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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20211014193分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、遊具の写真付きでネット配信されていた。

14日午前1020分ごろ、岡山市北区富原の認可保育園「S保育園」から、2歳の男児が園庭の遊具に首が挟まった状態で見つかった、と119番通報があった。

男児は病院に運ばれたが、意識不明の重体。

遊具は園が独自に改修し、その部分で事故が起きたとみられ、岡山西署は業務上過失傷害容疑を視野に原因を調べている。

岡山西署や園の説明によると、男児を含む2歳児クラスの17人が午前950分ごろから園庭で遊んでいた。

その後、滑り台やうんていが一体となった複合型の遊具に男児が入ったまま戻ってこないことに保育士が気づいた。

捜したところ、遊具の柵と高床の隙間に首を挟まれた状態の男児が見つかった。
体を立てたまま、ぐったりしていたという。

園によると、当時、保育士3人が園庭の園児の見守りを担当していた。

柵は2008年の開園後、園児らが通り抜ける際に頭部をぶつけることがあったため、園側が独自に設置。

男児が挟まれた幅20センチ前後の隙間は、その際にできたという。

平松園長は取材に、「園児と家族には大変申し訳ない。柵をつけた際、隙間をつくらず全面をふさいでしまえばよかった」と話した。

近く、保護者向けの説明会を開くという。

園のホームページによると、園は05歳児を預かり、定員は80人。

 

【保育所の事故は年々増加、遊具では滑り台が最多】

保育所や幼稚園で起きる子どもの事故の報告件数は年々増えている。

内閣府によると、2020年に全国の教育・保育施設で起きた事故は過去最多で2015件。
意識不明となったケースは14件あり、これとは別に5人が死亡した。

事故の起きた場所は園庭を含む室外が最も多く994件。
室内が次いで826件だった。

施設別では、認可保育所での発生が最も多く1081件だった。

今回の事故は、保育所の園庭にある遊具で起きた。

消費者庁によると、099月~1512月に報告のあった、遊具で起きた12歳以下の子どもの事故は1518件。

親が目を離したすきに滑り台から落下、滑り台の手すり部に服が引っかかって首が締め付けられた、滑り台の柵を越えて遊んでいて落下したなど、遊具の種類が特定できた中では、滑り台での事故が440件で最も多い。

同庁は、遊具の対象年齢を守ることや保護者など大人が付き添うこと、ひもやフードのついた服は遊具に引っかかる危険性があるため、服装や持ち物に注意することなどを呼びかけている。

https://www.asahi.com/articles/ASPBG574TPBGPPZB00L.html 

 

1014217分に毎日新聞からは、挟まれた場所は遊具を上るための板の向こう側で、保育士からは死角になっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県警岡山西署などによると、約20分前から男児ら17人が園庭で遊んでいた。

滑り台やうんていが一体になった複合遊具から男児が出てこなかったため、保育士が遊具の中をのぞき込んで発見した。

男児は背丈ほどの高さにある2階部分の床板(高さ約1メートル)と、約20センチ下にある仕切り板の隙間に首が挟まった状態で、足は地面に着いていた。

当時は担任の保育士ら3人が園庭で見守っていたが、遊具を登るための板の向こうに男児がいたため、死角になっていたという。

同園によると、遊具は2008年の開園当初からあるが、男児が挟まった仕切り板は子どもが中を走り回って頭をぶつけるなどしないよう、後から設置したという。

https://mainichi.jp/articles/20211014/k00/00m/040/237000c 

 

10141619分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、隙間が生じることになった仕切り板は、遊具内で頭を打ち園児が相次いだため、通れなくする目的で設置したなど下記趣旨の記事が、挟まれた隙間のマーキング写真付きでネット配信されていた。

挟まれた隙間は、遊具の脚の間にある仕切り板と高床部分の間。
男児は頭を入れ、立ったような状態だった。

隙間は男児の首の位置くらいの高さにあり、男児が頭を入れて抜けなくなったとみられるという。

同署は、業務上過失傷害容疑も視野に調べている。

園によると、複合遊具は2008年の開園当初から設置されていたが、遊具内に三輪車で入った園児が相次いで頭を打ったため、後から仕切り板を取り付けたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/deba3922721d05abe6eb8c2ddc0eec2cd9870ad7 

 

※以下は、挟まれた隙間のクローズアップ映像。

10141657分 NHK岡山)

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20211014/4020010650.html

 

10151731分にNHK岡山からは、挟まれた場所は遊具の壁に隠れていた、トンネル状の仕切り板は遊具会社に依頼して取り付けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察や保育園によりますと、男の子は同じクラスの16人の園児と一緒に遊んでいて、そばには3人の保育士がいましたが、事故が起きた柵のある場所は、一部が遊具の壁に隠れて、周囲から見えにくかったということです。

また、この柵は、平成20年に開園したあと、子どもたちが柱の間を通り抜ける際に頭をぶつけることがあったため、保育園が安全のため遊具を製造した会社に依頼して取りつけたということで、その際に隙間ができました。

(以下は音声のみの情報)
・・・この遊具の下を三輪車などに乗って走り回り、頭をぶつけてしまう園児が相次いだという。

そこで、クッションをつけたりしたが、かがんで歩くようにしたほうが安全だと考え、遊具を製造した会社に依頼してトンネルの柵を付けたという・・・





https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20211015/4020010663.html

 

10151954分に山陽新聞からは、岡山市や県は保育施設などに対し遊具の再点検などを求める通知を出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岡山、倉敷市は15日、遊具を再点検し、安全管理を徹底するよう、保育施設などに通知した。

岡山市は、認可外を含む保育施設、幼稚園、認定こども園計356施設に通知。
子どもの首や頭、体などが挟まる隙間はないか、大型遊具などが使用年齢に適したものかを点検するとともに、保育や見守り体制について確認するよう求めている。

市保育・幼児教育課は、「各園で、いま一度、安全点検を進めてほしい」としている。

県も、同市を除く市町村に対し、文書で遊具の再点検を求めた。

県子ども未来課によると、約500施設が対象で、これを踏まえ、倉敷市は保育園や認定こども園など約200施設に事故防止に努めるよう通知。
同市教委は、公立幼稚園、小学校でも事故につながる可能性のある遊具がないか確認している。

https://www.sanyonews.jp/article/1186297?rct=area_okayama
 

 

(2021年11月16日 修正1 ;追記)

2021111607分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、男児は死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

男児が15日、入院していた同市の病院で死亡した。
県警への取材で分かった。

県警によると、男児は集中治療室(ICU)に入っていたが、同日午前、医師が死亡を確認したという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d28dfe0fbb688539534544c5cf052372232f25f8

 

(2022年11月15日 修正2 ;追記)

202211141622分にNHK岡山からは、それまで事故がなかったので危険意識が低かったなどと指摘した事故報告書を審議会が提出した、会長の児童精神科医は安全と思われる遊具でも子どもはいろいろなトライをするので様々な想定で安全対策することが大事だなどと述べたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

死亡した事故について検証してきた岡山市の審議会は、再発防止に向けた提言などを盛り込んだ報告書を大森市長に提出しました。

市に対して保育体制の拡充や、事故の事例などを迅速に保育施設どうしで共有することなどを求めています。

・・・

この中では、当時、基準を上回る保育士が配置されていたものの、事故が起きた箇所について、それまではけがや事故がなく危険だという意識が低かったことや、園庭から見て死角になっているため、子どもの様子を確認しづらい状態だったことが重なり、発見が遅れ、重大事故につながった可能性があると指摘しています。

その上で、再発を防止するため、市に対し、保育体制の拡充などを求めています。

具体的には、

▽子どもの視点で遊具の点検などを行い、実施の有無を確認すること
▽人員体制の充実に向けて配置基準の見直しについて国に働きかけること
▽事故やいわゆる“ヒヤリハット”の事例の収集に努めた上で、迅速に保育施設どうしで共有し研修を実施すること

などを挙げています。

・・・

審議会の会長を務める、児童精神科医の中島洋子さんは、報告書を提出した後の記者会見で「今回の一番の問題点は、遊具の危険箇所について、危険だという認識が薄く、見守りが薄かったことに加え、その場所が死角になってしまっていたことだ」と指摘しました。

その上で、中島会長は「子どもたちは安全だと思えるような遊具でさえ、いろいろなトライをするので『ひょっとしたら』というようなさまざまな想定をして、安全対策をすることが大事だ」と述べました。

また、「子どもたちにはしっかりと園庭で体を動かして遊ばせたいので、『あれもだめ、これもだめ』ではなく、子どもたちの遊びに寄り添えるような保育計画も大切だ。また市には、遊具に関する実例を交えた研修などもしっかり行ってほしい」と求めました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20221114/4020014748.html 

 

 

    

 

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2021101650分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1日午前0時20分ごろ、長岡市上富岡町の長岡技術科学大学から「建物から火が出ている」と消防に通報がありました。

消防から消防車など12台が出て消火作業にあたり、火はおよそ1時間後にけしとめられましたが、「機械建設2号棟」とよばれる建物の5階にある研究室1部屋が焼けました。

これまでの調べによりますと、この研究室には無人の状態で継続して薬品の反応を調べる装置が備え付けられているということで、出火当時も無人で実験が続けられていたということです。

警察は、この装置の故障で火が出たのではないかと見て調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20211001/1030018453.html

 

101122分にgooニュース(新潟総合テレビ)からは、薬品からの出火も考えられるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1日午前0時半前、「建物から煙が出ている」と長岡技術科学大学の警備員が消防に通報しました。

火は約1時間後に消し止められましたが、物質の研究などを行っているという、機械建設2号棟・5階の研究室1部屋が焼けました。

当時、研究室に人はおらず、けが人はいませんでした。

警察によりますと、この研究室では9月30日夕方から無人で薬品を使う研究が行われていたということです。

警察は1日朝から実況見分を行っていて、研究に使われていた機械か薬品が何らかの原因で出火したとみて、火事の詳しい原因を調べています。

https://news.goo.ne.jp/article/nsttv/region/nsttv-06848.html

 

 

 

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20219301858分にYAHOOニュース(佐賀テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

929日午後340分ごろ、鳥栖市内の自動車教習所で教習生の20代の男性がバイクの教習を受けていた際、技能検定員の40代の男性をはねる事故がありました。

この事故で、検定員の男性が頭などを強く打ち、頭蓋骨骨折による急性くも膜下出血や右足首の骨を折るなどのけがをしました。
命に別条はないということです。

警察によりますと、当時、教習生は400ccのバイクで長さ15メートル、幅30センチ、高さ5センチの一本橋を渡る教習を受けていて、橋の真ん中付近で左側に落ちた後、そのまま前方に15メートルほど走り、検定員の男性をはねたということです。

当時、現場は晴れていて、路面も乾いていたことから、警察は教習生が運転操作を誤った可能性もあるとみて、事故の原因を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ac5655bd40c22b1417b6b44917111a8195b337c1 

 

 

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2021813日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正6として掲載します。
第2報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11849/
 

(2021年9月24日 修正6 ;追記)

