2018年4月10日12時58分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中部電力は10日、川越火力発電所(三重県川越町)の4号系列4号機を停止する際に不具合があり、午前7時13分に三重県のほぼ全域と岐阜、愛知両県の一部で電圧が瞬間的に低下したと発表した。
電力を供給している工場の設備が停止するなどの影響があったかどうかは不明。
中部電は不具合の原因を調べる。
中部電によると、工場などを運営する事業者から、電圧低下の理由についての問い合わせが数10件あった。
出典
『東海3県で瞬間的に電圧低下 三重県はほぼ全域 中部電、火力発電で不具合』
http://www.sankei.com/west/news/180410/wst1804100054-n1.html
(ブログ者コメント)
広域的な電圧瞬低トラブルは本ブログでも何件か紹介しているが、いずれも中部電力管内のトラブル。
他の電力会社管内では起きていないのだろうか?
それとも、中部地区のメディアだけがニュース価値ありと判断しているだけだろうか?
(2018年8月11日 修正1 ;追記)
2018年8月9日17時59分に毎日新聞から、遮断器の繰り返し動作にともない部品が変形し一部が剥がれ落ちたことが原因だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
中部電力は9日、4月10日に三重県のほぼ全域と岐阜、愛知両県の一部で電圧が瞬間的に低下したのは、川越火力発電所(三重県川越町)の機器故障が原因だったと発表した。
発電所4号系列4号機で、発電機と電力系統をつなぐ「遮断器」という機器の銅製部品の一部が剥がれ落ちて漏電し、電圧が低下したという。
1996年の設置以来、交換しておらず、繰り返し使用で部品が変形していた。
中部電は、変形しない形状の部品に交換するとともに、同型の全ての遮断器も、順次、改良品に取り換える。
(共同)
出典
『中部電力 火力発電の機器故障が原因 4月の電圧低下』
https://mainichi.jp/articles/20180810/k00/00m/040/023000c
以下は中部電力からのプレスリリース抜粋。
・・・・
今回の瞬時電圧低下の原因は、発電機と電力系統を接続する機器(以下、「遮断器」)の繰り返し動作に伴い、遮断器内部の金属製の部品が変形し、剥離した箔状の金属片によって、遮断器内部で地絡故障が発生したためです。
このため、再発防止対策として、当該部品については、変形しない形状の改良品に取り替えるとともに、同型の全ての遮断器についても、今後順次改良品に取り替えてまいります。
・・・・
出典
『2018年4月10日に川越火力発電所4-4号機の不具合によって発生した瞬時電圧低下の原因と対策について』
https://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3268551_21432.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。