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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021227215分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

クルミを道路上に運び、車にひかせて割って食べるカラスが秋田県大仙市大曲金谷町の交差点に姿を見せている。

 

2016年までの3年間、同様の“技”を持つカラスが市内の野鳥観察家に確認された後、4年間行方知れずになっており、専門家は同一のカラスとみている。

 

同市北楢岡の野鳥観察家、鈴木さん(男性、73歳)が2月15日、同交差点で自分に近づいて来るカラスに気づいた。

 

車に常備していたクルミを取り出して与えたところ、カラスは交差点内にクルミを運び、車にひかせて実をついばんだという。

 

鈴木さんは14年2月、クルミを車にひかせて食べるカラスを同じ場所で初めて発見。

 

その後、16年まで毎年2~3月になると、同じ行動をするカラスを同交差点で観察でき、自らクルミを与えることも多かった。

 

しかし、17年から姿を見かけなくなり、鈴木さんはカラスが死んだ可能性もあると考えていた。

 

今年は15日以降、毎日のように姿を見せており、カラスの行動研究などで知られる東大名誉教授(鳥類学)の樋口広芳さんが25日、大仙市を訪れ、鈴木さんとともにこのカラスを観察した。

 

樋口さんは、自身がクルミを与えても警戒して取らず、鈴木さんのクルミのみ持ち去ることから、4年前と同じ個体だろうと推察した。

 

「4年間の空白があっても人間を識別するのは驚きだ。クルミを上空から道路に落とし、車にひかせて食べるカラスは他にもいるが、車がクルミをひくように、交差点内を行き来してクルミの置き場所を修正する個体は例をみない」と語った。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210226-OYT1T50261/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇以前、カラスがくわえたロウソクで火事になったという事例を本ブログに掲載したことがあるが、その関連情報として紹介する。

 

〇他に情報がないか調べたところ、水道の栓をクチバシでつついて水を出すカラスがいるという2年前の情報(映像と写真付き)も見つかったので、併せて紹介する。

 

2019321111分 朝日新聞)

 

水を飲むときは水飲み場の栓をくちばしで軽くつつき、水浴びでは勢いよくひねるなど、用途に応じて水飲み場の水量を調節する「天才」カラスの行動を、樋口広芳・東京大名誉教授(鳥類学)が英鳥類学専門誌「ブリティッシュ・バーズ」に1日、発表した。

 

「都市部で暮らすカラスは人間の行動をよく観察しており、今後もいろいろな形で、人間が作りだした道具を利用する可能性がある」と話している。

 

自ら水道の栓を回して水を飲むカラスがいるという情報を聞いた樋口さんは2018年3~4月、横浜市南区の弘明寺公園の水飲み場でカラスを観察した。

 

公園に立ち寄る十数羽のうち、水飲み場を使いこなしていたのは、1羽のメスのハシボソガラスだった。

 

計79時間観察を続けたところ、このメスが21回水を飲み、4回水浴びする姿を確認できた。

 

水を飲むときは蛇口の栓をくちばしでつつき、上向きの蛇口から数センチ出る水を飲んでいた。

 

一方、水浴びするときは、栓をくちばしでくわえて大きくひねり、50~80センチほど噴き上がる水を浴びていたという。

 

このカラスは再び栓を回して水を止めることはせず、公園に来た人たちが止めていた。

 

つがいのオスや周りのカラスが栓をひねることはなかった。

 

その後も観察を続けたが、このメスは姿を見せなくなったという。

 

カラスは宮城、秋田両県で道路にクルミを置いて車に殻を割らせる行動が観察されるなど、学習能力に優れている。

 

しかし、長年鳥の研究を続けてきた樋口さんは、「人間のつくり出したものを自分の目的に合わせて調節して使うのは極めて珍しい」と指摘している。

 

https://www.asahi.com/articles/ASM3161QTM31ULBJ00W.html?iref=com_rnavi_arank_nr02 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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