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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202112161727分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

去年10月、沖縄県の沖合で海に潜って漁をしていた漁業者の2人が溺れて死亡した事故で、国の運輸安全委員会は、潜水器具に空気を送る機械がメンテナンス不足で故障し、空気に一酸化炭素が混じって急性中毒を引き起こし、溺れた可能性が高いとする調査結果をまとめました。

去年10月、沖縄県糸満市の沖合で海に潜って漁をしていた漁業者の男性2人が溺れて死亡した事故について、国の運輸安全委員会は調査報告書を公表しました。

それによりますと、潜水の際は船の上に設置された機械から呼吸のための空気がホースで送られていましたが、その空気に一酸化炭素が混じった可能性があるとしています。

機械は1年ごとの点検が推奨されていましたが、船長はおよそ10年にわたって内部の清掃を行っておらず、潤滑油が不完全燃焼した可能性があるということです。

2人は、一酸化炭素が混じった空気を吸い込んだ結果、急性の一酸化炭素中毒になり、溺れた可能性が高いということです。

運輸安全委員会は再発防止策として、空気を送る機械を定期的に点検し、清掃するよう指摘しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211216/k10013390811000.html

 

1216122分にNHK沖縄からは、配管の中に炭化物が堆積していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

報告書よりますと、漁船に設置されている空気を送る装置の配管の中に、炭化物がたい積しているのが見つかったということです。

装置の一部の故障に加え、長期間、配管の清掃が行われなかったことが原因の可能性があるとしています。

そのうえで、この炭化物に蓄積された熱によって不完全燃焼が発生し、2人に送られていた空気に一酸化炭素が混入して中毒になり、おぼれて死亡したと考えられると結論づけています。

報告書では再発防止策として、配管の中に付着した炭化物を定期的に取り除くことなどを呼びかけています。





https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20211216/5090016638.html

 

12191256分にYAHOOニュース(沖縄タイムス)からは、装置は10年前に中古で購入したものだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

16日付の事故調査報告書によると、当時の男性船長(44)が潜水器の保守点検を怠り、配管内部に堆積した炭化物から一酸化炭素が発生。

送気ホースを伝って2人が吸引したことで溺れたとみられる。

調査報告書によると、空気圧を自動調整する装置が故障し、過熱状態となった配管内に潤滑油が炭化物となって堆積していた。
それが原因で一酸化炭素が発生していたという。  

男性船長は潜水器を10年ほど前に中古で購入したが、取扱説明書に記載された保守点検を行っていなかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/431a79eef6b29a41b2f08ef7c5879e1cf6ba7f14

 

※以下は令和31124日付の報告書(写真多数)抜粋。

・・・・・

本船は、ふだんから、本船内に設置されたフーカー式と呼ばれる送気式の潜水器(以下「本件潜水器」という)を用いて潜水漁を行っていた。

本件潜水器は、本船の船首部に設置されたケーシング内の原動機によりVベルトで駆動される空気圧縮機(以下「本件圧縮機」という)からの空気が、ケーシングの外に設置された空気タンク、空気清浄装置及び送気ホースを経由し、同ホースの末端に接続されたレギュレータを介して潜水者に送られる仕組みとなっていた。

本件圧縮機は、ケーシングの右舷側下部からケーシングの外に延びるゴム管(以下「空気取入口」という)より外気を取り込んでおり、また、同じく同部から延びる金属管(以下「本件配管」という)を経由して空気タンクに圧縮空気を送気しており、空気タンクには安全弁及び自動アンローダ*1が設置されていた。

・・・・・

(1) 本件圧縮機は、自動アンローダが故障し、ふだんから過熱した状態で使用されていたことから、潤滑油の酸化、分解が起こり、炭化物が生成されやすい状態であった可能性があると考えられる。

(2) 本件圧縮機は、本件配管内の清掃が行われないまま、(1)の状態で長期間使用し続けるうちに、本件配管内に炭化物が堆積した可能性があると考えられる。

(3) 本船は、21時30分ごろから操業を再開した後、本件圧縮機内の噴霧化した潤滑油が本件配管内に堆積した炭化物に蓄積された熱により発火して、加圧下で不完全燃焼し、本件潜水器から送気される気体に一酸化炭素が混入した可能性があると考えられる。

(4) 甲板員A及び甲板員Bは、喜屋武岬沖において潜水漁に従事中、本件潜水器から送気される気体に一酸化炭素が混入したことから、急性一酸化炭素中毒となったのち溺死したものと考えられる。

https://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2021/MA2021-12-33_2020nh0042.pdf 

 

(ブログ者コメント)

〇潤滑油を使用した空気圧縮機を使用する際には、吐出配管の定期的な清掃が必要だ。
新品であれば、購入時に販売店から注意喚起されたと思うが、中古購入ゆえ、その辺が雑になっていた・・・そんな可能性はなかっただろうか?

〇過去にも、清掃を怠ったため配管が破裂したり、あるいはCO中毒になったりした事例が多数ある。
ブログ者も工場勤務時代、吐出バルブを絞りこんだ状態で空気圧縮機を運転していて4インチほどの吐出配管が破裂した事故を経験している。(空気流れが少なくなったため酸化熱が蓄積したと推定)

 

 

 

 

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2021121122分に長崎放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

佐世保港で30日に発生した有毒な煙を伴う船舶火災で、海上保安部は船が係留されている海域での航行などを制限しています。

この火事は30日午後2時半ごろ、佐世保港を航行中の運搬船「第七鳳(おおとり)丸」に積んでいた害虫駆除の薬剤が発火し、有毒のリン化水素が発生したものです。

海上保安部によると、薬剤が雨に濡れたことが発火の原因だということです。

船には7人が乗り組んでいて、このうち6人と救助にあたった巡視艇の乗組員ら7人の合わせて13人が、煙を吸い込んだとして病院に搬送されました。

全員、命に別状はないものの、1週間の経過観察となっています。

「第七鳳丸」は佐世保市崎辺町の沖合300メートルのところに係留されていて、30日午後7時から半径200メートルの海域で船の航行や停泊が制限されています。

海上保安部では、1日午後から有毒物質などに対応する機動防除隊を投入し、火災やリン化水素の発生状況を確認することにしています。





https://www.nbc-nagasaki.co.jp/nbcnews/%E6%9C%89%E5%AE%B3%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%8C%96%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%80%80%E8%88%B9%E8%88%B6%E7%81%AB%E7%81%BD%E3%81%A7%E5%91%A8%E8%BE%BA%E6%B5%B7%E5%9F%9F%E3%81%AE%E8%88%AA/

 

121749分に読売新聞からは、13人のうち1人がせきの症状を訴えているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

30日午後2時半頃、長崎県佐世保市庵浦町の沖合約300メートルの海上で、「第七鳳丸」(9・1トン)から出火した。

佐世保海上保安部の発表によると、船に積んでいた穀物などを消毒するリン化水素が雨にぬれて発火したという。

気化したリン化水素は有毒で、乗員7人のうち6人と、救助にあたった別の船の乗船者や同海保の巡視艇の乗組員ら7人の計13人が煙を吸い込み、病院に搬送された。
1人がせきの症状を訴えているという。

同海保は、「煙を吸った人がいる場合は医療機関を受診してほしい」と呼びかけている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211201-OYT1T50088/

 

11301919分にYAHOOニュース(テレビ長崎)からは、積まれていたリン化水素はホスフィンだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1130日午後、佐世保港内で小型船が焼ける火事がありました。

佐世保海上保安部は、毒性のある物質が出火につながったとみて、周囲に注意を呼びかけています。

佐世保海保によりますと、1130日午後2時半ごろ、佐世保港内で小型船「第七鳳丸」が焼けました。

これまでの調べで、毒性があり、害虫駆除などに使うリン化水素「ホスフィン」が積まれていたことが分かっています。

水に触れると発熱すると言われ、海保は出火原因とみて調べています。

船に乗っていた日本人4人と外国人3人の、あわせて7人のうち、日本人1人が体調不良を訴えているということです。

海保は、煙を吸った場合は病院に行くように呼びかけています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/11b4cb36a29f92ed35a9d617c6565e190d450e84

 

(ブログ者コメント)

〇ホスフィンはガスのはず。それが雨に濡れて発火した?
疑問に思い調べたところ、燻蒸剤のリン化アルミニウムが燃えたのかもしれないということに気付いた。
 ※リン化アルミニウムは個体。
  空気中の水分と反応してリン化水素が発生する。
以下はメーカーHPに掲載されている当該物質の情報。
https://jp.uplonline.com/productdetails/7 

〇一方、4年前に米国では、リン化アルミニウムを床下に撒いた後、気分が悪くなった人が出たため、水で洗い流したところ、発生したリン化水素で4人が死亡、5人が病院に搬送されたという事故も起きていた。

2017141143分 CNN)

米テキサス州で住宅の下にまかれた殺虫剤から有毒ガスが発生し、子ども4人が死亡する事故があった。
地元アマリロ警察が3日に明らかにした。

警察の調べによると、一家の住むトレーラーハウスで2日、床下に散布された殺虫剤で気分が悪くなったと数人が訴えた。

このため、殺虫剤を洗い流そうと、家族の1人が水をまいたのが致命的な誤りだった。

殺虫剤に使われていたリン化アルミニウムは、水を混ぜると有毒ガスのホスフィンが発生し、人が吸い込めば肺に水がたまって呼吸器不全を引き起こすことがある。

2日午前5時すぎ、通報を受けて救急隊が駆け付けたときにはトレーラー内に10人がいて、うち子ども4人が死亡、5人は病院に搬送された。

死亡したのはハイスクール卒業を間近に控えた17歳の姉と3人の弟で、最年少の弟は7歳だった。

アマリロ警察は事件性がなかったかどうかについて捜査を続けているが、現時点では事故だった可能性が強いと見ている。

殺虫剤を地面にまいたのはトレーラーハウスに住む男性で、リン化アルミニウムは友人から入手したものだった。

リン化アルミニウムは商店などで殺虫剤や殺鼠剤として使われているが、水を混ぜると人が死に至ることもあり、環境保護局(EPA)は毒物に分類している。

https://www.cnn.co.jp/usa/35094518.html

 

 

 

 

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20211142025分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4日午前10時50分ごろ、北見市北上にある建設会社の敷地内にあるプレハブ小屋で「呼吸をしていない人がいる」と、同僚の男性から消防に通報がありました。

消防がかけつけたところ、この会社で働いていた作業員の岡中さん(男性、73歳)が意識不明の状態で小屋の中で倒れていて、市内の病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

警察や消防によりますと、岡中さんは当時、小屋の中で1人で作業をしていて、自家発電機を使いながら鉄製の器具を作るために溶接をしていたということです。

また、警察によりますと、同僚が通報する前に小屋に入ろうとした際には、入り口のドアや窓は閉まっていて、岡中さんを発見した際、発電機は動いたままだったということです。

このため警察は、岡中さんが溶接作業中に、自家発電機から発生した一酸化炭素中毒で死亡した可能性もあるとみて、死因や当時の状況を詳しく調べています。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20211104/7000039901.html

 

 

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202110231928分にYAHOOニュース(Wow!Korea)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ソウル・クムチョン(衿川)区の事故現場を訪れたアン・ギョンドク雇用労働部(日本の厚生労働省に相当)長官が徹底した真相究明と厳重処罰を予告した。

アン・ギョンドク長官は23日、事故が発生したソウル衿川区のカサン(加山)データハブセンターを訪れて現場を視察した後、「消防庁、警察などと協力して事故に対する徹底した原因調査を行い、責任者に対する厳重処罰をせよ」と指示した。

これに先立ち、ソウル・クロ(九老)消防署は、この日午前853分、衿川区加山洞の加山データハブセンター新築工事現場の地下3階から火災の鎮圧に使われる消火薬剤(二酸化炭素)が漏れた。(と発表した?)