20219162025分に毎日新聞からは、福岡県はバス送迎などに関するガイドライン(都道府県単位では初)を作成した、今後は毎年の監査対象とするなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事件を受け、県は16日、バス送迎などに関する独自ガイドライン(安全管理標準指針)を公表した。

事件では、1人でバスを運行していたことが明らかになっており、職員ら複数人での運行を原則とすると明記。

乗車した園児を名簿で確認し、保育園での出欠確認の際に再度突き合わせることなどを求めた。

県によると、都道府県単位で独自ガイドラインを策定したのは全国初とみられる。

ガイドラインでは「送迎時は運転手は他の業務は一切行わない」とし、「運転手以外の職員を1人以上添乗させる。2人以下の園児の乗用車などによる送迎でも職員が同乗することが望ましい」と規定。

送迎対象は原則、満1歳以上と定めた。

今後は、毎年度実施する県の監査対象とする。

県は県内約2200の保育施設にガイドラインを送付し、全施設を対象に研修会を開くなどして周知を図る。

送迎バスに関する県の実態調査では、100施設が無断欠席した園児の保護者に連絡をしていないことが判明しており、研修会では出欠確認の徹底も求める。

服部誠太郎知事は県議会で、「今回のようなことは二度と繰り返してはならない。保育所への定期監査に加え、抜き打ち監査も実施していく」と述べた。

事件を巡っては、バスの1人運行の他、保護者への欠席確認の連絡がなかったことなどが明らかになっている。

これまで送迎バスに特化した国の安全規定はなく、行政の監査対象にもなっていなかった。

https://mainichi.jp/articles/20210916/k00/00m/040/296000c

 

(2021年9月26日 修正7 ;追記)

20219241950分にNHK北九州からは、これまで県から2度再提出を求められた園側の報告書が3度目に受理されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事件を受けて8月、福岡県は保育園を運営する法人に対して児童福祉法に基づく特別監査を行い、園側に園長などへの厳正な対処や出欠確認のルールの見直しなどを求めていました。

園側はこれまで2度に渡って改善報告書を提出しましたが、県は一部の内容について改善内容が不十分だとして再提出を求めていました。

3度目の提出期限の24日、園側から報告書が提出され、県は、信頼回復を目指して開く保護者説明会の内容について中間市との協議が不十分だった点が改善されたほか、園の組織体系や職員の役割分担を明確にしたことなどが確認できたとして、報告書を受理しました。

一方、双葉保育園をめぐっては、今回の事件のほかにも不適切な保育があったという情報があり、県は引き続き特別監査を行っています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210924/5020009633.html

 

925922分に毎日新聞からは、報告書の内容などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

園側は、県と市が児童福祉法などに基づいて出した改善勧告に対する報告書を提出した。

園側は組織内での役割の明確化や保護者に対する信頼回復の取り組みなどを盛り込み、県に対する報告は全て終えた。

市への報告は一部残っており、市は30日までの提出を求めている。

園の報告書によると、園長や主任、副主任などの役割を明確化するとし、3歳以上の園児を2クラスに編成して担任も明確にした。

園と市で協議をした上で保護者説明会も開催する方針を示した。

市立保育園の保育士が園の主任保育士となる見込みだという。

県は、「今後、報告内容の実施状況を定期的に確認する」とした。

園側は一連の報告の中で、前園長や前理事長の退任など責任の明確化や送迎バス廃止の方針なども示した。

https://mainichi.jp/articles/20210925/k00/00m/040/032000c

 

(2021年10月22日 修正8 ;追記)

202110211634分にNHK北九州からは、頭をたたくなどの不適切行為があったとして2度目の改善勧告が出されたが園側は否定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福岡県は8月、保育園を設置する社会福祉法人に対し、安全対策に問題があったとして改善勧告を出しましたが、保護者へのアンケートの中で不適切な保育が行われていたという複数の指摘があり、先月から再び特別監査をしていました。

その結果、職員が園児に対して、頭をたたいたり、足をつかんで逆さに持ち上げたりするなどの行為や、バスタオルで巻いた状態で長時間トイレに放置するなどの行為、「好かん」、「ばか」といった暴言などが確認されました。

また、特別監査の前に、特定の職員が別の職員に対して、こうした事実を証言しないように依頼したことも確認されたということです。

このため、福岡県は21日、保育園を設置する社会福祉法人に対し、2度目の改善勧告を出しました。

・・・

福岡県が改善勧告を出したことを受けて、保育園側の代理人を務める弁護士が会見を開き、職員に不適切な行為があったと指摘されたことについて、「納得できない」などと主張しました。

会見の中で弁護士は、県の特別監査の結果、職員が園児をたたいたり暴言を発したりするなどの不適切な行為を行ったと指摘されたことについて、「ほとんどが初耳の話で、何度も保護者への調査などを行う中で全く出ていないので、納得できない」と述べました。

また、特別監査の前に、特定の職員が別の職員に対して、こうした事実を証言しないように依頼したなどと指摘されたことについて、「監査に対してしっかり話すよう園長が職員に指導している。仮に誰かが証言しないように依頼していたとしても、それに対して園側が問題があるかのように指摘されるのは違う」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20211021/5020009808.html
 

 

(2021年11月4日 修正9;追記)

20211029202分にYAHOOニュース(テレビ西日本)からは、行われていたのは不適切行為ではなく虐待だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・・・

園内では“虐待行為”も。

◆元保護者:

「泣いている子の口に何回も、飲み込んでないのにご飯入れてたりとか、早く食べろって感じでした。味噌汁の中にご飯入れてガシャーって」

こう証言するのは、3年ほど前に子供を双葉保育園に通わせていた元保護者。

元園児にも話を聞くと、「ある存在」が浮かび上がりました。

◆4年前に卒園した元園児:

「ちょっと椅子に当たって、それで倒れただけで押し入れ部屋に入れられて、倉庫みたいなところに閉じ込められた。そこに連れて行かれる人は多かったです」

そう語るのは、4年前まで通っていた男の子。

そして、その姉もー

◆7年前に卒園した元園児:

「私も1回(押し入れ部屋に)入れられたことがあって…。床が濡れていたんですよ。私がその水の1番近かったから…こぼしたのかみたいな感じになって、違うんですって否定したけど、いや、あなたしかいないんじゃんみたいな」

罰として閉じ込められたという“押し入れ部屋”。

そこはどんな部屋なのでしょうか?

見せてくれたのは、4年前に行われた卒園式の映像。
ここに、押し入れ部屋が映り込んでいるといいます。

◆4年前に卒園した元園児:

「先生が座っている後ろが押し入れ部屋です」

ホールの右手に見える扉。
ここが「押し入れ部屋」だったといいます。

その位置関係を書いてもらうと…

◆元保護者:

「ここが年長さんのお部屋なんですよね、その横にあるんですよ、布団部屋が」

◆7年前に卒園した元園児:

「だから、年長さんが1番連れて行かれやすい場所ではある」

そこは、年長のエリアに近い、布団を収納する部屋だったといいます。

中の様子は…

◆7年前に卒園した元園児:

「すごい狭くて暗くて光が当たらないんですよ。すごくなんか不気味でそこにバンッって入れられて、反省しなさいってドア閉められて、最初は泣いてたんですよ。なんかごめんなさいしか言葉が出なくなって、時間は分からないんですけど、落ち着いた時に先生が来て『反省しました』って言ったら、じゃあ外出ていいよって、やっと開放された」

さらに、この保育園の元職員も内情を教えてくれました。

◆元職員:

「押し入れ部屋は1カ所だけではありません。2歳児用のトイレや、別の倉庫など、3カ所以上ありました。おととし、2歳の子を布団です巻き状態にして、トイレに4時間以上放置しているのを見ました」

元職員によると、「押し入れ部屋」に閉じ込める行為は常態化していたといいます。

事故の後、福岡県と中間市は、園に対して特別監査を実施。

その結果ー

◆福岡県 子育て支援課 浦田課長:

「頭を叩く、げんこつで叩く、腕を強く引っ張るといった行為を日常的に職員が行っていた」

職員らによる複数の園児への体罰や、「バカ」「あんた嫌い」などの暴言が繰り返されていたことが確認され、園は改善勧告を受けました。

一方、県から虐待の報告を受けた、園側の弁護士はー

◆弁護士:

「行政はどこをどう認定したのかという過程が全然示されてないので分からないですが、我々の調べた範囲ではそういうものは出てきておりません。納得できない」

事故から3カ月。
遺族の思いはー

◆冬生ちゃんの親族:

「体罰とかなんとかっていうのは全然、僕は夢にも思ってなかったです」
「新しい保育園になってもらわないと、冬生の亡くなったことが浮かばれないと思います」

今回の事故を受けて中間市は、送迎バスについて、利用は原則満1歳以上とすることや、園児が無断欠席した際の連絡を徹底することなどを明記した独自の安全管理マニュアルを作成。
市内にある6つの保育園に送付することにしています。

また、警察は業務上過失致死の疑いで捜査を進めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e715925504e1ff60a4920f295ab23febb235863b

 

 

  

 

  

  

 

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2021991224分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大阪市教育委員会は8日、市立弁天小学校(大阪市港区)で、排水弁を開けたまま1週間にわたってプールに給水し続けるミスがあったと発表した。
無駄になった水量は、今後、調査する。

市教委の発表によると、8月24日夕、同小教員が給水のボタンを押し、水がたまり始めているのを確認。

しかし、1週間後の31日になっても満水にならなかったため、同小の相談を受けて市教委が確認したところ、排水弁が全開になっていた。

給水前にプールの排水弁を操作した際、開閉の手順を取り違えたことが原因とみられる。

同小では昨夏、給水装置の不具合で水がたまるまで日数を要したことがあったことから、様子を見ていたという。

プールは長さ25メートル、幅約11メートル、深さ0・9~1・2メートルで、通常は半日程度で満水になるという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210909-OYT1T50103/

 

991113分に朝日新聞からは、排水弁を閉める際、逆の方向に回転させてしまったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

市教委によると、824日にプール清掃があり、排水弁のバルブを閉めてから給水するはずだった。

だが担当教諭がバルブを逆の方向に回転させてしまい、排水弁は開いたままになっていた。

その後、プールの水がなかなかたまらないことに学校が気づき、91日に市教委が調査したところ、排水弁が開いていたことがわかった。

https://www.asahi.com/articles/ASP993JH9P98PTIL01S.html

 

(ブログ者コメント)

〇プールに水が溜まらないというトラブル対応は、職務分掌上、市教委の管轄になっているのだろうか?
市教委に相談する前に、学校として原因調査するのが正解だと思うのだが?

〇担当教諭がバルブを逆方向に回転させてしまったという件だが、現場でのバルブ操作ならハンドルを右方向に回転させて閉めるはず。

 開閉ボタンを押し間違えた、ということだろうか?

