2017年8月2日付で伊勢新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
四日市市教委は1日、同市赤水町の市立県小学校のプールで泳いでいた3年生の男子児童(8つ)が溺れる事故があったと発表した。
男子児童は救助されたが、呼びかけに応じず、市内の病院の集中治療室で治療を受けているという。
同市教委によると、同日午後1時40分ごろ、水深約60cmの低学年用プールで泳いでいた児童らが「様子がおかしい」と声を上げたため、声に気付いた監視員がプールで溺れていた男子児童を救助するとともに、救急に通報した。
男子児童は嘔吐していたため人工呼吸ができず、また備え付けのAEDが使用不可の状況だったため、監視員による心臓マッサージを経て病院に搬送。
呼吸と脈は確認できたが意識はもうろうとしており、肺には水がたまった状態という。
同校では市の委託事業として、PTAによって夏休み期間中の21―2日までプールを一般開放しており、この日は午後1時半から3時まで開放していた。
事故を受けて同校では、2日の開放中止を決定した。
市の規定では、一般救命講習などを受けた監視員が6人以上立ち会うこととなっており、当時は保護者ら7人が現場にいたという。
事前に保護者から提出を受けた健康カードに問題はなく、準備運動にも参加していたといい、同市教委教育総務課の長谷川課長は、「原因究明を進めて、二度とないようにしたい」と話した。
出典
『学校プールで児童溺れる 四日市で救急搬送 三重県』
http://www.isenp.co.jp/2017/08/02/5844/
8月2日20時35分にNHK三重からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後1時40分ごろ、四日市市立県小学校のプールで、この学校に通う小学3年生の8歳の男子児童が溺れた。
男の子は搬送時、意識がなかったが、市の教育委員会によると、2日午前になって、呼吸が落ち着いてきているという。
ただ、引き続き、集中治療室で治療を続けているという。
教育委員会によると、プールの開放は、市の事業を学校のPTAに委託する形で行われていて、当時、プールには監視員の保護者6人と学童保育所の引率者など、あわせて9人の大人がいたという。
プールは午後1時半に開放され、約10分後に男子児童が低学年用のコースで溺れているのが見つかったという。
市の教育委員会では2日朝から、監視していた保護者らから聞き取りを行い、当時の状況を調べている。
監視にあたっていた40代の女性の保護者は、「プールが始まったあと、子どもたちが騒ぎ出し、溺れた子のまわりに集まっていた。プールに入って、すぐにこういう事故が起こるのは怖いです」と話していた。
出典
『プール事故で市教委が聞き取り』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3075672591.html
8月2日付で中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後1時40分ごろ、四日市市赤水町の市立県小学校の低学年用プールで、3年生の男子児童(8つ)がおぼれているのを他の児童が見つけ、監視員が引き上げた。
消防によると、男子児童は意識不明の状態で市内の病院に搬送された。
市教委によると、プールサイドに引き上げられた際、男子児童は嘔吐、監視員が心臓マッサージを施した。
当時、保護者7人が監視員を務め、62人がプールを利用していた。
プールは長さ25m、幅13m。
3分の1ほどが低学年用で水深60cm、高学年用は水深110cm。
夏休みに入って7月21日から8月2日までの予定で児童向けに開放されていた。
会見した市教委の上浦教育監は、「原因を究明し、再発防止に努めたい」と話した。
プールの開放は、2日は中止となる。
出典
『小3おぼれ意識不明 四日市市立小、開放中のプール』
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20170802/CK2017080202000017.html
(ブログ者コメント)
NHKから放映されていた解説図によれば、プールの四隅と長辺の真ん中に計6人の監視員がおり、それらに加え、指導員1人がプールを周回しながら監視していた由。
また、図によれば、長辺の真ん中にいる監視員のすぐそばで溺れた模様だ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。