これにより、中枢神経麻痺による窒息死で2人が死亡した。
また、40代の男性など2人は重傷を、17人は軽傷を負った。

消防当局は、事故発生10分後の午前98分に管轄の消防署職員全体を出動させ、消防車などの車両31台と消防士などの人員106人を現場に投入した。

消防当局はこの日、事故が工事現場の地下3階で発電機室の拡張工事をしていたところ、二酸化炭素の設備が爆発しながら発生したものと推定した。

雇用労働部は、重大災害対応マニュアルに基づいて中央産業災害収拾本部を構成して、事故の状況を把握している。

雇用労働部のシム・ウソプ化学事故予防課長は、「関係省庁と事故状況を共有し、類似した事故再発防止のための方案の準備および事故収拾に最善を尽くす予定だ」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4caa3be84c44f6daaba18cd33e5e423457c57ad8

 

10241934分にYAHOOニュース(Wow!Korea)からは、CO2消火設備が手動で操作された、CO2ボンベ130本のうち123本から放出されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ソウル・クムチョン(衿川)区カサン(加山)洞の加山メトロ知識産業センター新築工事現場で発生した消火薬剤漏れ事故と関連して、警察が工事現場責任者を召喚した。

警察などによると24日、ソウル衿川警察署は消化薬剤漏れ事故の現場責任者を呼んで、事故前の現場安全対策状況と事故後の対応状況など、事故の経緯と事実関係を把握している。

また、警察はガス散布装置が手動で操作された事実から、犯罪の可能性と業務上の過失などの有無についても確認している。

ソウル・クロ(九老)消防署によると前日、ソウル衿川区加山洞の工事現場の地下3階発電機室、地下4階電気室の二酸化炭素消火設備から消火薬剤が放出された。

消防当局は消防人員189人などをはじめ、計248人の人員を動員し、装備56台を動員して人命救助に乗り出した。

この事故で2人が死亡し、9人が負傷して病院に搬送された。

死亡した2人は、地下3階の発電設備室でボイラー消防施設などの保温作業をしていたところ、避難することができずに事故に巻き込まれたことが分かった。

火災が発生すれば二酸化炭素消火薬剤を噴射する該当消火設備は、事故当時、重量58kg、容量87ℓの二酸化炭素貯蔵容器130本が工事現場の地下にあったことが伝えられた。

そのうち123本からガスが漏れていたと、消防当局は把握している。

この薬品は、密閉された空間で吸うと中枢神経を麻痺させることが分かった。

警察はガス漏れ事故専門チームを編成して、消防、国立科学捜査院などと合同鑑識を行い、正確な事故原因について究明する予定だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7bdb6c0be9680aea369e150a39be2c702a638ebe

 

(ブログ者コメント)

日本でもしばしば起きている、この手の誤作動?事故だが、今回のケースでは、ビル全体がまだ工事中だというのに、CO2消火設備は活きていた。
その点が不可解だ。

詳細は不明だが、工事全体のマネージメント不足ということも可能性の一つとして考えられる。

 

 

 

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20219132147分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

13日午後445分ごろ、福岡市博多区博多駅東3のビル解体工事現場の関係者から「作業中の70代男性が倒れた」と119番があった。

福岡県警博多署などによると、地下の現場で作業員の70代男性2人と20代男性の計3人が倒れており、病院へ搬送。

その後、うち701人の死亡が確認された。
2人は命に別条はないという。

博多署によると、地下の現場で何らかの不具合が発生し、20代の作業員に続いて70代の作業員2人が手伝いにいき、3人とも倒れたとみられる。

治療中の作業員から一酸化炭素の血中濃度の数値が高く出ており、同署は、70代作業員が一酸化炭素中毒で死亡した可能性もあるとみて調べている。

https://mainichi.jp/articles/20210913/k00/00m/040/174000c

 

9142110分に朝日新聞からは、地下に置いていた3台の発電機のうち1台に不具合が起きたため1人が様子を見に行ったが、連絡がとれなくなったので他の2人も見にいったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

地下で使っていた発電機から一酸化炭素が発生し、地下に充満していた疑いのあることが14日、捜査関係者への取材で分かった。

司法解剖の結果、死因は急性一酸化炭素中毒と判明。

県警は、業務上過失致死傷の疑いも視野に調べを進めている。

県警によると、死亡したのは博多区美野島3丁目、解体作業会社員の渡辺さん(70)で、地上に続くスロープ上で倒れていた。

現場は9階建てのビルの地下1階駐車場で、当時は解体作業中だった。

県警は14日、現場を実況見分した。

捜査関係者によると、事故が起きた13日午後445分ごろ、地下では放水用の機械を動かすために3台の発電機を使っていた。

20歳と73歳の男性作業員も倒れ、病院に搬送されたが、命に別条はないという。

発電機の1台に不具合が起きて20歳男性が様子を見に行き、地下の現場と無線で連絡が取れなくなったため、ほか2人も地下に向かったという。

https://www.asahi.com/articles/ASP9G6D85P9GTIPE013.html

 

(ブログ者コメント)

発電機にどのような不具合が生じたのだろうか?
調べてみたが、情報は得られなかった。

  

(2022年7月6日 修正1 ;追記)

202275160分にYAHOOニュース(九州朝日放送)からは、現場責任者が書類送検された、換気のため業務用扇風機が3台設置されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福岡市のビル解体現場で、去年9月、一酸化炭素中毒で当時70歳の男性が死亡、2人が搬送された事故で、警察は業務上過失致死傷の疑いで現場責任者の男性を5日、書類送検しました。

去年9月、福岡市博多区のビルの解体現場で、作業員3人が一酸化炭素中毒で病院に搬送され、このうち、渡邊さん(当時70歳)が死亡しました。

警察によりますと、作業員らがコンクリートの粉塵が舞わないように、高圧洗浄機で散水作業を行っている際に不具合が発生したため、地下の貯水槽に設置されたエンジン部分を点検しに行ったところ、一酸化炭素中毒になったとされています。

換気が十分でない場所で高圧洗浄機を使っていたことで、一酸化炭素が充満していたとみられ、警察は適切な安全管理を怠ったとして、現場の指揮や安全管理を任されていた福岡市東区の建設会社に勤務する41歳の男性を5日、書類送検しました。

容疑を認めているということです。

この事故をめぐっては、福岡労基署も建設会社と現場責任者の男性を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検したと発表しました。

労基署によると、男性は換気のため、地下に業務用の扇風機を3台設置していましたが、不十分だったということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/aa4ad5e148380ba880a2fb6e5c7ae3bd02b0960a

 

75142分にYAHOOニュース(朝日新聞)からは、大学生が不具合を見に行き、入れ替わりで地下に行ったアルバイト男性が倒れ、男性の様子を確認した渡辺さんが助けを求めに戻る途中に倒れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

厚生労働省のガイドラインでは、一酸化炭素が発生する高圧洗浄機を建物内では使わないよう注意しており、現場責任者の男はこうした安全管理を怠った疑いがある。  

男子大学生が一度、高圧洗浄機の不具合を見に行き、入れ替わりで地下に行ったアルバイトの男性がその場で倒れた。

渡辺さんは倒れた男性の様子を確認しに地下に向かい、助けを求めようと地上に戻る途中に、スロープ上で倒れたとみられるという。  

警備員が渡辺さんを発見して119番通報した。

発見当時、渡辺さんは意識があり、「もう1人いる」と話していたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1dda9fca3c8ca9505dac18f6ecd1c0a9f1c118ae

 

(ブログ者コメント)

扇風機をどこに置いていたのだろう?
換気ファン替わりに出入り口に置いていたのだろうか?

 

 

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20218171953分にYAHOOニュース(山陰中央テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

カニの殻などを使って健康食品などの原料を造る境港市の工場で男性作業員2人が意識不明の状態で見つかり、病院で手当を受けています。

見つかった場所は工場の大型の釜の中でした。

きょう午前8時57分、境港市のKケミカル境港工場で、工場内にある大型の釜の中で22歳と42歳の男性作業員が意識不明となって倒れているのが見つかり、消防に通報がありました。

警察によると、22歳の男性作業員が点検のため釜の中に入った後、意識不明に、その後、同僚からの連絡で42歳の男性が助けに入ったところ、この男性も急に意識が無くなったということです。

2人は米子市内の病院に搬送され、手当を受けていますが、現在も意識不明です。

この工場では何を製造しているのか?

