2023年6月22日16時31分にYAHOOニュース(南海放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午後1時すぎ、「宇和島市三間町の浄水場で作業中、誤って薬を混入させてしまった」と、浄水場を管理する会社の男性から消防に通報がありました。
消防などによりますと、三間地区仮設浄水場で作業していた男性が、誤って次亜塩素酸ソーダとポリ塩化アルミニウムを混ぜてしまい、塩素ガスが発生したということで、2人の男性作業員が体調不良を訴え、病院で治療を受けたということです。
警察では、付近の道路を封鎖して警戒に当たっていましたが、現在は解除しています。
浄水場を所有する南予水道企業団によりますと、三間町仮設浄水場は、町内の2200世帯へ水を供給していますが、既に中和作業を済ませていて、水道の使用に問題はないということです。
薬剤は通常、水を浄化する工程で使用するということで、南予水道企業団では、事故の原因などについて詳しく調べるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0990e4474bc8a74256633ec1cbd6c453e32f432b
6月22日15時47分にTBS NEWS(あいテレビ)からは、消防到着時には塩素は検出されなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日、愛媛県宇和島市の浄水場で、薬品の取り違えにより塩素ガスが発生し、作業をしていた2人が病院で治療を受けましたが、命に別状はないとみられています。
警察や消防などによりますと、午後1時ごろ、宇和島市三間町にある南予水道企業団の浄水場で、点検中の作業員から「屋外のろ過機に誤った薬品を入れた」と消防に通報がありました。
本来「ポリ塩化アルミニウム」を入れるべきところに「次亜塩素酸ソーダ」を入れたため、これらが反応し有毒な塩素ガスが発生したとみられるということです。
そのため、現場で作業をしていた2人が吸い込み体調不良を訴え、自力で病院に向かったということですが、命に別条はないとみられています。
また、消防が現場に到着したとき、塩素ガスは検出されず、警察も現場周辺を封鎖しましたが、午後2時半時点で、被害の情報は入っていないということです。
メーカーなどは、浮遊物を吸着する「ポリ塩化アルミニウム」と、消毒に用いられる「次亜塩素酸ソーダ」について、いずれも水処理には欠かせないものの、混ぜると塩素ガスが発生するため、絶対に混ぜないよう注意を呼びかけています。
塩素ガスは目や皮膚などに強い刺激を与え、高濃度の場合、呼吸器症状などを起こし死に至る場合もあります。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/557698?display=1
2023年6月15日20時35分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時頃、千葉市花見川区三角町の「こてはし温水プール」で、職員から「毒ガスが発生した」と119番があった。
施設を所有する市によると、水質管理作業中に酸性とアルカリ性の薬剤を誤って混ぜたことで、塩素ガスが発生した。
プール利用者や同じ複合施設にある高齢者福祉施設の利用者ら計433人が屋外に避難した。
千葉北署によると、水質管理作業中だった男性職員(64)が目の痛みを訴えたが軽症。
ほかに健康被害は確認されていない。
施設では当時、男性職員が地下1階の機械室で、殺菌に使うアルカリ性の「次亜塩素酸ナトリウム」をタンクに補充しようとしていた。
誤って酸性の「ポリ塩化アルミニウム」を入れたため、塩素ガスが発生したとみられる。
消防が塩素ガス濃度を測定したところ、機械室内は9ppmに達していた。
専門家によると、目の痛みを感じたり喉に違和感が出たりする濃度だという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230615-OYT1T50174/
6月15日12時37分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、作業していた職員が目の痛みを感じたので上司に報告したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前11時ごろ、千葉市花見川区の温水プールで、職員が薬品を誤って混ぜ、ガスが発生したとの通報があった。
警察と消防が出動するとともに、施設側では、利用者らおよそ340人を避難させているという。
【画像】温水プールで薬品の誤投入。塩素ガスが発生したか。現場の様子はこちら。
消防によると、地下1階のろ過機械室で、次亜塩素酸ナトリウム(アルカリ性薬品)とポリ塩化アルミニウム(酸性薬品)を誤って混ぜ、塩素ガスが発生したとみられている。
警察によると、水質管理業務を担当している男性職員が、次亜塩素酸ナトリウムが減っていたため、タンクに補充をしようとして、誤って、ポリ塩化アルミニウムを投入したとのこと。
この職員が目の痛みを感じたため、上司に報告し、119番通報したという。
他に、体調不良などを訴えるなどケガ人の情報は入っていない。
東京消防庁のHPによると、プールなどの施設で、アルカリ性薬品と酸性薬品を誤って混ぜて、塩素ガスが発生する事故が起こるとして、注意を呼びかけている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2670a41b781bc22188e55e3a5b1f640f0efbdd38
6月15日14時17分に千葉日報からは、2つの薬品は色の異なるポリタンクに入っていて離れた場所に保管されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市などによると、男性職員が1人で、地下1階のろ過機械室で水質管理の作業中、消毒などに使う次亜塩素酸ナトリウムの容量が減っていたため補充しようとしたところ、誤ってポリ塩化アルミニウムを混ぜて塩素ガスが発生した。
二つの薬品は色の異なるポリタンクに入っており、離れた場所に保管されていた。
同日午後、ガスを消滅させる作業を市消防局が行った。
今後、同局が施設内のガスの濃度を確認し、安全が確保できたら施設を再開するという。
市の担当者は「利用者に迷惑をかけ申し訳ない。安全な運営のため指定管理者への指導や研修を行い再発防止に努める」と話した。
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/1071242
2023年6月13日18時17分にYAHOOニュース(テレビ山口)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前11時40分ごろ、山口県山陽小野田市の介護施設の新築工事現場で、作業をしていた3人の男性が一酸化炭素中毒の疑いで病院に搬送されました。
警察や消防によりますと、3人とも命に別状はないということです。
一酸化炭中毒の疑いで病院に搬送されたのは、山陽小野田市の50歳の男性、山口市と宇部市の24歳の男性の3人です。
3人は新築工事の現場で、エンジンカッターと呼ばれる工具を使って床を切断する作業をしていて、消防が駆けつけたときには現場の空気から、人体に危険なレベルの一酸化炭素が検出されたということです。
エンジンカッターはエンジンの動力を使って工具に力を伝えるもので、警察ではこの排ガスによるものではないかとみています。
警察では、今後、部屋の大きさや換気状況などを調べることにしています。
