2013年12月17日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前8時40分ごろ、四国中央市金生町の2階建て住宅で、防水工事の準備をしていた左官の男性(69)がはしごから地面に転落、胸を強く打って間もなく死亡した。
警察によると、男性は作業員2人と2階のベランダ(高さ5m)に工具を運んでおり、転落途中に約2.5mの高さにある足場のパイプで胸を強く打ったという。
警察は、男性がはしごを下りる際に誤って転落したとみて調べている。
(2014年1月22日 修正1 ;追記)
2014年1月21日19時46分にNHK松山から、転落防止措置を怠っていたとして経営者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新居浜労基署は、転落防止の措置を怠っていたとして、作業員を派遣した事業所の経営者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、四国中央市川之江町の左官業者、「I左官」の38歳の経営者の男性。
同署によると、平成25年12月、四国中央市金生町の住宅でベランダを防水加工するための工事の準備をしていた69歳の男性作業員が、足場から転落して胸などを強く打ち死亡した。
この事故について調べたところ、事故現場には、足場に取り付ける必要があった板や落下防止の鉄棒がつけられていなかったという。
同署に対し、この経営者は、「転落防止措置の必要性は知っていたが、そういった措置をせずに作業をさせてしまった」と供述しているという。
同署管内では、平成25年に発生した建設工事現場での労災事故40件のうち、4割の16件が転落事故であることから、転落防止措置の徹底を呼びかけている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8004652701.html?t=1390341385765
2013年10月22日19時19分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし7月、芦北町の商業施設ではしごを使って高さ5mから7mのあたりで配線工事をしていた50代の男性作業員がはしごごと地面に転落し、死亡する事故があった。
この事故について労基署が調べたところ、作業の際に、はしごが倒れないように固定するなど十分な安全対策がとられていなかったことがわかった。
このため、労基署はきょう、工事を行っていた八代市の電気工事会社「K社」と56歳の社長を労安法違反の疑いで書類送検した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5005461671.html?t=1382473097300
一方、2013年10月23日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
建物の壁に立てかけたはしごに登って機器の設置作業をしていて落下した。
社長らは、太陽光発電設備の設置現場で、足場を組んだり高所作業車を使ったりするなどの危険防止措置をとらなかった疑いがある。
2013年10月12日付で毎日新聞群馬版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時10分ごろ、太田市熊野町の市社会教育総合センターで植木の枝切りをしていた市生涯学習課課長補佐の男性(56)が脚立から転落、男性は頭を強く打ち、間もなく死亡した。
警察によると、男性は3人で屋外の植木の枝切り作業中で、バランスを崩して高さ約2.7mの脚立から転落したという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20131012ddlk10040223000c.html
2013年7月23日19時18分に上越タウンジャーナルから、また7月24日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月23日午前10時25分頃、新潟県上越市の中部電力上越火力発電所構内で、会社員の男性(55)がプレハブの電気工事で5.6mのはしごに登って作業していたところ、落下して頭や胸などを強打した。
男性は病院に搬送されたが、午後2時に死亡が確認された。死因は出血死。
警察によると、男性は工事の依頼を受けていた市内の電気工事会社社員で、同発電所構内にある企業のプレハブ事務所に電気を引くため、建物にはしごをかけて作業していた。
警察が原因などについて調べている。
出典URL
http://www.joetsutj.com/archives/cat_50051723.html
2013年7月20日2時51分にmsn産経ニュース大阪から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前1時半ごろ、大阪市阿倍野区の市営地下鉄御堂筋線昭和町-西田辺間で、信号機の検査をしていた工事会社の社員の男性(59)が脚立から線路上に落下。頭などを強く打ち、搬送先の病院で死亡した。
警察などによると、男性は終電後に信号機の通電確認の検査を行っていた。
近くにいた別の作業員が大きな物音に気づき、仰向けに倒れている男性を発見した。