Kケミカル境港工場は、カニやエビのなどの甲殻類の殻に含まれる成分を原料に、キトサンやグルコサミンといった健康食品などの原料を製造しています。

2人が発見されたのはフタのある直径4メートル、高さ5メートルの大型の釜で、通常はカニの殻や薬品を入れて混ぜるということですが、事故当時は中は空で、使われていませんでした。

警察によると、この釜は7月の上旬から使っておらず、使用を前にきょう点検したところ、事故が起きたいうことです。

警察は、2人が意識を失った釜に薬品などが残留していた可能性が無いかなど、原因を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5af064577f1ed70a5924a68fb4d91960e7133ad1

 

8171825分にNHK鳥取からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

警察は、釜の中に何らかの薬品が残され、発生したガスを吸い込んで意識を失った可能性があるとみて、事故の詳しい原因を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20210817/4040009235.html

 

 

 

 

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2020813205分にYAHOOニュース(FLASH)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

アメリカで衝撃の事故が起きた。
犠牲となった3兄弟は、同時に「肥溜め」のなかで死亡した。

810日、オハイオ州にある農場で、ゲーリー・ウェブカー(37)、ブラッド・ウェブカー(35)、トッド・ウェブカー(31)の3兄弟が、作業中に死亡した。

3兄弟は、家族で経営する農場の肥溜めに沈んでいるところを、母親によって発見された。

すぐにレスキュー隊が呼ばれ、20分後に引き上げられたが、搬送先の病院で全員の死亡が確認された。

なぜ3人は肥溜めに落ちたのか。

原因は、たまった糞尿から発生する有毒ガスだ。

3人は当時、汲み上げポンプのメンテナンスをしていたが、発生したガスで意識を失い、肥溜めに転落。
そのまま窒息死したと見られる。

肥溜めの危険性は、以前から指摘されていた。

アメリカの労働安全衛生研究所は、家畜などの糞尿から硫化水素やメタンガス、一酸化炭素、アンモニウムなど、人体に悪影響を及ぼす有毒ガスが発生すると発表している。

こうした有毒ガスは、低レベルでは吐き気、頭痛、めまい、高レベルでは呼吸困難や窒息死につながるため、農業関係者に注意を促していた。

家族とともに農場を管理していた企業は、フェイスブックで「3兄弟は、愛する農業に身を捧げながら、旅立ちました」と哀悼の意を表した。

この投稿のコメント欄には

 《言葉にならない。愛する子供たちを同時に失った家族の悲しみは、耐えられないものだろう》

 《どうか残された家族に、神の御加護を》

 《この悲劇が二度と繰り返されないように、安全対策の強化が必要だ》

といった悲痛な声が寄せられている。

不慮の事故により、3兄弟全員が同時に死亡するという衝撃的なニュース。
3
人を発見した母親の悲しみは、どれほどだろうか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/09bad15aeee0493b93b53dafac42cdcb51dfa7b1

 

(ブログ者コメント)

本ブログでは、国内の農場や養豚場の糞尿施設で起きた同種事故を、これまで3件ほど紹介している。

 

 

 

 

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2021726169分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26日午前7時半すぎ、うるま市の会社で、塗料用のタンクの中で53歳の作業員の男性が倒れているのを同僚が発見し、消防に通報しました。

男性作業員は、発見された時には意識がなかったということで、病院に搬送され手当てを受けています。

警察によりますと、タンク内の清掃作業は男性作業員が1人で行っていたということで、警察が詳しい状況を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20210726/5090015133.html

 

 

 

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20217232047分にYAHOOニュース(サンテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午前10時すぎ、宍粟市山崎町にあるN信用金庫で作業をしていた20代から50代の男女5人が体調不良だと、家族を通じて消防に通報がありました。

警察や消防によりますと、5人は建設会社の作業員で、午前8時半ごろから信用金庫の地下で水漏れを防ぐための工事をしていた際、発電機を使っていたということです。

5人とも意識はあるものの、病院に搬送され治療を受けていて、命に別状はなさそうだということです。

警察や消防は一酸化炭素中毒の可能性があり、換気が不十分だったとみて、事故の詳しい原因を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/79e9ebf0eb395a4b16a8fdda244a2e07cb5321cb

 

7232141分に毎日新聞からは、コンクリートの壁を剥がす作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午前105分ごろ、兵庫県宍粟市山崎町山崎の信用金庫の地下室で、漏水防止工事をしていた作業員が体調不良を訴えていると119番通報があった。

2050代の男女の作業員5人のうち、3人が病院に搬送され、残る2人も病院で治療を受けた。

県警宍粟署などによると、5人とも入院したが、意識はある。

同署などの調べでは、5人がこの日午前8時半ごろから漏水防止工事のため、コンクリートの壁をはがす作業をしていたところ、頭痛や吐き気などを訴えた。

病院での診察では血液中の一酸化炭素濃度が上昇しているといい、同署が詳しい原因を調べている。

https://mainichi.jp/articles/20210723/k00/00m/040/292000c

 

 

 

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20201228日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11286/
 

 

(2021年7月23日 修正1 ;追記)

20217161350分に朝日新聞からは、火気使用の連絡を受け、設定確認のため消火設備のカバーを外したところサイレンが鳴るなどしたので慌てて起動ボタンを押したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)

愛知県警は16日、消火装置を誤起動させたとして、改修工事を請け負った業者の現場責任者(31)と元上司(49)を業務上過失致死傷の疑いで書類送検し、発表した。
容疑を認めているという。

捜査1課によると、地下1階にいた現場責任者の男性は、作業で火を使うと連絡を受け、消火装置が自動的に起動しない設定になっているかを確認しようと、装置のボタンのカバーを外した。

すると、退避を呼びかける音声とともにサイレンが鳴ったため、慌てて誤って起動ボタンを押したという。

実際に炭酸ガスが放出されるまでの約40秒間に停止ボタンを押せば停止できたが、慌てていて、停止操作をしなかったという。

県警は、メンテナンス担当課長で現場にいなかった元上司の男性についても、誤操作を防ぐ指導をしなかった過失があると判断した。

https://www.asahi.com/articles/ASP7J4CLFP7JOIPE00M.html

 

716124分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、火を使うという話しが出て慌ててしまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

調べに対し2人は容疑を認めていて、現場責任者の男性は「火を使うという話がでて慌ててしまった」という趣旨の供述をしているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5ff77b24ae7a0821005f454d9c760730221dbc4f

 

(ブログ者コメント)

〇カバーを外した際にサイレンが鳴るなどした件、消火設備メーカーの一つであるkoatsu社のHPに、手動起動時の流れが、分かりやすく解説されていた。
 https://www.koatsu.co.jp/ss/system.php 

そのフロー図から推察すると、カバーを開けるということは、今から起動ボタンを押すということなので、事前の避難アナウンス忘れ防止のため、自動アナウンスするようにしている・・・そういうことではないかと思われる。
そして、カバーを開けた後は、起動ボタンを押さない限り、噴出しない。
また、起動ボタンを押した後も、タイマー設定することで噴出まで時間的余裕をとっている。

その余裕が、今回の設備では40秒だったということだろう。

〇予定になかった火気使用工事を、当日、行うことになった、そのことが今回事故の主要因の一つだったような気がする。

 なんとなれば、一般的に言って、予定外の工事は十分に安全検討する時間的・人的余裕がなく、また、作業員らが慌てたり焦ったりしてヒューマンエラーを誘発する可能性も出てくるからだ。

 

(2022年4月14日 修正2 ;追記)

20224111733分にNHK東海からは、仕組みを把握していないまま誤って起動ボタンを押した現場責任者に罰金80万円の略式命令がでたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

おととし12月、名古屋市中区にあるホテル「Nガーデンパレス」の機械式の立体駐車場で消火設備が作動して二酸化炭素が充満し、近くで工事をしていた当時51歳の男性が死亡し、2人がけがをしました。

警察は、工事を請け負った会社の32歳の現場責任者が、作業中に消火設備の設定を確認しようとした際、仕組みを把握しておらず、誤って起動ボタンを押して二酸化炭素を放出させたほか、当時、上司だった50歳の元課長は、消火設備の構造や機能などについて教えていなかったとして、2人を書類送検していました。

検察は、2人のうち現場責任者について3月、業務上過失致死傷の罪で略式起訴し、名古屋簡易裁判所が罰金80万円の略式命令を出しました。

一方、元課長については不起訴としました。

検察は不起訴の理由を明らかにしていません。

名古屋や東京で二酸化炭素を放出するタイプの消火設備の死亡事故が相次いだことを受け、総務省消防庁は、二酸化炭素の放出を防ぐ弁をすべての消火設備に取り付けるよう求めるなど、対策を進めることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220411/3000021949.html

 

 

 

 

 

 

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2021713199分にYAHOOニュース(東北放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午後2時40分頃、女川原発2号機建屋内で猛毒の硫化水素が漏れ出しました。

耐震工事などにあたっていた男女7人が硫化水素を吸って体調不良を訴え、現在も1人が入院中です。

事故の直前、2号機に隣接する1号機建屋内の廃棄物処理施設で、作業員が衣服などを洗濯していました。

硫化水素は洗濯後の廃液に加える硫酸と衣服に付いた汗などが反応して発生するため、廃液タンクに空気を入れて発生を抑えていました。

ところが、何らかの原因で硫化水素が発生してしまい、配管を伝って2号機建屋内に漏れ出したとみられます。

東北電力では、発電施設への影響はないとした上で、事故の原因を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/20236e49958c9ff633884149cd8b2b8a4293d043

 

713196分にYAHOOニュース(河北新報)からは、下記趣旨のやや詳しい記事がネット配信されていた。

東北電力は13日、女川原発(宮城県女川町、石巻市)で協力企業の作業員7人が硫化水素を吸い込み、病院に搬送される事故が12日にあったと発表した。
いずれも軽症という。

防護服などを洗濯した後の廃液のタンクで硫化水素が発生し、排水管を通じて現場に流れ込んだとみられる。

7人は12日午後2時40分ごろ、2号機の制御建屋1、2階で頭痛やめまいなどを訴え、石巻市内の病院を受診した。

硫化水素中毒と診断された50代女性は経過観察のため入院し、13日に退院。
40代女性は帰宅後に改めて体調不良を訴え、13日に入院した。
他の20~40代の男性5人は自宅療養中。

東北電によると、硫化水素は洗濯廃液の処理過程で加える硫酸と、皮脂などを分解するバクテリアが反応して発生する。

事故当時、隣接する1号機の廃棄物処理建屋では、硫化水素発生を抑えるため廃液タンクに空気を注入する作業をしていた。

硫化水素はタンクにつながる排水管を伝わり、2号機の制御建屋に流入した可能性があるという。

石巻署も原因を調べている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f5edbe170b335e2bc63d3a87840878b1931d53df

 