 

 

 

 

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202181150分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高知市の初月小学校で7月、教員がプールの給水を丸7日間止め忘れて水があふれ、下水道料が290万円に上る事案があった。

例年なら同校の下水道料は月18万円。
10日に公表した同市教委は「お金だけでなく水も無駄にした。あってはならないこと」と陳謝した。

市教委によると、7月14日午前、担当教員がプールの水位調整のために給水ポンプを稼働。

悪天候で水泳の授業が中止となったが、別の授業があったため、給水停止を後回しにした。

その後も「職員会などが続き、行けなかった」、「放課後にプールの安全確認を行う教員が気づくと思い込んだ」という。

21日午後に、別の教員が給水ポンプが作動中になっていることに気づいた。

7月の排水量は7681トン(例年591トン)に上り、単純計算ではプール16杯分の水を無駄にしたという。

給水は井戸水のため、上水道料は発生していない。

市教委は再発防止策として、給水中であることを職員室に掲示するほか、給水の自動停止タイマーの導入などを検討。

下水道料を教員に求めるかどうかは協議中という。

同市では2016年にも、神田小で3日間給水し続け、上下水道料金が当時の試算で約112万円に上った事案があった。

このほか、給水時の排水栓の閉め忘れなど、給水トラブルは年1~2回起きているという。

https://www.kochinews.co.jp/article/478669/

 

(2021年12月24日 修正1 ;追記)

20211224637分にNHK高知からは、ミスした教員らに損害賠償が求められたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし7月、高知市の小学校でプールの水を1週間止め忘れ、余分に水道料金がかかったことから、高知市は止め忘れた過失は大きいとして、教員など3人に対し、130万円余りの支払いを求めることを決めました。

高知市によりますと、ことし7月、高知市の初月小学校で教員が水泳の授業に備えて給水したプールの水を止め忘れ、別の教員が気付くまで1週間、放置されていました。

この教員は、放課後のプール当番だった別の教員が水を止めると思い込んでいたということです。

この月の下水道の使用料は、例年の同じ時期と比べて10倍以上にあたる290万円余りに上りました。

高知市は、水を止めなかった過失は大きいとして、この教員と、管理する立場の校長と教頭合わせて3人に対し、過去に裁判になった同じようなケースを参考にして、半分程度の130万円余りの支払いを求めることを決めました。

この学校は今後、職員室に給水中であることを示すパネルを掲示するなどの対策を取ることにしています。

高知市は、「教員が市民の財産である学校施設の管理を怠り、無駄な税金を使うことになった責任は重いと判断した。今後、このような事態が起きないよう、再発防止策の周知を徹底する」としています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20211224/8010013494.html 

 

(ブログ者コメント)

業務上ミスをした自治体職員に賠償を求めるケースが増えているという情報を、20211221日に紹介している。
今回のケースも、その一つだ。

 

 

 

 

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202185日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11838/

 

(2021年8月13日 修正1 ;追記)

2021861620分にYAHOOニュース(RKB毎日)からは、バス送迎のマニュアルは作成されていたが形骸化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

バスを運転していた園長は、福岡県などが実施した特別監査に対し、「安全管理のマニュアルはない」と説明していましたが、その後、保育園にあるパソコンからマニュアルが見つかったということです。

このマニュアルは10年ほど前に作られたとみられていて、「園児の人数を確認してからバスを降りる」などのチェック項目が書かれていたということです。

ただ、ここ数年は職員の間で共有されておらず、福岡県などは、マニュアルが形骸化していたとみて調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/317965ec45d005fb213e63842a18b3b9c844031b

 

810229分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、再現実験では車内温度は50℃を超えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県警が行った再現実験でバス車内の温度が50度超に達していたことが、捜査関係者への取材で分かった。

県警は、事故当日も車内温度が急上昇し、男児が短時間で熱中症になった可能性があるとみている。

今後も事故当日と気象条件の近い日を選んで実験を行い、当時の状況を確認する方針。

再現実験は今月5日の朝から夕方にかけて実施。

男児が乗っていたバスを保育園の駐車場に止め、窓を閉めた状態で車内の温度や湿度の変化を調べた。

福岡管区気象台によると、現場に近い北九州市八幡西区の事故当日の最高気温は331度。
再現実験を行った5日は353度だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/64d8aba02cba2d7dc1159a3933968134aa14a62f

 

(2021年8月25日 修正2;追記)

2021824195分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、福岡県の調査ではバスなどで送迎している保育施設は506施設で、そのうち189施設で送迎マニュアルがなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県は24日、県内全2543の保育施設を対象に実施した送迎バスに関する実態調査の結果を公表した。

506施設が送迎バスを運行し、このうち20施設が運転手1人の単独送迎、189施設で送迎マニュアルがなかった。

県は再発防止のため、9月中旬にもガイドラインを策定する予定。

調査は認定こども園や認可外施設、公立と私立の幼稚園などに実施し、2341施設が回答。

送迎に関しては、バスではなく乗用車などで実施している施設もあるという。

また、108の施設が、園児が無断欠席した場合に「保護者に確認連絡をしていない」と答えた。

7施設は、出欠状況を職員間で共有していないとした。

送迎バスの安全管理に関する国のマニュアルはないため、県はガイドラインを策定後、指針を周知し、必要に応じて施設への改善指導も行う。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3506f739a681ded901d408280ee2137e4334fb44 

 

8242118分に毎日新聞からは、送迎していると回答したのは239施設だったなど、西日本新聞の報道とは数字が大きく異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県が実施した県内の認可・認可外保育施設の実態調査で、バスなどで送迎している239施設のうち、8施設が運転手1人で運行していたことが判明した。

24日に調査結果を公表した県は、バス送迎時は職員ら複数人での運行を原則とする独自のガイドラインを9月中旬までに策定する方針。

調査は8518日に実施し、認可保育1384施設、認可外保育646施設の計2030施設が回答した。

調査結果によると、無断欠席の園児の保護者に確認をしていないのは計100施設に上った。

結果を受け、県は監査の対象項目に加えてチェックするなど確認の徹底を図る。

県によると、保育施設は保護者による送迎が一般的で、国が定めた事故防止のガイドラインの他に送迎バスに特化した規定はないことから、監査の対象になっていなかった。

https://mainichi.jp/articles/20210824/k00/00m/040/364000c

 

(ブログ者コメント)

両報道で数字が違う理由について、県のHPなどを調べてみたが、分からなかった。

 

(2021年8月30日 修正3 ;追記)

20218291838分にNHK福岡からは、園の運営に疑問を抱きつつも雰囲気に流されてしまった保育士の話しが下記趣旨でネット配信されていた。

園の運営状況について、この保育園で以前勤務していた保育士がNHKの取材に応じました。

この中で保育士は、数年前から園長が1人で送迎バスを運行することがあったとしたうえで、「バスの運転士が行けなくなったり園児の人数が少なかった時は1人で乗っている時があった。『大丈夫ですか』と声をかけても、園長先生に『大丈夫だよ』と言われると、それ以上言えなかった」と話しています。

また、園児の出欠確認に関する明確なルールがなかったことについて、「『普通ではない』と思っていた。無断欠席の際には何かトラブルがあったのかもしれないので、確認した方がいいと疑問に思っていたが、言える環境ではなかった。先輩の保育士たちが受け入れている状態だったので、受け入れてうまくやっていかないといけないのかな、という雰囲気だった」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20210829/5010013126.html

 

(2021年9月6日 修正4 ;追記)

2021951723分に朝日新聞からは、女性園長は辞任するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

女性園長が5日付で辞任し、6日から新しい園長に交代することが園側への取材でわかった。

運営する社会福祉法人の理事長らも代わる予定という。

園の弁護士によると、園長は事故当初から、責任を取って辞任する意向を示していた。

830日の運営法人の理事会で交代が承認され、代わって、F保育園の評議員を務めたことがある別の保育園長経験者が新園長に就く。

女性園長は法人の理事といった役員にも残らず、園の運営から完全に退くという。

県と市は831日、園を運営する社会福祉法人に改善勧告を出し、園長らの責任の明確化や、登園時の出欠確認のルールの見直しなどを求めていた。

福岡県警は業務上過失致死の疑いで調べている。

https://www.asahi.com/articles/ASP95569NP95TIPE00F.html

 

(2021年9月11日 修正5 ;追記)

2021910210分にYAHOOニュース(九州朝日放送)からは、園から報告書が提出されたが不十分だとして再提出を求められたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(後日、再提出して受理された)

事故を受けて福岡県と中間市が、園を運営する社会福祉法人「S会」に5項目にわたる改善勧告を行いましたが、10日までに回答するよう求めていた「園長らの責任の明確化」「登園時の出欠確認ルールの見直し」の2項目について、報告書が提出されました。

しかし、県は保育全体の総括がなされていないことや、園の体制の見直しが不十分な点などを指摘して、今月14日までに再提出するよう求めたということです。

また県は、調査の過程で園児への不適切な対応があったとして、9日から改めて双葉保育園に対する特別監査を実施していることを明らかにしました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b3c79f37e11625bb882a39b82af754312e4c3721

 

9101935分にYAHOOニュース(RKB毎日)からは、再提出理由は出欠確認がマニュアルに記載されていないこと、また園児虐待の容疑も出ているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県によりますと、園が報告した改善案について、園長が朝の段階で出欠確認をすることがマニュアルに記載されていないなど不十分な点があったため、再提出を求めたということです。

また、保護者への聞き取りで園児への虐待を指摘する意見があったため、県は再び特別指導監査を実施し、事実関係を確認しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c4170742a9e249a4aa5ba9d7aca36899a8aff2d5

 

9102015分にNHK北九州からは、もう1つの再提出理由は責任明確化不十分だったことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県によりますと、保育園では園長は替わったものの、理事長を兼務する主任保育士が園に残るかどうかの調整が内部でついておらず、責任を明確化して厳正に対処したとは言えないことや、出欠確認のマニュアルが不十分なことが理由だということです。

保育園側は「前向きに検討する」と回答したということで、県は来週火曜を再提出の期限としています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210910/5020009554.html

 

  

 

 

  

 

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2021731830分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、送迎バス車内の見取り図付きでネット配信されていた。

5歳の男児が炎天下の送迎バスの中に取り残されて死亡した。なぜ起きたのか。

福岡県警によると、問題が起きた29日朝の送迎バスは40代の園長が運転し、他に職員は乗っていなかった。

バスは大型ワンボックスカーを改造したつくりで、亡くなった冬生(とうま)ちゃん(5)は後方寄りに座っていたとみられる。

園に到着して子どもを降ろした際、園長や出迎えた職員らは車内を点検しなかったという。

保護者らによると、この園では普段から園長が1人で運転することが多かった。

ある保護者は、「園長から『今は保育士がつかない形になってるんですよ』と説明をされた。ちょっと大丈夫かなと思った」と話す。

 

