2020年12月16日10時5分にYAHOOニュース(鹿児島読売テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日、鹿児島市の平川動物公園で飼育員がクロヒョウに襲われケガをする事故があった。
2年前にも飼育員がホワイトタイガーに襲われ死亡する事故が起きている。
安全対策に問題はなかったのだろうか?
飼育員にケガをさせたのは体長約1.5mのクロヒョウ、セピア。
15日午後3時過ぎ、餌をあげた飼育員に飛び掛かった。
平川動物公園が飼育するクロヒョウは2頭。
日替わりで展示を行っていてセピアは、15日は1日、飼育室で過ごしていた。
午後3時ごろ、2人の飼育員がエサをあげようと飼育室に入る。
当時、飼育室にはセピアだけがいた。
空の飼育室にエサを準備し、セピアを移動させる。
エサを食べた後の様子を確認していた時、事故が起きた。
2メートル以上、セピアが垂直にジャンプして、柵越しに飼育員に飛び掛かった。
柵の幅は約5センチ。
前足が30センチほど出せる状態で、女性飼育員は頭と両手にケガをして病院に運ばれた。
1週間程度、入院する予定。
柵の構造に問題はなかったのか?
平川動物公園の福守園長は、「他の園、元からある施設の柵の強度、太さを参考に施設を作っている」と話した。
平川動物公園では、2年前にも飼育員がホワイトタイガーに襲われ死亡する事故が起きている。
肉食動物の作業は2人で行うことを徹底し、監視カメラを50台設置するなど対策を取る中、今回の事故が起きた。
園長は「あってはならないことだが、なくならない。難しい問題」と、対応の難しさを訴える。
クロヒョウの飼育室には、前足が飛び出さないようスチール製の網が設置された。
安全対策に問題がなかったか、17日午後、労働基準監督署が公園に立ち入り調べる予定。
クロヒョウの展示の再開は18日以降になりそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/05b089ede7a88533262012aeacb0f977aa4b0dd5
12月15日23時38分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
園によると、ヒョウは2歳の雌の「セピア」で、体長約1メートル、体重約40~50キロ。
屋内の飼育舎で、飼育員が高さ約2・5メートルの位置に設置された鉄柵の隙間から餌を食べるヒョウの様子を観察していると、ヒョウが跳び上がって隙間から前足を突きだし、頭や両手を爪で引っかいたという。
飼育員は普段はサイを担当しているが、この日はヒョウの飼育の研修中だった。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20201215/k00/00m/040/335000c
(ブログ者コメント)
ホワイトタイガー事例は、本ブログでも紹介スミ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。