搬送時、3人とも歩ける状態で、意識は鮮明にあったということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tys/541227?display=1
6月13日19時0分にNHK山口からは、水道配管工事のため床のコンクリートを切断していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察と消防によりますと、13日午前11時40分ごろ、山陽小野田市東高泊にある新築工事中の介護施設の中で、水道の配管の工事中に、市内の50歳の男性と、山口市の24歳の男性、それに、宇部市の24歳の男性の合わせて3人の会社員が体調不良を訴え、ほかに作業にあたっていた人が消防に通報しました。
3人は病院に搬送されて手当を受けていて、いずれも意識があり軽症で、命に別状はないということです。
3人が体調不良を訴えたときには、施設の床のコンクリートをエンジンカッターで切断する作業をしていた最中だったということです。
警察や消防などが現場の酸素濃度を調べたり、ほかの作業員に話を聞いたりした結果、3人は、一酸化炭素中毒の疑いがあるということです。
警察では詳しい状況や原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20230613/4060017244.html
2023年5月27日20時59分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前10時10分ごろ、福岡市南区の国立病院機構九州がんセンターから「施設2階で職員が一酸化炭素(CO)中毒のようだ」と119番があった。
市消防局などによると、センターの栄養管理室で働く20~70代の男女9人がCO中毒の疑いで別の病院に搬送された。
全員意識があり、命に別条はないという。
福岡県警と消防が詳しい原因を調べている。
センターなどによると、同日午前9時40分ごろ、2階の栄養管理室内にある洗浄室で食器を洗っていた人やその周辺で体調不良の訴えが続出した。
当時、栄養管理室内には、センターの委託で食器の洗浄や調理などを担当する会社の職員ら26人がいた。
センターは搬送されていない残る17人を一晩入院させ、経過を観察するという。
センターでは、この日の朝、電気設備の点検のため計画停電を実施していた。
その後、食器を洗う洗浄機に不具合が起きていたという。
同日夕、記者会見したセンターの藤院長は、「我々も初めてのことで驚いている。まずは原因をはっきりさせる」と述べた。
https://mainichi.jp/articles/20230527/k00/00m/040/063000c
5月27日付でYAHOOニュース(テレビ西日本)からは、食器洗浄はガス給湯設備の湯を使って行われているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前10時15分ごろ、九州がんセンターから「酸欠のようだ」と消防に通報がありました。
消防などによりますと、2階の栄養管理室で食器を洗う作業などをしていた男女あわせて9人のスタッフが、体調不良を訴えて別の病院に搬送されました。
いずれも意識はあるということです。
食器洗浄は、およそ300人分の朝食を提供後、ガス給湯設備の湯を使って行われていて、当時、室内の酸素濃度は通常よりも低かったということです。
◆病院関係者
「(入院患者などに)ご迷惑をかけていますので、そこは申し訳ないと・・・」
搬送された9人は給食業務の委託会社のスタッフだということです。
警察と消防で原因を調べています。
https://yotemira.tnc.co.jp/news/articles/NID2023052717849
2024年1月31日17時14分に産経新聞からは、食器洗浄機が破損してCO発生、電気設備点検作業員が手順を誤って換気装置停止、警報が鳴ったのに職員らは避難しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
国立病院機構九州がんセンターは31日、一酸化炭素(CO)中毒で昨年5月に委託職員9人が搬送された事故の調査結果を発表した。
作業していた室内のガス式食器洗浄機が破損しCOが発生、建物全体の電気設備点検の作業員が手順を誤って換気装置が停止し、警報が鳴ったのに、委託職員らは避難していなかった。
センターは「食洗機のメンテナンスが不足し、COに対する危険認識が希薄だった。安全・安心な医療を提供するよう努める」としている。
センターによると、20~70代の男女9人のうち女性1人は一時意識不明の重症となったが、いずれも退院した。
https://www.sankei.com/article/20240131-6JKZADKDMBPCDI4B36RAUOW7HA/
1月31日22時42分にNHK福岡からは、食器洗浄機の内部に水垢が溜まったことで破損した、当日は電気設備点検の日だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
センターは31日、事故の調査結果を公表し、原因について、ガス式の食器洗浄機の内部に水あかがたまったことで一部が破損し、不完全燃焼が起こって一酸化炭素が発生したとみられるとしています。
さらに、当日は電気設備の点検日で、点検業者が誤って洗浄室の排気機能を止めてしまったことで、室内に一酸化炭素が充満したとしています。
センターは今後、食器洗浄機の点検を強化したうえで、職員への研修を行って再発防止に取り組むということです。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20240131/5010023278.html
2月1日11時50分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、4人が体調不良を訴え救護した5人とともに病院搬送された、事故直前に警報器が鳴ったが業者が室外に運び出していた(過去に何回も同じことを実施))など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
調査報告書などによると、事故は昨年5月27日午前に発生。
洗浄室で食器を洗っていた委託業者4人が体調不良を訴え、救護した5人とともに病院に搬送された。
全員がCO中毒と診断され、最長で10日間入院した。
事故の直前に室内の警報器が鳴ったが、業者が室外に運び出していた。
大きな音が出るため、過去にも持ち出して放置することが繰り返されていたという。
一酸化炭素の発生は、ガス式の食器洗浄機の水漏れによる不完全燃焼が原因だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/72da011552ffbb27ee3c70222a9fb061e45893cd
以下は、センターHPに掲載されていたお知らせ(1月30日付)の抜粋。
事故以前に警報器が頻回に発報していた原因についてはかなりの時間をかけて調べたが分らなかったなどと記されている。
・・・
3 一酸化炭素中毒に至った要因
[事故発生に至った具体的な要因]
(1)ガス式食器洗浄機の不完全燃焼による一酸化炭素の発生
事故後の食器洗浄機の状態を調査したところ、機器内部のガスブースター内にスケール(カルキによる水垢)が付着し堆積したため、熱交換不良となり熱交換器の異常加熱により一部が破損していました。
水漏れによりガスバーナーの燃焼部に水滴がかかることで不完全燃焼となり、一酸化炭素発生につながったと推測しています。
スケールが付着する等の食器洗浄機が不調を来した原因は、食器洗浄機のメンテナンスが不足していたことと判断しています。