【乗車の人数確認も不十分か】

乗車人数や下車時の点呼も、普段から不十分だった可能性がある。

保護者によると、園では乗車時に名前と健康状態などを書いた紙を職員に手渡すことになっていたが、最近は、子どものバッグに紙を入れておけばいい運用になっていたという。

保育園や幼稚園の関係者からは、疑問の声があがる。

福岡県内の私立幼稚園の園長は、「ドライバーは運転に集中しなければならない。添乗者がいなければ、子どもの体調不良など、不慮の事態に対応できない」。

別の保育園園長は、「0歳時からいる保育園では、数分おきに『誰々ちゃんいる?』と確認するのが基本。どうしてこんなことが起こったのか、言葉もない」と首をひねる。

ただ、送迎バスは不特定の客を乗せる路線バスなどと違い、法的には一般の乗用車と変わらない扱いだ。

内閣府が自治体や施設向けに定めた幼稚園や保育園などでの事故防止のガイドラインにも、送迎バスの安全管理についての規定はないという。

厚生労働省の担当者は、「ガイドラインに全て書き込むことは難しいが、詳細を確認し、必要な点は対応を検討したい」と話す。

 

【炎天下の車内、15分で「危険」レベルに】

炎天下の車内に取り残されると、どうなるのか。

厚労省の専門委員会がまとめた報告書によると、車内に置き去りにされ、熱中症や脱水で亡くなった子どもは、20037月~193月に少なくとも25人にのぼる。

日本自動車連盟(JAF)の実験では、外気温が35度の場合、エンジンを切ったミニバンの車内の熱中症指数は15分間で「危険」レベルに達し、温度は2時間で50度に上昇した。

29日の最高気温は、中間市に隣接する北九州市八幡西区で331度。

JAF福岡支部の担当者は、「広いバスであっても、温度は急激に上がる」と話す。

熱中症に詳しい大阪国際大の井上芳光教授(温熱生理学)は、熱中症の事故では人手不足で目が行き届かないことが原因になることが多いという。

「人員に余裕があれば複数のチェックが働き、守るべきルールも徹底できる。保育園がどのような運営態勢をとっていたか検証が求められる」と話す。

 

【車内に子どもが取り残された主な事例】

20033月 岐阜県羽島市の私立幼稚園で、通園バスに3歳女児が4時間放置される。けがなどはなし

20077月 北九州市小倉北区で、保育園の送迎用ワゴン車に2歳男児が放置され、熱射病で死亡

20167月 栃木県芳賀町の駐車場に止めた軽乗用車内で2歳男児が死亡。熱中症とみられる

20179月 さいたま市岩槻区の私立幼稚園で、3歳男児が送迎バスに5時間放置される。健康上の異常なし

20198月 那覇市の住宅敷地内に止めた乗用車内で、3歳女児が熱中症で死亡。誤って車に乗り込んだとみられ、後部座席のドアに「チャイルドロック」がかかっていた

20208月 福岡県久留米市の私立保育園で、送迎バスの担当者が2歳男児を降ろし忘れ、約10分間放置。けがなどはなし

   9月 高松市の駐車場に止めた乗用車内で6歳と3歳の姉妹が熱中症で死亡

(年齢はいずれも当時)

https://digital.asahi.com/articles/ASP7Z6V9KP7ZTIPE01B.html?pn=4

 

7301940分にNHK北九州からは、死因は熱中症だった、園に到着した際は別の職員が手伝ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察が詳しく調べた結果、死因は熱中症であることが新たにわかりました。

警察によりますと、バスは40代の女性の園長が運転し、ほかに同乗した職員などはいませんでしたが、保育園に到着して園児を降ろす際には、別の職員1人が手伝ったということです。

園長は警察に対し、「保育園で降りたと思っていたが、確認はしていない。バスには鍵をかけた」と話しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210730/5020009161.html 

 

731182分にNHK北九州からは、バスが公開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察は31日、送迎バスを詳しく調べた後、報道陣にバスを公開しました。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210731/5020009167.html

 

7312336分に毎日新聞からは、泣いている子がいたりしたため降車後の車内確認をしなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

園の代理人弁護士によると、29日午前8時半ごろ、園にバスが到着した際、他の職員が園児らを園舎まで誘導。

園長は運転席から後部座席を目視で確認し、全員が降りたと誤信したという。

その後、運転席を降りて乗降口に回り、12歩入って車内を見た際も、冬生ちゃんが残っていることは確認できなかった。

31日の保護者会に参加した保護者によると、園長は「普段は後部座席まで行って忘れ物がないかなどの確認をする。

この日は泣いている子がいたり、1歳児を降ろしたりなどが重なり、確認を徹底できなかった」と説明したという。

代理人弁護士によると、園では勤務時間を減らして人件費を削減するため、朝の迎えのバスは園長が1人で乗り込み、2コースを運転していたという。

https://mainichi.jp/articles/20210731/k00/00m/040/383000c 

 

7312047分に朝日新聞からは、出迎えた職員ともども車内確認しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

バスは園長の40代女性が運転し、園児7人が乗車。
午前8時半ごろ園に到着し、別の職員が出迎えて園児たちをバスから降ろした。

しかし、2人は車内を確認する手順を守らなかったという。

市によると、園長は、当時別の女児が泣いていたため「泣いている子をなだめるのに気をとられていた」と話したという。

https://www.asahi.com/articles/ASP706K81P70TIPE009.html

 

7312349分に毎日新聞からは、初の保護者会が開かれたが園長の説明に納得していない保護者もいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

園は31日午後6時から事件後初の保護者会を開いた。

終了後に出てきた出席者らは、園の説明に憤りをあらわにした。

ある保護者は、「園長は『普段できていることが(今回に限って)できなかった』と説明したが、到底納得できない。誰もが『言い訳だ』『うそだ』と怒っていた。これから子供を通わせるのに、不安しかない」と語気を強めた。

園児の点呼について、この保護者によると園長は「日ごろはしているがこの日だけしていなかった。園児が連絡なしに休んでいる場合も確認することになっているが、この日は園内でコミュニケーションが取れず気づかなかった」と釈明を重ねたという。

https://mainichi.jp/articles/20210731/k00/00m/040/351000c 

 

811245分にYAHOOニュース(九州朝日放送)からは、その日に限って出来ないことが重なるのか?と保護者会で追及されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

説明会に参加した保護者は、「日常的にはそれができているって。その日だけそんなに出来ないことが重なるのかって皆さんに言われていた」「言い訳ばかり」と話していました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3328c0a58bcb27e06bfc4dd3dc28ee6e3b40ee76 

 

81942分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、園児欠席時の保護者への確認は日頃から行っていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

園児が事前連絡なしに欠席した場合の保護者への出欠確認を、園が日頃から行っていなかったとみられることが関係者への取材で分かった。

複数の保護者の証言では、氏名や健康状態を記した紙を登園時に職員に渡す仕組みで、送迎バスの場合は園児のバッグに紙を入れることもあった。

出欠確認に使っていたとみられるが、欠席連絡を数回しそびれた保護者によると、園からの確認はなかったという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1d317fec3e70a78d939021dd9eb372eb975da1fc 

 

731日付で毎日新聞からは、中間市の別の4つの保育園ではすべて2人で送迎しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

中間市内で送迎バスを運行する別の四つの保育園に取材したところ、4園とも、送迎は運転手と職員の2人体制で実施すると答えた。
ある保育園の職員は、「降ろし忘れを防ぐため」と語った。

市の担当課は、国や自治体の取り決めはないとしたうえで、「普通は2人体制で送迎する」と疑問視した。

https://mainichi.jp/articles/20210731/ddm/041/040/113000c

 

7301846分にNHK北九州からは、県は送迎時などの安全確認を徹底するよう保育施設に通知を出した、送迎時の安全管理は保育施設のマニュアルに盛り込まれていないことが多いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受け、福岡県は、市町村を通じて県内すべての保育施設に対し、園児の安全確認を徹底するよう通知を出しました。

福岡県子育て支援課が、県内の保育園や認定こども園など、合わせて2300余りの保育施設に対して出した通知では、園児が送迎バスなどを使って登園や降園をする際、園児の人数や状況の確認を徹底することや、各保育施設で作成している事故防止のマニュアルを再度見直し、必要に応じて訂正することなどを求めています。

一方、県によりますと、保育施設の安全管理について定めている国の指針には、施設内外の安全点検に努めることや、安全対策のための体制作りを図ることなどは記載されていますが、送迎についての具体的な記載はなく、この指針をもとに各保育施設が作成しているマニュアルにも、盛り込まれていないことが多いということです。

このため、県が行う監査の対象には入らず、指導も難しいのが現状だということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210730/5020009157.html

 

812313分に毎日新聞からは、帰りのバスを運転していた担任が冬生くんの保護者が迎えに来ているのを見て登園していないことに気付いたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

731日夜に園で開かれた保護者会の音声データを毎日新聞が入手した。

2時間にわたる会議のやりとりを抜粋し、詳報する。

・・・

帰りのバスの担当職員が冬生君の担任であり、欠席と信じたまま、他の園児を朝の迎えに使ったのとは別のバスで送りに行った。

送迎バス(の乗降場所)に冬生君の保護者が来ているのを確認し、欠席だと信じていたのにおかしいと思って職員が声をかけたところ、保護者から「登園した」と言われた。

職員が保育園に連絡し、保育園で捜し、朝の迎えに使用したバスの中で発見した。

・・・

(以降、詳細なやりとりが報じられているが、転載は割愛する)

https://mainichi.jp/articles/20210801/k00/00m/040/269000c 

 

822210分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、バス運行時の安全マニュアルは作成されていなかった、出欠管理に使うカードを園長運転のバスでは使っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

園がバス運行時の安全対策マニュアルを作成していなかったことが2日、県と市が合同で行った特別監査で分かった。

市によると、園長が1人で送迎していたバスでは、毎朝提出される体調管理カードを保護者から直接受け取らず、園児のバッグに入れてもらっていた。

カードは出欠管理にも使うことになっていたが、実際には園児の体調に変化があるなど必要なときだけに取り出し、出欠管理には使われていなかったことも判明した。

バスは2台あり、1台は園長1人で乗車することが常態化。

もう1台のバスは付き添いの職員が乗車し、カードを受け取らないと乗れない運用になっていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fed93335acbe54c4817ee2dd8079960ecfc5af65  

 

83227分に毎日新聞からは、欠席連絡があった園児の名前はホワイトボードに書かれることになっていて、担任はボードに名前がないことに気づいていたが、園長らに確認しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

担任保育士が、冬生ちゃんの欠席連絡がないことを知りながらも、園内に姿がない冬生ちゃんの所在を園長らに確認していなかったことが、県と市の特別監査で判明した。

市などによると、双葉保育園では園児の欠席連絡が保護者からスマートフォンのアプリや電話を通じてあった場合は、事務員らが事務室のホワイトボードに欠席者の名前を書く仕組みだった。

欠席連絡がなく、バスの送迎中に欠席が判明した場合も、園長や保育士で作る連絡網で情報を共有し、欠席が分かった順にボードに書いていく手順だった。

しかし、担任は、登園してきた園児の中に冬生ちゃんがおらず欠席と認識。

その後、ホワイトボードに冬生ちゃんの名前がなく欠席の連絡も入っていないことを把握しながらも、園長や事務員らに「登園してきていない」と確認しなかったという。

園の関係者によると、園長も「ホワイトボードに(冬生ちゃんの)名前がないことで異変に気づけなかったのだろうか」と周囲に話しているという。

https://mainichi.jp/articles/20210803/k00/00m/040/435000c

 

