2018年5月14日18時44分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月15日付で山陰中央新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省は14日、対面通行する片側1車線の高速道路の一部区間で、2017年4月以降、中央にワイヤロープの防護柵を試行的に順次設置した結果、1年間で対向車線への飛び出し事故は1件で、死亡事故はゼロだったと公表した。
16年1月からの1年間では45件の事故が発生し、7件の死亡事故が起きていた。
防護柵が高い事故防止効果を発揮した試行結果の報告を受けた同省技術検討委員会は、14日、「技術的に実用化が可能」などとする中間まとめをした。
同省は、他の区間の設置なども検討する。
国交省によると、全国の高速道の約3割にあたる約2600kmの区間が、暫定的に片側1車線になっている。
このうち、同省は17年4月以降、全国12路線計115kmの高速道で、従来の樹脂製のポールの代わりに金属製のワイヤロープを試行的に設置した。
1年間で対向車線への飛び出し事故は、秋田道横手インターチェンジ(IC)~大曲IC間で起きた1件のみで、対向車線に走行車がなく、運転手も無事で、全体の死亡事故はゼロだった。
一方で、防護柵への接触事案は238件(負傷者は4件)発生しており、通行止めになる回数は増加。
東九州道では3件から22件になった。
出典
『中央ロープ柵で死亡事故ゼロ 国交省、高速道で試行』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30463930U8A510C1CR8000/
『ワイヤ柵 本格導入検討 国交省、高速暫定2車線』
http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1526349247886/index.html
(2018年6月18日 修正1 ;追記)
2018年6月15日付で毎日新聞東京版(夕刊)から、片側2車線化が決まっていない区間などを中心にワイヤロープが整備されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
片側1車線の高速道路などで対向車線への飛び出し事故を防ごうと、国交省は15日、車線を区切るワイヤロープを本格的に設置する方針を明らかにした。
技術的に設置が難しい橋上などを除き、約5年かけて整備する。
高速道路など高規格幹線道路は、中央分離帯を備えた両側2車線が基本だが、整備に時間がかかるため、先に完成した2車線を片側1車線ずつに区切り、暫定的に使用している。
中央にガードレールを設置するスペースがなく、区切りとして樹脂製ポールが設置されているが、飛び出しには効果がない。
地方の道路整備に伴い、片側1車線区間が年々増加していることから、国交省は昨春から、ワイヤロープの効果を検証。
秋田自動車道など12路線計115kmに設置したところ、今年3月末までに飛び出し事故は1件にとどまり、死亡事故はなかった。
全国の片側1車線区間は約4300kmで、うち約2600kmは有料区間。
国交省は、片側2車線化が決まっていない区間などを中心に、ワイヤロープを整備する方針だ。
出典
『ワイヤロープ 片側1車線に 国交省、高速に整備へ』
https://mainichi.jp/articles/20180615/dde/041/040/034000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。