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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20231130122分にYAHOOニュース(DIAMOND online)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

道を譲ってくれた車に感謝の意を示す「サンキューハザード」。

運転をしている際、円滑なコミュニケーションのためにチカチカと点滅させがちですが、実は「事故につながる危険な行為」だといえます。

そう言い切れる理由を、安全運転講習会でインストラクターを務めた経験を持つ筆者が解説します。

(モータージャーナリスト 諸星陽一)

 

【道路交通法には 「お礼で使用可」の記載なし】

車線変更をしたときや合流をしたときなどに、ハザードランプを点滅させる「サンキューハザード」という慣習がまん延しています。

あなたも「お礼」の意味で運転中に点滅させた経験があるかもしれません。

ですが、これは間違った行為です。

そう言い切れる理由を、安全運転講習会や試乗会のインストラクターも務める、モータージャーナリストの筆者が解説していきます。

そもそも、ハザードランプは正式名称を「非常点滅表示灯」といいます。
お礼を伝えるためのランプではありません。

その具体的な使い方については、道路交通法で以下のように定められています。
やや難しい書き方になっていますが、条文をそのまま引用します。

・自動車(大型自動二輪車、普通自動二輪車及び小型特殊自動車を除く。)は、法第五十二条第一項前段の規定により、夜間、道路(歩道又は路側帯と車道の区別のある道路においては、車道)の幅員が五・五メートル以上の道路に停車し、又は駐車しているときは、車両の保安基準に関する規定により設けられる非常点滅表示灯又は尾灯をつけなければならない。

・通学通園バスは、小学校等の児童、生徒又は幼児の乗降のため停車しているときは、車両の保安基準に関する規定に定める非常点滅表示灯をつけなければならない。

どこにも、お礼のために使っていいとは書かれていません。

ハザードランプは本来、やむを得ず路上で駐停車するときなどに、後続のドライバーに「前方に危険がある」ということを伝えるために使うものです。

その合図が、いくつもの意味を持つのは危険です。

ハザードランプをお礼の意味で使うのは、本来の用途とかけ離れているともいえます。

とはいえ、渋滞後尾についたときや、事故や工事で突然停止したときなどにハザードランプを使うのは問題ないでしょう。

また、最近のクルマは急ブレーキをかけると自動でハザードランプが高速点滅するものもあります。

これらは、法で定められた本来の使い方とは少々異なりますが、「非常点滅表示灯」という正式名称に則した使い方です。
事故や急停車といった「非常事態」を後続車に知らせているからです。

一方、次のような場面ではいかがでしょうか。

 

【「サンキューハザード」が 事故を招く具体的場面とは?】

とあるクルマが車線変更をした後に急な事故などが発生。
危険を察した助手席乗員がハザードランプを点滅させたとします。

タクシー専用車などを除いて、現代のほとんどのクルマは助手席からもハザードランプの操作が可能になっていますが、それはこうした事態を想定しているからです。

ところが、注意喚起のためにハザードランプを作動させたのに、後続車が「車線変更のお礼をされた」と誤解し、事故に気付かず通り過ぎようとしたら――。

これは大問題ですよね? 

先ほど「合図にいくつもの意味を持たせることは危険」と書いたのは、こうした事態が現実的に起こり得るからです。

危険を招く「サンキューハザード」の起源にはいくつかの説がありますが、筆者は40年ほど前からこの行為を目撃しています。

当時は、大型トラック同士で車線変更後の挨拶のように使われていました。

大型トラックは窓から手を出してお礼をしても、後続車からは見えないので、こうした行為が広がっていったのでしょう。

それがいつのまにか乗用車などにも広まってしまったのです。

そもそも、目的地に到着するためには、どこかで必ず車線変更をしなければならないのです。
合流も流入も必要です。

当然のことですから、基本的にはお礼は不要です。
しかし、それでもお礼をしたいという気持ちは生まれるもの。

では、どうしたらいいでしょう?

答えは簡単。
窓を開けて手を上げればいいのです。

乗用車なら、後続車から確認できるはずです。
サンキューハザードがまん延しているなか、窓を開けて手をあげると、そちらのほうが「丁寧な挨拶」とみられることでしょう。

 

【「煽られたくない」と焚くハザードは “反社”に支払う「みかじめ料」と同じ】

そうは言っても、「サンキューハザードを行わないと煽られるのではないか?」という不安感を覚えている人も多くいます。

しかし、考えてみてください。
そういう思いで使うサンキューハザードからは、もはや「お礼」という意味合いが失われています。
いわば、煽られること、絡まれることを避けるために使うものになっています。

まるで、反社会勢力に用心棒代として支払う「みかじめ料」みたいなものです。
煽りを避けるため、仕方なく焚かれるサンキューハザードを、私は「みかじめハザード」と呼んでいます。

そうした行為が広がっていくことが、先述した「事故に気付かない」といった事態を招き、交通の危険度を増すことになるのです。

みんながそうやっているのだから、今さら改める必要はないという人もいますが、それならば法規を変えるべきでしょう。

「非常点滅表示灯は、車線変更後の挨拶として使える」という一文を法規のなかに入れられればいいですが、そうなることはないでしょう。

あくまで、合図は厳格に運用されるべきです。

教習所でサンキューハザードを教わったという方も見かけます。

これは何も、教官が「お礼の意味でハザードランプを点滅させましょう」と推奨しているわけではないはずです。

サンキューハザードという行為が世の中にこれだけ広がっているので、実社会におけるハザードランプの使われ方を知っておくことが事故防止につながるからにほかなりません。

サンキューハザードの存在を知らない人が運転をしている場合、目の前のクルマがいきなり車線を変更してハザードランプを作動させたら、初心者ドライバーはパニックになるでしょう。

この事態を防いでいるというわけです。

 

【パトカーが使う例もあるが 安易にまねするべからず】

昨今の道路状況に目を向けると、新型コロナウイルス禍が落ち着いてインバウンドが復活し、レンタカーを運転している外国人もたくさんいます。

しかし、日本ほどサンキューハザードが普及している国は珍しく、訪日外国人がこのマナーを知らない可能性もあります。

そうした状況で、安易にサンキューハザードを使うことは危険を招きかねません。

また、パトカーがサンキューハザードを使うのを見たことがある、という話も聞きます。
筆者も実際に見たことがあります。

しかし、パトカーがいつも正しい運転をしているとは限りません。

「パトカーがしているのだから、それが正しい運転だ」と思い込むのではなく、「自分はパトカーよりも正しい運転をしている」と誇ったほうがいいでしょう。

「そんなに細かいことを気にする必要はないでしょう」という方もいますが、合図はとても大切なものです。

繰り返しになりますが、合図を厳格に正しく使うことで、交通はスムーズで安全となるのです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/15ec277ed3596727783ac08ad53fb90aabe9906c

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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