2023年8月15日18時39分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、千葉市美浜区の公園にあるプールで、大型スライダーで滑っていた8歳の男の子が終着点の壁に衝突し、足の骨を折る大けがをしました。
スライダーに流していた水の量が多く、スピードが出すぎたことが原因とみられ、市はスライダーの使用を休止して運用を見直すことにしています。
千葉市によりますと、今月5日、美浜区高浜にある「稲毛海浜公園プール」で、空気で膨らませるタイプの大型スライダーで滑っていた8歳の男の子が、終着点の壁に衝突しました。
この事故で、男の子は、左の太ももの骨を折る全治2か月の大けがをしました。
スライダーは7.5メートルの高さから長さおよそ26メートルを滑り降りる大型のもので、終着点には飛び出しを防ぐ空気で膨らませる壁が設置されていました。
事故のあと、市やプールの運営会社、それに遊具メーカーが調べたところ、流す水の量が多くスピードが出すぎてしまったとみられることが分かったということです。
このため、市や運営会社などはスライダーの使用を当面休止し、安全な運用方法に見直すことにしています。
千葉市は、「けがをされた方に心よりお見舞い申し上げます。事故の再発防止のため、改善を図り、安全に楽しんでいただけるよう努めていきます」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20230815/1080021418.html
8月16日8時12分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、運営を委託している事業者から5日(土)夜に市にメール報告があったが担当者は気付かず、市が事故を把握したのは7日(月)だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉市は15日、稲毛海浜公園(千葉市美浜区)内のプールで5日、ウォータースライダー(高さ9・6メートル、長さ28メートル、幅10メートル)を滑っていた千葉県内の男児(8)が緩衝材に衝突し、左太ももを骨折する事故があったと発表した。
プールの運営は市が民間事業者に委託しており、業者がスライダーの使用を中止したのは8日になってからだった。
発表によると、事故は5日午後0時45分頃に起きた。
男児は空気を入れて膨らませた樹脂製のスライダーを滑り、終着点にある緩衝材に衝突した。
スライダーに流していた水量が多く、速度が出すぎたことが要因とみられるという。
男児は医療機関を受診し、5日夕に左太ももを骨折する全治2か月の重傷だとわかった。
市公園管理課によると、同公園は市が管理し、園内のプールの管理・運営は市内の業者に委託している。
業者からは5日夜、市の担当者にメールで報告があったが、担当者が気づかず、市が事故を把握したのは7日だったという。
同課は「業者はスライダーのメーカーに相談し、その後、水量を減らしたと聞いている。使用をすぐに中止しなかったのが不適切だったかどうかは、答えられない」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0d3e98950cb3305b8b12a0b9a78c4630e2d2510
8月15日19時8分に朝日新聞からは、当該スライダーは全国で初めてプールに導入されたものだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大型スライダーは今シーズンに向け新たに購入したもので、プールでの導入例は稲毛が全国唯一という。
市ではスライダーに流す水量が多かったのが事故原因と判断し、運用方法を見直して再開する方針。
https://www.asahi.com/articles/ASR8H6D15R8HUDCB00S.html
8月17日19時37分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、ウオータースライダーの水量を自動制御している施設もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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ウォータースライダーを設置している別の施設を取材すると、安全上の理由から、流す水の量には細かく気を配っているという。
ホテル三日月グループ広報・浦川さん:
「スライダーポンプというものがありまして、自動制御で水量を一定にする制御をしております。
あまりスピードが出てしまうと、溺れてしまう可能性とかもあるので」
身長制限もあるほか、細かな注意点が定められていた。
このプールでは、外に小型のスライダーもあり、親の目が届く場所で、子どもを遊ばせることができる。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/bef07d8b7eceaad251f4027f8caf5c8c2eb121d0
5日(土)の昼に起きた事故。
夕方に骨折と判明し、事業者はその夜、市にメール報告したが、市が把握したのは7日(月)だった由。
もしかすると、メール報告先は市の担当部署パソコン?
もしそうだったとすれば、夜間休日の緊急連絡先が不適だったことも考えられる。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。