8460分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、給食の数を確定させる際にも欠席確認しなかった、2台あるうちの1台のバスは人手の関係から園長1人で運転するのが常態化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

担任はホワイトボードやラインを見ていたが、冬生ちゃんの姿が教室になかったため、欠席と思い込んだという。

午前10時ごろ、給食の数を確定させる必要があり、在園児を把握して欠席者の保護者に連絡する職員もいたが、確認するかどうかは各自の判断に任され、この担任はしていなかった。

園の代理人弁護士によると、在園児は約140人で、バス利用者は約30人、大半は保護者が送迎していた。

園での出迎えに人手がかかるため、2台ある送迎バスのうち1台は、園長1人で運行するのが常態化していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f48508f37eb081bba1112b0d8f1f32799df6de44 

 

(ブログ者コメント)

続々と報じられている管理不備の状況。

管理不備で起きた産業事故についても、この10分の1でいいから、続報記事を出していただきたいものだ。

  

 

 

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2021626841分にYAHOOニュース(埼玉新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

埼玉県加須市の男子中学生が市立騎西小5年生だった2017年6月、高温のみそ汁が入った食缶を運搬中に転倒して脚にやけどを負ったのは学校側が安全配慮を怠ったのが原因として、市を相手取り慰謝料など約792万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、さいたま地裁で開かれ、斎藤清文裁判長(代読・沖中康人裁判長)は市に約297万円の支払いを命じた。

判決理由で斎藤裁判長は、給食当番として2人一組で運ぶルールになっていた約10キロの食缶を、相手の生徒が委員会活動で呼び出されたため1人で運んだ点について、「(男子生徒に)落ち度はなく、過失相殺の対象ではない」と、生徒側の責任は認められないと説明。

食缶を1人で運んだ結果、約90度の高温のみそ汁を脚にこぼして全治6カ月のやけどを負い、合わせて手のひら4倍以上の痕が残っていて、後遺障害等級では「12級(労働能力喪失率14%)に相当する」と、同14級を主張した市側の訴えを退けた。

判決後、取材に応じた男子生徒の父親(52)は、「判決は妥当だと思っている。市側の過失が認められて安堵(あんど)している」と語った。

父親は、事故後から市教育委員会からの正式な謝罪がないことに加え、再三の詳細調査の求めに応じないなど、改めて市側の対応を問題視した。

加須市学校教育課は、「判決文が届いていておらず、確認できないので、現段階ではコメントを控えるが、判決文が届いたら誠意を持って対応したい」と述べ、詳細調査を行わなかった理由については、「事故直後から調査していて、事実確認ができたことと再発防止策を講じた」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a94dc782ab3fa164face64bd588963b3be339840

 

6251810分にYAHOOニュース(毎日新聞)からは、父親はこれを機に市は配膳環境を改善してほしいと話したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

判決によると、元児童は給食当番だった20176月、本来は21組で運ぶ重さ約10キロの食缶を、相手が委員会活動で不在だったために1人で運搬。

バランスを崩して転倒し、90度のみそ汁を左脚に浴びて6カ月のやけどをした。

判決は「学校側は事故防止の注意義務があり、教職員が児童2人で運搬しているかを確認すべきだった」と指摘。
「元児童に一定の過失があった」とした市側の主張を退けた。

判決後、元児童の父親(52)が取材に応じ、「子どもに過失がないと認められ、妥当な判決だ。市はこれを機に、配膳環境を改善してほしい」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e38989939b3de5744347352a9fc2087edd47c4f5

 

6261536分に読売新聞からは、配膳室から教室まで1人で運ぶ途中でバランスを崩したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

訴状などによると、児童は一緒に給食を運ぶはずだった別の児童が不在だったため、高温のみそ汁が入った約10キロの食缶を1人で配膳室から教室まで運搬。

途中でバランスを崩してみそ汁がこぼれ、左足に重いやけどを負い、痕が残った。

訴訟で市側は、児童が危険性を理解した上で1人で食缶を運んでおり、一定の過失があると主張していた。

判決は「危険を理解することができたとしても、事故時には2人で運ぶなどの対応は困難」として、児童には過失がないとした。

父親は判決後、報道陣に「子どもに責任があるという市の主張は到底受け入れられるものではなかった。判決は妥当だ」と語った。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210626-OYT1T50116/ 

 

 

 

 

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2021612630分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

夏を思わせる暑さが続いています。

この時期、運動会の演目や体育の授業などで、子どもたちが長時間、「はだし」で過ごしていませんか?

校庭の表面が思わぬ熱さになっていて、「やけど」を負うことも。
実際に診療した医師が注意を呼びかけている。


【足の裏に水ぶくれが】

「足の裏が痛くて、歩くのがつらい……」

6月初旬、横浜市の「ふくろ皮膚科クリニック」を受診した小学校高学年の女子児童がこう訴えた。

袋秀平院長が診察すると、女子児童の足の裏には、親指の付け根などに水ぶくれができていた。
「低温やけど」の症状だ。

やけどによる皮膚損傷の度合いは、3段階中の2度だった。
痛みを和らげるため、炎症を抑える塗り薬を処方し、経過観察中だ。

受診の前日、児童は校庭で行われた運動会に参加しており、ダンスなどの演目に出ていた。
1
時間近く、足元はずっとはだしの状態。
途中から足裏に痛みを感じはじめ、終わるころには、友達の肩を借りないと歩けない状況になった。

1日経っても痛みが引かないことから受診したという。

袋院長によると、こうした症例が目立ち始めたのは2019年ごろから。

いずれも、運動会の練習や当日、はだしのまま校庭で長時間過ごしていたことが共通していた。

低温やけどは、短時間の皮膚の接触では問題ない温度(約4550度)でも、連続して皮膚と接することで起きるやけどだ(46度で30分~1時間、50度では数分程度)。

熱さに気づかずに触れ続け、皮膚の奥深くまで損傷することがある。

袋院長は「校庭の地面が、やけどを引き起こすほどの熱を持つことは、ほとんど知られていないのではないか」と危惧する。

これまでにも、気温が27度前後のときでも、はだしで低温やけどになったケースもあったという。


【夏場の校庭、高いリスク】

建設大手の大成建設の研究(大成建設技術センター報38号)では、気温が326度の場合、土の校庭の地表面の温度は52度にも達するとの結果が出た。

日照時間や風通しなどで変化すると考えられるが、夏場の校庭のリスクは高いことがうかがえる。

また、子どもたちがはだしで過ごす中、指導する教職員らは靴をはいており、気づきにくい可能性を袋院長は指摘する。

「そのときの気温だけではなく、熱が地面にどのくらいこもっているか、摩擦が起きる活動か、なども影響する。はだしでやるべきかどうか、慎重に判断してほしい」と話す。

文部科学省によると、学習指導要領にはだしでの活動を求める項目はないといい、「あくまでも学校現場の判断で選択されている」とする。

横浜市では、19年に複数の事例が報告されたことから、同年5月、市内の小中高校に対し、校庭での足裏やけどや熱中症について注意喚起する通知を出している。

運動会のダンスや組み体操など、はだしで行う活動は以前からあったが、最近は、夏前でも気温が上がる日が多いことが影響しているのでは、とする。

担当者は「コロナで軒並み行事が中止・延期となった昨年に比べ、今年は運動会を行う学校も多い。十分に注意を呼びかけていきたい」と話す。

https://www.asahi.com/articles/ASP6B6RQMP68UTFL00P.html 

 

 

 

 

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20215201824分にYAHOOニュース(新潟テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

新潟県十日町市で20日、高さ2mの道路標識が倒れ、登校中の小学生が軽いけがをしました。

倒れた標識は、19日に乗用車がぶつかり傾いていましたが、その場で元に戻しただけで、安全を確保する処置が行われていませんでした。

警察によりますと20日午前8時前、十日町市立松代小学校の関係者から「子どもたちが道路標識を押したところ、倒れてぶつかった」と、近くにいたパトカーに届け出がありました。

倒れたのは、十日町市松代の国道と県道の交差点にある横断歩道の道路標識で、集団登校をしていた小学生4人の頭や腰などにぶつかりました。

6年生1人が病院に運ばれましたが、頭にこぶができる程度の軽傷です。

標識の大きさは2m
重さもあり、大けがになる危険性もあった今回の事故。

実は19日夜、乗用車がバックした際、標識にぶつかる単独事故があり、警察も現場に駆け付けていました。

標識はその際、傾いていて、当事者が自分たちで戻し、警察もただちに危険はないとして、安全を確保するなどの処置をしていませんでした。

警察は、19日夜の事故が20日朝の小学生の事故につながった可能性があるとみて調べるとともに、緊急で市内の道路標識を一斉点検しています。

十日町署は「対応に問題があったかどうかは、今後の捜査の結果を見て判断する」としています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c7efc9407c04fab809d4d18c10f12c9e0b9f2753 

 

5201927分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、現場に駆け付けた警官が揺らすなどした結果、すぐに折れる危険性はないと判断していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察や目撃者によりますと、20日午前7時40分ごろ、集団登校中だった松代小学校の児童1人が歩道に設置された道路標識を触ったところ突然折れ、児童4人に当たりました。 

このうち6年生の女子児童が頭を打撲するケガをし、病院に搬送されましたが、軽傷だということです。

ほかの3人にケガはなく、そのまま登校しています。  

警察によりますと、19日午後6時半ごろ、自動車が標識にぶつかる自損事故が発生しました。

現場に駆け付けた警察官が標識に亀裂が入っていたことを確認しましたが、標識を揺らすなどした結果、すぐに折れる危険性はないと判断したということです。  

警察は、折れた原因が事故によるものか、それとも劣化によるものなのか調べています。  

道路標識は警察が管理するもので、警察は「標識が倒れてケガしたことについては遺憾に思います」とコメントしています。



https://news.yahoo.co.jp/articles/211cc6e5171a565f2152166d97f4a8db23d726ab

 

 

 

 

 

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20215101945分にテレビ愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日午後1時ごろ、松山市太山寺町の松山市立北中学校で「理科の実験中に体調不良者が多発している」と消防に通報がありました。

消防が駆け付けたところ、複数の生徒が体調不良を訴えていて、生徒21人が病院に搬送されました。
いずれも意識はあり、命に別条はないということです。

学校によりますと、10日は2年生の3クラス90人が1時間目から3時間目にかけて理科の授業で硫化水素を発生させる実験をしていました。

しかし、実験のあと、気分が悪くなり保健室で手当てを受ける生徒が相次いだことから、学校が消防に通報したということです。

松山市立北中学校・森田校長:
「(実験は)教科書にも出ていますし、教育課程上、やっても問題はない。みなさんにご心配をおかけしまして、申し訳ないと思っております。今は子どもたちの回復を願っています」