7151932分にYAHOOニュース(東日本放送)からは、建屋内の硫化水素濃度は50ppmを超えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

硫化水素が流れ込んだ制御建屋内では、50ppmを超える値が観測され、めまいや吐き気といった中毒症状を生じる状況にあったということです。

県などによる15日の立ち入り検査では、酸素を送り込む作業が正しく行われていたかや、設備に異常が無かったかなど調べましたが、硫化水素が漏れ出た原因は特定できませんでした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/42d8c2735fe41c9f7fb184cd8f4365483e4c8efc 

 

(2021年11月7日 修正1 ;追記)

20211151844分にNHK東北からは、タンク内には8年間撤去していなかった泥状の活性炭があり、その中に含まれていた大量の硫化水素が排気装置の能力を超えて発生したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし7月、東北電力女川原発で、作業服などを洗濯した際に出る廃液をためるタンクから2号機の制御建屋に硫化水素が流れ込み、吸い込んだ作業員7人がめまいや吐き気などを訴えて、このうち2人が一時、入院しました。

東北電力が原因を調査し、5日、その結果を公表しました。

それによりますと、タンクには廃液から洗剤の成分を取り除く際に出る、活性炭が泥状になった物質が大量にたまっていて、この中に硫化水素が含まれていたということです。

この物質は、タンク内に76立方メートルまでためることができますが、当時、74立方メートルがたまっていて、大量に発生した硫化水素が排気装置の能力を超えたため、配管を通じて、別の建物に流れ込んだということです。

最後にこの物質を撤去したのは、およそ8年前だったということです。

東北電力は、この物質を撤去する頻度を高めるとともに、条件に応じて配管の弁を閉めるなどの再発防止策をまとめました。

東北電力原子力運営課の鈴木課長は、「迷惑をおかけし、おわびします。再発防止対策を確実に実施し、安全確保を徹底していきます」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20211105/6000016876.html

2021115日付の東北電力プレスリリ-ス(抜粋)からは、タンク内のスラッジが固まったため空気の経路が限定され攪拌効果が弱まり、そこで従来よりも高い圧力で空気を注入したところ、通常の排気ライン以外の配管を通じて硫化水素が系外に流出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

【硫化水素が2号機制御建屋に流出したメカニズム】(別紙3参照)

これまで実施した調査の結果、硫化水素が2号機制御建屋へ流出したメカニズム等について、以下のとおり推定した。

(1)タンクに堆積している多量のスラッジ※3が時間の経過とともに固まったことにより、注入した空気の経路が限定され、硫化水素がスラッジ内に蓄積されている状態となっていた。

(2)このため、定期的(1週間に1回程度)に実施している空気攪拌作業の効果が弱まってきたことから、前回(事象発生の前週)実施した作業では、硫化水素発生の抑制効果改善等を目的に、予め定められた手順に基づき、従来よりも高い供給圧力でタンク内に空気を注入したところ、スラッジがほぐれ、新たな空気の経路が形成された。

(3)こうした状態において、事象発生日当日も、硫化水素発生の抑制等を目的に、従来よりも高い供給圧力で空気攪拌作業を実施したところ、スラッジ内に蓄積していた多量の硫化水素が、新たな空気の経路を通じてタンク内に放出されたが、通常の排気ラインである換気空調系で排気しきれずに、タンクに接続している配管等を通じて系統外へ流出した。

※3
管理区域内で使用した被服の洗濯廃液等に含まれる洗剤成分を除去する際に生じた活性炭等が泥状の固体となったもの。

【事象発生の原因】

本事象の発生に至った原因について、以下のとおり抽出した。

(1)タンク内のスラッジの定期的な排出処理を実施しておらず、長期間にわたりスラッジが多量に堆積した状態となっていた。

(2)当日の空気撹拌作業により硫化水素がタンク内に多量に放出し、換気空調系で排気しきれなかった。

(3)硫化水素が多量に発生した場合に備え、2号機制御建屋への流出を防止するための配管の隔離措置を取っていなかった。

(4)空気攪拌作業にあたり、酸欠作業※4に準じた立入禁止措置、非常時の連絡体制等の措置を取っていなかったことに加えて、硫化水素流出時に協力企業作業員との間での情報共有、避難誘導が円滑に行われなかった。

※4
酸素欠乏症等防止規則に基づき、酸素欠乏症または硫化水素中毒を防止するため、作業方法の確立、作業環境の整備その他必要な措置を講ずる必要がある作業。

【再発防止対策】(別紙4参照)

抽出した原因を踏まえた再発防止対策について、以下のとおり講じることとした。

(1)タンクからスラッジを定期的(年1回以上)に排出するなどし、堆積量が一定レベルを超えないよう維持することとし、その旨を社内文書に規定する。

(2)空気攪拌作業時には、事前に換気空調系の排気量を増やす。

(3)空気攪拌作業時には、タンクから2号機の制御建屋に繋がる配管の弁を閉じ、流出経路を隔離する。

(4)空気攪拌作業時には、酸欠作業に準じた措置を行うとともに、流出経路の隔離措置や漏えい防止、緊急・異常事態が発生した際の報告フロー等について、社内文書に規定するとともに、所員および協力企業作業員へ周知する。

これまで実施してきた空気攪拌作業では、多量の硫化水素が発生し、系統外へ流出した事例がなく、今回のような事象が発生する可能性について予見できなかったことから、今後の作業にあたっては、今回策定した再発防止対策の実施に加えて、硫化水素による人体への影響に鑑み、当該作業の従事者のみならず、その他の作業員への影響も評価するなど、より慎重なリスク想定を行ってまいります。

https://www.tohoku-epco.co.jp/news/atom/1222383_2549.html

 

 

  

  

 

 

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20217121914分にYAHOOニュース(さくらんぼテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

真室川町の高坂ダムで、作業員5人が体調不良を訴え、病院に運ばれました。

5人は屋内で作業をしていて、一酸化炭素中毒が原因と見られています。

事故があったのは真室川町差首鍋の高坂ダムです。

12日正午前、作業員2人が倒れ、さらに3人が体調不良を訴えていると消防に通報がありました。

ダムを管理する担当者によりますと、5人は全員男性で、ダム本体にあるコンクリート製のトンネルの一部を取り壊す作業をしていたということです。

事故当時、中で作業をしていたのは4人で、そのうち2人は意識がありませんでした。

また、そのあと助けに入った1人も体調不良を訴えました。

あわせて5人が病院に運ばれましたが、意識が無かった2人は、その後、意識が戻り、今は会話もできる状態だということです。

警察と消防が詳しい事故の原因を調べていますが、作業員が倒れた場所は窓がない密閉された空間で、一酸化炭素中毒の可能性が高いとみられています。



https://news.yahoo.co.jp/articles/4f625e590a1812224d98628f56338052dd3cdf80

 

7122034分にNHK山形からは、現場では発電機を使って作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察と消防によりますと、現場で4人の作業員がコンクリートの解体作業をしていたところ、4人のうち、いずれも真室川町の建設会社社員、藤原さん(男性、63歳)と、藤原さん(男性、38歳)が倒れ、意識がない状態で病院に搬送されたということです。

さらに、ほかの作業員2人と、救助のためにダムに入ったもう1人の、あわせて3人も体調不良を訴えて、病院に搬送されました。
現在はいずれも意識はあり、命に別状はないということです。

警察や県によりますと、現場ではダム内部にある階段のコンクリートを取り壊す作業をしていて、作業の過程で大量の粉じんが発生していたということです。

現場では、発電機を使って作業をしていましたが、5人の血液から一酸化炭素が検出されたということで、警察は作業中に一酸化炭素中毒になった可能性もあるとみて、ダムの関係者から話を聞くなどして当時の詳しい状況を調べています。

ダムを管理する県最上総合支庁によりますと、高坂ダムは昭和41年に建設されたということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20210712/6020010868.html

 

712218分に産経新聞からは、現場は窓のない場所だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県警や地元消防などによると、作業員4人が午前9時ごろから、ダム内部の階段のコンクリートを取り壊す作業に従事。

現場は窓のない場所で、2人が倒れ、救出に向かった1人を含む3人が体調不良を訴えた。

https://www.sankei.com/article/20210712-3WH375VWV5KIBIKSSG47O6NXSU/

 

7161844分にYAHOOニュース(さくらんぼテレビ)からは、水圧測定パイプ目詰まり有無確認のためコンクリートを掘削していた、発電機の使用は予定されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

山形県の高坂ダム管理課によると、ダムの維持管理は町内の建設会社が請け負い、地下の水圧を測定するパイプに目詰まりがないか調べるため、男性社員5人が、パイプを覆うコンクリートを1週間かけて掘削する工事を行っていた 。

12日はその初日で、電動カッターやピックを使って掘削が進められたが、この際、山形県との事前の打ち合わせになかった「ガソリン式」の発電機が使われたということだ。

この発電機から一酸化炭素が発生したとみられている。

請負業者のK工業は、「延長ケーブルを使えばコンセントから電源を取れた。なぜ発電機を使ったのか、作業員の聞き取りを進めている」と話している。

また、作業員5人のうち、入院していた4人は14日に退院した。

警察は、密閉状態の空間でなぜ、危険性の高いガソリン式の発電機を使用したのか、作業員から話を聞く一方、一酸化炭素が通路から抜けきるのを待って実況見分を行い、発電機の取り扱いや手順に問題がなかったか慎重に調べを進めることにしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/631dc22add469f929a80f79009f5e63b50136d82

 

(2021年7月23日 修正1 ;追記)

20217191918分にYAHOOニュース(さくらんぼテレビ)からは、延長ケーブルが足りなかったため安易に発電機を使ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故から1週間。

充満していた「一酸化炭素」の濃度がようやく下がり、警察は19日、作業員を立ち会わせ実況見分を行いました。

当時、通路では水圧を測定するパイプの状態を調べるため、パイプを覆うコンクリートを電動カッターなどで掘削していました。

作業には当初、「コンセント」が使われる予定でしたが、実際には「ガソリン式」の小型の発電機が使用され、一酸化炭素はここから発生したとみられています。

使わないはずの発電機がなぜ使用されたのか。

作業員は「延長ケーブルが足りず安易に使ってしまった」などと話したということです。

また「1ヵ所目の掘削を終えた時は5人の体調に異変はなく、発電機の使用に問題はないと思った」。

「場所を移動するため階段を降り始めた途端、急に気分が悪くなった。ガスが地下に溜まっていたのだと思う」と話しているということです。

19日は警察の見分に加え、新庄労働基準監督署も立ち入り調査を行いました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f098e781c7c2e51565bbd4e1c5a5bf06b2e28654