スケールの除去は、日常点検として栄養管理部門の業務委託職員が1ヶ月に1回程度行うこととなっておりましたが、十分に実施できておりませんでした。
(2)警報に対する対応遅延による一酸化炭素の吸い込み
調査の結果、事故当日、7時10分頃から食器洗浄機を稼働開始し、9時20分頃に(一酸化炭素)警報器が発報したことが判明しています。
その後、警報は鳴り続けていましたが、洗浄室内の業務委託職員は食器洗浄機を停止し避難するなどの安全行動を行わず、作業していた業務委託職員と救護に向かった他の業務委託職員が一酸化炭素を吸い込み、一酸化炭素中毒に被災しました。
警報の発報に対して安全行動が遅れた原因は、警報音が大きい、警報の危険性の認知が乏しく過去にも持ち出したこともあるという理由で、当日も業務委託職員が警報器を洗浄室外に持ち出しており、洗浄室内で作業している業務委託職員は一酸化炭素が洗浄室に充満している危険な状態であることを認知できませんでした。
他の業務委託職員は洗浄室内の気分不良者を発見し救護に向かいましたが、警報を確認できない状況で洗浄室内に入ったため、被災することとなりました。
警報器の発報履歴を解析したところ、事故以前においても警報器が頻回に発報していたことが判明しました。
過去、警報器が発報した際も、業務委託職員は安全行動を行わずに警報器を持ち出すことがあり、一酸化炭素に対する危険認識が希薄であったことが背景にあると考えています。
事故以前に警報器が頻回に発報していた原因について、修理記録や職員への聞き取りなどかなりの時間をかけて調査を行いましたが、発報時の状況を再現することはできないこともあり、原因は判明しませんでした。
(3)排気設備の停止による洗浄室での一酸化炭素の充満
事故当日は、建物全体の電気設備について法定点検を実施していました。
洗浄室の排気を止めないよう機器を操作する手順となっておりましたが、点検を行う点検委託業者が作業手順(スイッチの切り替え)を誤ったため手順通りに実施されず、点検中に洗浄室の排気が停止しました。
この排気停止が契機となり、(1)により発生した一酸化炭素が洗浄室内に充満しました。
・・・
https://kyushu-cc.hosp.go.jp/news/detail/id/952.htm
2023年5月26日18時9分にYAHOOニュース(南海放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう正午過ぎ、宇和島市大浦の水産会社から「70代の男性の意識と呼吸がないようだ」という通報がありました。
消防が駆け付けたところ、水産会社を経営する70代の男性が意識不明の状態で倒れていたほか、そばにいた70代の妻と40代の息子も、体調の不良を訴えたということです。
3人は市内の病院に搬送され、男性の意識はその後回復し、いずれも、命に別条はないということです。
事故当時、水産会社では養殖用の水槽の塗装を行っていて、室内から濃度の高いガスが検出されたことから、消防は、塗装に使用していた薬品が原因ではないかとみています。
警察と消防は、詳しい事故の状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d456806ec60a7811c49aa172644632973190cea2
5月26日16時19分にYAHOOニュース(愛媛新聞)からは、直径8mの水槽の中で塗装作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宇和島署などによると、男性2人が屋内にある直径約8メートル、高さ約0・9メートルの水槽の中で塗装作業をしており、異変の連絡を受けた女性が駆けつけた。
現場付近はシンナーのような匂いが充満していたとし、署が原因を調べる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e77b7eb007fe0d593855b3723036e11f7907c1b0
5月26日18時36分にYAHOOニュース(テレビ愛媛)からは、屋内養殖用の水槽だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3人は屋内にある養殖用の水槽で塗装作業にあたるなどしていて、消防などはシンナー中毒が原因とみています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/94311dda8520e98ae2c016948e2d6596707bf1ba
2023年5月24日19時47分にYAHOOニュース(岩手めんこいテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月24日午前、岩手県盛岡市でビルの水漏れを防ぐ工事をしていた男性の作業員3人が体調不良を訴え救急搬送されました。
工事に使用していた薬品による中毒とみられています。
黒田記者:
「午後1時前です。
こちらの現場では立ち入り禁止の規制線が張られていて、その向こう側には酸素ボンベを付けた複数の消防隊員が見受けられます」
24日午前11時半ごろ、盛岡市中央通のソシュウビルの前で男性が倒れていると通行人から警察に通報がありました。
消防によりますと、現場では20代の男性が外の道路に座り込んでいて、20代と50代の男性がビルの地下で倒れていたということです。
3人は病院に運ばれる際、意識はありましたが、ビルの地下にいた男性2人は救急隊の呼び掛けに反応できない状態だったということです。
ビルの管理会社と警察によりますと、3人はビルの水漏れを防ぐ工事中で、使用していた薬品が化学反応をおこし、発生した有害な気体を吸い込んだとみられています。
24日午後6時現在、建物からその気体は取り除かれたということで、警察が当時の状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdd93f8e41f8e552920b371cbdb67b9e4cd6603b
5月24日17時45分にNHK岩手からは、地下にある受水槽の防水加工作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3人が作業していたのは2階建てのビルの地下にある受水槽で、24日は午前10時ごろから防水加工のため塗料の作業をしていて、警察が現場に到着した時、シンナーのようなにおいがしたということです。
現場は盛岡駅から900メートルほど離れたビルやホテルなどが建ち並ぶエリアで、現場周辺は一時、規制線が張られるなど騒然としました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20230524/6040017766.html
2023年3月8日6時35分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後4時前、群馬県桐生市にある水道施設で地下にある配管の工事をしていた男性作業員4人が相次いで倒れるなどして病院に搬送されました。
警察によりますと、このうち、前橋市の山田さん(53歳)が亡くなりました。
また、3人は病院で手当てを受けましたが、意識はあるということです。
現場は地下5メートルにある縦横3メートル、高さ2メートルほどの空間で、山田さんら2人が作業していたところ、相次いで倒れ、救助に駆けつけた別の2人も体調不良を訴えたということです。
現場からは高い濃度の一酸化炭素が検出されたということで、警察は一酸化炭素中毒の可能性があるとみて詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20230308/1060013984.html