実験中は窓を開けて換気をしていたということで、消防と警察が詳しい原因を調べています。

http://www.ebc.co.jp/news/data/index.asp?sn=EBC2021051005648 

 

510171分にはNHK四国からは、硫化鉄を使った燃焼実験中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日正午すぎ、松山市立北中学校から「理科の実験で体調不良者が多数出た」と消防に通報がありました。

学校や消防によりますと、いずれも2年生の生徒13人が救急車などで病院に搬送されたほか、生徒8人が学校が手配したタクシーで病院に運ばれました。
いずれも症状は軽いということです。

学校によりますと、午前中、2年生が理科の授業で理科室で硫化鉄を使った燃焼実験を行い、いずれも授業に出席した生徒が体調不良を訴えたということです。

学校は、燃焼実験では独特のにおいなどが発生するため十分に換気をしていたとしています。

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20210510/8000009552.html 

 

 

 

 

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2021427日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がイメージ図付きでネット配信されていた。

3年前の秋、東京都内のある私立中学で、2年の男子生徒が3階の窓から転落する事故が起きた。

男子生徒は半年間の闘病の末に死亡。
14歳だった。

文部科学省の指針に基づく「詳細調査」に相当する調査が実施されたが、国には提出されず、教訓として共有されていなかった。

学校側が作成した事故報告書によると、現場となったのは校舎3階。
窓枠から室内にせり出したスペース(奥行き16センチ、床からの高さ72・5センチ)があった。

男子生徒は、この部分に上がって歩いていて、中腰になった際、バランスを崩して窓から転落。
約7・2メートル下の1階中庭テラス(コンクリートのタイル製)に落ち、意識不明の重体で都内の病院に運ばれた。

当時、窓は全開だったが、遮光カーテンが引かれ、室内からは窓の状況が分からない状態だった。

転落防止の観点から、窓には16センチしか開かないようにするためのストッパーが設置されていたが、壊されて機能していなかった。

男子生徒は頭を強く打ち、頭蓋骨(ずがいこつ)を外して脳にメスを入れる手術を繰り返した。
意識は戻らない。
髄膜炎や水頭症も発症。
それでも、医師と看護師による懸命の治療で命をつないだ。

事故から約1週間が過ぎ、父のスマートフォンに当時の校長から電話が入った。
「(事故は)防げたかどうか分からない」。

無責任な態度に言葉を失い、両親は学校側の面会の申し出を一切断った。

事故は本当に、防げないものだったのだろうか――。
両親は息子の死後、その問いと向き合い続けた。

学校は事故直後から経緯を調査。
事故から3カ月後、詳細な調査内容をまとめ、両親に示した。

その報告書によると、この学校では10年にも窓から生徒が転落する事故があり、生徒が骨折した。

この際は旧校舎で、この事故をきっかけに、現校舎には、窓が全開にならないようストッパーを取り付けていた。

だが、生徒のいたずらでストッパーが解除される事案が相次ぎ、事故前から教諭たちも問題視していた。

男子生徒の事故が起きる5カ月前の18年5月下旬、他の窓のストッパーが解除されているのを、男子生徒の担任教諭が発見。

この教諭が生徒たちに対し、過去の事故に触れ、「厳しく注意を行った」という。

その後、点検を重ね、男子生徒の事故直前の10月上旬にも、全担任教諭が全教室の窓について、ストッパーが正常か目視で点検していた。

さらに毎日の教室清掃時にも、担任教諭が窓の開閉と目視によってストッパーが利くかを確認してきたという。

ただ、調査の結果、現場となった窓のストッパーが壊されているかどうかは、一見しただけでは分からない状態だった。

一方で、生徒たちへのヒアリングで、ストッパーが壊されていたり、ストッパーが利かずに窓が全開になったりすることを認識している生徒がいたことが分かった。

つまり、学校側が行っていた点検は、十分に機能していなかった可能性が高い。

こうした経緯がありながら、初めて両親に示された報告書では、事故の発生との因果関係には触れず、「ストッパーの解除が発見された際に注意を行ったが、何が起こるか分からない万一の事態に対し、予見と検討が至らなかった点につき深く反省する」と記すにとどまった。

学校側の責任を避けるような言及に、両親は「このままでは終われない」と感じた。

報告書が出た後も、両親は学校に対し、粘り強く事故原因の分析を再考するよう要求。
その結果、事故から9カ月後の報告書では、事故原因は「ストッパーが壊れている状態」にあり、「その危険性が浸透していなかった」「中学生目線でリスク管理をすべきだったのかもしれない」と記された。

「防げたかどうか分からない」という事故直後の当時の校長の発言についても、文書上で「非常に残酷で無責任な言葉」だったと謝罪した。

報告書の取り扱いにも問題があった。

文科省が16年に「詳細報告書」を蓄積する指針を出したにもかかわらず、提出されていなかったのだ。

指針では、詳細調査は私立校の場合、「必要に応じて都道府県等担当課が支援・助言を行う」と定めている。

学校側弁護士は「調査結果を提出するか否かは都の助言を踏まえるもので、都にイニシアチブがある」と述べ、教頭は都から「調査を報告する必要はないと聞いた」と説明する。

取材に対し、都は個別の事案について詳細を明らかにしていない。

そもそも、国は指針で、詳細調査の実施を「望ましいもの」とするにとどめ、提出も義務とはしていない。

こうした中途半端な検証体制について、男子生徒の母は「ヒヤリハット(重大事故につながる可能性がある小さな事故)の積み重ねが、命を失う事故になる。二度と同じような事故が起きないよう、調査結果の共有を義務づけてほしい」と求める。

https://mainichi.jp/articles/20210427/ddm/003/040/085000c 

 

 

 

 

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2021429日付で毎日新聞東京版から下記趣旨の記事が、イメージ図付きでネット配信されていた。

27日午後3時ごろ、宮城県白石市の市立白石第一小学校で、校庭に設置されていた防球ネットの支柱が折れ、同小6年の松野さん(11)=白石市長町=ら男子児童2人を直撃した。

松野さんは病院に運ばれたが、頭などを強く打ち、死亡が確認された。
一緒にいた別の児童も、あごの骨を折る大けがをした。

県警白石署などによると、建物などにボールが当たるのを防ぐネットを支える柱2本のうち1本が根元から折れ、児童が下敷きになった。

支柱は木製で重さ約40キロ、直径約17センチ、高さ約6メートル。

事故があったのは放課後で、男子児童6~7人が防球ネットに寄りかかったり、引っ張ったりして遊んでいた。

当時、校庭に教職員はおらず、児童が支柱をどけた後、職員室にいた教諭を通じて救急車を呼んだ。

松野さんの死因は、外傷性くも膜下出血だった。

市教育委員会によると、防球ネットがいつから校庭にあり、誰が設置したかなどは不明。

生涯スポーツや少年野球の練習などで使われていたという。

市教委は年に1度、業者に依頼して市内の学校に設置された遊具の安全点検をしているが、事故が起きた支柱は点検の対象外だった。

教職員が月に1度目視などで点検し、今月12日に確認したときは異常がなかったという。

白石署が詳しい事故の経緯を調べている。

28日に記者会見した市教委の半沢教育長は、「安心安全であるべき学校で、あってはならない事故が起きた。児童への指導が足りなかったと言わざるをえない」と謝罪した。

https://mainichi.jp/articles/20210429/ddm/041/040/041000c 

 

4281844分にNHK東北からは、子供たちが引っ張った方向に柱が倒れたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

市教委は「子どもたちが引っ張った方向に柱が倒れたと推察される」としています。

白石市の小学校で起きた事故を受けて、県教育委員会は、県立学校と県内のすべての市町村の教育委員会に対して、学校の校庭にあるポールや柱を含む施設や設備について、安全かどうか点検するよう求める通知を出しました。

また、仙台市教育委員会も、学校の敷地内にあるネットを支える柱が安全かどうかを点検するよう、市立のすべての小中学校などに通知を出しました。

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20210428/6000014592.html

 

428204分に朝日新聞からは、遊具は業者に依頼して点検していたが、この柱は教職員が目視や触って点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

折れた支柱は留め具などで固定はされていなかった。

このネットの設置記録は学校に残っていないという。

市教委は、学校の遊具に対しては年1回の点検を業者に依頼しているものの、このネットは対象外だった。

学校の教員が毎月1回、目視したり触ったりして点検していたが、今月12日の点検時に異常は確認できなかったという。

https://www.asahi.com/articles/ASP4X3T3BP4XUTIL00C.html

 

4281949分にYAHOOニュース(仙台放送)からは、柱は遊具と違うので、そこに落とし穴があったのかもしれないと教育長が述べたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

白石市教育委員会 半沢教育長
「遊具は基本的には、ものを使って遊ぶためにあるので目が届くが、防球ネットはブランコや滑り台のように、それを使って遊ぶことが目的ではないことから落とし穴があったかもしれない」

https://news.yahoo.co.jp/articles/d6ea512d41316469a56986ca4889249b64596657 

 

4291933分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、ネットは3132年前に設置されたものだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校の卒業生によりますと、このネットは1989年に設置されたとみられることが取材で分かりました。  

「31年か32年ぐらい前、私が小学6年生の時。平成元年くらいの時にできたと思う。当時は白いネットで登ってはいけないという注意を(学校から)受けた記憶がある」(小学校の卒業生)  

左は1989年5月に行われた運動会の写真です。
この時は、まだネットはありません。
一方の右側、同じ年の9月に撮影された修学旅行の出発式の写真ではネットが確認できます。  
「サッカーゴールに見立ててシュートを打ったり、(当時)そのような遊び方をした」(小学校の卒業生)



https://news.yahoo.co.jp/articles/e3f1971f4a266cfbf3b7e429e6fce3848b2fd0dd

 

430620分にYAHOOニュース(河北新報)からは、工事用のネットだったかもと推測する卒業生もいるという下記趣旨の記事が、割と鮮明な工事時の写真付きでネット配信されていた。

倒れた防球ネットの支柱は32年前の1989年に設置された可能性があることが29日、分かった。

89年設置の根拠は当時の卒業アルバム。
5月の運動会の写真には支柱が写っていないが、9月の修学旅行の出発式と見られる写真には工事の足場を組んだ体育館の手前に木製支柱が少なくとも2本写っている。

当時のネットは現在の防球ネットとは色や目の大きさが異なる。  

卒業生の男性は「何のために設置したかを知らされた記憶はないが、新しいネットだった。最初はスポーツ用でなく、工事の資材や車両を守るように設置されたのでないか」と推測する。  

半沢市教育長は時期特定の意義を「木製の物が(経年変化で)どうなるのか、時期を調べることが学校防災に役立つ」と説明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/79e2d5861bb81cb037c67457811b1bab63e322af 

 

(ブログ者コメント)

〇何らかの目的で設置したものは、その目的を終えた後は遅滞なく撤去すべき・・・そういった教訓事例のようにも感じた。

〇この事例の横展開対応として、名古屋市では注意喚起文書が配布されたという記事もネット配信されていた。

国や県などからの指示を待つことなく、他市の事例を横展開対応しているところもあるということで紹介する。

428215分 NHK東海)

