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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20181192022分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

日本医科大病院(東京都文京区)で、肺結核を発病した医師がそのまま診療を続け、複数の患者が菌に感染した疑いがあることが9日、わかった。

同日時点で、検査を受けた11人から陽性反応が出た。

 

2016年ごろから発病していた可能性が高いが、今年7月まで診察を続けていた。

今のところ、結核を発病した人はいないという。

 

病院によると、肺結核になったのは耳鼻咽喉科の教授。

今年6月ごろから咳や痰がひどくなり、7月10日に結核と診断され、翌日入院する直前まで診療を続けていた。

 

病院は、教授の診療を受けた患者ら約370人に7月下旬、検査を呼びかける通知を出し、8月に説明会を開催。

検査を続けているが、現時点で11人の患者から陽性反応が出ている。

発病者は出ていない。

 

結核に感染し検査が陽性でも、発病していなければ、他人を感染させることはない。

 

医療従事者は、結核を発病すると、周囲に感染させる恐れが高い。

そのため、病院が定期健診を年1回することが、感染症法で義務づけられている。

 

教授は、16、17年の定期健診で異常が見つかっていた。

16年ごろにすでに発病していた可能性が高いが、精密検査を受けていなかった。

 

病院の担当者によると、健診結果から病院が対象職員に精密検査を促す仕組みになっていなかったという。

「医師で専門家のため、ある程度自分で判断してしまったようだ」という。

 

今年度から、呼吸器系の異常は病院側が把握し、検査を促すことにした。

 

結核研究所の森名誉所長は、「個人の責任というよりは、病院の管理責任の問題だ。異常が見つかったら病院がフォローすべきだ」と指摘する。

 

日本医科大病院の高橋副院長は、「今後、すべての検査が終わった段階で結果を公表することも検討する」としている。

 

医療従事者を含む病院での集団感染は相次いでいる。

国内で新たに見つかった結核患者は、17年が約1万7000人。

多くは70歳以上の高齢者だが、医師38人を含む看護師や保健師、理学療法士などの医療従事者が計534人に上る。

 

出典

結核の日本医大教授、診療続け患者感染か 11人が陽性

https://www.asahi.com/articles/ASLC74D4MLC7ULBJ00D.html?ref=nmail 

 

 

719日付で当該病院のHPに、発症の経過が以下のように記されていた。

 

20136月    職員健康診断レントゲンでは異常所見なし。

 

20147月    職員健康診断レントゲンで孤立性陰影指摘。

 

20156月    職員健康診断レントゲンで炎症性変化指摘。

                          慢性気道炎症として対応。

 

20164    他疾患のために撮影した胸部CT検査にて空洞性病変指摘。

                         慢性気道炎症として対応。

 

20186月頃   「夜間の咳と痰がひどくなっている」との訴えあり(診察時の聴取)

2018626日 職員健康診断受診。

                          結果通知は20187月中旬に通知予定であった。

20187月 9日 咳・痰の改善なし。当院呼吸器内科にて胸部CT検査を実施した結果、肺に空洞あり。

喀痰検査で抗酸菌塗抹陽性(2+)

2018710日 結核菌PCR陽性。

2018711日 他院に入院。

 

http://www.nms.ac.jp/hosp/news/_9957.html 

 

 

事例発覚当時の20187191830分に東京MXテレビからは、医師は診断の際マスクを着けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京・文京区にある日本医科大学付属病院の医師が肺結核を発症した。

院内感染は確認されていないが、病院は、この医師が受け持っていた患者らおよそ380人への検査を進める方針。


病院によると、肺結核を発症したのは耳鼻咽喉科・頭頸部(とうけいぶ)外科の医師。

この医師は7月9日、「6月ごろから夜間の咳がひどくなってきている」と言って病院で検査を受け、翌10日、陽性反応が出た。

 

発症した経緯は、まだ分かっていない。

この医師は診断の際、マスクを付けていたという。


病院は、同じ診療科の医師や看護師ら75人に胸のエックス線検査を行ったが、発症者は確認されておらず、今後、接触した時間が長かった患者や免疫が下がっている糖尿病患者およそ380人にも検査を実施する予定だ。


病院は、「心配を掛けておわびします。不安を取り除けるよう努力します」と話していて、8月にも説明会を開いて経緯を伝える方針。

 

出典

日本医科大病院の医師が肺結核 患者380人検査へ

https://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=46513033 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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