2019年8月31日15時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道大学は30日、同大歯学部で今年3月、解剖実習用の献体として提供された2体の遺体を取り違えて遺族に返していた、と発表した。
同大は6月に遺骨をそれぞれの遺族に返して謝罪した。
実習を担当した50代の男性教授は7月31日付で依願退職した。
同大によると、教授は今年2月下旬、解剖実習後に2遺体を取り違えて納棺。
遺体を火葬場でそれぞれの遺族に引き渡した際、遺骨に金属片が混じっているのに気付いた一方の遺族から「故人は金属を埋め込む手術はしていないので、取り違えではないか」と訴えがあった。
教授は「家族が全ての病気を知っているわけではない」と遺族に言い、そのまま遺骨を引き取らせた。
同大は3月15日付で特別調査委員会を設置。
双方の治療歴や歯形などから、取り違えを認定した。
遺体とひつぎには識別用の番号がつけられ、技術職員の立ち会いのもとで番号を照合して納棺することになっていたが、教授は職員が不在のまま納棺し、番号の照合を怠ったという。
八若・歯学部長は、「遺族の皆様におわびいたします。今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止に努めます」とコメントした。
https://www.asahi.com/articles/ASM8Z5FXWM8ZIIPE01X.html
8月30日20時26分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
北大は30日、歯学部で今年2月、解剖学実習に献体された2人の遺体を解剖後、取り違えて納棺し、遺族に引き渡すミスがあったと発表した。
火葬後、遺族の指摘で発覚した。
実習担当の男性教授が確認作業を怠ったことなどが原因で、北大は遺族に謝罪。
教授は7月末で依願退職した。
北大や関係者によると、遺体はいずれも高齢の女性。
火葬後、一方の遺族が故人は金属を体に入れる治療を受けたことがないのに、遺骨に金属片が交じっていることを不審に思い、取り違えの可能性を北大に指摘した。
北大は、学外有識者を含む調査委員会を設置。
関係者の聞き取りや双方の手術記録から、納棺時に間違えたと結論付け、6月に遺骨をそれぞれ正しい遺族に引き渡した。
教授は、実習後に遺体を納棺する際、遺体とひつぎに付いていた識別番号を照合しなかった。
北大の聞き取りに対し、「2体だけだったので間違えないと思った」と釈明したという。
通常は担当の事務職員も立ち会うが、教授は、実習期間が予定日より早く終わったため、職員に連絡しないまま1人で納棺していた。
北大は、「ご遺族および関係者の皆さまに深くおわび申し上げる」と謝罪。
再発防止策として、納棺のマニュアルを整備するなどとしている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/339880/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。