 

(2021年11月26日 修正2 ;追記)

202111241737分にNHK山形からは、いけないこととは知っていたが使ってしまったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

新庄労働基準監督署は、十分な換気をしないまま発電機を使用したとして、業者と現場責任者を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

現場責任者は、十分な換気をしないまま発電機を使用した疑いがもたれていて、「いけないこととは知っていたが使ってしまった」と容疑を認めているということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20211124/6020012083.html 

 

 

  

  

  

 

 

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2021615713分にYAHOOニュース(札幌テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北海道室蘭市の製鉄所で14日夜、ガス漏れの修復作業をしていた3人が病院に搬送される事故がありました。

今のところ、命に別条はないということです。

事故があったのは北海道室蘭市仲町の日本製鉄・室蘭製鉄所で、14日午後9時半ごろ「3人の作業員が体調不良を訴えている」と消防に通報がありました。

警察や消防によりますと、製鉄所内のマンホールからガス漏れがあり、修復作業をしていた男性作業員3人が体調不良を訴えて病院に搬送されました。

3人のうち1人は意識がもうろうとして歩行が出来ない状態でしたが、3人とも命に別条はないということです。

警察は、作業員に酸素を送る器具に不具合があった可能性も含めて調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c87feeb8331c36ca980f85a2ce07ff8a651a44a3

 

615051分に共同通信からは、マンホールのボルトを締める作業中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

14日午後920分ごろ、北海道室蘭市の日本製鉄室蘭製鉄所から「高炉ガスで作業員3人が体調不良を訴えている」と119番があった。

道警室蘭署によると、全員が病院に搬送されたが、いずれも意識はあり、命に別条ない。

漏れ出したガスを吸い込み、一酸化炭素(CO)中毒や窒素中毒になったとみられる。

署によると、3人はいずれも男性。
製鉄所内でマンホールのボルトを締める作業中、隙間からガスが漏れたと話しているという。
他にも4人が近くで作業中だったが無事だった。
詳しい状況を調べている。

現場はJR東室蘭駅の西側。
周辺の住宅や学校に被害は確認されていない。

https://nordot.app/777175515032436736?c=39546741839462401

 

615050分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、銑鉄を取り出していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

614日午後920分ごろ、北海道室蘭市仲町にある日本製鉄室蘭製鉄所の保安センターから「高炉ガスで3人の作業員が体調不良を訴えている」と消防に通報がありました。

警察と消防が駆け付けたところ、高炉で作業していた男性3人が意識もうろうで、2人はすぐに意識が回復しましたが、1人は自力歩行できませんでした。

3人は病院に運ばれ、血液検査などを受けています。

警察によりますと、当時、作業員78人が鉄鉱石から酸素を取り除いた高炭素の「銑鉄」(せんてつ)を取り出していました。

警察と消防で事故の状況を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5dab4e57538a897025229fbe4cfa346f16225d09

 

 

 

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2021422日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11574/ 

 

(2021年5月22日 修正1 ;追記)

2021516日付で毎日新聞東京版からは、最初に作動した熱感知器は振動で、続いて作動した煙感知器はほこりで作動した可能性が考えられるなど、下記趣旨の記事が熱感知器の構造イメージ図付きでネット配信されていた。

・・・・・

熱の感知器は「空気の膨張」を利用したもので、火災による温度上昇により感知器内部の空気が膨らむことで反応することになっていた。

しかし、同課が専門家などに確認したところ、この感知器は振動などが加われば、熱として誤検知する場合があることが判明した。

当時、作業員らは天井板を交換するために感知器を取り外すなどしており、同課は作業中に誤って物理的な力を加えてしまった可能性があるとみている。

一方、同設備は熱だけでなく、煙の感知器も同時に反応しなければ作動しない構造だった。

煙の感知器が反応した理由は解明されていないが、この感知器もほこりなどにより誤作動した可能性がある。

また、現場から自力で脱出した30代の男性作業員は、「取り外した感知器を再び取り付けた時に消火設備の警報音が鳴った」と証言。

感知器の取り付け作業が原因で反応した疑いもあり、どのような作業が行われていたのか慎重に調べている。

https://mainichi.jp/articles/20210516/ddm/041/040/082000c 

 

515205分に同じ毎日新聞からは、熱感知器は差動式、煙感知器は光電式だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

捜査関係者への取材で、熱の感知器は「空気の膨張」を利用した「差動式スポット型」、煙の感知器は「光の乱反射」を使った「光電式スポット型」と呼ばれものだったことが判明した。

一般社団法人「日本火災報知機工業会」によると、熱に反応する差動式スポット型は、火災による温度上昇で感知器内の空気が膨張すると、熱の発生を知らせる。

感知器内には通気孔があり、わずかな温度上昇では空気が逃げて作動しないが、火災などで急激に温度が上がると反応するという。

ただ、同会の担当者は「振動など下から物理的に力が加わると、誤作動の恐れもある」と指摘する。

一方、煙を検知する光電式スポット型は、内部にある発光ダイオード(LED)の光が受光部に届くと作動する仕組み。

感知器内には遮光板が多数設置されており、通常はわずかな反射光しか受光部に当たらないようになっているが、感知器内に煙の粒子が入って乱反射すると、多くの光が受光部に届いて信号が送られる。

しかし、この感知器も「火災による煙以外に、大量のほこりや粉じんなどでも作動する可能性がある」と担当者は話す。

・・・・・

https://mainichi.jp/articles/20210515/k00/00m/040/189000c 

 

5191144分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、警視庁の再現実験結果、外した熱感知器を再び取り付けると信号が送られたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

消火装置は、煙と熱の両方の回線に信号が送られると作動する仕組みでした。

捜査関係者によりますと、警視庁が再現実験をしたところ、外した熱の感知器を再び取り付けると信号が送られました。

振動や空気の膨張に反応したとみられます。

また、本来、煙の感知器を取り付ける場所に熱の感知器を取り付けても信号が送られたということです。

実際の現場には、煙の感知器の場所の真下に熱の感知器が落ちていました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7cfd85240aa3f33a704b4b906f4a827338e2b3d8 

 

(2021年5月25日 修正2 ;追記)

20215241233分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、煙感知器の場所に誤って熱感知器を取り付けたことが誤作動原因かもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警視庁のその後の調べで、事故現場は熱感知器が作動した状態で、さらに、作業員が煙感知器の場所に誤って熱感知器を取り付けたため誤作動が起きた可能性があることがわかった。

専門家によると、両方の感知器設置場所に熱感知器を取り付けると、熱と煙を検知したと誤った信号が送られる可能性があるという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d5eecdba44e1c33acb2ca41cc594a2564718f33f 

 

(2022年4月14日 修正3 ;追記)

2022414日付で毎日新聞からは、作業員が手に持ったことで熱がこもり、熱を感知した状態の熱感知器を正規の場所に取付けた後、熱を感知した状態の別の熱感知器を煙感知器を取り付けるべき場所に誤って取り付けたため、熱と煙を同時に感知したとしてCO2放出準備状態になった・・・と読み取ることができる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京都新宿区のマンション地下駐車場で20214月、消火設備が突然作動し、放出された二酸化炭素(CO2)を吸った男性作業員4人が亡くなった事故で、現場責任者の男性が警視庁に「起動ボタンを押さなければ消火設備は作動しないと思っていた」と説明していることが捜査関係者への取材で判明した。

実際は、ボタンを押さなくても感知器が熱と煙に反応すれば動く仕組みだった。

同庁捜査1課は、現場責任者らの誤った認識などが事故につながった可能性が高いとみて、業務上過失致死傷容疑で捜査している。

 

【警視庁、突然作動の経緯捜査】

捜査関係者によると、地下駐車場の天井には消火設備の感知器が12カ所あり、うち8カ所は熱、4カ所は煙に反応する構造だった。

設備は熱と煙の両方を検知すると火災が発生したとして二酸化炭素を放出し、酸素濃度を下げることで延焼を防ぐ仕組みになっていた。

事故では、最初に熱の感知器、約2時間半後に煙の感知器が反応して設備が作動したとみられる。

当時、作業員らは複数の感知器を取り外し、天井板の交換後に再び感知器を付け直す手順で作業をしていた。

捜査関係者によると、熱の感知器を手袋などをした状態で持つと熱がこもり、再び取り付けた際は感知器が熱を検知した状態だった可能性が高いことが分かった。

また、作業員が煙の感知器の設置場所に、誤って熱の感知器を取り付けていたことも判明。

同様に熱を検知した感知器を付け直したことで、煙が出たと判断されたとみられる。

捜査1課は、熱を検知した二つの感知器を熱と煙の感知器があった場所にそれぞれ取り付けたことで、設備が作動した可能性があるとみて、裏付けを進めている。

一方、作業中は二酸化炭素の放出を防ぐ閉止弁は閉められていなかったほか、設備の電源は入ったままだったという。

放水などによる消火と異なり、二酸化炭素の放出で対応する消火設備は、電気系統の機器が鎮火後も使えるという利点がある。

総務省消防庁によると、設置数は214月末時点で14885件に上る。

同設備を巡る死亡事故は、今回を含めて2012月~214月に3件発生。

同庁は215月から有識者会議で議論し、今年3月、工事などのために二酸化炭素が放出されるエリアに入る場合は弁を閉めることや、点検や工事の安全手順を記した文書を備え付けることなどの再発防止策をまとめた。

 

【作業員妻子、悲しみ深く 事故原因、早期解明訴え】

・・・・・

https://mainichi.jp/articles/20220414/ddm/012/040/101000c 

 

(ブログ者コメント)

熱感知器の作動原理から考えるに、本当に手に持ったぐらいで作動するのだろうか?
https://www.kaho.or.jp/pages/jikaho/page-jikaho-0102-01.html 

しかも手袋をした手だと、人体の熱は伝わりにくいような気がするのだが・・・。

 

 

 

 

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2021571939分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午前11時半すぎ、広陵町南郷の工事現場で、作業員から「塩素のようなにおいがする」という通報がありました。

