2020年12月7日19時59分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
なぜカーリングのストーンが氷の上で曲がるのか。
北見工業大学の研究チームは、もっとも影響を与えているのはストーンの氷と接している部分の表面の粗さと面積であるとする研究結果を発表しました。
カーリングのストーンが氷の上で曲がる仕組みについては、「氷の表面の状態が原因」などとする論文がこれまで20以上出ていますが、定説はありませんでした。
今回、北見工業大学の亀田貴雄教授ら5人の研究チームは、氷の表面の状態ではなく、ストーンの「ランニングバンド」と呼ばれる氷と接触している部分の表面の粗さと面積であることを発表しました。
研究チームは去年、北見市常呂町にあるカーリングホールで「ランニングバンド」を布やすりで削って粗さを変えて曲がり方を計測した結果、「ランニングバンド」が粗い方がより曲がることがわかったということです。
研究チームでは、「カーリング場によってストーンの曲がり幅が一定でないことが競技を普及させる課題になっている。布やすりを使ってストーンの表面の粗さを適切な値にすれば、曲がり幅も一定になる」としています。
ストーンは、個人所有ではなく、それぞれのカーリング場が保有しているため、研究リーダーの北見工業大学の亀田貴雄教授は、「今回の研究結果を受けて、カーリング場でストーンを管理する人が表面の粗さも管理するきっかけにしてほしい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201207/7000027777.html
(ブログ者コメント)
安全とも、環境とも関係のない情報だが、こういう研究もされているのだということで、参考までに紹介する。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。