2018年4月11日17時12分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良県の荒井知事は、たばこの受動喫煙による健康被害を防ぐため、県庁で職員がたばこを吸ったあとはエレベーターをいっさい利用せず階段を使うようルールを強化する考えを示した。
奈良県庁では、たばこの受動喫煙による健康被害を防ぐため、庁舎内は全面禁煙にして、駐車場など建物の外に3か所の喫煙所を設けている。
さらに、職員などが喫煙したあとも、吐く息に含まれる有害物質による健康被害のおそれがあるとして、エレベーターをできるだけ利用しないよう促してきたが、徹底されていないのが現状だという。
県庁は、奈良公園や東大寺などの景観を一望できる屋上が展望台として一般に開放されていて、多くの観光客も屋上へ上がるのにエレベーターを利用している。
こうしたことを踏まえ、荒井知事は、職員が喫煙したあとはエレベータをいっさい利用せず、階段を使うようルールを強化する考えを、11日の定例会見で示した。
エレベーターでの受動喫煙対策では、生駒市役所でも今月から喫煙後は45分間、利用を禁止したが、奈良県庁では、時間に関係なく喫煙したら利用しないという、さらに厳しいルールだ。
奈良県庁は地上6階、地下1階建てで、たばこを吸った職員は、最大で6階分を階段で上ることになる。
罰則を設けるかどうかは、今後検討するという。
荒井知事は、「自分もエレベーターで喫煙直後の職員と乗り合わせて受動喫煙を体験したことがある。人に迷惑をかけるようなことがあってはならない」と話している。
愛煙家の男性職員は、「たばこを吸うと仕事がはかどるが、外国人観光客も増えているのでルール強化はよいことだと思う」と話していた。
出典
『喫煙後エレベーター禁止 階段を』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2053054771.html
(ブログ者コメント)
生駒市の45分ルールは、本ブログでも紹介スミ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。