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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202210202159分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

児童2人を殺害したとして当時中学3年の少年が殺人容疑で逮捕された神戸連続児童殺傷事件を巡り、神戸家裁が20日、全ての事件記録を廃棄し、その経緯について調査しない方針を明らかにした。

「酒鬼薔薇聖斗」の犯行声明に、少年法改正――。

注目を集めた事件で、非公開だった加害男性(40)の審判の内容などを検証することは将来的に困難となった。

関係者からは家裁の対応に疑問の声が噴出した。

重要な裁判記録の廃棄は過去にも判明し、保存のあり方が問われてきた。

東京地裁では2019年、憲法判断が示されるなどした、歴史的価値のある民事裁判の記録が廃棄されていたことが発覚した。

最高裁の調査で各地の裁判所でも同様のケースが確認された。

最高裁は1992年の通達で、永久的に記録を廃棄しない「特別保存」の適用について、
「重要な憲法判断が示された」
「社会的に耳目を集めた」
などの対象基準を示した。

ただ、各地の裁判所では、この基準への認識が不足していたとされる。

一連の廃棄問題を受け、東京地裁は20年、特別保存を適用する際の具体的な要領を全国に先駆けて定め、最高裁判例集に掲載された訴訟を対象とすることなどを明記した。

少年事件についても、東京家裁が要領を策定し、「主要日刊紙のうち2紙以上」に記事が掲載された事件を対象にすることが盛り込まれた。

最高裁は各地の裁判所に重要な記録の保存徹底を要請し、全国で同様の運用が広がったが、神戸連続児童殺傷事件の記録はこの運用前に廃棄されたとされる。

ある裁判所の職員は、「(審判から)年月を経て、事件と関わりのない職員が的確に判断するのは困難だったのだろう」と語った。

一方、東京高裁で部総括判事を務めた門野弁護士は神戸家裁の廃棄について、「少年法改正につながった重大事件で、その記録は第一級の史料に当たる。なぜ誰も廃棄に異議を唱えなかったのか。裁判所職員の資格を問われるほどの失態だ」と指摘。

「問題点を明らかにする意味でも検証は不可欠で、調査せずに対応を終えることはあり得ない」と訴えた。

https://mainichi.jp/articles/20221020/k00/00m/040/381000c

 

1022210分にYAHOOニュース(神戸新聞)からは、兵庫県では過去に自治体でも公文書に対する認識の甘さが問題になっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の全記録を神戸家裁が廃棄していた問題を受け、文書管理の在り方が改めて問われている。

兵庫県内では司法機関だけでなく、自治体でも公文書に対する認識の甘さが問題となってきた。

 【写真】兵庫県公館の資料館で保管されていた、強制不妊手術を受けた個人名記載の資料。

 

【確認しない、ずさんな調査】

県では2018年、旧優生保護法(1948~96年)下で障害者への強制不妊手術が繰り返されていた問題で、被害者の特定につながる記録は一貫して「見つからない」としていたが、救済を求める弁護団が県公館内の県政資料館で発見した。

県は強制不妊問題が全国的にクローズアップされ始めた18年2月、県政資料館の担当課に資料の有無を問い合わせたが、「ない」と報告を受けた。

その後、国が自治体に関連資料の保管を要請し、障害者団体からも公文書の調査を求められたが、県は2月の報告を根拠に、資料館への再確認はしなかった。

だが実際には、24人分の名前などが記された資料が整理された状態で保管されていた。

弁護団は当時、「資料館のデータベースを検索しただけで見つかった」としており、県のずさんな調査とともに、公文書の重要性に対する認識の甘さも露呈した。

 

【事実と異なる説明で】

兵庫県姫路市では10年、建設中のごみ処理・再資源化施設「エコパークあぼし」で爆発事故が発生し、作業員ら10人が負傷。

この事故でも、公文書の管理が問題となった。

爆発の原因となったのは、施設が立地する埋め立て地から発生した可燃性のガスだった。

市は、施設整備に先立つ03年の土壌調査で、ガス発生の可能性を把握。

だが、この資料が担当者間で十分に引き継がれていなかったため、市は事故後、「過去に調査をしたことはなく、事故発生は予測できなかった」と、事実と異なる説明を繰り返していた。

その後、市が土地の取得経緯を調べる中で、担当部署のロッカーから資料が見つかり、それまでの説明を陳謝した。

だが、しっかり引き継がれていれば事故防止の対策につながった可能性もあり、市の対応が批判を浴びた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/105be15dc28a9a3be9b2b3f818101331cee9ce03

 

10252154分に読売新聞からは、最高裁は記録の保管が適切か検証するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

神戸市で1997年に起きた連続児童殺傷事件など、重大な少年事件の記録が廃棄されていた問題で、最高裁は25日、民事裁判を含め記録の保管が適切かどうか検証すると発表した。

年内にも有識者委員会の初会合を開き、問題点を洗い出した上で適切な運用を目指すという。

最高裁は少年事件の記録のうち、史料的価値が高い事件記録は事実上、永久保存するよう内規で求めている。

対象は全国的に社会の注目を集めた事件などとなっているが、神戸家裁が連続児童殺傷事件の記録を廃棄していたことが発覚。

他の家裁でも著名事件の記録廃棄が明らかになっている。

最高裁によると、内規に基づいて永久保存となっている事件記録は15件。

東京家裁で10件、さいたま、大阪、福井、山口、佐賀の5家裁で1件ずつだという。

有識者委員会のメンバーは、元広島高検検事長の梶木弁護士ら3人。

検察庁で保管されている刑事裁判を除き、民事裁判や少年事件などの記録を対象に、保存のあり方が適切かどうかなどについて意見を聞く。

最高裁の小野寺総務局長は、「批判を重く受け止め、有識者委員の意見も聞きながら、適切な運用を確保したい」とコメントした。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20221025-OYT1T50302/ 



(ブログ者コメント)

〇裁判所に文書管理マニュアルはないのだろうか?
そう思い、調べてみたが、今回の一連の報道で、その点に触れた記事は見つからなかった。
もしあるのなら、1992年の最高裁通達時点でマニュアルに追記しておけば、書類を入れた段ボール箱に「永久保存」などと書くことで廃棄を免がれていたかもしれない。

〇「エコパークあぼし」の事故については、本ブログでも紹介スミ。

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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