男性はヘルメットを着用していたが、落下防止用のフックが外れた状態だった。
警察が事故原因を詳しく調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130720/osk13072002510000-n1.htm
27日午前11時20分ごろ、鹿児島市のパチンコ店「第五F店」の改装工事現場で、電気工事作業員の男性2人(49、57)と電気工事業の男性(69)の計3人が、高さ約2.5mの脚立から転落し、足や顔の骨が折れる重傷を負った。
警察によると、3人は脚立に登って天井から重さ約40kgのシャンデリアを取り外す作業をしていたところ、シャンデリアが落下し、次々とバランスを崩して転倒したという。
(2013年7月15日 修正1)
2013年6月28日付の南日本新聞紙面に、もう少し詳しい作業時の様子が、下記趣旨で掲載されていた。
それぞれ脚立に上って、高さ約4mの天井に鎖で固定されていた直径約1m、重さ40kgのシャンデリアを取り外していた。
1人が鎖を外し、2人がシャンデリアを支えていたが、何らかの原因でシャンデリアが落下し、バランスを崩して脚立から転落したという。
(ブログ者コメント)
南日本新聞に掲載されていた現場写真によれば、脚立が3つあるように見えた。
(2013年11月28日 修正2 ;追記)
2013年11月16日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島労基署は14日、延岡市の電気工事会社「M電気工業」と同社専務(39)を労安法違反の疑いで書類送検した。
改装工事で天井の照明を取り外す作業中、作業床を作らず、脚立を使わせた疑いがある。
新発田労基署は1日、阿賀野市の建設会社「H工業」と、同社で作業の安全管理の責任を負う専務取締役(40)を、労安法違反容疑で書類送検した。
(ブログ者コメント)
「労安則528条」
事業者は、脚立(きやたつ)については、次に定めるところに適合したものでなければ使 用してはならない。
一 丈夫な構造とすること。
二 材料は、著しい損傷、腐食等がないものとすること。
三 脚と水平面との角度を七十五度以下とし、かつ、折りたたみ式のものにあつては、脚と水平面との 角度を確実に保つための金具等を備えること。
http://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-2/hor1-2-1-2h9-0.htm
2012年10月25日18時21分にNHK大分から、また10月26日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前10時すぎ、大分市日吉原の液化ガスの備蓄をする会社で、敷地内にあるタンクから金属製のパイプを通じて液化ガスを船に流し込むための設備の周りに組んでいた足場のハシゴから、会社員の男性(39)が転落した。
男性は頭などを強く打っていて、およそ2時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は同僚など6人とともに、荷物運搬用のアームの塗装のために組んでいた足場を解体する作業をしていたという。
男性は、足場にかけてあったハシゴから降りようとして、高さ7mあまりの所から落ちたと見られ、警察は、作業の責任者や同僚などから話を聞いて、事故の詳しい状況や安全管理に問題がなかったかを調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5073005101.html
(2013年10月5日 修正1 ;追記)
2013年10月4日19時13分にNHK大分から、現場責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分労基署は、現場の安全管理が十分でなかったとして、建設会社と当時、現場責任者だった43歳の社員を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、大分市東鶴崎にあるT工業株式会社と、事故当時、現場の責任者だった43歳の男の社員。
同署が調べたところ、当時の現場責任者が事前に作業の方法などを決めていなかったことや、事故当時、現場に責任者がいなかったなど、安全対策が十分取られていなかったことがわかったという。
このため同署は、4日、会社と社員を労安法違反の疑いで書類送検した。
会社側は容疑を認めており、NHKの取材に対して、「事故を受けて社員の勉強会を開くなどして法令の順守を徹底しており、今後も安全管理を強化していきたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5075029741.html?t=1380917753304
また、2013年10月5日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からも、同主旨の記事が以下のようにネット配信されていた。
現場リーダーの男は、足場の解体作業をする際、作業の進行をみるなど、「作業主任者」としての職務をせず、同社は男の違反防止に必要な措置をしなかった疑い。
工事では、派遣社員の男性が足場の4層目から降りる際にハシゴが傾いて7.4m下に落ち、死亡している。
