2017年3月9日9時1分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後4時40分ごろ、愛媛県新居浜市のガラス店経営Sさん(男性、78歳)の店舗兼住宅から火が出ていると、近くに住む人から警察に通報があった。
この火事で、鉄筋コンクリート2階建ての店舗兼住宅のうち、2階の住居部分およそ150m2が焼けた。
焼け跡の2階からは1人が遺体で見つかり、警察によると、亡くなったのはSさんだと確認されたという。
この家にはSさんと妻の2人がいて、妻は外へ避難して無事だったが、Sさんは逃げ遅れたとみられ、警察によると、Sさんの妻は、「2階のストーブから火が出て、夫が火を消そうと室内に残った」と話しているという。
現場は新居浜港近くの住宅が密集する地域で、警察と消防が火事の詳しい原因を調べている。
出典
『新居浜で火事 1人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170309/4571621.html
3月10日18時52分にNHK松山からは、ストーブからガソリン成分が検出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新居浜市で店舗を兼ねた住宅の一部が焼け、住人の男性が死亡した火事で、火元の灯油ストーブの焼け跡からガソリンとみられる成分が検出されたことが、警察と消防の調べでわかった。
警察と消防は、誤ってストーブにガソリンを給油したことが出火原因となった可能性があるとみて、詳しく調べている。
出火当時の状況について、同居していたSさんの妻は「ストーブから火が出た」と話したことから、警察と消防は、2階においてあった灯油ストーブが火元とみて、現場検証を行った。
その結果、ストーブの焼け跡からガソリンとみられる成分が検出されたことが、警察と消防の調べでわかった。
また、消防によると、妻の証言などから、出火したのはストーブに給油した後だったという。
警察と消防は、灯油ストーブに誤ってガソリンを給油したことが出火原因となった可能性があるとみて、詳しく調べるとともに、室内の灯油タンクに残っていた液体の分析を進めることにしている。
出典
『新居浜火災、ガソリンか』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170310/4619361.html
(ブログ者コメント)
本ブログでもしばしば紹介している、「ガソリンスタンドで灯油と間違えガソリンを販売」したことによる事故だろうか?
もしそうだとすると、過去にも同じような事例が起きている。
2011年12月26日掲載
2011年12月21日 高知市のGSで灯油と間違ってガソリンを販売したためストーブ点火時?に発火、2人が軽いやけど
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1155/
2011年11月12日掲載
[昔の事例の顛末] 2010年3月 千曲市のGSで灯油購入者にガソリンを販売しストーブ使用時に住宅が全焼した事故でGS役員等を書類送検 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/971/
また、実害はなかったが、タンクやの在庫チェックや購入者からの異臭連絡で事前に混入を知り対処した事例も、何件か紹介している。(個別事例紹介省略)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。