2017年8月2日1時42分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月1日23時57分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後5時25分ごろ、長崎県佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス」の遊具の「光のバンジージャンプ」(高さ約20m)で、福岡県古賀市の男性公務員(37)が20mの高さから飛び降りた際、体をつるす命綱のワイヤロープの部分が切れて地上に転落した。
エアマット(高さ約1.7m)の上に落下し、はずんで地面に落ちて、右肩を打撲する軽傷を負った。
警察が原因を調べている。
警察によると、命綱はジャンプ台とつなぐ部分が金属製のワイヤロープで、途中はゴム製ロープになっており、伸縮する。
男性が飛び降りた後、命綱が縮んでいったん体が浮き上がった時にワイヤロープが切れた。
男性は家族と一緒に遊びに来ていたという。
ハウステンボス社によると、バンジージャンプの遊具は2015年10月に導入。
月に2000~3000人が利用している。
今年5月に定期点検し、営業の前後にも目視でロープの摩耗などを確認しているが、異常はなかったという。
同社は2日からバンジージャンプの利用を中止する。
経営企画室は「お客様がけがをされ、危険な目に遭わせてしまい申し訳ない。原因究明と再発防止に努めたい」としている。
出典
『長崎 バンジージャンプ命綱が突然切れる 1人軽傷』
https://mainichi.jp/articles/20170802/k00/00m/040/132000c
『バンジージャンプでワイヤ切れる、落下してけが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170801-OYT1T50147.html?from=ycont_top_txt
8月3日付で朝日新聞西部版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、ワイヤーは鉄製で直径6.35mm。
ほぼ半年に1度のペースで交換しているといい、今回切れたワイヤーは今年2月の定期検査で交換済みで、8月中旬ごろの検査で改めて取り換える予定だったという。
警察は3日、道具の管理に問題がなかったかなどを現場で調べる方針。
(2018年4月29日 修正1 ;追記)
2018年4月28日18時20分に読売新聞から、原因は特定できなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警が「ワイヤが切れた原因を特定できなかった」として、立件を見送る方針を固めたことが27日、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、県警は、業務上過失傷害などの容疑を視野に、従業員や製造元などから事情を聞いていたが、ワイヤが切れた原因が構造上の欠陥か点検不備などの人為的ミスか特定に至らなかったことや、被害者が処罰を望んでいないことなどを考慮し、立件は困難と判断した。
HTBによると、バンジージャンプは事故後から営業を中止し、今年2月に一部を改修して別のアトラクションになっている。
出典
『ハウステンボスのバンジー事故、立件見送りへ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180428-OYT1T50002.html?from=ycont_top_txt
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。