27日、宮城県白石市の小学校で、校庭のネットを支える長さ6メートルの木製の柱が折れて男子児童2人にぶつかり、このうち1人が死亡しました。

この事故を受けて、名古屋市教育委員会は28日夕方、名古屋市立の小中学校や高校などに注意喚起の文書を送りました。

文書では、それぞれの校内に宮城の学校と同じような木製の柱がないかを確認することや、木製の柱や樹木などの腐食が進んでいないかなどを日常的に点検するよう求めています。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20210428/3000016440.html

 

(2021年5月26日 修正1 ;追記)

20215251327分に産経新聞からは、事故を受け文科省は倒壊落下恐れのある学校設備を総点検するよう具体例を挙げて全国の教委に通知したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

文部科学省は25日、宮城県白石市立小で防球ネットの木製支柱が折れて小6男児が死亡した事故を受け、倒壊や落下の恐れがある学校設備を総点検するよう全国の教育委員会に通知した。

教職員の目視で安全性が判断できない場合は専門業者に依頼するようにも明記した。

通知では、防球ネット以外の点検対象を具体的に例示。

児童生徒が触ったりぶら下がったりする可能性がある設備として、国旗掲揚のポールやバスケットゴール、フジ棚などを挙げた。

校舎内のスピーカーや天井からつり下げているテレビは落下の恐れがあるため、接合部分に腐食がないか確認するよう求めた。 

https://www.sankei.com/affairs/news/210525/afr2105250007-n1.html

 

(2021年10月15日 修正2 ;追記)

202110141829分にNHK東北からは、専門的な知識を持った人材の活用などを提言した報告書が答申されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

白石市は、再発防止策などを検討する調査委員会を設置し、建築士や大学院の教授など5人の委員が議論を重ねた結果、14日、報告書を市に答申しました。

それによりますと、支柱が折れた防球ネットは、平成元年7月に設けられたことは分かったものの、誰が設置したかは不明で、学校や地域の危険性に対する意識も低く、安全管理が不十分だったとしています。

さらに、設置の目的や経緯が記録されず、木の腐食への認識が欠けていたため、教育委員会による指導も不十分で、学校の教職員による目視程度の点検になっていたと指摘しました。

その上で、提言として、構造や材質の劣化など専門的な知識を持った人材を活用し、行政の支援の在り方も含めて、点検方法を改善することや、施設の設置目的や用途を明確にし、耐用年数を踏まえながら管理することなどを求めています。

答申を受け、白石市教育委員会は、今月中に具体的な対策を決めたいとしています。

調査委員会の委員長を務めた宮城教育大学教職大学院の本図愛実教授は、「今回示した再発防止策を講じていれば、十分防げた事故だと判断した。真摯に反省をし、安全で安心な教育環境を子どもたちに提供してほしい」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20211014/6000016618.html

 

101560分にYAHOOニュース(河北新報)からは、報告書では不十分だった安全管理として4つの要因を列挙したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

有識者でつくる事故調査委員会は14日、「事故原因は学校などの不十分な安全管理」とする報告書を市教委に答申した。

調査委は、不十分な安全管理について「支柱設置の目的や経緯の記録がなく、劣化への認識が欠如していた」などと、四つの要因を列挙。

そのうち、防球ネットがサッカーゴールとして利用され、児童が日常的に支柱やネットに寄り掛かっていたことに関しては「等閑視(とうかんし)されてきた」と指摘した。

再発防止策では、
「多元的な視点による点検と改善」
「(設置物の)用途の明確化と登録」
「(点検内容や項目の)重点化」
を提言した。

具体的には、施設老朽化や自然災害の大規模化を念頭に、「前年度踏襲の安全点検計画や方法のままでよいはずがない」と、日常的な改善の必要性を強調した。

宮城教育大教職大学院教授の本図愛実委員長は、「支柱は風景と化して倒れないものと思われていた。30年間、登録や引き継ぎがされなかったのが問題」と語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5f23aadef1258dab21a7ac0932714f65bde059e7 

 

10141923分にYAHOOニュース(東北放送)からは、ネットの支柱はもともとNTTから贈られた電柱だったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

報告書によると、防球ネットは、1989年7月4日、NTT大河原電報電話局から贈られた電柱を学外のスポーツ団体が設置したものとみられます。

また、事故原因については、「支柱の設置時期や経緯が記録されておらず、支柱に多数の亀裂がありながら劣化という認識が欠如していた。」、「学校で月に一度、点検がされていたが目視で確認する程度だった」などとし、学校などの不十分な安全管理が事故を招いたと結論付けました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6d92d4eebf4ec3981b66c1cd0148be70063f56db 

 

10141818分にYAHOOニュース(東北放送)からは、ネットの設置者は不明、報告書では設備の登録制度を作ることも提言されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

答申書では、防球ネットは1989年に設置されたとしたものの、設置者は不明としました。

そして、ネット設置の記録がなく、正確な設置時期や耐用年数が把握されていなかったことや、学校が行っていた安全点検が不十分だったことなどが事故の要因と指摘しました。

そのうえで再発防止策として、設備の登録制度を作り、耐用年数や使用方法などを明確化することや、教職員だけでなく、専門家なども入れ、点検を行うことなどを示しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/135563b48f6dbe885cef65509a02debe238515eb

 

(2022年2月18日 修正3 ;追記)

2022211181分にYAHOOニュース(FNN PRIME:仙台放送)からは、校長と主幹教諭が書類送検された、校長らは古い木柱だとは思っていたが危険性は認識していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(前回紹介した内容より詳しい新報道があったので、前記事を差し替えた)

警察は、この事故について202223日、小学校の男性校長(60歳)と校舎の安全管理や点検方法を指導する立場の男性の主幹教諭(57歳)の2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。

警察によると、校長と主幹教諭は事故を防ぐ注意義務があったにも関わらず、必要な点検や、防球ネット付近で遊ぶことを禁止するといった児童への指導を怠り、放置したことで2人を死傷させた疑いがもたれている。

警察によると、2人は「古い木柱だとは思っていたが、倒壊という具体的な危険性は認識しておらず、具体的な点検方法などを指示していなかった」という趣旨の話をしているという。

亡くなった松野さんが眠る白石市内のお墓。
事故の発生から9カ月となった127日。
月命日に墓前で手を合わせる男性校長の姿があった。

男性校長:
「毎月、お墓には職員が学年ごとに、自宅には教育委員会と学校が伺っている

記者:
毎月どんな思いで

男性校長:
「『再発防止に努めて学校もやっています』と松野君にお話ししている。二度と同じようなことを起こさないと、学校職員、精一杯やっているところ」

遺族は仙台放送の取材に、 「校長と主幹教諭に一定の責任はあると思うが、それよりも長年見過ごされてきたことに問題がある。二度とこのようなことが起きないようにすることが一番大切」 とコメントしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/881dae7ef7c2a44a1a4456a6022844726baf79ab 

 

2141945分にYAHOOニュース(東北放送)からは、台帳を使った点検が教職員によって行われたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受け、再発防止のため点検項目などを記した台帳を使って、市内の小学校で遊具などの安全点検が行われました。  

14日は、宮城県白石市の白川小学校で教職員8人が手分けして校庭の遊具や校舎内の備品などに危険がないか確認しました。

点検では、市教委が各学校に整備を進めている学校施設や設備を一覧化した台帳を初めて活用し、複数の職員が設備を確認して、記録をつけました。









https://news.yahoo.co.jp/articles/bd7acd713caa3bcbc2c5f2788a5724acafa82569 

 

2141916分にYAHOOニュース(ミヤギテレビ)からは、市は来年度から学校安全委員会を設置するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

白石市の山田裕一市長は14日の定例会見で、来年度から学校の危険箇所を見直す学校安全委員会の設置や専門家による施設の点検などを強化することを明らかにした。

白石市は去年11月に再発防止策をまとめ、学校設備の設置時期や使用頻度などを台帳をもとに電子化し、学校と白石市が老朽化をダブルチェックしている。



https://news.yahoo.co.jp/articles/df5664797ac9bd73612cc9de2329b5a41764c544

 

 

 

 

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202142476分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日、札幌市の小学校で、授業中に突然、黒板が落下し、教員の頭を直撃する事故がありました。
黒板が落下する事故があったのは、札幌市立厚別東小学校の4年1組の教室です。  

札幌市教育委員会によりますと、23日の午前9時半過ぎ、2時間目の授業中に、教室にあった上下にスライドする黒板が23メートルの高さから落下し、教員の後頭部を直撃しました。  

黒板が落下する大きな音が聞こえたため、隣の教室の教員が駆け付けると、後頭部を打った教員は、その場で頭をかかえてうずくまっていたということです。  

その後、後頭部を打った教員は、病院で検査を受けましたが、異常はありませんでした。  

札幌市教委は、この小学校にある、同じスライドタイプの黒板をすべて取り外したほか、市内すべての小学校に同じタイプの黒板を点検するよう伝えました。  

厚別東小学校は、来週の授業ではホワイトボードを使用する予定です。  

黒板の大きさは、縦、約1.2メートル、横、約3.6メートル、スライド幅は57センチで、事故当時、黒板は一番上までスライドされた状態でした。  

札幌市教委によりますと、黒板の一斉点検などは、ふだん行っておらず、異常の報告があった学校に限り、点検や修理を行っているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f84aa5bdf6d4316a0e7d1be29e30f6d8df7b2e7e

 

 

 

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20214212120分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

21日午後0時45分ごろ、横浜市栄区公田町の市立公田小学校で「理科の実験中に児童が体調不良を訴えた」と119番通報があった。

市消防局などによると、6年生の男女9人が吐き気や頭痛を訴え、うち5人が病院に搬送された。
9人とも軽症という。

市教育委員会によると、同日午前10時40分から理科室で6年生28人がろうそくを使った燃焼実験の授業を受けていた。

授業中に3人の具合が悪くなり、授業後にさらに6人が体調不良を訴えた。

理科室は換気のため窓を少し開けていたという。

市教委は「原因究明と再発防止に努める」としている。

https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-477074.html

 

4211532分にTBS NEWSからは、一酸化炭素中毒だった可能性もあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

21日午後1時前、横浜市立公田小学校で「実験中に児童が体調不良になった」と学校から消防に通報がありました。

警察によりますと、6年生の理科の授業中に児童あわせて9人が吐き気や頭痛などを訴え、このうち5人が病院に搬送されたということです。

当時、物を燃やす燃焼実験を行っていたということで、警察などが一酸化炭素中毒の可能性もあるとみて、詳しい原因を調べています。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4250733.html

 

 

 

 

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20214201216分にYAHOOニュース(読売新聞;山中龍宏医師が子どもの転倒事故事例を紹介するコーナー)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事例2
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0059.pdf

75か月、男児。
2015
65日、午前8時ころ。ランドセルを背負い、水筒を左斜めに肩にかけ、雨天のため傘をさしながら走っていた。
水筒は腰の高さに位置していた。

