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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021227639分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

先月28日、東京・板橋区の東武東上線の下赤塚駅で、男性がホームから転落し、電車にはねられて死亡した事故があり、知人によりますと、男性は視力の弱い視覚障害で、最近、視力が低下していたということです。


26日、視覚障害者が駅のホームから転落する事故の対策を検討する国の会議が開かれ、東武鉄道の担当者は男性が転落するまで気付けなかったことなど、当時の状況を説明しました。


そして当面の対策として、視覚障害の人に声かけを徹底するとともに、今年4月を目標にCPラインと呼ばれるホームの端を赤色にして弱視の人に注意を促す対策を行うと報告しました。


ホームドアの設置は今後、検討するということです。


東武鉄道は当初、警察に十分に確認せずに自殺と捉えて、事故の詳しい検証を行っていませんでした。


国土交通省は再発防止につなげるため、全国の鉄道各社に対して、原因を警察に確認することを徹底するとともに、事故の検証をして報告するよう、今月、指示しています。

 



 

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210227/1000060908.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

CPラインとは何だろうか?

関連情報調査結果、5年前に発信された以下の記事がわかりやすかったので紹介する。

 

 

渋谷駅にCPライン導入! 「色彩心理」が人の心にもたらす効果とは?

2016529180分 GetNaviWeb

 

JR東日本が、渋谷駅に安全対策として「CPライン」を導入することを発表しました。

 

この「CPライン」とは、電車のホームの先端部分にほどこされた、赤やオレンジの線のこと。

色彩心理学「Color PsychologyCP」を活用した、乗客の転落防止対策だそうです。

 

泥酔や歩きスマホなどで注意が散漫になっている乗客に、「危険」を示す赤やオレンジで訴え、ホームからの転落を未然に防ぐことが狙いです。

 

色による心理効果というのは、大きいものなのでしょうか?

 

 

【色彩心理は「暖色系」と「寒色系」を使い分ける】

 

色彩心理学によれば、色が人の感情や行動に与える影響は非常に大きく、主に、次の2つの方向性を持っているとしています。

 

・暖色系の色彩(赤、黄、オレンジなど):
「心地よさ」「温かみ」から、「敵意」「怒り」まで「熱を帯びた感情」とリンク

 

・寒色系の色彩(緑、青、紫など):
「冷静」「落ち着き」から、「寂しさ」まで「クールな感情」とリンク

 

活用する際には、引き起こしたい感情とリンクさせ、暖色系や寒色系を使い分けるのだそうです。

 

 

【色彩心理を活用している4つの事例】

 

日本では、2005年に奈良県が「青色防犯灯」を設置。

その後、全国へと広がりを見せています。

 

またスコットランドのグラスゴー市でも同様に、犯罪の多い地区に青いライトを設置し、犯罪率の減少に一役買っているそうです。

 

青色の理由は、人の心を穏やかに落ち着かせる効果があるとされるからです。

 

“青効果”で言えば、駅にある青いライトもそうです。

 

東京都内の山手線をはじめとする駅のホームに青色LEDが取りつけられているのを見たことがある方もいるでしょう。

あれは、JR東日本による飛び込み自殺を防止するための対策です。

  

また、薬のプラシーボ効果(薬効として効く成分のない薬(偽薬)を投与したにもかかわらず、病気が快方に向かうこと)でも、色彩心理についての興味深い報告があります。

 

ある調査によると、「刺激剤」には暖色系の錠剤、「鎮静剤」には寒色系の錠剤を用いた方が、飲む側が「これは効く!」と感じやすいのだそうです。

 

確かに、プラシーボ効果は、思い込みの力が病状を変化させるので、色が与えるイメージというのは、大切なのかもしれません。

 

さらに、サッカーのユニフォームの色も、勝敗に関係しているのだとか。

 

イギリスでは、ここ70年ほど、赤いユニフォームのチームがリーグで上位になる傾向が続いているそうです。

 

また、ゴールキーパーが赤いユニフォームを着ていると、ペナルティーキックを阻止する確率が高まることもデータとして出ており、サッカーに関しては“赤効果”がよく言われているようです。

 

その心理を、「赤は力強い印象をプレーヤー本人と周囲にもたらすからだ」とか、「信号と同じく“阻止するパワー”があるからだ」とか……。

 

ヨーロッパのサッカー熱はものすごいですから、このようなリサーチも頻繁に行われているのでしょう。

 

もっと身近なところでは、ネットショッピングなどがその典型例でしょう。

 

お店は、購入者の心理を考えて、ホームページの配色をほどこしたりしています。

 

たとえば、お客さんの注意を引きたいときには黄色、目玉商品やセール品などは赤、安全と信頼を伝えるための青、健康的なイメージには緑、など。

 

なんとなく乗せられて(?)買ってしまったという経験、きっと多くの方がしていると思います。

 

色が持つパワー、侮れませんね。

 

 

【パプリカ味が青パッケージ!? 色彩心理は文化の違いで変わることも】

 

しかし、色彩心理は、どの人にも同じように作用するわけではないのも事実。

 

とくに、文化、年齢、性別、時代などの影響を受けやすいようです。

 

筆者は海外暮らしが長いので、文化による色彩心理の違いを感じることがあります。

 

例えばポテトチップス。

オランダのスーパーのスナックコーナーには、青パッケージのものがたくさん並んでいます。 

共通するのは、すべて「パプリカ味」ということ。

 

どうでもいいことかもしれませんが、普通、“パプリカ味=赤”ではありませんか?

あのLaysのポテトチップスだって、他国では赤パッケージに入れて売っているのに、なぜか、オランダでは青。

その方が売れるからなのでしょうが、色彩心理は、その文化も理解しないといけないみたいですね。

 

https://getnavi.jp/life/36684/ 

 

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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