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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202310121617分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日、与那国島の南東にある洞窟探検ツアーに参加した客の夫婦と、ガイドの20代の男性、合わせて3人が行方不明になる事故が発生。

ツアー参加者の40代の男性1人の死亡が確認されました。

【画像】洞窟の入り口には草が生い茂り、中をうかがい知ることはできない

ガイドの男性は事故当時の状況について、「急に増水して水面から顔を出すのが精いっぱいの状態となり、3人が離ればなれになった」と話しており、現場周辺では、1時間に21ミリを超える激しい雨が降っていたことがわかっています。

なぜ、このような状況のなか、ツアーは実施されてしまったのでしょうか?

 

【真っ暗な洞窟…肩まで水につかるコースも】

12日、めざまし8の取材班が、事故が起きた洞窟を訪れると、洞窟前に貼られていた規制線は外れていました。

洞窟の入り口周辺には草が生い茂り、中は真っ暗で様子をうかがい知ることはできません。

ツアー会社のものとみられるパンレットを見ると、洞窟ツアーにはAB2種類のコースがあり、Aコースは「ヘッドライトを装着し、狭い通路や神秘的な光景を体感できる王道コース」と説明が。

一方、Bコースは、「絶えず流れ出る山の地下水に浸かりながら奥に進むコース。肩まで水に浸かったり、ほふく前進でしか進めない極狭空間に挑みます」と書かれており、ツアー参加者とみられる人物が、肩まで水につかっている写真も。

洞窟探検の注意書きには、「ケイビング上級者でも圧倒される、このハードなコースは、ケイビング経験者のみ対象となっています」と書かれています。

 

【専門家「ガイドには大きな責任がある」】

行方不明になった3人のうち、ガイドの男性とツアー客の50代の女性は、11日未明に自力で洞窟から脱出しました。

残る40代の男性は、午前10時過ぎ、洞窟の岩場で横たわる姿を発見。
午後4時過ぎに救助されましたが、心肺停止の状態で、その後、死亡が確認されました。

開始時には雨が降っていたにもかかわらず、ツアーが決行されたことについて、「日本ケイビング連盟」会長の吉田氏はこう話します。

吉田氏:
「現地のガイドが基本的に判断するしかないんですけど、ツアーをする洞窟まで行って決行かどうか決めると。
他の洞窟をずっと探検してきたガイドさんであれば、ある程度の洞窟というものはどんなものかわかっているので、洞窟が増水する場所というのは色々な経験を積んでわかるので、その対応はできたかもしれないですね。
参加者の方は洞窟がどうなっているのか、どこに危険があって、どう判断したら良いのかわからず、ガイドに命を預けて参加するということになるので、ガイドには大きな責任があると思います。」

Q.安全性の担保には洞窟によって違いがあるのでしょうか?

吉田氏
「そうですね、水が増水しても関係なくいける洞窟は少なくはないです。
洞窟というもの自体が、雨水がしみこんでそれにとかされたり削られたりして空間が大きくなり、それが洞窟になる。
だから『地底の川』とも言えるんですよ。
構造的に水が集まっている可能性が高いと。
ただ、そこに水が流れているかどうかはまた別で。
増水してくると、どこに水が増えてくるというのは、なかなか予測できない部分もありますね。」

.ツアーガイドが、水位が下がった後、ツアー客の女性は見つけることができたけれども、男性を見つけることができなかった理由は?

吉田氏
「たぶん、天井があまり高くはない場所で、水から顔を出しているか、それ以上か。
水が迫ってきている状態で、ひょっとしたらもう出ようとしたのかもしれないですね。
天井が低い部分で、(水から)顔が出ているところで水が上がってしまうと、そこで寸断されますよね。
確認できなくなる。
そういう状況だったかもしれませんね。
瞬時に、一人、二人というのは、なかなか一人の人間では難しいところはあるかもしれません。」

(めざまし8 1012日放送)

https://news.yahoo.co.jp/articles/fe641307b403251d7b1037260459516360cbd4bc

 

101440分にYAHOOニュース(八重山日報)からは、町有地の洞窟を無断で使用していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ツアーは、町有地の洞窟を無断で使用していたことが13日、八重山日報の取材で分かった。

与那国町と、ツアーを実施したAプロ(東京)は無断使用を認めている。

ツアー客2人を引率した同社の男性ガイド(28)は、事故が起きた洞窟での引率経験は過去に1回しかなかったことも判明。

死亡した男性の死因は溺死と分かり、八重山署はAプロの安全管理に不備がなかったか、業務上過失致死容疑での立件を視野に、事故の全容解明を急ぐ。  

事故が起きた洞窟について、事故当時、Aプロの広報担当者は「地権者の快諾を得て、ツアーを実施していると聞いている」と説明していたが、13日、町有地の無断使用を認めたうえで、「自社による独占使用や建物の建設などは行っていない」と、町有地の探検ツアー使用に法的な問題はないとの認識を示した。