小学校内に入ったところでつまずいた。
走っていたため、かなり勢いがついており、回転するように転んだ。

その時、首から提げていた水筒が、硬い地面(土)とおなかの間に挟まり、腹部を強打した。
水筒は蓋側が下(地面側)で、底の部分で左側腹部を打った。

受傷直後からぐったりして嘔吐(おうと)が続き、近くの医師を受診した後、病院に入院した。

血液検査や腹部CT(コンピューター断層撮影)検査で外傷性の 膵すい 損傷と診断され、3回の手術が行われた。

膵臓は半分切除され、脾臓の摘出も行われた。

1か月半後に退院した。

 

子どもの腹部の前方に固いものが位置している状態で転倒すると危険です。

予防法としては、水筒は肩や首にかけて持ち運ぶのではなく、ランドセルに収納するとよいと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/eef14c023e441e14816329e4d7ad09bb09f1c145

 

(ブログ者コメント)

他に4件の事例が紹介されているが、それらは転んだ先に突起物があったなどの事例につき、転載省略。

 

 

 

 

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2021418110分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

全国各地で相次ぐ学校事故を巡り、国は2016年、「学校事故対応に関する指針」で、各事案の詳細な検証報告(詳細調査)を蓄積して事故防止に役立てる方針を示した。

しかし、文部科学省が概要を把握した20年度の死亡事故8件のうち、都道府県教委などから報告された詳細調査はゼロ。

運用が始まった16年までさかのぼっても、5年間で把握した死亡事故計110件のうち、詳細調査の報告は8件で、1割未満にとどまっていた。

事故の背景や要因を調べて再発防止に役立てる取り組みだが、指針が形骸化している実態が浮かび上がった。

文科省は14年度に有識者会議を設置し、学校事故対応のあり方を検討してきた。

163月には指針をまとめ、全国に周知。

死亡事故の調査について、発生後速やかに調査に着手し事実関係を整理する「基本調査」と、基本調査を踏まえ事故に至る過程や原因分析を行う「詳細調査」の2種類を定めた。

詳細調査については、公立、私立とも、都道府県教委や担当課を通じ、国への報告を求めている。

指針では、基本調査から詳細調査への移行は「学校設置者の判断」と定める一方、「原則、全ての事案について詳細調査を行うことが望ましい」と明記。

「少なくとも調査すべきだ」とのケースを
▽教育活動自体に事故要因があると考えられる場合
▽被害児童生徒等の保護者の要望がある場合
▽その他必要な場合
とする。

私立については、必要に応じて都道府県等担当課が支援・助言する、とも書く。

文科省によると、同省が把握した学校管理下における死亡事故は、16年度36件、17年度20件、18年度25件、19年度21件、20年度8件。

うち詳細調査が提出されたのは、16年度5件、17年度2件、18年度1件で、1920年度は0件だった。

この5年間で、9割以上で詳細調査が提出されていないことについて、文科省男女共同参画共生社会学習・安全課の担当者は、「指針では、『学校設置者が必要と判断した場合』に詳細調査を行うこと、とされている。当省としては、詳細調査の実施は学校設置者の判断を尊重したい」と述べるにとどまった。

学校事故に詳しい名古屋大大学院の内田良准教授(教育社会学)は、指針で打ち出す調査について、「従来、学校事故は『子供の不注意による自己責任』と片付けられ、類似の事故が繰り返されてきた。指針は、その考え方を改め、分析して再発防止につなげようという狙いだった」と指摘。

その上で、「各地の事故を分析して教訓を共有するためには、この詳細調査の数ではあまりに少ない。学校設置者や国には、死亡事故が起きた後、隣の学校で同じ事故が起き、子供の命が失われていいのですか、と問いたい」と語った。

https://mainichi.jp/articles/20210417/k00/00m/040/333000c

 

(ブログ者コメント)

関連情報調査結果、2年前に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

毎日新聞が、なぜ2年後の今、同じ問題を報じたかは不明。

201955745分 朝日新聞 解説図付き)

相次ぐ学校事故を受け、国は全国の事故の検証報告書を集約し、その教訓を学校現場と共有する取り組みを2016年度から始めた。

だが、文部科学省が把握した全国の死亡事故のうち、集まった報告は1割に満たず、再発防止の枠組みは十分に機能していない。

文科省が16年に示した「学校事故対応に関する指針」では、死亡事故が起きると、学校は3日以内をめどに教職員や生徒から聞き取る基本調査を実施。

そのうえで、授業や部活動など教育活動による場合や、家族から要望がある場合などは、学校設置者は外部の専門家らによる詳細調査を行う。

都道府県教委などは報告書を国に提出。
国は全国の学校に教訓を伝え、事故の再発を防ぐ狙いだ。

文科省は取材に、17年度までの2年間に56件の死亡事故を把握しながら、詳細調査の報告書は4件しか提出されていないと明らかにした。
残り52件は、事故の大まかな概要のみ説明。

自治体名などを明かさないため、朝日新聞は過去の報道などから31件を特定し、事故後の対応を調べた。
すると、詳細調査をしていないのは27件もあった。

調査を終えたが、文科省が把握していなかったのが2件、報告の準備中が1件、調査中が1件あった。

詳細調査をしない理由は「保護者の要望がなかった」「警察の捜査が行われた」など。

調査を望むか意向を聞かれていない遺族もいた。

指針は、事故に遭った遺族や保護者らに対し、誠意をもって支援を継続していくことを求めている。

背景には、学校で重大事故が起きても、遺族らが望む検証と十分な情報提供が行われなかったことがある。

「全国学校事故・事件を語る会」の代表世話人で、長男をラグビー部の活動中に熱中症で亡くした宮脇さん(61)は「ようやく指針ができたが、相談を寄せてくる遺族らの多くは現状に納得していない。きちんとした対応がとられず、『私たちの人権は守られていないのではないか』と感じている。遺族らが求めているのは事実の解明だ」と話す。

指針が徹底されていないことについて、文科省の担当者は、調査すべき事故で実施されていない例や報告漏れがあると認めつつ、「教育委員会の独立性も尊重する必要がある。指針に強制力はなく、周知に努めていくしかない」と述べる。集まった教訓をどう生かしていくかも「具体的な方法は決まっておらず、今後の課題」としている。

・・・・・

(以下は有料)

https://www.asahi.com/articles/ASM487KZBM48UUPI009.html 

 

 (2021年5月12日 修正1 ;追記)

2021511178分に毎日新聞からは、文科相は改善を求める考えを示したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

201620年度に学校管理下で起きた約110件の子どもの死亡事故のうち、国の指針に基づいて学校設置者が事故原因などを調べる「詳細調査」の実施例が1割未満にとどまっていることについて、萩生田光一文部科学相は11日の閣議後記者会見で、「1割というのは少ない。指針に基づく対応を求めたい」と、都道府県教育委員会などに改善を求める考えを示した。

中央教育審議会は今年度、学校の安全をテーマに議論することが決まっており、その中で学校事故の指針のあり方について議論を促す考えも明らかにした。

https://mainichi.jp/articles/20210511/k00/00m/040/194000c 

 

 

 

 

 

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2021313555分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

神戸市立こうべ小学校(同市中央区)で2月中旬以降、彫刻刀や小刀を使う図工の授業で5年生10人が相次いで手などをけがしたことが分かった。

うち1人は右手親指のけんを縫合する手術を受け、重大事故として市教育委員会に報告した。

市教委などによると、ろうの立体を削る課題で2月15日に4人、同16日に2人、3月8日に4人がけがをした。

手術を受けた児童は今後リハビリを始める予定といい、ほかにも1人が手を数針縫った。

同小は、彫刻刀などを使う授業では安全のため、図工の教員だけでなく、担任も補助で入ることにしていたが、手術を受けた児童がけがをしたときは不在だったという。

保護者の一人は「学校として安全意識が足りないのでは」と憤った。

市教委によると、過去に図工の授業中、彫刻刀などでけがをした児童数の集計データはないという。

ただ、負傷件数が多いとして、原因究明と再発防止を徹底するよう同小に指導した。

中田校長は、「けがをした児童の一日も早い回復を祈っている。指導方法を一から見直し、反省しなければならない」と話した。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202103/0014147137.shtml

 

315179分に毎日新聞からは、この授業は当面中止になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

市教委によると、ろうを削って作品をつくる授業で、5年生の4クラスで行われた。

うち3クラスで215日に4人、同16日に2人、38日に重傷の2人を含む4人がけがをした。

小刀を使う際、安全確保のために図工教諭に加え、担任が補助に入ることにしていたが、38日は不在だったという。

市教委は15日、原因究明までの措置として、市立小に対し小刀を使う授業を当面停止するよう通知した。
「大きなけがが続けて起きたのは問題がある。再発防止に努めたい」としている。

https://mainichi.jp/articles/20210315/k00/00m/040/064000c

 

 

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20212191958分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京都足立区は19日、区内の学童保育室で、小学生に水と誤って新型コロナウイルス対策のための消毒用高濃度エタノールを飲ませる事故が起きたと発表した。

 

小学生は病院に搬送されたが、異常はないと診断された。

 

学童保育室を管理する区住区推進課によると18日、流し台に置いていた消毒用のエタノールが入ったペットボトルを、職員が水と間違えて冷蔵庫にしまった。

 

午後5時ごろ、水を求めた小学生に別の職員が冷蔵庫からペットボトルを取り出し、コップに移して与えた。

 

小学生が「辛い」と訴えたため、中身を確かめるとエタノールと分かったという。

 

小学生は病院で異常はないと診断。

同課が同日中に小学生と保護者に謝罪した。

 

この学童保育室では、新型コロナ対策のエタノールを、ラベルをはがした2リットルの飲料用ペットボトルに入れて保管していた。

 

ボトルには「エタノール80%」などと書かれたテープを貼っていたが、職員が見落としたとみられる。

 

同課の物江課長は「人命に関わる重大な事案。再発防止を徹底する」とコメントした。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/210219/afr2102190027-n1.html

 

 

2192038分にNHK首都圏からは、白い養生テープにエタノールと書かれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

職員が調べたところ、液体が入っていた2リットルのペットボトルは、新型コロナウイルスの感染防止対策として配備していた高濃度エタノールで、側面に貼った白い養生テープに「エタノール80%住区推進課より」と書かれていました。


もともと流し台に置かれていたこのペットボトルを水と勘違いした職員が冷蔵庫に移し、エタノールの記載に気付かなかった別の職員が水だと思い込んで児童に誤って飲ませてしまったということです。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210219/1000060633.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

注意書きした養生テープが貼られていたのなら、気が付きそうなものだが・・・。

 

テープが貼られていることには気付いたが、何が書かれているかは注意して見なかった・・・ということだろうか?

 

ちなみに、どのようなテープが貼られていたのか情報を探してみたが、見つからなかった。

 

同様な事例は本ブログでも多数掲載スミ。

 

 

 

 

 

 

キーワード;ヒューマンエラー 人的エラー

 

 

 

 

 

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魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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