2017年3月9日12時0分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
航空自衛隊のパイロットが、飛行中のトラブルで海でボートに乗って漂流した際に、救助が来るまでの間、寒さに耐える訓練が千歳市で行われた。
この訓練は、航空自衛隊千歳基地が毎年冬に行い、9日は、F15戦闘機のパイロットや救難隊員など20人が参加した。
想定は、航空機の飛行中にトラブルがあり、海に脱出したパイロットが漂流したというもので、訓練はパイロットが小さなボートに乗り込んで始まった。
訓練では、荒波を想定して、救難隊員がパイロットにバケツで水をかけ続け、時折ボートを揺すって転覆させるなどして行われ、パイロットは、水と風を防ぐゴム製のまくで身を覆いながら、水温2℃の川の中で訓練時間の30分を耐えていた。
訓練に参加したF15戦闘機のパイロットの荒船2等空尉は、「手と足の感覚が無くなるほど寒かったです。初めての体験でしたが、実際にトラブルがあった時は訓練を生かせると思います」と話していた。
出典
『空自パイロットが漂流耐える訓練』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170309/4515051.html
(ブログ者コメント)
〇映像によれば、訓練は、膝ほどある水深の川で行われた。
〇荒船空尉はインタビューの中で「体験しないとわからないことが多いので、実際にこういった状況に遭遇した時、『前にやったことあるな』と思い出し、少しは経験になり、いい方向につながると思う」といった趣旨のことを話していた。
〇先日、日光の湖で「海猿」が氷の張った湖に潜って訓練しているという情報を提供したが、それと同じような訓練が他の組織でも行われていると知ったので、参考までに紹介する。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。