2019年9月4日8時16分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
近年、豪雨災害が相次いでいることを受けて兵庫県は、県が管理する680の河川のうち249の河川について、「1000年に1度」の大雨が降った場合の新たな被害想定を公表した。
このうち、住宅が密集する神戸市兵庫区を流れる新湊川の流域では12時間に817ミリの雨が降り、JR神戸駅や兵庫駅を含む8.5km2が浸水すると想定している。
水の深さは最大で11.4mに達し、2日近く浸水が続き、川沿いでは家屋が倒壊するおそれもあるとしている。
また、豊岡市を流れる円山川の下流では48時間に505ミリの雨が降って、JR豊岡駅を含むおよそ60km2が浸水し、1週間近く水が引かないと想定されている。
この被害想定は兵庫県のホームページで公開されていて、県総合治水課は、「自宅や学校、職場など、自分の生活圏の被害想定を見て危険度を把握し、災害に備えて欲しい」としている。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190904/2000019822.html
9月6日19時17分に神戸新聞からは、神戸市長がツイッターで苦言を呈したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県が「想定し得る最大規模の高潮」による神戸市内での浸水想定区域図を発表したことに対し、同市の久元市長が自身のツイッター上で、「何を根拠にこんなことを言うのか、県にはしっかりとした説明責任が求められる」と苦言を呈した。
県が4日に公表した高潮浸水想定区域図は、2015年の水防法改正に伴い、「想定し得る最悪のケース」の高潮被害を予測。
同市内で「3m以上5m以下」の浸水となる地域は、住宅地も含め約2.8km2に及ぶとした。
これに対し、久元市長はツイッターで、「あらゆる想定は必要で、高潮には万全の態勢で臨む必要があるが、心配する市民も多いだろう」と指摘。
想定の前提や根拠についての丁寧な説明を求めた。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201909/0012676333.shtml
(ブログ者コメント)
〇以下は、今回想定し直した浸水被害予想地域と思われる映像の
1コマ。
〇それにしても県は、神戸市など従来より被害が拡大すると想定が変更された市町村に対し、こういった内容で発表すると事前に連絡していなかったのだろうか?
一方、神戸市長は、なぜ、正規のルートではなく、自身のツイッターで苦言を呈したのだろうか?
まさか、トランプ大統領のひそみに倣った?
実際の災害発生時、県と神戸市間で情報伝達や意思疎通ルートに問題が出なければいいのだが・・・。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。