3日午後1時45分ごろ、札幌市手稲区の国道5号脇で、男性3人が倒れているのを通行人が発見し、119番した。
作業員Yさん(36)が搬送先の病院で死亡。同僚のIさん(40)とFさん(58)もけがをした。
警察は、3人が看板の付け替え作業中に、看板にかけられた可動式のはしごから転落したとみて、詳しい経緯を調べている。
警察によると、現場は高さ約10mの部分に足場があり、その上に看板(縦約5メートル、横約15メートル)が設置されていた。看板にかけられていたアルミ製の可動式はしごが折れた状態で落下していた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20121004ddlk01040126000c.html
10月3日16時51分にNHK札幌からは、若干ニュアンスの違う、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後1時半ごろ、札幌市手稲区で看板にあがって作業をしていた男性3人が、およそ17m下の草むらに落ちた。
警察によると、当時、3人ははしごにつかまりながら、縦6m横12mの看板の張り替え作業をしていたという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20121003/5484531_20121003165136_e79c8be69dbfe381aee4bd9ce6a5ade381a7efbc93e4babae8bba2e890bdefbc91e4babae6adbbe4baa1.html
10月3日19時5分にHTBニュースからも、プラスαの情報がネット配信されていた。
高さおよそ20mの広告の看板を張り替えていた作業員3人が落ちて病院に運ばれた。
看板の張り替えで使っていたはしごは壊れた状態で落ちていて、警察は、3人が乗ったはしごがその重みで折れたのか、他の原因で壊れたのかなどを調べている。
出典URL
http://www.htb.co.jp/news/
13日午前11時25分ごろ、美祢市のJA山口美祢美東ライスセンター内で、アルバイトの男性(65)が高さ約3mの脚立から転落した。頭を強く打っており、病院に運ばれたが死亡した。
男性は天井の火災感知器の点検・交換作業中で、脚立から降りる際に転落したという。
(2012年11月6日 修正1 ;追記)
2012年11月3日付で朝日新聞山口版(聞蔵)から、社長が書類送検されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山口労基署は2日、宇部市のF電機ポンプ商会の社長(59)を労安法違反の疑いで書類送検した。
アルバイトの男性が天井の火災感知器を交換する際、足場を組むなどの安全対策を怠った疑いがある。
1日午後3時20分ごろ、松山空港内にある県警航空隊格納庫で、ヘリコプターを点検していた同隊整備士の男性(42)が脚立から転落した。
男性は頭を強く打ち、意識不明の重体。警察が原因を調べている。
警察によると、県警ヘリはこの日午前、新居浜市であった県の総合防災訓練で使われた。
男性は高さ約1.5mの脚立に上り、飛行後の点検をしていたという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20120902ddlk38040361000c.html
水戸市吉沢町で25日午前11時半ごろ、住宅のリフォーム作業をしていた建設作業員の男性(61)が、高さ2m弱の脚立を上る途中でコンクリート床に転落した。
男性は頭を強く打って病院に運ばれたが、26日朝に死亡した。
警察によると、男性は天井のガラスを交換する作業をしていたという。
(ブログ者コメント)
この事例の2日後の8月27日に、市川染五郎さんが公演中の舞台セリから3m下に転落した。
セリが下がっていることは本人も承知していて目測誤りが原因らしいが、打撲骨折などしたものの命に別条はないという。
報道によれば、後ろ向きに転落したということで、落ち方としては、この水戸市の事例と似通っている。
しかし、片や2m程度の高さで死亡し、片や3m高さで助かる。染五郎さんのケースは幸運だったとしか言いようがない。
29日午前6時55分頃、札幌市中央区の雑居ビル「MMAビル」で窓をふいていた清掃会社員(55、62)が、それぞれ約10mと約4mの高さから歩道に転落。
2人は肋骨などを折る重傷を負った。命に別条はないという。
警察の発表では、2人は窓ふき作業中だった。
作業は、歩道上に置いたキャスター付きの足場の上にはしごを置いて行っており、一人ははしごに乗ってビル4階部分の窓ふきをし、もう一人は足場に乗ってはしごを支えていたという。
キャスターには車止めがかかっておらず、2人は命綱やヘルメットを身につけていなかった。
歩道は緩い下り坂で、同署では足場のキャスターが下り坂を転がり、2人が転落したと見て調べている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120530-OYT1T00284.htm
(ブログ者コメント)
□一人がはしごを支えていたということで、転落防止には十分注意していたと思われるのだが、それでいて、なぜ、キャスターの車止めをかけていなかったのだろう?
