2022年10月19日10時49分にYAHOOニュース(中央日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先週末、テコンドーの撃破デモンストレーションを見ていた20代女性が割れた松板の破片に当たって鼻骨が折れる事故が発生した。
19日、聯合ニュースの報道によると、ソウル市に住む会社員Aさんは15日、週末を迎え、ソウル市が光化門(クァンファムン)広場を新たに改装して企画した「テコンドー常設公演」を見ていた。
安全線の外側に立って撃破デモンストレーションを見ていたAさんは、公演者が足で蹴った松板の破片に顔があたった。
出血がひどかったAさんは、周りの人たちが救急隊を呼び、直ちに病院の救急室に運ばれた。
その後、破れた皮膚を縫ってX線検査とコンピューター断層撮影(CT)を通じて鼻骨骨折を確認した。
Aさんはまだ顔が腫れすぎて食べ物をまともに食べられず、来週になって全身麻酔を伴う復元手術を受けることができるという。
Aさんが連合ニュースに提供した診断書を見ると、手術後も3週間以上安定が必要だと記されている。
Aさんは身体的に激しい痛みを感じており、事件当時の記憶で精神的な苦痛を感じていると伝えた。
会社も出られずにいるという。
Aさんは「20代女性として顔面に永久的な変形や傷跡が残るかもしれないという考えで胸が張り裂ける」とし、「事故発生当時、周りにはベビーカーに座った赤ちゃんや幼い子どもたちもいた。危険な公演を十分な安全措置なしに進め、罪のない市民が負傷させた部分は問題が深刻だ」と指摘した。
該当公演はソウル市が9月16日から毎週末1日に2回ずつ光化門広場で行われている。
今月30日まで続く予定だ。
ソウル市関係者は連合ニュースを通じて「望ましくないことが発生し、心より申し訳ない」とし、「公演がある度に現場に出て安全を点検した。このような事故は初めてだ。観覧客はテコンドーの撃破デモンストレーションの際、15メートル以上距離を置き、事故に遭った方は公演舞台から20メートルほど離れていた」と説明した。
また、「市民に見どころを提供するために楽しい気持ちで頑張って行事を準備したのに残念だ。被害者の治療費はもちろん、補償も協議して処理する。テコンドー公演は予定通りに続けるが、類似した事故を防止するために見どころを減らしても、撃破デモンストレーションの際に松板が遠く飛ばされないように注意を払う」と付け加えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2038ca5a7ad13f111ee1bfb340a44d0baaa7cda4
(ブログ者コメント)
「撃破」とはいかなる演武か調べてみたところ、以下のような記事が見つかった。
『テコンドーとは』
(兵庫県テコンドー協会 姫路支部)
テコンドーの競技は大きく分けて3つあります。
・・・
キョッパ
演武にあたるのがキョッパ(撃破)です。
テコンドーの魅力をわかりやすく伝えるデモンストレーションとして、難易度の高い蹴り技で板を割ったりします。
主に空中540度回転蹴りなどが有名ですが、最近では720度、900度回転蹴りなど高難度の蹴り技を披露する選手もいます。
https://himejitkd.com/taekwondo/
一方、光化門広場で行われていたテコンドー公演の状況については、多数の写真付き(事故時の写真ではない)で以下の報道があった。
(2022年9月26 日9時58分 ライフコリア)
25日、ソウル市鍾路区の光化門広場で、テコンドー公演チーム「ピガビ」と京東大学の合同公演チームが「2022ソウル市テコンドー公演」を行った。
以下は、「撃破」の演武らしい写真。
周囲には大勢の観客がいる。
https://life.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/09/26/2022092680768.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。