2017年3月9日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月8日18時27分に大分放送から、3月9日6時0分に西日本新聞から、3月9日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前10時25分ごろ、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所の防災センターから「焼結工場の防炎シート付近から煙が出ている」と、消防に通報があった。
消防車両約10台が消火活動に当たり、午前11時半までに火の勢いは収まったという。
けが人はいない。
工場は製鉄所内の西側にあり、粉状の鉄鉱石を焼き固め、鉄の原料となる焼結鉱を製造している。
警察によると、この工場では1月ごろにガス処理設備の活性炭吸着塔に腐食で穴が開き、補修工事を今月6日から進めていた。
溶接作業中に出た火の粉が、鉄鉱石を焼き固める際に発生するガスを流すパイプに取り付けられた保温材に燃え移った可能性が高いという。
同製鉄所では1月に厚板工場の電気室から出火し、消し止めるのに約35時間かかる大規模な火災が起きたばかり。
2月28日夜には石炭を運ぶベルトコンベヤー周辺で石炭がくすぶり、製鉄所の自衛消防団が消し止めるぼやも起きている。
相次ぐ火災を受けて大分消防局は、8日、同製鉄所に対し、原因究明の徹底とともに管理体制を強化するよう指導した。
出典
『新日鉄住金でまた火災』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/03/08/132332520
『新日鉄住金大分製鉄所でまた火災発生』
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=03080036810&day=20170308
『新日鉄住金大分でまた火災 今年3件目』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/313260
(ブログ者コメント)
1月の事例は、本ブログでも紹介済。
2017年1月5日 大分市の新日鉄住金製鉄所で厚板工場の主電気室から出火、地下のケーブルにも延焼して消火が難航し水没消火で35時間後に鎮火
第1報 (2017年1月11日掲載)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6644/
第2報 (2017年1月21日掲載)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6678/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。