3月8日11時51分に読売新聞からは、地下にはマンホールから入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後3時40分頃、群馬県桐生市広沢町の水道施設で、マンホールから入って地下で配水管の改良工事をしていた男性4人が体調不良を訴え、前橋市総社町植野、山田さん(53)が死亡した。
他の3人は意識はあるという。
桐生署によると、現場から一酸化炭素が検出された。
当時、山田さんは男性1人と一緒に作業していたところ、体調が悪くなり、2人が地上から救助に駆けつけたという。
同署が原因を調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230308-OYT1T50086/
2023年2月22日9時54分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
一酸化炭素(CO)やシアン化水素によるガス中毒を解毒する化合物を、同志社大の北岸宏亮教授(有機化学)らのチームが21日までに開発した。
火災で死因の多くを占めるガス中毒に対する「特効薬」とし、救急現場などでの10年以内の実用化を目指す。
チームによると、火災などでのガス中毒は病院搬送後にしか治療できず、現場で迅速に治療する方法はなかった。
チームは「火災によるガス中毒から多くの命を救え、後遺症の治療にも効果がある」としている。
開発した化合物は、COとシアン化水素にそれぞれ強く結びつく部分で構成。
生理食塩水に溶かして血中に投与するとCOなどを吸着し、尿として排出される。
火災現場を模擬し、マウス13匹にCOを吸わせて致死状態にした後、この化合物を投与すると、約85%の11匹が生存した。
投与後数分で血圧が回復し、約2時間後にはガス成分がほぼすべて排出された。
投与しなかったマウスは全て死んだ。
2019年に京都アニメーション放火殺人事件を起こし、自らも大やけどした被告の主治医を務めた上田敬博鳥取大病院教授は、「臨床試験に移行する際には大々的に協力する」とコメントを寄せた。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20230222/k00/00m/040/027000c
2023年2月7日18時36分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日 静岡県御前崎市のバイオマス発電所で事故があり、11人が体調不良に、うち1人が死亡しました。
現場付近からは許容濃度の6倍の一酸化炭素が検出されており、警察が当時の状況を調べています。
鈴木記者:
「警察が厚労省などと一緒に現場の見分を行っています。あちら赤茶色の建物の内部を覗いているように見えます」
7日 御前崎港にある建設中のバイオマス発電所で、設計や施工をしたメーカー立ち会いのもと、警察が見分を行いました。
この発電所では6日 溶接作業中の作業員など11人が体調不良になり、このうち70歳の男性が心肺停止の状態で搬送され、その後 死亡が確認されました。
11人全員に一酸化炭素中毒の症状があったということです。
御前崎港バイオマスエナジー・若狭発電所長:
「この度はご迷惑・ご心配をかけ申し訳ありません。溶接作業をしていた作業員が最初に倒れ、その後 おそらくはっきり確定ではないが、救護にあたった人も同じく一酸化炭素中毒で倒れたと」
これまでに、事故は、排気ガスを浄化する装置の溶接作業中に起きたことが分かっています。
また、消防が現場に駆け付けた際には、許容濃度の6倍の一酸化炭素が検出された場所もあったということです。
警察は、当時の状況や事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3feb3499c5fd3bed9e07fb0263afd08aeb4d4d1f
2月7日12時27分にNHK静岡からは、大型ダクトの中で溶接していた、突然倒れた2人を助けようとして複数の人が巻き込まれたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社の説明によりますと、6日は午後2時半ごろから、ばいじんをろ過する「バグフィルター」につながる大型のダクトの中で、溶接作業をしていた作業員2人が突然、倒れたということです。
「バグフィルター」の周辺では、複数の作業員が工事にあたっていて、2人を助けようとして複数の人が巻き込まれたとみられるということです。
この発電所は、木質のバイオマス燃料をボイラーで燃やして蒸気で発電する仕組みで、ことし7月の運転開始を予定していますが、事故を受けて工事を中止しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230207/3030019166.html
2月7日20時14分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、通報時に測定した酸素濃度は17%だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
<野田記者>:
「事故は茶色い建物の中、バグフィルター設備内で起こりました」
「バグフィルター」とは、発電設備から出た粉じんなどを集める装置です。
死亡した作業員ともう一人の作業員は、このバグフィルターの上部で溶接作業をしていたところ、一酸化炭素中毒になったものとみられています。
関係者によりますと、通報時にバグフィルター上部で測定した酸素濃度は、一時17%だったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a9c1e03cc79308c293464e992e54d3e5d17d9ec
2023年1月16日14時44分にYAHOOニュース(テレビ新潟)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県三条市のスーパーで16日午前、スーパーの床のコンクリートをはがす作業をしていた50代の男性2人が倒れているのが見つかりました。
2人は救急搬送され、1人は一時、意識不明の状態となっていました。
事故があったのは三条市興野のスーパーM興野店です。
16日午前11時23分、50代の男性2人とともに作業をしていた業者の人から警察へ「人が倒れていて、一酸化炭素中毒の可能性がある」と通報がありました。
駆け付けた警察や消防によって男性2人は救急搬送され、1人は意識不明の状態、もう1人は意識があるものの、もうろうとしていたということですが、意識不明だった男性は、その後、意識を取り戻したということです。
作業は、バックヤード内をビニールで10平方メートルほどに区切って密閉した状態で行われ、中ではエンジンカッターと、集塵機が使われていました。
ビニールは作業で出る粉塵が周囲に広がらないようにする目的で覆っていたということです。
警察は、狭い空間でエンジンがかかった状態で作業していたとみて、詳しい事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/356d0d5c1f204bc8a1e8d338fc2d9fe7ea6936c0
2022年12月21日18時46分にYAHOOニュース(新潟放送)から下記趣旨の記事が、映像カット写真10枚付きでネット配信されていた。
記録的な大雪に見舞われた新潟県内では、車の中で暖を取っていた女性が一酸化炭素中毒で死亡する事故が起きました。
立ち往生や睡眠などで車の中に居続けることは危険です。
どうやったら命を守ることができるのでしょうか…
JAF新潟支部に聞きました。
【写真を見る】「わずか20分で危険な濃度に」車内の一酸化炭素中毒に注意を JAFに注意点聞く