町の担当者は同日、「使用許可は出していないし、Aプロから使用料などは受け取っていない。今後対応を協議する」と、無断使用されていたことを認めた。

事故では名古屋市の伊東さん(41)が死亡し、伊東さんの妻(52)と男性ガイドが一時行方不明になった。

捜査関係者によると、3人は探検ツアーの終盤に出入り口へ戻る途中、1人の携帯電話が流され、探しに行って離ればなれになったところで急に水位が高まったと証言しているという。

伊東さんの死因は、解剖の結果、溺死だった。  

3人は10日午前10時ごろ、洞窟探検ツアーに出発。

この時点で、すでに洞窟内には水がたまっていたことも、捜査関係者への取材で分かった。

Aプロの広報担当者は、「普段から水がたまっていて、異常なことではない」としているが、男性ガイドは事故現場の洞窟で客を引率した経験は1回だけ。

雨が降った場合に、水位がどのぐらい上昇するか、地下水の流れがどう変化するのかを熟知していたかを含め、ツアーを決行した判断が妥当だったかは、今後の捜査の焦点となりそうだ。

与那国島上空は10日、気圧の谷になり、前日に続いて未明から断続的に雨が降り、午前11時までの1時間に215ミリ、正午までの1時間に145ミリの雨が降っていた。

Aプロ広報担当者によると、洞窟探検ツアーを開始した昨年11月以降、3人のガイドが交代でツアーを引率し、これまでに100人以上のツアー客が利用したという。

ツアー料金は112000円だった。

Aプロは、町内にコールセンターや飲食店を開設し、複数の事業を展開していたが、洞窟探検ツアーについては、「御嶽のような聖域であり、町民は近寄らない。観光客が洞窟の中に踏み込んでいくが、いかがなものか」といった不安や疑問視する声が広がっていた。

譜久嶺副町長は、「亡くなられた方には気の毒だが、今回の事故は町の観光産業全体に暗い影を落とす」と懸念した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/66f88116ef8a7bec5d99e178f542ceeb6057fcf1

 

101840分にYAHOOニュース(八重山日報)からは、ガイドは当該洞窟の引率経験豊富だった、携帯探しと急な増水という想定外の事態が重なったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ガイドは事故が起きた洞窟で多くの客を引率し、内部を熟知していたことがわかった。

では、狭い空間で短時間に何が起きたのか。

アクティビティの多様化とともに、ケイビング(洞窟探検)への関心もにわかに高まりをみせるなか、事故の全容解明が急がれる。

 

【経験者対象の難コース】

事故が起きたのは、ケイビング上級者向けの「Bコース」。

ツアーを実施したAプロのパンフレットによると、別名「水洞窟」と呼ばれ、絶えず流れる地下水に浸りながら進む。

「肩まで水に浸かったり、ほふく前進でしか進めない極狭空間に挑む」と記載され、ケイビング経験者対象の難コースだ。

今回の客2人はケイビング経験があり、希望してBコースを選択したという。

もう一つの「Aコース」は入門者向け。

今回のガイドはBコースを主に担当し、昨年11月のツアー開始以降、29回探検、約50人の客を引率し、経験豊富だった。

 

【想定外重なったか】

事故当日は午前3時から断続的に雨が降り、天気図は気圧の谷の存在を示していた。

ツアーを開始したとされる午前10時ごろは、11時までの1時間に215ミリ、正午までの1時間では145ミリを観測。
雨が止んだのは午後4時以降だった。

関係者によると、探検の終盤で、1人が携帯電話をなくしたことに気づいて、探すために3人が離れているときに、急に水位が高まったとガイドは証言しているという。

携帯探しと、急な増水という想定外の事態が重なった状況がうかがえる。

八重山署では、近く現場検証を行い、3人が洞窟に入ったときの水位、離れた場所や水位を確認。
ガイドの天候判断やツアー決行の適否を含め、安全管理に問題はなかったかを調べる。

世界の洞窟を経験しているベテラン探検家は、「ちょっと雨の降り方が変わるだけで、洞窟内の状態が全く違う事態になることはよくある。川のアクティビティならある程度想定できるが、洞窟内の想定は困難。情報の共有もしにくい。ふだんから集水域はどこか、ひび割れはないか、など状態を確認し、知識を上書きしていくことが必要」と、洞窟探検の困難さを指摘する。

 

【町有地】

Bコースの洞窟がある土地は、町有地だった。

Aプロの広報担当者は、「町有地を使わせていただいているが、こっそりやっているわけではなく、他の方が使えないように独占的に占有しているわけではない。法律的には問題がないと認識している」との見解を示す。

Aコースは、地権者と契約の上でツアーが行われているという。

糸数健一町長は、今回の事故について苦渋の表情を浮かべ、ツアーの是非についても「ノーコメント」と言及を避けるが、地元住民の間には「神聖な空間なので、洞窟探検に限らず、観光客らには立ち入ってほしくない」という空気が漂う。

Aプロの新谷社長は、今年6月、八重山日報のインタビューに応じ、「観光客が増える状況を作るため、洞窟ツアーをやっている。観光で島に貢献したい」と述べ、洞窟探検を始めた理由を説明。

「洞窟は素晴らしい観光資源だが、ごみが捨てられている場所もあり、残念。地権者の許可を得て、経費を払い、清掃して利用している」と強調していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/10208392353adfbee762e909fd01a3ed5c65d618

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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