2017年8月1日12時5分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
航空機内に持ち込まれたパソコンや携帯電話が発火した場合に乗客らのけがを防ごうと、日航はグループ各社の全機に、電子機器を収納する「耐熱袋」を搭載した。
担当者は、「機器に異常があれば、すぐに袋に入れるので、客室乗務員(CA)に伝えてほしい」と呼び掛けている。
電子機器は、内蔵されたリチウムイオン電池が衝撃を受けたり破損したりすると、発火する恐れがある。
耐熱袋は、日航が繊維メーカーと共同で開発。
特殊な素材の3重構造で、火が移っても炭化し、燃え広がりにくくなっている。
目立ちやすいオレンジ色で、縦35cm、横46cm、厚さ1cm。
ノートパソコンからスマートフォンまで入れられる。
発熱した機器に素手で触れないよう、耐熱性のある手袋も併せて導入した。
電子機器を落としたり衝撃を与えてしまったりした乗客から申し出があれば、CAが預かり、袋に収納して目の届く所に置く。
3月にグループ内全機で配備完了。
6月末まで数件の使用実績があり、実際に発火した例はなかった。
日航では2011年、ロサンゼルス発成田行きの機内でWi-Fiルーターが発火。
すぐに消火し、けが人はなかったが、電子機器の発火への対応を検討してきた。
札幌発羽田行きのスカイマーク機で昨年8月、乗客の携帯式充電池が機内で発煙。
消そうとしたCA2人が電池から飛び散った液体でやけどを負った。
これを受け、国交省は昨秋、防護手袋などの使用を通達した。
今年7月には、国際民間航空機関(ICAO)の指針変更に伴い、異常に気付くのが困難な貨物室に内蔵機器を預け入れる際、電源を切りケースや衣類で保護することを義務付けた。 (共同)
出典
『電子機器発火に「耐熱袋」 グループ全機搭載』
https://mainichi.jp/articles/20170801/k00/00e/040/286000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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