車が雪で埋まった場合、排気ガスがどう流れるかを再現した実験です。
雪に覆われ、行き場を失った煙は、エアコンから車内に流れ込み、1分後には煙に包まれました。
どうすれば、こうした事態を防げるのでしょうか。
JAF新潟支部に取材しました。
重要なのは、マフラー付近が雪で覆われないようにすることです。
JAF新潟支部 廣川さん:
「例えば、この位置に来たらすぐ除雪しましょうという目安になる。
なので、マフラーの位置や高さをを確認して、こまめに除雪していただくのが一番いい方法かと思います」
そして、スコップを使って排ガスの逃げ道を作ります。
JAF新潟支部 廣川さん:
「マフラーからの排ガスを逃がすための気道をつくることが重要」
怖いのが、エンジンをかけたまま車内で仮眠を取っている間に車が雪で覆われてしまうことです。
マフラーの周辺とボンネット上にある外気の取り込み口が雪でふさがれた場合、車内の一酸化炭素濃度はわずか20分ほどで「3時間で死亡する危険な値」に達します。
JAF新潟支部 廣川さん:
「仮眠の際に、エンジンをかけっぱなしにしてしまいますと、マフラー周辺の除雪を忘れがちになってしまう可能性があるので、その際はエンジンを切っていただくことが必要です」
またJAFは、冬道を走る際は防寒着やスコップなどを装備しておくことが大切だと話していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/72a2f46d5fb3c52d8193c9e8a321e16839491542
2022年10月31日20時24分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後1時55分ごろ、愛知県東海市新宝町の化学メーカー「東レ・デュポン」東海事業場から「3人が倒れた」と119番があった。
東海市消防本部などによると、屋上にあるダクト内を清掃していた請負会社の43~62歳の男性作業員4人が体調不良を訴えて病院に搬送され、うち1人は一時、意識不明となった。
いずれも一酸化炭素中毒の疑いがあるといい、県警が詳しい状況を調べている。
同社によると、東海事業場は電子機器などに使われる耐熱性の高いフィルムや合成繊維を生産している。
この日は定期メンテナンスのため、事故のあった建物は操業していなかった。
https://mainichi.jp/articles/20221031/k00/00m/040/214000c
10月31日16時36分に朝日新聞からは、意識不明だった人は会話できるまで回復した、ダクトに振動があったため解体清掃していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後1時55分ごろ、愛知県東海市の化学製品製造会社「東レ・デュポン」の東海事業場で「人が3人倒れている」と119番通報があった。
消防などによると、男性4人が一酸化炭素中毒の疑いで救急搬送された。
男性1人が意識不明だったが、同社によると、その後、会話ができるまでに回復したという。
東レ・デュポン東海事業場によると、事業場内でダクトに振動の異常があり、協力会社がダクトのファンを解体、清掃していたという。
東海事業場では高性能な樹脂プラスチックフィルムなどを製造しているが、当時、設備は定期メンテナンスのために止めていた。
「一酸化炭素が発生する状況にはなかった。原因を解明し、再発防止に努めたい」と説明している。
https://www.asahi.com/articles/ASQB05GV5QB0OIPE00R.html
10月31日16時28分にYAHOOニュース(中京テレビ)からは、ブロアーベアリングという部品の交換作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後、愛知県東海市の事業場で作業事故があり、1人が意識不明の重体です。
警察と消防によりますと、31日午後2時ごろ、東海市新宝町の東レ・デュポン東海事業場でブロアーベアリングという部品の交換作業をしていた4人が体調不良を訴えました。
消防などが駆けつけ4人は病院に搬送されましたが1人が意識不明の重体です。
のこり3人は命に別条はありませんが、症状などから4人は、一酸化炭素中毒の疑いがあるということです。
警察と消防が詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7d88eb8d87d2e998b8647125981bff6c3be2cba
2022年10月10日18時15分にFNN PRIMEから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
羽田空港の玄関口、JR浜松町駅で10日朝、異臭騒ぎがあり、女性清掃員が病院に搬送された。
連休最終日の10日、規制線が張られ、物々しい雰囲気となっていたのは、東京・港区のJR浜松町駅。
ホームの階段は封鎖され、改札口には防護服を身にまとった消防隊員の姿が確認できる。
午前9時半過ぎ、浜松町駅の男性駅員から「清掃員がせき込んでいる。塩素の臭いがする」と、110番通報があった。
警視庁によると、60代の女性清掃員が、男子トイレのごみ箱から300mlほどが入るプラスチック製の白い容器を発見。
容器には、液体が入っていた。
清掃員が洗面台に捨てている最中に、体調不良を訴えたという。
女性清掃員はその後、病院に搬送されたが、命に別条はないという。
一時騒然とした浜松町駅だが、午後4時現在は臭いも消え、通常通りとなっている。
駅の利用者は、身近に起きた異臭騒ぎに恐怖を感じていた。
駅利用者「(臭いは)自分には見えないけれど、身近に人が倒れているというのは怖い」、「消毒してるのかなくらいで終わっちゃうかもしれないので、それで倒れた方がいるのは怖い」
警視庁は、液体の成分の特定を進めるとともに、容器が捨てられた経緯について調べている。
https://www.fnn.jp/articles/-/428724
2022年9月16日6時10分にYAHOOニュース(上毛新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時5分ごろ、群馬県板倉町大蔵の食品香料製造会社の板倉工場で、社員から「従業員が体調を崩している」と119番通報があった。
工場内で香料の製造作業に従事していた社員3人が体調不良を訴えて病院に運ばれ、栃木県佐野市の男性(48)が死亡したほか、男性社員(30)=同町=が意識不明の重体、男性社員(41)=群馬県館林市=が軽傷。
タンク内から高濃度の一酸化炭素(CO)が検出されており、群馬県警館林署は中毒になったとみて調べている。
同署などによると、3人はコーヒー豆を熱して出る蒸気を冷却して香り付きの液体にし、円柱状のタンク(直径約120センチ、高さ約170センチ)に移す工程で作業していた。
死亡した男性と意識不明の男性は、何らかの原因でタンク内にいた。
軽傷の男性が大声でタンク内にいる2人に気付き、タンク上部の直径約45センチの穴から救出した。
当時、タンク内に液体はなかったという。
2人は搬送時、意識がない状態だったとみられる。
軽傷の男性もその後、体調不良を訴えた。
通常はタンク内に入ることはないといい、同署は当時の状況や原因を詳しく調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e63974270e844955d0d34284dd3b8358fd6b036d
