2018年11月6日15時50分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本は6日、台風などの際に予告して運行を取りやめる「計画運休」を、実施前日に公表することを明らかにした。
計画運休の可能性がある場合でも、同様に公表する。
深沢社長は同日の記者会見で、「前日に公表するよう努め、状況に応じて判断していきたい」と話した。
JR東は9月30日、台風24号の接近に伴い、初めて首都圏全在来線の計画運休を行った。
影響は約45万4000人に及び、翌朝も、点検活動や倒木の処理のためダイヤが乱れ、通勤者や通学者が駅に列をなすなど、一部で混乱が生じた。
計画運休については、「安全確保のためには仕方がない」など、利用者の反応はおおむね肯定的だったが、計画運休の公表から実施まで8時間しかなかったことについては、発表の遅さを指摘する声がJR東に寄せられていた。
JR東は10月以降、情報提供のタイミングや方法について検討。
今後の計画運休は、実施の可能性も含めて、前日に公表する方針を決めた。
情報提供には、これまでのような各駅やホームページでの告知のほか、交流サイト(SNS)も活用する。
訪日外国人も情報を理解できるよう、英語や中国語などでも情報を流す準備も進める。
JR西日本は、計画運休を実施する場合は前日に告知しているが、深沢社長は、「(前日までにとは)明確に取り決めない」とし、災害状況などをみたうえで柔軟に対応するという。
10月、国交省と鉄道22社で行われた検証会議では、できるだけ早く広く計画運休の情報を伝達することを確認。
訪日外国人も情報を理解できるよう、多言語での発信やSNS活用の必要性が指摘されていた。
出典
『JR東日本、計画運休公表は前日に SNSの活用も』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37423980W8A101C1CR8000/?n_cid=NMAIL007
(ブログ者コメント)
台風の進路や通過時の被害は時々刻々と変化するため、前日の計画運休発表は、かなり難しいのではないかと思われる。
10月に行われた検証会議は本ブログでも紹介スミ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。