かけたつもりになっていたのだろうか?
□このようなやり方を初めて見たが、車止めをかけたにせよ、不安定な感じは否めない。
このようなやり方、そう珍しくもないのだろうか?
(2012年5月18日16時36分 msn産経ニュース)
日本原子力発電は18日、敦賀原発の放水口の付け替え工事での荷積み中に、下請けの男性作業員(50)が転落する事故があったと発表した。
作業員に意識はあるが、頭の骨を折る重傷。
日本原電によると、17日午後3時15分ごろ、敷地につけた船上で、クレーンを使ってドラム缶をダンプの荷台(高さ約2m)に積んでいたところ、荷台にはしごをかけてのぼろうとした作業員が転落した。
作業員は鉄製の甲板で頭を打ったとみられ、右耳から出血した。
当時は雨が降り始め、海上には白波が立っていたという。
同社が詳しい状況を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120518/dst12051816360016-n1.htm
(2012年5月19日2時7分 msn産経ニュース福井)
日本原子力発電は18日、敦賀原発2号機放水口の移設工事現場で17日に協力会社の男性作業員(50)が、大型ダンプカーから荷物を下ろす作業中、高さ2mのはしごから転落したと発表した。
男性従業員は頭の骨を折る重傷を負ったが、命に別条はないという。
原電によると、男性作業員は、17日午後、大型ダンプカーから重機用の燃料缶を下ろす作業中、はしごから足を滑らせたとみられる。
事故当時、雨が降っており、男性作業員の長靴の裏はゴム製だった。
原電は、事故原因を詳しく調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120519/fki12051902070004-n1.htm
(2012年5月19日付 毎日新聞福井版)
日本原子力発電は18日、敦賀原発2号機の放水口付近で工事をしていた敦賀市内の下請け会社の男性(50)が、頭蓋骨骨折などの重傷を負う事故があったと発表した。
17日午後3時15分ごろ、2号機の放水口の付け替え工事のため海上の台船上で作業をしていた男性が、大型ダンプの荷台にはしごを掛けて登ろうとしたところ、約2mの高さから落下した。容体は安定しているという。
2号機の放水口の一部が、敦賀原発の敷地内を通る活断層「浦底断層」の上にあるため、原電は10年から付け替え工事をしている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20120519ddlk18040618000c.html
(2012年5月27日 修正1 ;追記)
2012年5月18日付の福井新聞紙面に、上記とはこれまた若干違ったニュアンスの記事が掲載されていた。
原電によると、男性は台船に載せられた大型ダンプカーの荷台の積載物を確認するため、はしごに上り、約2mの高さから転落したらしい。
5日午前11時ごろ、オホーツク海側の大空町で、牛舎の天井付近の補修をしていた作業員の男性(62)が、高さ2mの脚立から転落した。
男性はコンクリートの地面に頭を強く打ち、病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
警察によると、男性は雪の重みで傷んだ牛舎の補修を依頼され、牛舎の中で同僚と一緒に作業にあたっていた。
男性は脚立の上に立って、天井付近の溶接作業をしていたということで、警察で当時の状況や脚立から落ちた原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/sapporo/7003488121.html
(ブログ者コメント)
どのような姿勢で作業していたのだろう?
同僚に脚立を押さえてもらっていたのだろうか?
不安定な脚立の上で作業する時は、2人作業が鉄則だ。場合によっては命綱も。
さいたま労基署は4日、労安法違反の疑いで、さいたま市緑区の土木建築会社「G建設」と同社社長(62)を書類送検した。
同署の調べでは、社長らは今年7月12日、同区内の民家で、派遣の男性作業員(58)にはしごを使って紅葉の木の剪定作業をさせる際、足場としての作業床を設置せず、安全管理を怠った疑いが持たれている。
男性作業員は作業中に2.45m下の地面に転落、頭を打って死亡した。
出典URL■■■
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。