警察によりますと、近くの住民1人と作業員ら合わせて20人がのどの痛みなどを訴えて救急搬送され、このうち69歳と43歳の作業員の男性が意識不明の重体になっています。

現場からは、消防の調査で、有害な硫化水素やシアン化水素、それに塩素の3種類のガスが検出されたということです。

警察によりますと、現場は広陵町の水道局の跡地で、パワーショベルで掘削作業をしていたところ、深さ1.5メートル付近でボンベのようなものにぶつかり、ガスが発生したということで、重体になっている2人は、穴の中でパワーショベルの掘削位置などを確認する作業を行っていました。

警察と消防が詳しい状況を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20210507/2050007116.html

 

572012分に毎日新聞からは、現場は更地で工場建設に向けた作業中だったなど、下記趣旨の記事が5枚の現場写真付きでネット配信されていた。

香芝署によると、20人のうち19人は作業員で、1人は70代の近隣住民の女性。
重体の2人を除き、軽症という。

現場は更地で、以前は町水道局の建物があった。

事故当時、包装資材会社の新工場建設に向けて地中をショベルカーで掘削しており、埋まっていたボンベを傷付けてガスが発生したとみられる。

現場は近鉄大和高田駅の北東約2キロの住宅や工場が建ち並ぶ地域。

https://mainichi.jp/articles/20210507/k00/00m/040/109000c 

 

571753分にNHK奈良からは、元の水道施設では塩素などを使った記録はないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

広陵町上下水道業務課によりますと、現場では昭和42年に、地下水などをくみ上げ浄化する施設などが整備されました。

その後、平成17年に天井部分などを改修しましたが、地面を掘削するような大規模な工事は行ったことはないということです。

そして、去年8月、F社に土地を売却し、施設を撤去しましたが、その際は、異臭が発生するなどはなかったということです。

町では、資料が残されていないため、地下に何があったかわからないが、7日、検出された硫化水素やシアン化水素、それに、塩素ガスを使った記録はないとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20210507/2050007106.html

 

5101815分にNHK奈良からは、傷つけたボンベ以外にもう1本ボンベが見つかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察と消防が8日、現場検証を行ったところ、パワーショベルで破損したボンベとは別に、長さ119センチ、直径24センチほどのボンベがもう1本、地中から見つかりました。

今回、掘削工事が行われた現場は、かつて町の水道局があった場所だということで、町は掘削が行われた周囲の敷地にボンベが埋まっていないか、今後、調査したいとしています。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20210510/2050007131.html

 

 (2021年5月26日 修正1 ;追記)

2021525164分にNHK奈良からは、重体だった2人は意識が戻った、2本のボンベとも表面に塩素の元素記号が記されていた、水道局の建物が建設される前に埋められたものらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この事故では作業員2人が意識不明の重体になっていましたが、25日までに2人とも意識が戻り、このうち1人は退院したということです。

現場からは2本のボンベが見つかっていて、警察が調べたところ、両方とも表面には塩素の元素記号が記され、このうち1本から塩素が検出されたということです。

ボンベが見つかった場所は、昭和42年に建てられた広陵町水道局の建物の下にあたり、町では、去年8月、地元の企業に土地を売却した際、建物を撤去しましたが、このときはボンベは見つかっていませんでした。

警察は、ボンベの腐食の程度などから、建物が建設される50年以上前に地下に埋められたとみて、詳しい経緯を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20210525/2050007281.html

 

525124分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、事故当時に検出されたシアン化水素はボンベからは検出されなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

奈良県警香芝署は現場検証でボンベ2本を回収し、中身について民間業者に鑑定を依頼したところ、塩素と水だったことが判明した。

事故当時に検出されたシアン化水素は、ボンベからは確認されなかった。

ボンベの表面の劣化や、以前あった水道施設が1967年に建設されていることなどから、県警は50年以上前にボンベが埋められたとみている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/95c889ec18fc3e47a1a8b51c604f19ab5b2dff71

 

(2021年9月15日 修正2 ;追記)

20219141726分にNHK奈良からは、警察が調べたが埋められた経緯は分からなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察は、土地を売却した町や工事を行っていた建設業者について、過失が無かったか調べを続けてきましたが、ボンベが埋められた経緯が明らかにならなかったということです。

こうしたことなどから、警察は、建設業者や町について、「事故は予見できなかった」などとして業務上過失傷害の容疑に問えないと判断し、先月24日に捜査を終結させたということです。

警察によりますと、埋められていたガスボンベはそれぞれ、1965年と1969年という刻印があり、両方とも表面には塩素の元素記号が記されていて、中から1965年のものは水が検出され、1969年のものからは塩素が実際に検出されたということです。




https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20210914/2050008384.html 

 

 

 

 

 

 

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2021428131分にYAHOOニュース(朝鮮日報 日本語版)から下記趣旨の記事が、イメージ図付きでネット配信されていた。

忠清南道唐津市内の海水浴場のテントで、一酸化炭素中毒死したものと見られる夫婦の遺体が発見された。

忠清南道警察庁と消防当局によると、26日午後140分ごろ、唐津市石門面の海水浴場近くのテントで、Aさん(61)夫妻が死亡しているのが発見された。

警察は「23日にキャンプに出発した両親が帰ってこない」というAさんの子どもの通報を受け、携帯電話の位置追跡によって2人を発見した。  

警察と119救急隊が現場に到着した時、Aさん夫婦のテントでは、ブタンガスで水を加熱する方式の温水マットのスイッチが入っている状態だったという。

テントは外側のテントと内側のテントの二重になっていたが、外側と内側のテントの間の空間に、ブタンガスボンベにつながったボイラー装置があった。

警察関係者は「テントは出入口などがすべて閉まっていて、事実上密閉された状態だった」と話す。

テントの中では夫婦が飼っていたペットの犬1匹も死んでいた。  

警察と消防当局は、Aさん夫婦がブタンガスの燃焼で発生した一酸化炭素により中毒になり、窒息したものと見ている。

燃料が不完全燃焼する際に発生する一酸化炭素は、色やにおいがない「沈黙の殺人ガス」と呼ばれている。

牧園大学消防安全学部のチェ・ジン教授は「体内の一酸化炭素濃度が高くなると、血液の酸素運搬機能が下がり、呼吸困難を引き起こして、ひどい場合には窒息死につながる」と説明した。  

専門家らは「燃料を燃やして暖房する方式の装置は、窒息事故が常に発生する可能性がある。睡眠中は換気に十分注意しなければならない」と話す。

特に、車内で宿泊したり、テントの中で使用したりする場合は、必ず換気口を設けなければならないとのことだ。

警察関係者は「他殺が疑われる点はないものと思われるが、複数の可能性を閉ざさずに捜査しているところだ」と語った。

警察は、Aさん夫婦の詳しい死因を確認するため、国立科学捜査研究院に解剖を依頼した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/36712058e0a33450fa241ccd3fabab0c2a74b3d4

 

(ブログ者コメント)

わが国でもワカサギ釣りなどのテントの中で暖をとっていてCO中毒になった事例がしばしば起きており、気になった事例は本ブログにも掲載している

 

 

 

 

 

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2021416411分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

15日午後5時すぎ、新宿区下落合にあるマンションの地下駐車場で天井の石こうボードの張り替えを行っていた作業員の男性6人が中に閉じ込められました。

1人は自力で外に出て無事でしたが、警視庁によりますと、残りの5人のうち30代から50代とみられる4人が死亡したということです。
また、もう1人も意識不明の状態で病院に搬送され、手当てを受けています。

現場の駐車場には二酸化炭素を放出するタイプの消火設備があり、現場に到着した東京消防庁が測定したところ、20%を超える濃度の二酸化炭素が検出されたということです。

これは通常の空気中の濃度の数百倍に当たり、総務省消防庁によりますと、10%以上になると数分以内に意識がなくなり、放置すれば死に至ることもあるということです。

警視庁は、消火設備が何らかの原因で誤作動した可能性があるとみて16日、現場検証を行って詳しい状況を調べることにしています。 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210416/k10012977561000.html

 

4152059分にNHK首都圏からは、2日間で実施予定だった工事の初日だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現場のマンションには、地下駐車場での作業について住民に知らせる案内文が貼られていました。

それによりますと、作業の内容は天井ボードの張り替えで、マンションの管理組合から依頼を受け、15日と16日の2日間にわたって行われることになっていました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210415/1000063063.html 

 

4161214分に読売新聞からは、噴出器の1つからガスが放出されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(ブログ者コメント;噴出器の一つだけから放出されるということがあるのだろうか?)

地下駐車場の天井部分には、消火用の二酸化炭素ガスを放出する消火設備があり、複数ある噴出器の一つからガスが放出されていた。

現場責任者の男性は発生当時、地上にいたが、突然、警報音が鳴り響き、地下に6人いた作業員の1人が駆け上がってきた。

作業員が「二酸化炭素が放出された」と話したため、男性が地下に向かって「おーい」と呼び掛けたが、応答はなかった。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210416-OYT1T50140/ 

 

4161723分にNHK首都圏からは、自力で外に出た作業員はハシゴのそばにいたため脱出できた、避難アナウンスは流れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

二酸化炭素の放出は、消火設備が作動してから20秒以上間隔をあけなければならないと法律で定められていて、メーカーによりますと、作動させると、通常は警告音とともに「火事です。消火剤を放出します。危険ですので避難してください」というアナウンスが流れるということです。

駐車場の地下部分に一般の人が入ることはありません。
今回のように工事やメンテナンスを行う場合、作業員はマンションの1階の管理人室にある出入り口から、およそ4メートルのはしごを使って地下まで下りるということです。

二酸化炭素が放出された時、地下にいた6人のうち30代の作業員だけがはしごの近くにいたため、なんとか地上に脱出することができました。

自力で逃げた作業員の証言によりますと、現場では二酸化炭素が放出される前に避難を呼びかけるアナウンスが流れたということです。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210416/1000063096.html 

 

4161812分にYAHOOニュース(共同通信)からは、現場責任者は当日の朝礼で消火設備に触れないよう指導していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

捜査関係者によると、現場責任者の男性が「事故当日の朝礼で消火設備に触れないよう作業員に指導した」と説明したことも判明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1312d2d64bd06debb45a2383c400cd2cd684c49d 

 

4161847分にNHK首都圏からは、消防庁は全国の自治体などに安全対策の徹底を求める通知を出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

総務省消防庁は、全国の自治体と消火設備の業界団体に対し、安全対策の徹底を求める通知を出しました。

通知では、二酸化炭素を放出する消火設備の近くで工事を行う際、消火設備の点検の資格を持つ人などが立ち会って安全管理を行うことや、誤って消火剤が放出されないよう、元栓を閉めてから工事を始めることなどを求めています。

二酸化炭素を放出する消火設備では、去年12月に名古屋市で、ことし1月に東京・港区で放出事故が発生し、総務省消防庁は、このときも2度にわたって安全対策の徹底を求める通知を出していました。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210416/1000063100.html 

 

416231分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、地上にいた工事関係者の1人は消火設備について理解していなかったと答えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

Q.誤ってボタン作動した?  

