2020年11月14日10時1分にYAHOOニュース(下野新聞)から、下記趣旨の記事がイメージ図付きでネット配信されていた。
相次ぐ電車とシカの接触事故を防ごうと、東武鉄道(東京都)は13日から、試験的に東武日光、佐野、東上線の3路線を走行する一部電車に、人には聞こえない超音波を発する「鹿笛」の取り付けを始めた。
シカが嫌がる超音波を発して線路外に逃がし、接触事故の減少を狙う。
東武鉄道によると、鹿笛は長さ5.5センチ、幅2.4センチ、高さ2.8センチ。
筒状で空気が通り、時速48キロ以上の速度になると超音波を発する。
約400メートル先まで届いて列車の接近をシカに伝え、線路上から逃がす仕組み。
先頭車両の下部に2種類の鹿笛を取り付ける。
東武鉄道の全路線と、相互直通している野岩、会津鉄道線内では、2017年4月から20年3月の3年間で85件の電車とシカとの接触事故が起きた。
このうち約8割の67件が日光線の新栃木駅以北で発生し、佐野線や東上線でも接触事故が起きている。
シカは列車の走行でレールなどに付着した鉄分をなめに線路内に来るとされ、鹿笛の導入で衝突事故を減らし、運休などのダイヤの乱れや車両の破損を防ぐ。
導入する3路線では、運行する半数から3分の1程度の先頭車両に鹿笛を取り付ける予定。
今後、効果を検証する。
東武鉄道の担当者は「お客さまにご迷惑をお掛けしないよう、鹿笛で接触事故を減らしたい」と話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c245c82d169448a623238fb9b345ab1af4dc97ec
(ブログ者コメント)
今月初めには、JR西日本岡山支社のオオカミ遠吠え装置を紹介した。
各社とも知恵を絞っているようだ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。