9月16日0時39分にNHK NEWS WEBからは、タンクの中で意識を失った1人を別の作業員が助けようとしているのを周囲にいた作業員が見つけたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時すぎ、群馬県板倉町大蔵の「H香料株式会社板倉工場」で、タンクの中で意識を失った作業員1人を別の作業員が助けようとしているのを、周囲にいた作業員が見つけました。
通報を受けた消防が駆けつけたところ、タンクの中にいた2人はいずれも意識を失っていて、周囲にいた作業員1人も頭痛とめまいの症状を訴えて病院に搬送されました。
警察によりますと、このうち栃木県佐野市の作業員の芝宮さん(48)の死亡が搬送先の病院で確認されました。
警察によりますと、当時、芝宮さんたちはコーヒー豆を蒸留させた蒸気をタンクにためて液体化させる作業をしていたということです。
また、現場では高濃度の一酸化炭素が検出されたということです。
警察と消防が当時の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220916/k10013820241000.html
9月15日23時24分に毎日新聞からは、死亡した男性はタンク内に落下したとみられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時ごろ、群馬県板倉町の食品用香料などを製造する「H香料」の工場で、男性作業員3人が体調不良となり、病院へ搬送された。
県警によると、このうち栃木県佐野市赤見町の芝宮さん(48)が死亡した。
30歳の男性は搬送時に意識がなく、41歳の男性は軽症。
現場から高濃度の一酸化炭素が検出され、群馬県警は中毒になったとみている。
芝宮さんは、コーヒー豆を蒸留して作った液体をためるタンク内で倒れていた。
意識不明となった男性は芝宮さんを外に出そうとタンク内に入り、さらに別の男性も駆け付け、タンク外に出た。
タンクは直径約1・2メートル、高さ1・7メートルの円筒形で上面にふたがあり、芝宮さんは落下したとみられる。
事故当時、内部に液体はたまっていなかった。
通常はタンクに作業員が入ることはないといい、県警が詳しい状況を調べる。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20220915/k00/00m/040/340000c
9月17日6時10分にYAHOOニュース(上毛新聞)からは、会社は事故調査委員会を立ち上げる、タンク上部には薬剤などを投入するための直径45㎝の開閉式の穴があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社は16日、同工場の社員らでつくる事故調査委員会を立ち上げると発表した。
会社は「早期に事故の原因究明と再発防止策を検討していく」としている。
事故を巡っては、コーヒーの香りがついた液体を入れるタンク内にいた男性社員(48)が死亡、男性社員(30)が意識不明の重体となった。
2人の救助に当たった男性社員(41)も軽傷。
3人とも一酸化炭素(CO)中毒とみられる。
群馬県警館林署によると、タンク上部に直径約45センチの開閉式の穴があり、外から薬剤などを投入していた。
通常は香料の製造作業中にタンク内に人が入ることはなく、同署は2人が何らかの理由で自ら入ったか、誤って落下したか、当時の状況を詳しく調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/948991ec6a47a325685c1be3d15219b4b3d2e3d0
9月16日16時58分にNHK群馬からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(記事は転載省略)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20220916/1060012953.html
(ブログ者コメント)
直径1.2m、高さ1.7mのタンクといえば、大人2人が立って入ってキツキツのイメージ。
1人が中で倒れていても、助けに入ると、その人を踏みつけそうだ。
かといって、タンク内に上半身を入れるだけでは、倒れている人に手が届かないかもしれない。
3人がどのような動きをしていたかは不明だが、要は、酸素やCO濃度を計測することなく不用意にタンク内を覗き込む、あるいは頭を入れる、そういう行為をしてはダメという教訓的事例のような気がする
2022年8月24日10時40分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日昼過ぎ、浜松市南区にある「スズキ」の本社の食堂で、ちゅう房にいた50人あまりの従業員のうち、20代から70代の男女14人が体調不良を訴えて市内の病院に搬送されました。
警察によりますと、14人はいずれも食器などを洗う洗浄室の近くにいて、このうち数人に一酸化炭素中毒の症状がみられましたが、命に別状はないということです。
消防の調査で、現場からは一酸化炭素が検知されていますが、警察などによりますと、当時、洗浄室ではお湯を沸かすためのボイラーが使われていたということです。
警察は、ボイラーの不具合が原因で一酸化炭素が発生した可能性があるとみて、24日午前中から消防と現場検証を行い、換気が適切に行われていたかなど、当時の状況を詳しく調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20220824/3030017050.html
8月23日18時6分にFNN PRIME(テレビ静岡)からは、14人が体調不良を訴えた時の状況など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浜松市消防局によると、午後0時52分、スズキ本社の女性従業員から「厨房で複数の人が倒れている」と、119番通報があった。
消防が駆けつけると、本社の建物1階で、14人が倒れたり体調不良を訴えていた。
関係者によると、その14人は食堂で働くスタッフ。
現場となったのは、食器などを洗う洗浄室で、頭が痛い、目が回るといった症状を訴えていたという。
中には一時、意識を失う人も。
本社からは、ぐったりした人がストレッチャーに乗せられ、次々と救急車で搬送されていった。
病院に搬送された40代の女性は、直ちに救命措置が必要な重症、4人が中等症、9人が軽症とみられ、優先度の高い人から搬送された。
スズキのウェブサイトに掲載されている食堂の写真。
現場は、この食堂で使われる食器を洗う洗浄室。
スズキの本社には、およそ1万人が働いていて、食堂では委託を受けた55人のスタッフが調理にあたっていた。
調理場で働く男性は、休憩から戻ったところ、何人も倒れていたのを目の当たりにしたという。
調理場で働く人:
「女性の洗浄スタッフが、6人倒れちゃったんですよ。男女交ぜて10人くらい。高齢者が多いです。無味無臭というか、においはなかったです。洗浄室と調理場は隔離されているからドア1枚で、そこ(洗浄室)は、お湯で食器を洗う部屋。何千人も社員が食べた食器が一気にベルトで流れてきますから、そういう(洗浄)作業をされている方たちが具合悪くなってしまった」
消防は、現場の状況から一酸化炭素中毒の可能性があるとみて、くわしく調べている。
https://www.fnn.jp/articles/-/406979
8月24日21時1分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、専門家は燃焼トラブルと換気の不具合が重なった可能性を指摘しているという、下記趣旨の記事が現場の見取り図付きでネット配信されていた。
・・・
考えられる事故原因について、化学に詳しい専門家に聞きました。
<静岡理工科大学 山崎誠志教授>
(Q.考えられる事故原因は?)