「そうじゃなくて、ボタンがどこにあるかもわかりません。どうすれば発報(作動)するのかもわからないですし、そういう注意はしようがない」(地上にいた工事関係者)  

二酸化炭素を噴出する装置は、駐車場内の壁に8か所に設置されていて、駐車場の中からは止めることが出来ません。

事故当時、作業員らは床から天井までの高さが1.8メートルの狭い空間で天井の張り替え作業をしていました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4f849b6c746e6f3ea8ba07bf79cb140b95bb64ca 

 

417日付で毎日新聞東京版からは、元請け会社は資格者立会を求める消防庁の通知を把握していたという下記趣旨の記事が、駐車場のイメージ図付きでネット配信されていた。

工事をしていた元請け建設会社の幹部は取材に、「(消防設備士などの資格者の立ち会いを求める総務省消防庁の)通知は把握していたが義務ではなく、事故を想定していなかった」と説明した。

https://mainichi.jp/articles/20210417/ddm/041/040/113000c 

 

417536分にYAHOOニュース(共同通信)からは、作業していた会社は数年前にも同じマンションで同様の工事をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

現場責任者によると、数年前にも同じマンションで同様の工事をした。

取材に「CO2で事故が起きるとの想定はなく、危険性はないと認識していた」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/77d443bed0c1a5234e513e83728121ffb75400da 

 

417644分に読売新聞からは、噴出器近くの天井板を嵌め込んだ際に煙が噴き出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

自力避難した30歳代の男性作業員が「別の作業員が噴出器近くの天井板をはめ込んだ際、煙が噴き出した」と話していることが、捜査関係者への取材でわかった。

警視庁は、作業中に噴出器かその電気配線を傷つけた可能性が高いとみて、業務上過失致死容疑で調べている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210417-OYT1T50112/ 

 

417656分にNHK首都圏からは、死亡した4人は直前まで作業していた場所で倒れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

亡くなった4人は、いずれも直前まで作業していた場所で倒れていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。

二酸化炭素は短時間で一気に充満する仕組みになっているということで、警視庁は現場の状況などから、4人が消火設備が作動した直後に意識を失ったとみています。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210417/1000063128.html 

 

417128分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、消火装置は「自動」設定のままだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

消火装置には地下1階の感知器が熱などに反応する「自動」の設定と、地上にある駐車場の外のボタンを押さないと作動しない「手動」の設定があり、当時は「自動」の設定だったことが捜査関係者への取材で分かりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3b83a01e36edcb18803839c7d43e474fadac34bd 

 

4171837分に産経新聞からは、消火設備の電源は入ったままだった、死因は二酸化炭素中毒だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同様の工事では、消火装置の電源を落としたり、手動に切り替えたりして誤作動を防ぐ。

捜査関係者によると、事故当時は、駐車場の格納スペースで天井を張り替えていたが、装置の電源は入ったままだった。

捜査1課は17日、司法解剖の結果、死因は二酸化炭素中毒だったと発表。

高濃度のCO2で短時間で意識を失い、避難できなかったとみられる。

https://www.sankei.com/affairs/news/210417/afr2104170007-n1.html

 

418633分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、作業員が一旦取り外した煙感知器のカバーを戻していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

その後の調べで、警察や消防が駆けつけた際、天井についている消火設備の煙の感知器のカバーが外れた状態だったことも新たにわかった。

自力で避難した男性が、「作業員が取り外した感知器のカバーを戻していた」と話していることから、警視庁は、この作業と事故との関連を調べている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9f2b24dea3ab318df84e1ddff1e9abffcfd55702

 

4192033分にYAHOOニュース(毎日新聞)からは、工事のため検知器は天井から外され吊り下げられていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

天井板の交換には検知器を外す必要があり、工事中は複数の検知器が配線につながったまま、つり下がっている状態だった。

通常よりも誤検知しやすい状態だった可能性がある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ad4befcc80a2fbc03fc67002b9c88d1d32dd0696

 

4202132分にYAHOOニュース(ABEMA  TIMES)からは、熱と煙の両センサーが反応しない限り装置は作動しないが、今回は先に熱センサーが反応し、その3時間後に煙センサーが反応したため装置が作動したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

警視庁は、工事の元請け業者で東京・豊島区にある「K建設東京本社」と1次下請けの業者を家宅捜索した。

家宅捜索の容疑は業務上過失致死傷の疑いで、資料などを押収し、工程で安全管理に問題がなかったか調べることにしている。

・・・

消防が行う専門的な点検に関しては、有識者を立ち会わせるのが義務化されているが、今回のような工事においては専門家の立ち会いを推奨するに留まっていて、義務ではない。

・・・

今回の装置の仕組みとして、煙に反応する感知器と熱に反応する感知器の両方が反応しない限り、二酸化炭素は噴出しない。

事故の約3時間前に、管理人室のモニターで感知器のひとつが作動したというランプが作動し、管理人が警備会社に連絡したそうだが、工事の影響だろうというところで止まってしまっていたようだ。

事故の約3時間前から消火装置が作動する一歩手前の状態だったということになるが、一度反応した感知器を解除するためには、消防や専門家が現地に来て解除を行うしかできない。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/05a5415578dfb5bf61c360537474416db7a3a470

 

421945分に朝日新聞からは、熱センサーは8ケ、煙センサーは4ケ設置されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

捜査関係者によると、1度目の警報は15日午後2時ごろに鳴った。
2
度目の警報は午後4時半ごろで、この直後に二酸化炭素が噴射された。

現場には天井に消火設備の熱センサーが八つ、煙センサーが四つ設置されていた。

https://www.asahi.com/articles/ASP4P344DP4NUTIL03P.html 

 

4211044分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、装置作動後はバルブを閉めない限り放出は止まらないのに現場責任者は装置の緊急停止ボタンを押していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

その後の捜査関係者への取材で、作業に立ち会っていた男性が避難して助けを求めてから工事の現場責任者が通報するまでに約30分かかっていたことが分かりました。  

防犯カメラには、この間に現場責任者らが装置の緊急停止ボタンを押す姿などが映っていたということです。  

しかし消火装置は、いったん二酸化炭素が噴出されると、タンクのバルブを閉めない限り止まらない仕組みでした。  

警視庁は、工事の関係者が消火装置の操作の仕方をどこまで認識していたか、問題点を調べています。



https://news.yahoo.co.jp/articles/a14b79ec8a3fb9699dd32b0d67672de6ad407518

 

(ブログ者コメント)

〇去年は名古屋市で、今年は港区で同じようなCO2消火設備誤作動事例があった。(両者、本ブログでも紹介スミ)
いずれも作動ボタンを誤って押したことが原因だった模様。

〇関連情報調査中、二酸化炭素による事故は二酸化炭素増加による酸素欠乏と二酸化炭素そのものによる中毒の2つに分けて考える必要ありなどと記された下記文献が見つかったので紹介する。

『ドライアイスによる急性二酸化炭素中毒の1 例』
(日本職業・災害医学会会誌 第555号 2007年)

・・・

2002 7 4 日午前 8 時頃,ドライアイス貯蔵庫横のトイレで意識消失にて倒れている 4 人が従業員に発見され,うち1 人が当センターに救急搬送となった.

・・・

よって,現場・発生状況より意識障害の原因はドライアイスによる急性二酸化炭素中毒と診断し,酸素投与を継続した.

・・・

生体への障害として,慢性呼吸器疾患などで生体内の二酸化炭素蓄積による CO2 ナルコーシスは 良く知られているが,生体外の二酸化炭素曝露による障害として,ドライアイスの成分である二酸化炭素ガス吸入による急性中毒にて死亡する危険性があることはあまり知られていない.

急性中毒症状として,210% で視力障害,耳鳴り,チアノーゼなどの症状が現れ,1025%で血圧の上昇,振戦,1 分で意識消失がおき,25% 以上では即時に昏睡状態に陥り,死に至る(表 2).

よって,二酸化炭素の作業環境基準は 0.1% 以下であり,工場によっては濃度が一定以上になると作動する警報装置を設置している所もある.

急性二酸化炭素中毒の状況として,二酸化炭素過剰に酸素欠乏を伴う場合と二酸化炭素自体によるものとの二つに分類される.

前者はタンク,貯蔵庫,地下室などの閉鎖空間で球根,みかん,大豆,もろみ,木材などによる呼吸,発酵で空気中の酸素が減少し,二酸化炭素が増加することによっておこるものである1).

後者は閉鎖空間でのドライアイスの気化2),自動火災報知器の誤作動や二酸化炭素消火装置からのガス噴出1),八甲田山など火山性の二酸化炭素中毒34)などが報告されている.

本例 はドライアイス販売工場で通常はシャッターを開けて仕事をするはずが,事故時には何故かシャッターが閉じたまま作業していることに気付かず閉鎖空間を作ったため,ドライアイスの成分である二酸化炭素ガスにて急性中毒を生じ,意識障害を起こしたと考えられた.

ちなみに,曝露した4 人のうち 1 人は心肺停止状態で他病院に搬送され死亡している.

急性二酸化炭素中毒による死亡のメカニズムに関して報告されている文献は少ない.

服藤らの報告5)では,雄性マウスを用いた動物実験で,窒素置換型の酸素欠乏では,死亡しない酸素濃度であっても,二酸化炭素置換型の酸素欠乏では明らかに死亡すると報告している.

・・・

池田ら6)は 80% 二酸化炭素,20% 酸素混合ガス中 にイヌを曝露させる実験を行い,1 分で呼吸運動が停止し,その後 10 分程度で心停止したことから,高濃度二酸化炭素中毒吸入による死因は低酸素血症によるものではなく,二酸化炭素中毒によるものであると報告している.

