2018年5月16日21時11分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後5時前、春日市の春日原駅で、西鉄福岡・天神駅行きの4両編成の普通電車がドアの1つが開いたまま発車したのをホームにいた乗客が気づき、この電車の車掌に伝えた。
車掌が確認したところ、前から3両目の車両の、片側に3つあるドアのうち左側の1つが完全に閉まらず、幅40cmほど開いていたという。
車掌は、ドアに近づかないよう周囲の乗客に呼びかけたものの、電車はおよそ1.5km先にある隣の雑餉隈駅まで、およそ4分間、そのまま走り続けたという。
ドアが開いた車両に乗っていたおよそ70人に、けがはなかった。
西鉄によると、ドアを開閉させる装置とドアをつなぐ金具が外れていたということで、運輸安全委員会は、事故につながりかねない重大インシデントにあたるとして調査を進めている。
運輸安全委員会の長田・統括鉄道事故調査官は、「きょうは関係者から聞き取りを行い、どのような異常が起きたのかや、どのような確認を行ったのかを把握した。あすは車両について調査したい」と話している。
出典
『ドア開け走行の西鉄を調査官調査』
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180516/0000831.html
5月16日1時8分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本鉄道は15日、西鉄天神大牟田線の大善寺発、西鉄福岡行き普通列車(4両編成)が、春日原(かすがばる)駅(福岡県春日市)から雑餉隈(ざっしょのくま)駅(福岡県博多区)までの約1.5kmを約4分間、一部の扉が開いた状態で走行したと発表した。
時速は最大60kmだった。
扉が開いた車両の乗客約70人にけがはなかった。
扉が閉じなかった原因は調査中という。
西鉄によると、普通列車は15日午後4時50分ごろ、春日原駅を発車。
直後にホームの客が「扉が開いている」と男性車掌(23)に教えた。
車掌は走行中に3両目へ移動し、扉が約40cm開いていることを確認。
緊急停止ボタンで停車させるという内規を守らず、周囲の客に注意喚起しただけで、指令所に報告した。
雑餉隈駅で停車中に扉を施錠して発車したが、次の井尻駅(福岡県南区)で念のため全員を降ろし、運休したという。
出典
『西鉄列車、ドア開いたまま4分間走行 緊急停車させず』
https://www.asahi.com/articles/ASL5H7JC3L5HTIPE03K.html
5月18日5時5分に朝日新聞からは、片面のドアが2駅間で全開状態だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西鉄は17日、扉はさらに1駅手前の白木原(しらきばる)駅(福岡県大野城市)から雑餉隈(ざっしょのくま)駅(福岡市博多区)まで、2駅(約2.8km)間で開いたままだったと発表した。
乗客がインスタグラムに投稿した動画を社員が見つけ、発覚したという。
西鉄によると、列車は大善寺発西鉄福岡(天神)行きの上り普通列車(4両)で、15日午後4時47分に白木原駅を出発した。
約3分後、次の春日原(かすがばる)駅(福岡県春日市)を出発する際、車掌がホームの客から、3両目の扉1カ所が開いていることを指摘された。
車掌は、車内から扉が開いていることを確認したが、次の雑餉隈駅まで約4分間、最高時速60kmで走行した。
当初、扉の開き幅は車掌の目視から40cmと発表したが、動画を元に約65cm、両開き扉の左側が全開だったと確認した。
車両は1987年製。
最後に扉を詳しく検査した2016年9月時点で異常はなかったが、事故後の西鉄の調査では、扉の上にある開閉装置と扉をつなぐ金具が外れていた。
出典
『西鉄のドア、実は2駅間で開いたまま 投稿動画で発覚』
https://www.asahi.com/articles/ASL5K6F3NL5KTIPE027.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。