2022年10月20日20時2分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
フリーアナウンサー・高木聖佳さんの洗濯時の思わぬトラブルに、SNSで関心が注がれている。
防水加工の衣類を脱水したところ、爆発したかのような音が響き、慌てて見に行くと洗濯機が悲惨な状態になっていた。
一体、なぜ起きたのか。
【知ってたけど、こんな壊れ方するとは】
高木さんは2022年10月19日、自宅で洗濯中に「事件」が起きたとツイッターで明かした。
洗濯機から爆発音と警報音が発せられ、急いで確認に向かうと、見たことのない光景があった。
洗濯機が防水パンから飛び出し、操作盤は浮き上がり、明らかに故障している。
高木さんは当時の状況を「爆発状態」と表現している。
原因を調べたら防水加工の衣類脱水だったことがわかり、「これ常識?」「お願いみんな、私を教訓に心にメモして」と注意を呼びかけた。
衝撃的な体験は注目を集め、「知らずに普通に洗ってた」「防水シーツ普通に洗ってた...」とリスクを把握していなかったという声が少なくない。
一方、「取扱説明書の最初の方に書いてある」「衣類にも洗濯機にも明記されていますが、読まない人は読まないので、事故が繰り返されています」といった指摘や、「知ってたけど、こんな壊れ方するとは」と、知識はありつつも被害を目の当たりにして驚く人もいた。
【発生メカニズムは?】
洗濯機を製造するシャープ、東芝ライフスタイル、パナソニック、日立グローバルライフソリューションズに20日、見解を聞くと、4社とも防水加工の衣類脱水は禁止としており、取扱説明書などで注意喚起していると答えた。
シャープはウェブでも案内しており、具体例として次の防水加工品を挙げる。
「レインコート/サウナスーツ/ウィンドブレーカー/スキーウェア/ダウンジャケット/理美容用クロス/オムツカバー/自転車、自動車などのカバー/寝袋/防水シーツ/防水エプロン」
想定される被害は「洗濯機の異常振動による家屋や製品の破損や怪我。また異常振動により製品本体が移動した場合、給・排水ホースが外れることによる水漏れなど」(東芝ライフスタイル社)で、パナソニックは発生メカニズムを「防水性のシートや衣類を脱水した場合、洗濯槽が回転しても水が衣類や繊維製品から出られないため、アンバランスが起き、激しい振動につながります」と解説する。
過去には、複数の団体が警鐘を鳴らしていた。
業界団体「日本電機工業会」は2001年、「昨今、防水衣料が警及してきたため、ご家庭の洗濯機で防水性衣料等の洗濯をされる方が増え、異常振動等の報告が増加しています」と報告し、全自動洗濯機、ドラム式洗濯機、二層式洗濯機での脱水の留意点を示した。
この年には、大手衣料ブランドの防水ジャケットで脱水時の問題が判明し、運営会社が謝罪する騒動もあった。
製品ラベルでは洗濯可能と表記していたが、脱水すると、やはり洗濯機が破損する恐れがあった。
国民生活センターは13年、防水性のおねしょシーツと毛布などを洗濯、脱水して洗濯機が破損したとの相談事例を公表した。
製品評価技術基盤機構は2017年、異常振動の再現映像とともに「取扱説明書で禁止されている防水性のものや容量を超える衣類を洗濯しないでください」と警告した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7d1632aa55e36feeb5cc0a43d548b57dcb77899
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。