また,黒木ら7)は無酸素ガス下のラット実験で二酸化炭素ガスを注入することにより,呼吸停止状態にさせ血液ガス分析を行ったところ,二酸化炭素ガス血症に基づく高度のアシドーシスが急死の原因であり,それに基づく不整脈死の可能性が高いと報告している.

・・・

http://www.jsomt.jp/journal/pdf/055050229.pdf 

 

 

 

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2021124124分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京・港区のビルの地下駐車場で、消火設備の点検作業中に二酸化炭素が充満し、作業員ら3人が病院に搬送されたが、このうち2人が死亡した。

 

石竹記者

「ビルの地下駐車場で設備の点検中、二酸化炭素が充満し、2人が死亡したという」

 

23日午前11時ごろ、港区西新橋にあるビルの地下駐車場で、消火設備を点検していた作業員から「点検中に二酸化炭素を噴霧してしまった」と通報があった。

 

この事故で、亀井Nさん(男性、50歳)と亀井Sさん(男性、37歳)が死亡した。

 

警備員の男性1人も病院に搬送されたが、命に別条はなく、ほかに作業員が3人いたが、自力で避難したという。

 

この消火設備は、駐車場内で火災が起きた際に二酸化炭素を噴出して火を消し止めるもので、警視庁は、作業員が誤ってボタンを押して噴出させてしまったとみて、業務上過失致死の疑いも視野に捜査している。

 

 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/c5c73102c0400ca451a4b7ba1fc3fd8255bfd75f 

 

 

1231858分に共同通信からは、作業に当たった6人のうち地下2階で点検していた作業員が異臭に気付いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午前1115分ごろ、東京都港区西新橋1141にあるオフィスビルの地下1階駐車場で「点検中に誤って二酸化炭素が噴き出した。地下にまだ人がいる」と119番があった。

 

現場にいた男性3人が救急搬送され、うち消防設備の点検をしていた作業員2人が死亡した。

もう1人の警備員(47)は命に別条はないという。

 

警視庁愛宕署によると、この日は午前10時半ごろから作業員6人が、地下1階と地下2階に分かれて消防設備を点検。

 

地下2階にいた作業員が異臭に気付き、地下1階の警備員がぐったりしているのを見つけた。

 

同署は誤って二酸化炭素が漏れたとみて、当時の状況を調べる。

 

https://this.kiji.is/725643837097689088?c=39546741839462401

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

同じような事故は昨年12月、名古屋市のホテル立体駐車場で起きたばかりだ。(本ブログでも紹介スミ)

 

 



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2021191931分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午後2時20分ごろ、南会津町田島の廃業した会社の2階建ての建物内で、片づけなどの作業をしていた男性が倒れたと通報がありました。


この建物内では、男女3人が作業をしていて、このうち男性1人が意識不明の重体になっているほか、女性2人も体調不良を訴えているということで、3人とも会津若松市内の病院に搬送されました。


消防によりますと、3人は、建物内で、発電機を使って電気ストーブで暖をとりながら片づけなどの作業をしていたということで、一酸化炭素中毒の可能性があるとみて、警察や消防が詳しい状況を調べています。

 

 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210109/6050012958.html

 

 

 

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202012222053分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。

 

22日午前10時ごろ、名古屋市中区錦3丁目のホテルNガーデンパレスの地下駐車場付近で、「煙が上がっている」と119番通報があった。

 

愛知県警によると11人が病院に搬送され、男性作業員(51)が死亡、30代男性が重症。

 

二酸化炭素(炭酸ガス)を出す消火装置が誤作動した可能性があり、県警は業務上過失致死傷の疑いも視野に慎重に捜査する。

 

県警や市消防局によると、亡くなったのは岐阜市日野西2丁目の玉田さん。

11人はいずれも作業員やホテル従業員らで、宿泊客は無事だった。

 

現場は地下階で出入庫する立体駐車場で、前日から2基のうち1基の修理工事をしていたという。

 

消火装置は火災時に自動で作動するが、手動で起動もできる。

現場では火の手は確認されなかったといい、何らかの原因で誤作動したとみられる。

 

現場は名古屋市中心部の「錦三(きんさん)」と呼ばれる繁華街。

消防車など39台が出動し、騒然となった。

 

ホテルNガーデンパレスは178室、立体駐車場の収容台数は64台という。

 

 

【白っぽいガス「やばい」「逃げろ」 次々と倒れる人】

 

地下空間にいた作業員らは、瞬く間に充満した白い煙のような炭酸ガスに巻かれた。

 

「火災です、火災です」。

現場の駐車場の管理会社の70代男性従業員は、突然の警報を聞いて周囲を見渡した。

火の気はない。

誤報かと思った次の瞬間、「今から炭酸ガスを注入します」というアナウンス。

白っぽいガスが流れ込み、迫ってきた。

「やばい」「逃げろ」。

ガスに巻き込まれた作業員が床に倒れ、警報を受けて駆けつけた人も倒れた。

男性も、息苦しくなりながらも、階段で1階へ避難したという。

「警報から56分のことだった」と振り返った。

 

ホテルの車寄せ付近には大量の布が敷かれ、ぐったりと座り込む作業服姿の人や、横になったまま動かない人もいた。

ホテルの飲食店で働く女性(56)は「宿泊客と従業員はロビーに避難したが、怖かった」と話した。

 

 

【専門家「全く装置に触れずに作動するのは考えにくい」】

 

名古屋市消防局などによると、今回作動した消火設備は、炭酸ガスを放出し燃焼に必要な酸素の濃度を下げて消火する仕組み。

構造的に放水が届かない場合や、ボイラー室や変電室など、水を使えない施設などで使われるという。

 

人が窒息する危険があるため、設備は原則的には手動式。

出入り口などに設けられた操作盤のふたを開けると「ガスが出ます」といった警告音が流れる。

起動ボタンを押し、一定の時間が経って放出される。

緊急停止ボタンもある。

 

元東京消防庁の坂口さんは、「全く装置に触れずに作動するのは考えにくい。原因の検証が必要」と指摘する。

 

身近な場所にこの設備がある場合、ガス放出の警告音を聞いたら避難することが大切という。

 

炭酸ガスによる消火設備の事故は過去にも発生。

2013年には岐阜県美濃市の工場で作業員3人が死亡。

10年には東京・新宿のビルの地下駐車場で設備点検中の作業員が重症になった。

 

https://www.asahi.com/articles/ASNDQ3QNRNDQOIPE007.html

 

 

12221246分放映のNHK東海では、駐車場管理人の話しが字幕で表示されていた。

 







 

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20201222/3000014394.html

 

 

12221934分に日本経済新聞からは、劣化して切れたチェーンを朝から4人で修理していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ホテルの担当者によると、駐車場はエレベーターで車を運ぶ立体式で、地下に入庫口がある。

 

エレベーターのチェーンが劣化して切れたため、修理していた。

 

愛知県警によると、玉田さんを含む4人が22日朝から作業していたという。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD223JH0S0A221C2000000

 

 

1222165分に中日新聞からは、死亡重症以外の9人は中等症や軽症とみられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

死亡した男性以外、他に30代の男性が重症で、残り9人は中等症、軽症とみられる。

搬送者にはホテル従業員も含まれているという。

 

https://www.chunichi.co.jp/article/174374

 

 

12231710分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、ガスの噴出口は7カ所に設置されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

現場の立体駐車場には、ガスの噴出口が天井や壁など7カ所に設置されていて、救急隊が到着した際、玉田さんは最上部から意識を失い落下したのか、立体駐車場の下から2段目の辺りで、他の作業員は地下1階などで倒れていました。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/65acd06da9c8929534c4b216b6cf0b13c7b7b3d8 

 

 

12231858分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、火を使う作業があったので誤作動防止のため消火設備を止めようとして、誤って作動ボタンを押したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

玉田さんら3人は、火を使う作業があったため上層階にいましたが、誤作動を防ごうと、地下にいた作業員1人が消火設備を一時的に止めようとしたところ、誤って”作動ボタン”を押したとみられることが新たにわかりました。  

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/8b3f51971e895b189b769bfeb50d776238323bab 

 

 

1224171分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、市は特別査察を開始した、作業時は元栓を閉めることなどを説明しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故を受け、名古屋市が特別査察を始めました。

 

24日は、名古屋市消防局の職員が、同様の消火設備をもつ市内のホテルで、オーナーに誤った操作を防ぐための安全管理対策や、消火ガス放出時の避難対応について説明しました。  

 

「建物の関係者の方と作業員の方は、ここにこういう設備があるんだよ。
作業のときに万が一間違いにより放出されることがないよう、(ガスの)閉止弁を閉めることをお願いしたい」  

(名古屋市中消防署・櫻井予防課長)  

 

特別査察は市内782の施設を対象に、来年122日まで行われます。



  

https://news.yahoo.co.jp/articles/a81d42088f553b158590052b74befaa762c4c8d6

 

 

12241746分にYAHOOニュース(メーテレ)からは、二酸化炭素消火設備が作動した場合の対処方法などに関する下記趣旨の記事が、査察を受けた施設にある操作盤の写真付きでネット配信されていた。

 

特別査察の対象は、二酸化炭素ガスを放出する消火設備を設置した名古屋市内の宿泊施設や商業施設など782カ所です。  

 

誤って消火ガスが出ることを防ぐ措置や、出た際の避難方法を指導します。

 

万が一、施設内にいて消火設備が作動した場合はどうすればいいのでしょうか?

 

「万が一、中にいて放出ボタンが押されてしまった場合は、脱出口がありますので、速やかに避難していただく。

警報が鳴ってから放出されるまでは一定の時間がありますので、その間に脱出していただく。

間違えて押した場合は、押した方は、緊急停止ボタンを押して止めていただきたいと思います」

(名古屋市消防局 予防課 渡辺さん)

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/ddab82cceb303b70fa8e8fa767ebb20734f9c57e 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇操作盤のボタン配列がどうなっていたのか、メーカー関係の情報なども含め調べてみたが、これといった情報は見つからなかった。

 

〇美濃市の事例は下記記事参照。

2013312日 美濃市の木材加工会社の集じん機内で木くずがくすぶり、CO2消火器で火が消えたことを確認しようと中に入った人と助けに行った人、計3人が酸欠で死亡 (修正2)』

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2738/

 

 ※新宿の事例は本ブログを開設した2010年に発生しているので、
  情報なし。

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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