「(大型の食洗器が関係する)その場合は機械の燃焼系のところにトラブルがあってうまく燃えていない完全燃焼せず、不完全燃焼した形での器具の不具合ですね」
山崎教授は、これにもう一つの条件が重なったのではないかと指摘します。
<静岡理工科大学 山崎誠志教授>
「換気が影響しているのかなということは考えられます。例えば、換気扇ですね。換気ダクトに油が付着してて換気がうまくいっていなかったとかですね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9545913cc7248d36ae9dfa4bbc08fa954467409c
8月25日21時10分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、厨房には警報機が設置されていたが一酸化炭素検知機能はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スズキなどによると、厨房にはガス漏れを検知する警報機が設置されていたが、一酸化炭素を検知する機能はなかったため、警報が鳴らなかったという。
一酸化炭素を検知する警報機に関しては法的な設置義務はないが、スズキは今回の事故を受け、すでに一酸化炭素を検知する警報機を厨房に設置したと話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/09267dede733310069dfc16c6b4418fe3904d319
8月26日12時7分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、洗浄室の換気扇は動いていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によりますと、洗浄室の換気扇が事故当時、何らかの事情で動いていなかったことが新たにわかりました。
また、洗浄室内にある大型洗浄機など複数の機械に不具合は見つかっていないということです。
警察などは、換気扇が動いていなかった経緯を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f6bce2ec8599fb807d2fa1dfc4c6cd02286ae60
2022年5月11日18時23分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし5月、上越市の上信越自動車道の上り線の道路上で舗装工事の交通誘導などを行っていた、いずれも上越市内に住む警備員で、当時34歳の女性と73歳の男性が、待機していたワゴン車の中で意識を失い、その後、死亡が確認されました。
2人が乗っていた車の後部座席の下には、車内でパソコンを使うなどするためのバッテリーが置いてあり、警察は、このバッテリーから硫化水素が発生し2人が中毒死したとみて捜査を進めていました。
その後の警察の捜査で、劣化したバッテリーが放置されたことで高温になり、バッテリー液が蒸発して硫化水素が発生したことがわかり、警察は11日、バッテリーの扱いに関する注意喚起などが不十分だったとして、ワゴン車の改造にあたった福岡県の会社の責任者を業務上過失致死の疑いで新潟地方検察庁に書類送検しました。
この会社は、車にバッテリーを取り付けるなどの改造を行っていましたが、バッテリーが劣化する可能性などを警備会社に十分に伝えていなかったということです。
警察によりますと、近年、キャンピングカーや一般の車両でもこうした改造が増えているということで、バッテリーが劣化していないか定期的に確認することが必要だとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20220511/1030021052.html
2022年3月19日18時40分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月19日午後、札幌市中央区の繁華街ススキノにあるビルでガス漏れ事故があり、中で作業をしていた5人が病院に搬送されました。
ガス漏れ事故があったのは札幌市中央区の繁華街、ススキノにある9階建ての雑居ビルです。
消防によりますと、午後3時過ぎ、ビルの一室に清掃業者が入り、高圧洗浄機を動かすための発電機を作動させたところ、一酸化炭素が発生しました。
この事故で、作業をしていた5人が一酸化炭素中毒の疑いで病院に搬送され、治療を受けています。
いずれも意識はあるということです。
付近は1時間以上にわたり通行止めになるなど、一時、騒然となりました。
消防は、発電機から一酸化炭素が発生した原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b13dc11e25da598ad95af6be7fd60d71c8406b2
3月19日18時20分にNHK北海道からは、閉店中の飲食店で作業していた、消防が室内に充満したガスを外に出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後3時すぎ、札幌市中央区南6条西3丁目にある「ニューオリンピアビル」6階の飲食店で、清掃作業を行っていた業者の男性5人が高圧洗浄機のエンジンから出た排ガスを吸い込み、病院に搬送されました。
警察によりますと、全員意識はあるということです。
当時、飲食店は閉店していて客はおらず、消防が室内に充満したガスを外に出したということで、ほかに気分が悪くなるなどした人はいませんでした。
警察は清掃作業中の換気が不十分だったとみて、今後、関係者から話を聞き、詳しい状況を調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220319/7000044621.html
3月19日18時47分にYAHOOニュース(札幌テレビ)からは、6階で作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月19日午後3時ごろ、札幌市中央区の繁華街・すすきののビル内でガス漏れが発生し、救助された40~50代の男性5人が病院に搬送されました。
事故があったのは札幌市中央区南6条西3丁目の9階建てビルの6階部分です。
午後3時ごろ、「工事中、ガスが漏れて2人具合が悪くなった人がいる」と消防に通報がありました。
その後、駆けつけた救急隊によって男性あわせて5人が病院に搬送されましたが、いずれも命に別条はありません。
警察によりますと男性5人は清掃業者で、当時使っていた高圧洗浄機を稼働するための発動機による排ガスが館内に充満し、体調を崩したとみられるということです。
警察が事故の詳しいいきさつについて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b3ebca666a4ac42158209bcf26cb905ddd8ac3d
2022年2月16日6時29分にYAHOOニュース(中央日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
韓国野党「国民の党」大統領選候補の安哲秀(アン・チョルス)氏の地域遊説バス2台で一酸化炭素が流出し、運転手や党員など2人が亡くなり、別の運転手1人が重傷を負う事故が発生した。
忠清南道(チュンチョンナムド)天安(チョナン)東南警察署は15日午後5時20分ごろ、天安市新富洞(シンブドン)にある天安ターミナル付近の道路に停車していた安氏の45人乗り遊説バスで、バス運転手の50代Aさんと論山(ノンサン)・鶏龍(ケリョン)・錦山(クムサン)地域選対委員長の60代Bさんが亡くなったと明らかにした。
警察によると、救急隊が現場に到着した当時、2人は心停止状態で、病院に運ばれたが亡くなったという。
事故は再び発生した。
国民の党によると、江原(カンウォン)地域でも遊説車両の運転手Cさんが一酸化炭素中毒で意識を失って倒れ、原州(ウォンジュ)地域の病院の救急室に運ばれた。
入院中のCさんは、脈拍はある状態だが意識はないという。
