2016年8月25日20時7分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月25日10時2分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし12月、北海道の函館港から韓国に向けて日本海を航行していたカンボジア船籍の貨物船が鰺ヶ沢町の沖で沈没し、外国人乗組員10人のうち中国人2人とミャンマー人のあわせて3人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会が、25日、報告書を公表した。
それによると、甲板にある鋼鉄製の出入口の扉が腐食して穴が開いていたほか、出港前に乗組員がすべての出入口の扉が閉まっているかどうかの確認を怠っていたという。
このため、3mの波を受けた際に海水が船内に入りこんで船体が傾き、さらに多くの海水が流れ込んだことなどで沈没した可能性が高いとしている。
その上で、報告書では、乗組員が出入口の扉などの検査を頻繁に行うことや、カンボジア政府に対して、船会社が安全対策をきちんと実施するよう、指導することを求めている。
報告書によると、スクラップ約3000トンを積んだ貨物船MING GUANG(1915トン)は、12月24日夕、函館港から韓国に向け出港。
日本海を西進中に船体が右側へ傾き始め、本州方向に引き返したが、26日午前6時ごろ沈没した。
出典
『貨物船沈没事故 浸水が原因か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6085072471.html?t=1472161557086
『青森沖沈没死亡事故で調査報告書 点検不十分で隙間から浸水』
http://this.kiji.is/141346997179547656?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
運輸安全委員会の報告書は、下記参照。
http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/ship/detail.php?id=7376
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。