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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2/3から続く)

 

 

8151919分に朝日新聞から、シリーズ3回目として、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

7月の西日本豪雨で流れ込む水を受け止めきれず、流域の2つのダムが異常洪水時防災操作(緊急放流)を行った愛媛県の肱川。

 

川沿いの西予市と大洲市で相次いで氾濫が起き、住民らは混乱に陥った。

最下流の大洲市では、ダムの放流量が増えることを知らせる警報が、必ずしも届いていなかった。

 

《7日8:00》

 

大洲市消防団のNT分団長(50)のもとに、消防団の本部から、ダムの放流を知らせる無線連絡が入った。

 

ただ、放流量までは知らされず、住民らの避難に向けた動きは、必ずしも素早いものとは言えなかった。

 

NTさんが地区を回ると、川沿いの住宅の敷地に水が押し寄せ、水位がみるみる上昇していった。

道路も冠水していた。

 

「避難してくれー。死んでまうぞー」

「車を捨てろ!高台に行け!」。

消防車のマイクを握って叫んだ。

 

「まだうちにばあちゃんがいるんです!」。

住民が叫ぶ。

 

消防団員が急いで家に駆けつけ、高齢女性を消防車に乗せた。

 

《8:20》

 

大洲市の地元消防団のNKさん(39)が自宅近くの橋で水位を確認していると、肱川支流の河辺川の水位が一気に増し、川が橋をのみこんだ。

肱川の水位が上がったことで,河辺川の水が逆流したとみられる。

 

橋にいたNKさんは足をすくわれ、溺れた。

高台に続く坂道まで、数10mを何とか泳ぎ切った。

「ちょっと死にかけた」。

NKさんは、その後、消防団員の仲間らに、こうLINEで報告した。

「本当に死にそうだった。ダムの緊急放流の話は知らなかったし、サイレンも聞こえなかった」

 

(残り1487文字は有料/全文:2139文字)

 

出典

『西日本豪雨 ダムクライシス 急激な増水「死んでまうぞー」 住民に届かなかった警

https://www.asahi.com/articles/ASL70438YL70PTIL00P.html 

 

 

 

(2018年12月23日 修正1 ;追記)

 

201812211743分にNHK四国から、国や自治体はソフト、ハード面での対策を打ち出したが納得していない住民も多いという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

西日本豪雨で、愛媛県内ではダムが大量の水を放流したあとに下流の川が氾濫し、甚大な被害が出た。


これを受けて国や自治体は、ダムの情報を避難の基準に取り入れるなど、半年近くかけてこれまでの対応を見直したが、住民ひとりひとりの確実な避難につながるかが課題となっている。

7月7日、西予市にある野村ダムは、貯水量が限界に達した。


午前6時20分、緊急措置として、ダムに流れ込んだ大量の水をそのまま放流する「異常洪水時防災操作」が行われ、この直後、下流の肱川が氾濫した。


濁流は西予市野村町の中心部を襲い、5人が犠牲になった。

野村ダムの緊急の操作から1時間あまり後の午前7時35分、20kmほど下流にある鹿野川ダムでも貯水量がいっぱいになり「異常洪水時防災操作」が行われた。


放流量は、一時、安全とされる基準のおよそ6倍に達し、大洲市内の広い範囲が浸水し、流域で3人が死亡した。

これについて、住民から情報が不十分だったといった声があがり、ダムを管理する国交省四国地方整備局は、専門家や自治体を交えて、住民への情報の伝え方やダムの操作のあり方などを検証した。


その結果、国はこれまでの対応を見直し、川の氾濫の危険度を段階ごとに伝えたり、緊迫感が伝わるサイレンの鳴らし方や呼びかけ方に改善したりすることになった。


また、自治体は、避難の基準にダムの放流情報を反映することや、新たにハザードマップを作ることになった。

ハード面でも、見直しが行われた。


国と県は、肱川の従来の治水計画を前倒しし、おおむね5年後までに今回並みの豪雨に耐えられるよう、堤防をかさ上げしたり新しく作ったりするほか、おおむね10年後までに大洲市の山鳥坂ダムを完成させることにしている。


こうした治水対策に伴って、国はダムの操作方法も改善していく方針だ。

しかし、国や自治体の対応に納得していない被災者も多く、地域住民の理解を得たうえでひとりひとりの確実な避難につながるかが課題となっている。

国交省四国地方整備局の渡邊河川管理課長は、「検証結果を確実に実施し、進捗状況をチェックすることが重要だ。治水対策といったハード面の整備だけでは危険は残るので、県や地元の自治体と協力してソフト対策を進め、住民の主体的な避難につなげたい」と話している。

 

出典

ダム放流の検証・対策と課題

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20181221/0002843.html 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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