国民の党のチェ・ジンソク常任選対委員長は、この日夜、ソウル汝矣島(ヨイド)党キャンプ事務室で緊急記者会見を開き、「党は45人乗りバスにロゴソングと映像を伝送できるLED電光掲示板を装着した遊説バスを使用中」としながら、「会社側によると、バスで発電機を通じてLEDを点灯させると一酸化炭素が発生するので、窓を開けて走行しなければなければならないと(安全規則を)公示したが、事故車両は寒さのために窓を締め切った状態だったため事故が発生したと推測される」と話した。
続いて、「起きてはいけないことが起きた」とし、「選対委と候補を含めたすべての選挙運動員の選挙運動を全面中断する」と話した。
この日午後、慶尚北道安東(アンドン)で遊説中だった安氏は、事故の知らせに接して天安の病院に移動した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7598e9c127d605de8b0683157925334a36457078
2月16日7時49分にYAHOOニュース(ハンギョレ新聞)からは、運転手と連絡が取れないという通報を受けて警察が出動し発見したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、運転手と連絡が取れないという他の車の持ち主の通報を受けて出動し、バスの中で倒れた2人を発見した。
警察関係者は、「発見当時、彼らはバスの中で椅子に座ったまま息をしておらず、外傷もなかった」とし、「正確な死亡原因を明らかにするため、国立科学捜査研究院に解剖を依頼し、発電装置の異常などの分析も依頼した」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc9f7d247ce1a6759a0c1a06791e77c377931523
2月16日18時57分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、事故が起きたバスの映像などが配信されていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd35397e8fe5c8566709d68f8fceb6cf16841a9c
2月17日14時26分にYAHOOニュース(朝鮮日報)からは、通常は遊説にトラックを使うがコロナの関係で対面接触が難しいのでバスを使った、発見当時バスのエンジンと発電機は動いておりドアと窓は全て閉まっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
通常は選挙運動車両には主にトラックを使うが、国民の党は公式選挙運動が始まった15日からLEDスクリーンを取り付けた選挙運動バスを投入した。
他の政党は広告用の特殊フィルムを張ったバスを使用しているものの、LEDスクリーンは設置していない。
警察関係者は「死者が発見された当時、バスはエンジンがかかったままでドアと窓は全て閉まっており、発電機が設置された荷物スペースのドアも閉じていた。LEDスクリーンと発電機はいずれも作動していた」と話した。
国民の党は公式選挙運動開始に合わせ、事故車両と同じ種類の選挙運動バス18台を投入した。
コロナの影響で対面接触が難しい状況を考慮したものだという。
しかし、開放型の荷台にステージ、スクリーン、発電機、音響装置などを設置する通常の選挙運動トラックとは異なり、バスを改造した事故車両は密閉された荷物スペースに発電機を設置していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/65b415f8604bbb6930e88785ec6e5be1a693c7e6
2月17日14時47分にYAHOOニュース(Wow!Korea)からは、再現実験結果、30分で車内のCO濃度は2000ppm程度になった、天安市のバスのエンジンは止まっていた、運転席横を除くすべての窓は広報フィルムで覆われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日、韓国ガス安全公社が警察などの関連機関と共に、事故が起きたバスのトランクルームで30分間発電機を稼働した結果、運転席付近の一酸化炭素濃度は1500ppm、後部座席の濃度は2250ppmだった。
LED電光掲示板に電源を供給した発電機があったトランクルーム内の濃度は4080ppmに至った。
チョナン(天安)市の高速バスターミナル近くの道路に停車中の車内にいた運転手の50歳男性と選挙対策委員長の63歳男性が意識を失った状態で見つかり、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
発見当時、Aさんは運転席のすぐ後ろの席で横に寄りかかっており、Bさんはバス右側の後ろの座席にいた。
バスのエンジンは止まった状態で、扉の大部分は閉まっていた。
また、バスの外側に設置されたLED電光掲示板と、トランクルーム内にあるガソリンで稼働する発電装置は稼働していた。
警察が確認した結果、バス内部のカメラの映像では、AさんとBさんが車両停車後20分ほどで呼吸困難の症状を見せ、1時間10分ほどが過ぎた時に意識を失っていたという。
専門家らは、ガソリンで作動する自家発電機から流出した一酸化炭素がバス内部に流入したが、運転席横の窓を除くすべての窓が広報フィルムで覆われていて、換気ができていなかったと伝えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0b48e2447efae3fc1ed7e9c89fd03a8e59b48c3
2月17日15時9分にYAHOOニュース(ハンギョレ新聞)からは、バスを改造した会社は技術が良いことで知られているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ソウルで遊説用の車の改造を行っている会社の関係者は、「事故の類型から見て、製作者がミスを犯したものとみられる」とし、「事故が起きたバスの改造に関わった会社は(改造)技術が良いことで知られる専門会社だ。零細企業ではない」と伝えた。
事故が起きた天安の遊説用のバスは慶尚南道のN観光、原州の遊説用のバスは昌原(チャンウォン)のO高速観光所属だ。
国民の党の遊説バスは18台で、金浦の会社が改造したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/76afcacf0b7a1a6b45b415b99b6fbf8970800c88
2021年12月26日23時21分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後6時55分ごろ、東京都杉並区下高井戸のメルセデス・ベンツ販売店の作業場で有毒ガスが発生したと119番通報があった。
警視庁高井戸署によると、4階建てビルの2階の作業場にいた20~30代の男性従業員7人が体調不良を訴え、搬送された。
意識はあり、命に別条はない。
署によると、従業員の1人は「車両のラジエーターを交換していたら具合が悪くなった」と話しており、署が詳しい原因を調べている。
現場は、京王線上北沢駅から北東約300メートルの甲州街道沿いで、近くには集合住宅や一戸建てが立ち並ぶ。
https://www.sankei.com/article/20211226-6WEKCEMVIRIRHFEVLE2TTKVGZY/
2021年12月18日20時32分にYAHOOニュース(中国新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後1時15分ごろ、山口県岩国市飯田町の日本製紙岩国工場から「社員が有毒ガスを吸って意識がない」と119番があった。
2人が病院に搬送され、男性社員(23)が意識不明の重体。
男性社員(50)が喉の痛みを訴え軽傷。
岩国地区消防組合によると、現場で硫化水素を検出したが、工場外への漏れはないという。
工場などによると、男性社員(23)は別の社員と2人一組で、木をパルプにする工程にある約10立方メートルの大きさのタンクを酸性の液体を使い洗浄していたという。
同社の担当者は「もともと硫化水素が発生する作業で、誤って吸った原因は調査中」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b405acfc0c6ca714b0907710435c66e30d5e921
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。