2018年4月13日18時56分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
風呂場でスプレー缶のガス抜きをしていたところ、突然爆発して、女性が全身やけどの重傷だ。
13日正午すぎ、栃木県さくら市の住宅で、突如、爆発が起きた。
原因は缶のガス抜き。
場所は住宅の風呂場。
39歳の女性は、消臭スプレーに残ったガスを抜くために、針のようなもので缶に穴を開けた。
すると次の瞬間、何かが引火し、爆発したという。
警察などによると、当時、風呂場には火の気はなかったという。
この爆発で、女性は全身やけどの重傷を負った。
業界団体の担当者は、屋内でのガス抜きは危険だと指摘する。
日本エアゾール協会・斎藤専務理事:
「一般的に言いますと、火の気のないところ、屋外で、・・・(スプレー缶には)ガス抜きキャップが付いているのだが、それで(ガスを)出し切って、自治体の収集方法によってごみを出して頂くと・・・」
出典
『屋内での作業は危険! 風呂場でガス抜き中に爆発』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000125086.html
4月15日14時41分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後0時5分頃、栃木県さくら市氏家の民家で、住人の女性(39)が使用済みのスプレー缶を廃棄するために穴を開けていたところ、突然爆発した。
家の網戸の一部を焼き、女性が全身にやけどを負ったが、命に別条はないという。
近くに火の気はなく、警察は何らかの原因で缶の中のガスに引火したとみて、原因を調べている。
さくら市によると、同市でスプレー缶を捨てる際には、中身を使い切って穴を開けた状態で透明の袋などに入れ、不燃ごみとして出すこととしている。
スプレー缶の処理時に残っていたガスに引火する事故は各地で発生しており、札幌市では2015年5月、2人が死亡する火災につながった。
県廃棄物対策課は、「穴を開ける際は、中身を使い切ったのを確認してから、火の気のない屋外で慎重に作業してほしい」と呼びかけている。
出典
『スプレー缶廃棄で穴開け、突然爆発…全身やけど』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180415-OYT1T50055.html
(ブログ者コメント)
〇テレビ朝日放映のCGイメージ図では、風呂場の床に両膝をつき、右手に持ったスプレー缶に左手に持った千枚通しのようなものを突き刺した時に爆発したようになっている。
〇風呂場に火の気がなかったという情報が正しいとすれば、着火源としては、千枚通しのようなものを突き刺した時に出た火花、あるいは静電気放電の可能性が考えられる。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。