2018年5月15日20時26分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時ごろ、宇部市にある高天原浄水場で、水の中の不純物を固めて取り除くための「ポリ塩化アルミニウム(PAC)」と呼ばれる酸性の薬品が近くを流れる上梅田川に流れ出した。
納入業者が薬品10トンを敷地内のタンクに補充する作業をしていた際、バルブの切り替えを間違えて川につながる側溝に流れ出してしまったという。
すぐに気づいて側溝を塞いだが、およそ700ℓが流れ出たという。
職員が川の状況を確認したところ、川の水が白く濁り、魚が数匹死んでいるのが確認された。
薬品は、原液のまま飲み込んでしまうと腹痛などの症状がでるが、川の水で薄められているため、人体への影響はないという。
山陽小野田市水道局は、「薬品の流出事故を起こしてしまい、大変重く受け止めています。今後は作業手順の確認を徹底するほか、液体の流出防止策をとるなど、再発防止に努めたい」と話している。
出典
『浄水場で薬品が川に流出』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20180515/4060000375.html
5月16日14時7分にYAHOOニュース(宇部日報)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時ごろ、山口県山陽小野田市水道局高天原浄水場(宇部市東須恵)から、水処理用凝集剤のポリ塩化アルミニウム(PAC)700ℓが貯留タンクからあふれ、敷地外の上梅田川と梅田川に流れた。
人体への影響はないという。
薬品は酸性で、水中の不純物を固めて取り除くために使われる。
流出により、上梅田川の水は白く濁った。
上梅田川が流れ込む梅田川の排水機場近くまで流れたとみられる。
水質の変化で、これまでに数百匹の魚が死んでいるのが確認された。
PACは、人体への健康被害が出るような毒性はなく、川の水で希釈されたことで影響の広がりは少ないと考えられる。
職員が薬品を貯留タンクに補充する過程でバルブ口の切り替えを間違え、2基のうち残量があるタンクに補充したためPACがあふれ、側溝を伝って川に流れ出た。
市水道局の原田次長は、「深くおわびしたい。作業手順を職員に再確認させ、流出を防ぐハード面での対策を考える」と話した。
出典
『山陽小野田市の浄水場から薬品流出』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180516-00010000-ubenippo-l35
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。