi.jp/articles/20170429/ddl/k33/040/511000c

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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