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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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ちょっと前、201832860分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午後2時ごろ、門司区清見1丁目の県道で、通行中のトラック運転手から「道路が陥没している」と110番があった。

 

北九州市によると、アスファルトの舗装部分(縦4m、横2m)が約2m陥没した。

けが人はなかった。

警察などは、計4車線のうち3車線を通行止めにした。

 

市上下水道局によると、陥没した道路の下には下水管が埋設されている。

原因は調査中だが、管が破損して土砂が流れ込み、道路の下に空洞ができ、陥没した可能性が高いとみている。

 

管は鉄筋コンクリート製で内径60cm。

1977年に設置された。

管の中で発生した硫化水素で管が腐食し破損することがあるという。

 

同局によると、管の中に土砂が流入すると汚水が流れにくくなる。

生活への影響は確認されていないが、管の状態確認を急ぎ、臨時の管設置も検討するという。

 

出典

県道2メートル陥没 下水管破損か、臨時の管設置も検討 [福岡県]

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/404231/ 

 

 

4121750分にNHK北九州からは、硫化水素腐食が懸念される総延長18kmの下水管を市が点検するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

先月、北九州市門司区で、下水管が腐食して破損した影響で県道の一部が陥没した事故を受け、北九州市は構造上特に腐食が進みやすいと考えられる下水管について、来週から点検を始めることになった。


先月27日、北九州市門司区清見の県道で、中央分離帯付近の道路が長さおよそ4m、幅およそ2mにわたって陥没し、現場を走っていたトレーラーの後輪が深さおよそ2mの穴に落ちて、運転手の男性が軽いけがをした。


現場の地下では、コンクリート製の下水管の一部が破損してそこから土砂が流れ込んでいるのが見つかったが、市が詳しく調査した結果、破損は管の内部で発生した硫化水素によって管の腐食が進んだために起きたと見られることが、新たにわかった。


このため市では、市内にある、構造上硫化水素が発生して腐食が進みやすいと考えられる総延長18kmの下水管について、来週から点検を始めることを決めた。


点検は目視で行い、下水管の内部がはがれ落ちるなど腐食が進んでいることが確認された場合は、速やかに補強や交換を行うという。


北九州市の北橋市長は、「重大な損傷を発見した場合、直ちに補強工事などの緊急対策を行います。下水道の安定的、かつ、継続的な機能の確保にしっかりと努めていきたい」と話していた。

 

出典

陥没事故で来週から緊急点検へ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20180412/5020000289.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

下水管の硫化水素腐食について、これまで市はどのように管理してきたのだろうか?

事故が起きたから硫化水素腐食懸念箇所を点検するといった泥縄式の対応とは思えない。

 

そこで調べたところ、市の下水道管理課の方の平成14年付報文が見つかった。

『塩化第一鉄添加による下水圧送管の硫化水素対策』

http://www.jdpa.gr.jp/siryou_html/73html/73-04.pdf

 

そこには、「圧送管の着水箇所」などで硫化水素腐食が見られると書かれてある。

 

当該報文から推測すると、これまでも硫化水素腐食防止のために管理してきたが、その管理に抜けがあった、あるいは想定外に腐食が進行した・・・そのようなことだったのかもしれない。

 

 

 

(2018年6月12日 修正1 ;追記)

 

201861260分に西日本新聞から、腐食が懸念された18kmを目視点検した結果、緊急対応が必要な個所はなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故を受け、現場と似た環境にある下水管の緊急点検をしていた北九州市は11日、対象とした18.8kmのうち、3.4kmに腐食の可能性がみられたと明らかにした。

同日の市議会環境水道委員会で報告した。

 

市上下水道局は4~5月、硫化水素で腐食の恐れがある管のうち、本年度までに未点検だった18.8kmをマンホールから入って目視で点検。

すぐに対策が必要な部分はなかった。

 

腐食の可能性を確認した3.4kmについては,今月から管内にムービーカメラを入れて調査を開始しており、8月までに終える予定。

 

実際に腐食があれば,対策工事を施す。

 

出典

下水管3.4キロ腐食の可能性 北九州市が緊急点検結果

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/423832/ 

 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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