2017年12月7日21時32分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県東近江市など周辺6市町で、7日午前8時半ごろ、10数分間にわたり約5万1000軒が停電した。
関西電力は、サルが変電設備に触れたことが原因とみている。
関電によると、桜谷変電所(同県日野町)で異常の知らせがあり、駆け付けた作業員が所内で1匹のサルを発見。
近くの変電設備にサルのものとみられる毛や血痕が残っていたという。
サルが設備に触れて電流が異常をきたし、電気がショートしたとみている。
サルは逃げたという。
この変電所では、9月24日にもサルが設備に触れて、同じ地域で最大9分停電しており、関電はフェンスを高くするなど侵入防止対策をしたが、「さらに対策の強化を検討する」という。
出典
『変電設備にサル接触?5万軒が一時停電 滋賀の6市町』
http://www.asahi.com/articles/ASKD766J9KD7PTJB015.html
12月7日21時32分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
変電所は約3mの柵で囲まれているが、サルは乗り越えて侵入したらしい。
この変電所は無人で、9月24日にもサルが機器に触れたことが原因とみられる停電が発生した。
関電は、監視カメラを設置したほか、週2回は巡視するなど対応策を実施していたばかりだったという。
出典
『サルが変電所に侵入、機器に接触か…5万戸停電』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171207-OYT1T50082.html?from=ycont_top_txt
12月7日15時7分にNHK滋賀からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力によると、7日午前8時33分ごろ、東近江、近江八幡、湖南、甲賀の4つの市と日野、竜王の2つの町の、あわせて6つの市と町のおよそ5万戸が停電した。
停電エリアの多くはおよそ1分から2分で復旧したが、東近江市など一部エリアでは復旧までにおよそ14分かかったという。
東近江市では、一部の交差点の信号機が、一時、消えたままとなり、警察では警察官を交差点に出して交通整理にあたった。
停電エリアの自治体や関西電力によると、このほかに大きなトラブルの報告はないという。
出典
『約5万戸一時停電 サルが原因か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2063381782.html
(ブログ者コメント)
おそらくは何1000ボルトという高電圧設備に触れたものと思われるが、よくぞ、生きていたものだ。
他に事例がないか調べてみると、2年前、77000ボルトの高圧線に触れたサルは感電死していたという、下記趣旨のアーカイブ記事があった。
(2015年11月11日11時6分 読売新聞)
10日午後0時5分頃、長野市や長野県中野市、小布施町など3市3町村の一部地域で、計約5800戸が約1分間停電した。
中部電力長野支店で調べたところ、山ノ内町内の送電鉄塔(高さ約20m)の下で体長約80cmのサルが感電死しているのが見つかった。
同支店は、サルが鉄塔を登った際、7万7000ボルトの高圧線に接触し、ショートしたことが停電の原因としている。
出典
『サルが感電、5800戸停電…高圧線に接触か』
キーワード ;小動物
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。