2017年5月10日17時47分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月10日14時24分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前11時半すぎ、大阪・泉佐野市のH中学校から「理科の実験中に生徒が体調不良を訴えた」と消防に通報があった。
警察によると、2年生の男女20人以上がのどの痛みなどを訴えていて、このうち女子生徒7人と男子生徒1人の計8人が病院に運ばれて手当てを受けたが、いずれも症状は軽いという。
当時、塩酸などを使って硫化水素を発生させる実験をしていたところ、数人がのどの痛みを訴え、その後、さらに体調不良を訴える生徒が出たという。
警察が、学校の関係者から話を聞くなどして、詳しい状況を調べている。
泉佐野市教育委員会によると、中学校では、10日は午前8時40分から理科の授業が行われ、2年生1クラス36人が、鉄と硫黄の粉末を加熱したり塩酸と反応させたりする実験を行っていたという。
実験の中で硫黄の粉末を加熱した際に臭いが強くなり、いったん生徒全員を教室から出すなどの対応をとったという。
市教委の説明では、実験中は換気扇を使い、窓を開けて換気をしていたといい、詳しい原因を調べている。
奥教育長は、「保護者の方にご迷惑、ご心配をおかけし深く反省しています。実験のやり方が正しかったのか検証を行ったうえで、二度と同じことがないよう徹底をしたい」と話している。
出典
『理科実験で体調不良 8人搬送』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170510/3280361.html
『中学の理科実験で体調不調 8人が搬送』
http://www.asahi.com/articles/ASK5B4GXQK5BPTIL014.html
5月10日22時9分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、実験で発生させた硫化水素が原因の可能性があるとして、業務上過失致傷の疑いもあるとみて調べる。
警察や市教委によると、2年生36人が午前9時前から理科室で、鉄と硫黄の混合物を加熱し、塩酸との反応で硫化水素の気体を発生させていた。
窓を開け換気扇を回したが、実験終了後に生徒らが相次いで気分不良を訴えた。
30代の男性教諭は市教委に、「生徒の安全を考えていたが、塩酸の量が多かったかもしれない」と説明しているという。
出典
『救急搬送 理科実験で頭痛訴え9人手当て』
https://mainichi.jp/articles/20170511/k00/00m/040/165000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。