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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201739110分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

391246分に北海道文化放送から、39170分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

札幌市厚別区のH病院で、医療用麻薬を管理する帳簿が2年分なくなっており、30数品目の麻薬の在庫が書類上の数量と一致しないことが、9日、関係者への取材で分かった。

病院の管理がずさんだったとして、北海道厚生局麻薬取締部が、麻薬取締法違反の疑いで捜査している。

 

関係者によると、昨年11月に病院側から「在庫の数が合わない」と保健所に連絡があった。

同月に北海道や麻薬取締部が立ち入り検査したところ、2013年10月から2年分の帳簿がなく、他の書類との照合から、鎮痛用麻薬フェンタニルなど約30種類の錠剤やアンプル、計数100個の在庫が足りなくなっている可能性が浮上した。

 

道は、管理態勢の改善を指導したが、今年1月の立ち入り検査でも改善されていないことが分かり、麻薬取締部が2月に捜査を開始。


現時点で転売などは確認されておらず、麻薬取締部は、帳簿に記録せずに廃棄した可能性も含め、当時の帳簿管理者など、既に退職した複数の職員らに事情を聴き、詳しい経緯を調べている。

 

病院などによると、2016年8月、医療用麻薬を管理する帳簿が紛失している事が分かり、詳しく調べたところ、一部の麻薬の在庫が、保管しているはずの数より少なくなっていることがわかった。

 

出典

麻薬帳簿 札幌の病院で紛失 在庫数合わず、麻取が捜査

http://mainichi.jp/articles/20170309/k00/00e/040/235000c

病院の医療用"麻薬" 帳簿紛失 麻薬も"消えた"…ずさん管理か 札幌市

http://uhb.jp/news/?id=1327

医療用麻薬ずさん管理 札幌の病院 帳簿なし、道厚生局捜査

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0376976.html 

 

 

391955分にNHK札幌からも、同趣旨の解説的記事がネット配信されていた。

 

医療用麻薬は、がんの痛みを和らげる効果があるとして医療現場で使われている一方で、ずさんな管理が行われると、ほかの目的で使用されたり、犯罪につながったりするおそれがある。


このため医療現場では、麻薬はカギのかかる場所に保管し、資格を得た医師や薬剤師などだけが、品目ごとに数量を帳簿に記載するほか、廃棄する際も必ず別の職員の立ち会いのもとで行うなど、厳重に管理することが義務づけられている。


また、年に1度は、取り扱ったすべての麻薬の在庫量を都道府県に書類で届け出る必要がある。

こうしたなかで、札幌市厚別区にある医療法人「J会」が運営する「H病院」では、3年ほど前から、がんの痛みを和らげるフェンタニルやオキシコドンなど30数品目の麻薬の在庫が、帳簿に記載された数量とあわなくなっていた。


麻薬取締部は、道と合同で、これまで2度にわたって病院に立ち入り検査を行い、その結果、管理を担当していた複数の薬剤師が帳簿に記載しないまま麻薬を廃棄した可能性もあるという。

麻薬取締部は、当時の薬剤師などから事情を聴いて、麻薬の管理の状況について詳しく調べている。


【厳格管理の病院では】


札幌市手稲区の病院では、手術時の麻酔やがんの痛みの緩和などの目的で、34品目の医療用麻薬を扱っている。

麻薬はすべてカギのかかった金庫に保管され、知事に申請して資格を受けた麻薬管理者がカギを管理する。

また、患者ごとに持ち出した麻薬の数や使わなかった数量なども、『麻薬注射液施用票』と呼ばれる伝票に細かく記録する。
そして、この伝票をもとに、麻薬の品目ごとに分けて、納入した数量や使用した数量などを、毎日、帳簿に記載する。

病院では、帳簿と伝票など複数の書類で二重三重にチェックしているため、在庫が帳簿とあわなくなる問題は起きないと考えている。


 

【行政のチェックに?も】


今回の医療用麻薬の在庫と帳簿の数量があわない問題では、特定の病院のずさんな管理の実態が浮き彫りになった形だが、行政側のチェックの甘さを指摘する声もある。


北海道の場合、麻薬を扱う医療機関には、行政が2年に1度のペースで立ち入り検査を行っている。
しかし、国で決められた、麻薬の在庫状況を帳簿と照合する作業は行っていなかったという。


厚労省の担当者は、「在庫と帳簿のチェックをきちんと行えば、行政が見抜けないことはありえない」と話していて、今回の問題で、行政側のチェックの甘さを指摘している。

 

【今後の影響は】


医療用麻薬をめぐっては、数年前に規制が緩和され、がんの痛みを緩和する目的で、入院患者が自分で管理できるようになった。


こうした規制が緩和されたのも、病院側が徹底した管理を行うことが前提だったが、今回のような問題が起きると規制が再び厳しくなるおそれもあり、麻薬を必要とする患者にも影響が出かねない。


札幌市内の病院で麻薬管理を担当する薬剤師からは、「もし、医療用麻薬の管理の方法がいま以上に厳しくなってしまうと、麻薬を必要としている患者に速やかにお届けできないということにつながってしまうのではないか」といった声も聞かれている。


その一方で、ここ数年、各地では、病院の医師や看護師などが自分で使う目的で医療用麻薬を不正に所持していた問題が相次いでいる。


厳格な管理のもとで適切に使用されるべき医療用麻薬。
ずさんな管理の発覚は、今後、さまざまな形で波紋を広げていきそうだ。

 

出典

医療麻薬ずさん管理 現状と今後

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170309/4548021.html 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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