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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2020125128分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

製造工程などで環境への負荷が大きいとされるファッション産業について、環境省は、具体的にどのような影響を与えているのかを把握するため、初めての実態調査を行うことを決めました。

 

ファッション産業は、紡績や染色の工程で大量の水を消費して汚染するほか、売れ残った服の大量廃棄が問題になるなど、環境への負荷が大きいと指摘されています。

しかし、日本企業による環境への影響については定量的なデータがほとんど把握されていないことから、環境省は近く、初めての実態調査を行うことを決めました。

具体的には、今月以降、全国の企業や関係機関など、20か所程度に聴き取りを行うなどして、製造工程で使われる水の量や水質汚染の状況のほか、廃棄されている服や生地の量、それに、製造から販売、廃棄までのそれぞれの段階で排出される二酸化炭素の量などについて推定することを計画しています。

そのうえで、環境への負荷を減らすため、消費者や企業、それに国や自治体がどのような対策を取りうるのかや、すでに対策に取り組んでいる企業の事例などを盛り込んだ報告書を今年度中に作成することにしています。

環境省の担当者は、「ファッションに無関係な人はおらず、環境に与える影響は大きい。今回の調査を、産業や消費の在り方の見直しにつなげたい」と話しています。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201205/k10012747211000.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報調査結果、昨年、ファッション業界は世界第2位の汚染産業だなどと記された国連からのメッセージ記事がネット上に公開されていた。

 

その流れで今回、環境省が動いたのかもしれない。

 

国連、ファッションの流行を追うことの環境コストを「見える化」する活動を
 開始』

2019430日 国連広報センターHP)

 

ジーンズ1本を作るためには、約7,500リットルの水が必要になりますが、これは平均的な人が7年かけて飲む水の量に相当します。

 

しかもそれは、最近の環境研究の結果として判明した多くの驚くべき事実の一つにすぎません。

 

このような調査結果から分かるのは、ファッションの流行を追うことには、プライスタグ(価格)をはるかに上回るコストがかかるということです。

 

*****************

 

環境に有害な影響を与えている産業として、私たちの頭に最初に浮かぶのは製造業、エネルギー、輸送、さらには食品生産といった業界です。

 

しかし、国連貿易開発会議(UNCTAD)では、ファッション業界が世界で第2位の汚染産業とみなされています。

 

UNCTADによると、ファッション業界は毎年、930億立方メートルという、500万人のニーズを満たすのに十分な水を使用し、約50万トンものマイクロファイバー(石油300万バレルに相当)を海洋に投棄しています。

 

炭素排出量を見ても、ファッション業界は国際航空業界と海運業界を足したものよりも多い量を排出しています。

 

この業界で支配的なビジネスモデルは「ファストファッション」、すなわち低価格で品揃えを目まぐるしく変えることで、消費者に衣服の頻繁な買い替えと廃棄を促すものになっています。

 

国連を含め、多くの専門家は、このトレンドこそ、社会や経済、環境に多くの悪影響を引き起こしていることへの責任があると見ています。

 

事実、衣料品の生産量は2000年から2014年までの間に2倍に増えており、できる限り倫理的で持続可能な衣料品の生産を確保することが、きわめて重要となっています。

 

 

【持続可能性を高めるイノベーション】

 

こうした厳しい統計データがある中、ファッションの生産者と消費者はますます、この業界が変わる必要があるという考え方に目覚めてきています。

 

大型量販店を含め、数多くの企業は、持続可能性の原則を事業戦略に取り入れるようになりました。

 

具体的には、衣料品回収制度を導入したグローバルな衣料品販売チェーンのH&M(エイチアンドエム)、中古衣料リサイクル・プログラムに加わっているジーンズメーカーのGuess(ゲス)、再生ボトルのポリエステルを用いてジャケットを生産しているアウトドア衣料メーカーのPatagonia(パタゴニア)などの例が挙げられます。

 

より規模の小さい企業も、ファッションと環境の関係を変えることに貢献し、持続可能性をビジネスモデル全体に組み込むようになってきました。

 

その一つ、スイスの企業Freitag(フライターグ)は、トラックの防水シートやシートベルトのアップサイクルで、かばんやリュックサックを作っています。

 

また、Indosole(インドソール)は廃棄タイヤから靴を作り、カナダの衣料品メーカーNovel Supplyは、顧客が着られなくなった衣服を返却できる「テイクバック制度」を導入し、自社で再利用やリサイクルを行えるようにしています。

 

Novel Supplyの設立者Kaya Dorey(カーヤ・ドーリー)氏は、環境に優しい素材を使用し、製造工程で生じた廃棄物の問題に対する解決策を見出すという生産モデルの創造に向けた試みを評価され、国連で最高の環境表彰にあたる「ヤング・チャンピオン・オブ・ザ・アース」賞を授与されました。

 

ドーリー氏は動画で、自社生産工程の各要素が、無駄や環境被害を最低限に抑えることにどう活かされているのかを説明しています。

 

・・・・・

 

ファッション業界の環境への影響

1本のジーンズの生産には、2,000ガロンの水が必要です。

・ファッション業界は毎年、500万人の生存を可能にする9,300億立法メートルの水を使っています。

・ファッション業界は全世界の廃水の20%を作り出しています。

・衣料品と履物の製造は、全世界の温室効果ガス排出量の8%を占めています。

・毎秒、ごみ収集車1台分に相当する繊維が埋め立てに使われたり、焼却されたりしています。

2000年から2014年にかけ、衣料品の生産量は倍増しています。

 

https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/32952/

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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