2017年11月1日22時58分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日正午すぎ、岡山市南区古新田の市立福田小体育館で、合唱の練習をしていた6年生111人のうち数人が過呼吸や手足のしびれなどの体調不良を訴えた。
練習を中止して教室に戻った後も同様の症状を訴える児童が相次ぎ、計25人(男子9人、女子16人)が岡山、倉敷市の病院に運ばれた。
岡山市消防局によると、全員意識はあるが、搬送時に自力歩行が困難な児童が5人いたという。
同小によると、午前11時45分から、学習発表会に向けた練習を実施。
約10分間、リコーダーを吹いた後、合唱に取り組んでいた。
複数の6年生によると、衣替え初日で冬用制服を着た児童が多く、直前に避難訓練をしたこともあり、「暑い」「汗が出る」といった声が上がっていた。
同小には救急車などが次々と駆け付け、病院との間を往復した。
騒ぎを見聞きした保護者も多く訪れた。
船田校長は、「原因は分からないが、多くの子どもが倒れたのは事実。元気になって帰ってきてほしい」と話した。
出典
『岡山・福田小児童25人病院搬送 体育館の合唱練習で体調不良訴え』
http://www.sanyonews.jp/article/621785
11月1日16時53分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
正午すぎに4人が体調不良を訴え、保健室で休んでいた。
練習後に不調の児童が増えていったという。
出典
『体調不良で児童25人搬送、体育館で合唱練習中に 岡山』
http://www.sankei.com/west/news/171101/wst1711010065-n1.html
11月1日17時59分にテレビ朝日からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
体調不良を訴えた児童は合唱の練習中で、どうやら多くは過呼吸とみられる。
病院に運ばれたのは25人。
合唱の練習で歌う時に意識するのは、いつもより息をたくさん吸い込み、いつもより息をたくさん吐くことだ。
だが、それが過呼吸につながるのだろうか。
福田医院・福田伴男院長:
「息を吸いすぎ吐きすぎ、そのバランスが崩れることによって、血液中の酸素と炭酸ガス(二酸化炭素)のバランスまで崩れてしまう。原因としては一種のストレス。胸の圧迫感、手足・唇のしびれ。ひどくなると指のけいれんまで」
出典
『合唱練習が原因か 小学生25人が次々に過呼吸で搬送』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000113588.html
11月1日19時0分にNHK岡山からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や学校によると、1日は6年生の児童およそ110人が体育館に集まり、今月11日に行われる音楽発表会に向けた練習をしていて、合唱の練習を始めてから10分ほどして、気分が悪いと訴える子どもが出始めたという。
病院で手当てを受けた6年生の男子児童は、「最初に女の子が倒れ、他の人が倒れるのを見ていて、自分も気持ち悪くなり、手足がしびれてきました。当時、体育館はとても暑かったです。はやくみんなが元気になってほしいです」と話していた。
出典
『合唱練習中の小学生25人搬送』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4025345321.html
(ブログ者コメント)
過呼吸症状を呈した事例は本ブログでも過去に何件か紹介してきたが、今回の事例を機に、過呼吸とはどのようなものか調べ直したところ、日本医師会から以下の記事がネット配信されていた。
ご参考まで。
『過換気症候群(過呼吸症候群)とは・・・』
(更新:2012年9月 日本医師会HP-健康の森-ストレスが引き起こす病気)
過換気症候群とは、ストレスなどの原因で呼吸過多になり、頭痛やめまい、手の指先や口のまわりのしびれ、呼吸困難、失神など、さまざまな症状を起こすものです。
過呼吸症候群ともよばれています。
呼吸が速く浅くなって、空気を吸い込みすぎる状態になり、血液中の二酸化炭素が少なくなって起こります。
呼吸をしているのに空気が吸い込めないと感じて、「このまま死ぬのでは…」といった恐怖にかられます。
傾向として、男性よりも女性、しかも若い世代に多く見られますが、これが直接的に命にかかわることはありません。
http://www.med.or.jp/forest/check/kakokyu/index.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。